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2003.5.31 [土] 

台風のため大雨。
よって、着物で外出することは諦めました。
でも、靴なんかよりも下駄の方が足が濡れないような気がするんだけどね。

久しぶりに美容院へ行き、髪を剥いてもらった。
いつもと違うところへいきなり飛び込んでしてもらったが、
こないだの友達の経験よろしく、私の場合もあまりよい結果にはならなかった。まあ、「じゃんじゃん剥いて下さい」の私の言葉通りに美容師はじゃんじゃん剥いただけなんだけど。

キーワードにも出ていた駒場東大前の「日本民藝館」へ行ってみた。
型染めが沢山。中でもかわいかったのは、ピンクを基調にした紅型染めの紬をはった、小襖。
こんなのがうちにあったらいいなあ。
常設展の方には、白洲正子の本によく登場していた人達の作品が多かった様に思う。
あんまりぐずぐずと時間をかけてみていたので閉館時間になってしまい、よくみられないものもあった。また来よう。

渋谷で映画「THE EYE」を観た。
いや〜、恐かった!!!!
こんなに恐い映画みたの初めてかも!
ホラー映画は結構好きだが、鈍いせいかあんまりコワイと思わなくて思わず笑っちゃうこともあるし、ホラーじゃない映画の方が恐かったりもするけど、
しかしこれは恐い!!
思わず叫びながら劇場を飛び出したくなった。
いや、本当に。
とはいえ、恐いだけでなくて悲しい、でもいいお話なので、
ドラマを楽しむこともできる。
だからお勧めしたいところだけど、やめといたほうがいい。

2003.5.31 [土] 0:44 am

さっき、山奥の温泉から帰って来た。
片道1時間の運転はなかなか大変だった。ヘアピンカーブが連続する上に道幅は狭く、坂は急。
自分で運転してて車酔いになりそうだった。
ギアがトップに入ることがないのでやたらと燃料を食う。
同じ1時間でうちから新宿までいけてしまうのに。
夕方まだ明るいうちに家を出たが、人気のまったくない山中の険しい道をこわごわ走っていたら、
BGMがちょうど映画「地獄の黙示録」のサントラだった。余計に恐くなった。

でも温泉はほんとうによかった。
桧の匂いがする真新しい建物に、すこし硫黄のニオイがするヌメリのあるお湯が満たされたお風呂がいくつかある。
どういうわけかがらがらに空いていた。
村営とはいえ、これで一人300円じゃ元はとれていないんだろうなあ。
ご飯も、山の幸を盛り込んだメニューが嬉しい、これまた山奥の一軒家のレストランで。
鹿肉の焼いたものや、猪の味噌汁、雉の雑炊などがある。
私はヤマメの塩焼き定食にしました。
友達の、早く結婚しなければ、という話というか説教を聞いておしゃべりして、夜10時半過ぎにはオイトマしました。

帰りもまた1時間のドライブ。
すでに真っ暗けの山中の寂しい道をびくびく走っていたら、
BGMがちょうど映画「マルホランドドライブ」のサントラだった。なおさら恐ろしくなった。

天気予報では今晩から台風が来るとかだったが、今のところ真田降ってない。
運転していて想像したんだけど、
帰りに嵐がきて道が通行止めになり(あちこちに封鎖用のゲートがある)、
加えて燃料切れして立ち往生し、
しかし携帯は通じないので助けは呼べず、
豪風雨の中を車中で一晩過ごさねばならなくなったらどうしよう。
幸いこうして無事に帰れましたが。

2003.5.29 [木] 6:27 pm

本日も晴天なり。
数日ぶりに肉体労働の日。
この仕事をすると手が黄色く燻された色になってしまう。
洗っても殆どとれないので夏の間はこういうもんだと思って放っておくしかない。
週末の銀座闊歩+展示会が楽しみだが、
みなさま、どうかこの手を見てもびっくりしないで下さいね。白いもの触っても汚したりはしませんので。
腎臓悪くて黄疸が出ているとか、そういうのでもありません。

明日は仕事の後に、友達に誘われて地元の温泉へ行く予定。
地元の、といっても車でたっぷり1時間はかかる、更に深く山中へ分け入ったところにある温泉だ。
私のいるところもかなり不便なところだが、温泉のあるこの村はもっとすごい。どこの駅に出るにも車で1時間以上かかる。昔からモスラが出るとか恐竜が住んでいるとか言われているところだ。
もともと何の産業もないところだが、色々な事情で東京都から村にお金が入り、潤っているらしい。
小さな村だが、聞くにつけ面白いところである。
例えば、
NTTなどの電話とは別に「村内電話」というものがあり、巨大な内線電話みたいなもので各戸が繋がれ、無料で使えるようになっている。
水道代はタダである。
各家庭では「村内テレビ放送」が見られ(文字放送だが)、
更に「村内放送」専用のスピーカーが取り付けられ、緊急時などはここから連絡がされる。
転入者向けの住宅を用意し、格安で入居させている。
年に1度のお祭りでは演歌歌手と仮面ライダーを招いてのショーが開かれる。
なにより、うっそうとした自然に囲まれ、喧騒とは無縁の生活がある。
云々。
という具合。なんだか不思議の国に迷い込んだ気分。
車で1時間かかるが、その間に人家のない区域が半分ほどを占め、本当にこんな先に人が住んでいるんだろうか、という気にさせられる。携帯はdocomoしか通じず、村の手前の道中ではそれすら使えなくなる。
だから毎回、ここを訪ねて行く時はちょっと恐い。
追いはぎの出そうな道を一人とことこ運転していると、
もし事故を起こしても誰も通りかからず、携帯は通じず、道の下はすぐ崖で、時には熊や猪も出る、峠に差し掛かるとてっぺんだけ雪が降ってたりして天候も変りやすいし、
不安なことだらけ。
明日の温泉は仕事の後だから、夕方5時過ぎに家を出て、向こうを出るのは10時過ぎ。
無事に帰ってこられるのか。

2003.5.28 [水] 10:54 pm

久しぶりの晴れ。
テレビで映画「ブラック・レイン」を観た。
あんまり面白くないと聞いていたが、結構楽しかった。
大阪に詳しければもっと楽しめただろうに。
是非東京でもこういうのやって欲しい。
個人的にはジャッキー・チェンに六本木ヒルズで暴れてもらったり、
東京タワーにぶら下がったりしてもらいたい。
香港映画「東京攻略」でもロケをしており楽しかったが、
これにジャッキーが出ていれば文句無しなんだが。

昨夜のお裁縫はかなりはかどった。
これもミシンのおかげ。
だーっと縫って、ちゃっちゃっちゃーと耳ぐけして、
あっという間に衽がついて、褄下と裾も縫ってしまった。
あとは衿と袖をつけるだけ。
しかし調子に乗ってちゃっちゃかやっていたら案の定間違いもやらかしていた。
衽の巾は、正確には平行ではなくて、裾にいくにしたがってわずかに広くなっていくのが普通らしい。
が、それをうっかり平行にしてしまった。。
教科書的には問題ありの間違いだけど、今更ほどくの面倒くさいのでそのまま突き進むことにした。
着てしまえばわからん。

でもここから先はミシンの出番はなく、手作業のみになった。本当は今日やるつもりが、「ブラック・レイン」観てたらできなくなった。このままストップしそうな予感。

2003.5.27 [火] 6:58 pm

くもりのち雨。
今日はわりと仕事が暇で、少しのことを時間かけてだらだらとこなした。

さっきテレビで、鹿児島県下甑島というところの、「びーだなし」という布を紹介していた。
島に自生する芙蓉の木の皮を水につけて腐らせ、繊維を取り出して糸にし、布に織るものらしい。
「びーだなし」の「びー」とは芙蓉、「なし」が布という意味だそうだ。
そのままだと正に生成り色だが、それをやはり自生する草木で染めていた。テレビでやってたのは山椿の花の薄いピンクだった。
でもこの布、「幻の」といわれるように作れる人が一人くらいしかいないらしい。県の伝統工芸品に指定されているとのこと。なかなか実物にはお目にかかれないのかしらね。

これから昨日の続きの木綿単を作るつもり。
一度ミシンの洗礼を受けてしまったので、もうあまり抵抗がない。
丈夫そうな木綿なんかはミシンでもよい、ということにして、絹物などは頑張って手で縫うとしよう。

2003.5.26 [月] 

さっき地震があってびっくりした。
盛岡の方は大変だったらしい。あの紫紺染め・茜染めのお店は大丈夫だったかな。

少し時間ができたので、たまりに溜まりまくっているネットやら古着屋やらで手に要れた反物の整理をした。
リストを作ったが、やりかけで放っておいたものが多く、優先順位がなかなか付けられない。一番進んでいるもの(といっても袖を縫っただけ)から手をつけることにした。
しかし、この後もあまりに沢山の縫い物が控えていると思うと、これまでの信念に反して、ついにミシン仕立てをすることにしてしまった。
なんだか悪魔に魂を売った気分、てほどではないけど、
ちょっと残念。
私が手縫いでにこだわるのは、別に手作業が好きとかぬくもりがとか、そういうことではなくて、
手縫いなら簡単にほどけて布もあまり傷まないので、布を最後の最後まで大事に使いきるという、昔の人の精神と知恵に感動したから、じゃあ私もそれを大事にしましょ、ってことだったんだけど、
ついにミシンの誘惑に負けちゃったなあ。

しかし、いやー、ミシンはいいねえ。
はやいはやい。
あっという間に背縫い、繰越揚げ、脇縫いが完成。その気になれば1日でできちゃうかも。
ミシン仕立てのウール着物の縫い目を見たら、普通のミシンの縫い目より大分荒く、ざくざく縫われていた。
真似して、一番大きな縫い目に設定してみたら、なんかそれっぽくなった。
縫い目を大きくしといた方が、ほどく時簡単だし、それだけ布も傷まないし、ということはそれだけ私の心も痛まないので、まあよしとしよう。

2003.5.25 [日] 

高幡不動の友達の家へ出産祝いを持って遊びにいった。
すでに他の友達は着いていた。
その内の一人は、美容院で頼みもしないのに眉を剃られ、パーマだけのつもりが髪も短く切られてしまった、あの彼女だった。
あれから約1ヶ月経った。
眉と髪はどうなったか、実は楽しみにしていたのだが、驚異的な速さでほぼ回復していた。
眉はまだちびちびと短い部分があるが、描いてしまえば分からない程度になっていた。
髪の方も随分のび、あのころの面影は殆どなくなっていた。
髪は、毎日3回、欠かさずにつけた育毛剤の効果だという。
ほんとかなあー。
あれだけ大騒ぎして、こんな顔を誰にも見られなくないなどと言っていたくせに、
彼女は実はケイタイに当時の自分の写真を保存していた。
しかも、一番短かった頃、半ば回復して来た頃、の二枚を保存していたのだ。
なんで?
まあこっちは再び笑わせてもらったからいいけど。

しかしこういう精神はなかなか見上げた、見習うべきものだと思った。
悲嘆に暮れる時間も必要だが、なるべく早くそれを客観的に捉えられるようになることで、もっといえば、それを笑い事として自分でも笑っちゃう、更にはネタにしてしまう、ということで、傷を早く癒しているような気がしたからだ。
そういう知恵は多くの人が持っていると思うけど、実行する余裕はなかなかないものね。
さすが学校の先生だ。

夕方、合流した友達のダンナの運転する車で帰りました。

2003.5.24 [土] 

京王デパートの伝統工芸品展はなかなか楽しかった。
ここにも、3月に日本橋高島屋でみた岩手の紫紺染めや茜染めのお店が出ていて、あぶなかった。
帯だと13万円くらいからあるので、毎月1万円づつ貯金して、1年後に高島屋かここに来た時に買うといいかもね、
と友達に提案したら、お店の方が、
銀行に貯金しても金利がつかないから、
デパートの友の会に入会して1万円づつ積み立てて、1年後には13ヶ月分の商品券になって返ってくるから、そしたら買えばいい、と教えてくれた。
なるほどー。
高島屋か京王に来ると分かっているのなら、それもいいかもねー。

友の会で増やした商品券を金券屋で売れば、額面より安く買い取られても結局、最初の投資額よりは高く売れるので銀行で増やすよりもお得、
というのは実は以前にやったことがある。
デパートによって会則が少しずつ違うのでよく確認してからにすればよかったのだが、何も考えずに某デパートで入会してしまい、結局損になってしまった。
そこでは13ヶ月分の商品券を、普通のとは違う、私の名前入りの、私しか使えない綴りのかたちにしてよこしたので、
金券屋では扱い難いものとして、随分買いたたかれてしまった。
うまい話はそんなにないものなのね、という勉強になったけど、
この帯の場合は、そのデパートで帯を買うために積み立てるのだから、間違いがなさそう。

友達の一人が秋田名物曲げ輪っぱのお弁当箱を買っていた。
いいなあ。あれ欲しいと思ってたんだよな。
でも私は今、家でお昼を食べているのでお弁当箱使わないのよね。

北海道から、樺こぶ何とか、という木のコブを使ったお皿やお椀を出品しているところがあった。
普通の木目と違ってランダムな、もやもやした模様がまるで大理石のように美しかった。

夕方からは映画「マトリックス リローテッド」の先行上映に行った。
面白かったが・・・、詳細は述べないことにしよう。

2003.5.23 [金] 

くもり時々晴れ。
ビデオ「太陽の帝国」を観た。
面白かった。
クリスチャン・ベールは子供の頃でも基本的に顔は同じだった。当たり前か。

週末は予定が目白押し、って程でもないけど、
明日は友達と京王デパートの催し物、伝統工芸展へ行き、
その後、別口で映画「マトリックス リローテッド」の先先行オールナイト上映へ行く予定。
ここんとこ映画は一人で観ているけど、今回は夜遅いし歌舞伎町だしで、久しぶりの人をお誘いしてみました。
楽しみだなーっ。

明後日は、出産祝いを持って高幡不動の友達の家へ。
本当は先週の筈だったが変更になり、高幡不動の市へ行けなかった。次回をねらおう。

2003.5.20 [火] 11:16 pm

くもりのち雨。
ビデオ「食神」を観た。
面白かったけど「少林サッカー」の方がもっと面白かった。
またしてもヒロインを変な顔にして登場させていた。
観てたら香港に行きたくなった。
はやくSARSがおさまるといいなあ、本当に。

2003.5.19 [月] 6:29 pm うらみつらみあれこれ

今日はまったくやれやれの日だった。

今朝起きたら水が出なかった。
うちの水は、近隣に家がないために公営の水道からひいておらず、近くの湧き水を水源にしている。
そのため、いわゆる水道代はタダ、かかるのはくみ上げるポンプの電気代だけだ。
しかし当然、今朝のように何がトラブルがあった時も自前で解決せねばならず、水道屋もすぐには来てくれないのでまずは自分で何とかすることになる。
生活用水はもちろん、仕事でも大量に水をつかうので、水に関することは最重要項目かも。
大抵はポンプがオーバーヒートしたとか漏電があったとかの電気系統が原因なんだけど、今日のはそういったところには問題がなく、あと考えられるのは水源から水がこっちにきていない、ということだけ。悪天候続きなので水が枯渇しているとは考えられない。
水源というのがまた面倒なところにあり、目印になるものがない薮の中に、草や潅木に埋もれたようになっている。
しかも、ここはうちの地所ではない。水道代はタダと書いたが、地主に使用料として毎月1万円支払っているので、厳密には有料である。
で、この地主がまったくもって困った人で今迄に数々の、特に水に関しての嫌がらせを我々は受けて来たが、この人が数日前からこの土地の木々を切り倒していた。それが何か関係しているんじゃないかと心配になった。
雨も降っているしあんなとこにほんとは行きたくないんだけど、レインコート着て長靴はいてゴム手袋して、ドカドカでかけていった。うちから50mくらいのところ。
行ったら案の定、無神経に切り倒した大木の一つが、水源から出ている管にのっかり、おかげで管の繋ぎ目が外れてしまっていた。
うきーっ。
噂では、木を切り倒してそこに泥を入れるのだとか。
以前にも別の土地に、どこかの怪しげなブローカーの話に乗って産廃のような泥を入れたことのある人だ。
まったく、使用料とかいって金とっておきながら、水源を荒らした挙げ句おかしな泥まで入れようとは、無責任だなー、もー。
結局、この外れた管を何とか繋ぎ直し、昼頃ようやく現れた水道屋さんにもういちどしっかり繋ぎ直してもらって何とか解決した。
再び水道から水が出た時は実に嬉しかった。
やったー、水だー!
なんだか開拓民のよう・・・。

まあうちの土地じゃないから文句言えないけど、ここいらには雑木が沢山茂り、かなり立派な桐の大木があった。これが無残に倒され、他にもあちこちに木の根や枝が転がっていた。以前はこの薮には獣道があったり動物の糞(何かは不明、鹿じゃないかという話)があったりして、けっこうちゃんと生態系が形成されていたっぽいのにさ。

こんなところで沢山愚痴りました。
ふー。

午後、やっと仕事にもどり、頑張って手に入れた水でひとっ風呂浴びて、浴衣に着替えて気分転換しました。
もう直ひとえの季節。はやく準備しなくちゃ。

2003.5.18 [日] 9:54 pm

昨夜はさほど遅くまで飲み食いしていた訳ではないのに、日頃の肉体労働が祟ってか、今朝は起きたらもう10時を過ぎていた。
今日は本当は、先週辺りから始まったスティーブン・セガールの映画、題名なんていったっけ?を観に、東武練馬まで行くつもりだったが、面倒くさいので止めた。
この映画はよほど期待されていないのか、封切られたばかりだというのに都内ではお台場かこの東武練馬のシネコンでしか上映されていない。私だってスティーブン・セガールが別に大好きな訳ではないけど、でも観たいじゃん。
ここんとこ彼の映画は、別にミニシアター系の映画って感じはないのに、単館ロードショーとか、しかも2週間で打ち切りとかそういうのばかり。今回のこれも今日見逃したとなるともう来週末にはやってないかもしれないな。まあいいけど。

という訳でもっと普通の映画を観よう、と新宿へ出て、しかしやはりB級のニオイが漂う「サラマンダー」を観た。封切り2日目だというのにガラ空きだった。

今日もTUTAYAで半額セール。
さっきの映画のクリスチャン・ベールが子役で出ている「太陽の帝国」と、周星馳「食神」を借りた。

お茶しながら本読んで、帰った。

今日のかっこうは、紺地に白の絣木綿単、ベージュ地に赤で幾何学模様の木綿染め帯。

2003.5.17 [土] 8:53 pm

くもり。少し雨。
今日はロシア大使館で行われた「ロシアンフェスタ」なるものに行った。
去年ロシア旅行をしたという友達に誘われ、事前に申し込みをしていたものだ。
ロシアには行ったことないけど、なにより大使館という普段あまり入れないところに堂々と行けるのが面白そう。

4人で出かけたが私も含めた3人は着物で、会場内に着物姿は我々だけだった。
一体どんなイベントなのか、よく分かっていなかったが、
日露それぞれの出し物がホールの舞台上であり、そのあとはお菓子をつまんでの立食、というものだった。
日本側からは、ロシア研究会などの学生サークルがロシア民謡を歌ったり演奏したりし、
ロシア側からもロシアの踊りや歌、日本の歌などをみせてくれた。
見に来ていたロシアの方々は、日本の学生達が歌うロシア語の歌が嬉しいらしくて、一緒に手拍子したり口ずさんだり、
立食パーティの際には集まって合唱したり、楽しそうだった。やはり、異国の地で母国の歌を現地の人達がつたないながらも歌う姿は、感慨深いのだろうね。

しかし、今回の会での一番の人気者、立役者、来てよかったと思わせてくれたのはなんといっても、
とってもかわいくて一生懸命で、元気いっぱいの踊りを見せてくれた、大使館付属学校の児童達だ。
一番下のクラスの子供たち、と紹介されていたから、きっとまだ小学校1年生くらいだろう。
スーツなんか着ちゃって口に赤い薔薇をくわえた男の子と、ひらひらしたスカートを着た女の子が、タンゴを踊ってくれた。
他にも民族衣装を着ての大勢での踊りを幾つも披露してくれた。
みんな上手でかわいかったが、中でもとてもうまい女の子がおり、彼女のターンだけまるで正統ワガノワバレエのような(←よく知らない。いってみただけ)カッコイイ回り方だった。動き方もきびきびして、なんだかプロ根性すら感じられるような踊り方だった。
うーん、スゴイ!

立食パーティには彼女たちも混じっていたので、お願いして写真を一緒にとってもらった。
当然私達はロシア語なぞこれっぽっちも分からないので、
気の利く友達が持参した「地球の歩き方 ロシア編」に載っていた会話例を見せてお願いした。
中には日本語の上手な子もいて、私達の言葉を他の子に通訳してくれた子もいた。
児童・生徒はみーんなかわいいか美人かのどちらかであり、
自然、一緒に写った我々の顔もやに下がったものになった。

ここは大使館、ではあるけれど、正確には私達がいた場所は大使館付属の学校の建物の中らしかった。
広大な敷地は「江戸切絵図 人文社」で調べたところ陸奥三春藩秋田安房守中屋敷跡なのだそうだが、その中にある建物の一つだ。
この学校には小・中学校併せて約200人が通っているという。
授業はロシア語で行われ、外国語として英語とドイツ語が必須、日本語は必ずしも学ばなくてもよいらしく、個人差があるという。
校舎の中をわりとあちこち歩きまわれるようになっており、
20人ずつくらいの小さな教室をいろいろ見せてもらった。
低学年の教室だろう、絵本が沢山ある部屋があった。ロシアアニメが日本で流行ったこともあったなあ。置いてある本は書いてあることはちんぷんかんぷんだけど、どれもかわいいものばかり。日本ではロシアの本はなかなか手に入り難いみたい。

せっかくこの敷地に入れたのだからと、散会した跡に隣の建物に入ってみた。
旧ソ連時代だったら不可能なことでしたよ、とこの隣の建物でまた別のイベントをしていたどこかの旅行会社の人が言っていた。こちらはどうやらレセプション会場らしく、きらめくシャンデリアが幾つも下がった広間だった。
ロビーで私達のイベントに関わった書記官の方にお会いしたので、いろいろ質問して学校のことなどを教えて頂いた。
ついでに名刺までもらっちゃって、写真まで一緒にとっちゃったよ。ミーハーな私達。
大使の執務室などはどうやら別らしく、今回こうして私達が見学できるのは全体のごく一部なのだろう。まあそりゃそうよね。あの正門からこっちは、いってみれば日本じゃないんだものね。

うーん、思惑にはまって、俄然ロシア旅行へと興味がわきはじめた。
友達に「地球の歩き方」も借りたし。
お盆休みにはロシア旅行か?
インドはどうしたー。

2003.5.15 [木] 10:49 pm

雨。
ビデオ「ブレイド2」を観た。
面白すぎ。主人公がキメキメでおかしかった。

もういちど行こうと思っていた三井家の着物展が明日で終りだということにさっき気付いた。
がーっ。
明日までじゃ無理だなあ。

2003.5.14 [水] 11:34 pm

くもりのち雨。
今日は白装束でお仕事の日。
いつもの白衣を新調したばかりだが、どうせすぐに汚れてシミだらけになり、白じゃなくなるのだ。

ビデオ「アトランティスのこころ」を観た。
地味だけどおもしろかった。

最近、うちの周りをバイクに乗った若者がばばばばばばば、
と無意味な音を立てて行き来している。
別に暴走族ではなく、大抵1人か2人でしていることなので、暴走人、てとこか。
どこかへ急いでいるとか、運転の練習をしている、とかいうのではないのだろうから、きっと嬉しくて乗り回しているのだろうね。

この辺りには今でも時々暴走族という人達がやってくる。
時々、というのは、盆と正月である。
彼らの集会だかなんだかがあるからで、こういう年中行事に忠実なあたり、ずいぶん律義な人達だ。
中央高速道路を封鎖されて溢れた人達が、代りに甲州街道を練り歩く、いえ練り走るのが恒例で、しかしうちのそばの道は旧甲州街道なので、こんな道、よく知ってるなあと思う。やっぱ富士山を見に行ったりするのかしらねー。

2003.5.13 [火] 10:56 pm

晴れ。
夜八時頃、車で外出したら道路にタヌキがいた。
多分、タヌキだと思う。
猫でもなく犬でもなく、短い足でもたもた歩いている茶色いのがいたら、この辺ではそれは大抵タヌキだ。
こんな人家のあるところでうろうろしていて大丈夫なんだろうか。どうもタヌキは無防備というか、うっかり人前に出てくる事が多い気がする。
友達はやはり夜の運転中にタヌキをひいてしまった事があるという。彼女は免許証はゴールドカードの安全運転者で、もちろん人身事故は起こしたことないが、タヌキをひいたことはある訳か。

無防備で人前に姿を平気でさらすのは、キジも同じ。
がさ、と音がするので振り返るとすぐそこにいたりして、あれー?っとこっちがびっくりする。
互いに気付いてもキジの方は逃げる気配なし。こんなことでは食われちまうぞー。

この辺りにいる動物は他に、猪、熊、猿、白ビシンなど。
四つ足以外では野鳥もかなりいるし、蛇、蛙など。虫に到っては考えたくないくらいいろんなのがうじゃ、っといる。

先日、パートさんの一人から筍を頂いた。竹薮をもっている方で毎年おすそ分けをして頂いている。
去年はもらえなかったので内心残念だったが、実はなんと猪にほじくり返されて、人間が食べる分がなかったのだという。そろそろ採りに行こうという矢先を狙ったように、まだ地面に頭が出ないうちにきれいに食べ尽くされていたそうだ。なかなかやるな。

2003.5.12 [月] 11:27 pm

くもり。
こないだのモンペだが、履いてみようとしたけど履けなかった。
なんだか小さいなあとは思っていたが、本当に小さかった。
裾も短いが、裾口が狭すぎて、私のおみ足が入らないのだ。
ふくらはぎが引っかかってウエストを引っ張りあげられない。うーん、残念。
しかし、じゃあ一体どんな人がこれ履いていたんだ?
前に開きがあるので男の人なのは確実として、
でもこれは労働着だから私よりひょろひょろしてちゃ、仕事にならないだろうし、
裾丈が短いところからして、じゃあ子供?
母の話では、モンペってもんは今時のズボンと違って、股上を深くとり、裾は比較的短く、要は尻でかの短足状態に仕立てるものらしい。
そういう意味では、これは短足だし、尻部分が以上にでかい。昔の男の人は背も低かっただろうし、これでうまいこと履けたのかも。
女の私に分からないのは、前開きの位置が随分下にあるので、この位置で不都合はないのか?ってことだが、試しに父に履いてもらって確かめてもらおうとしたが断られ、確認の仕様がなかった。

以前モンペの話を英会話の先生にしたところ、
彼はその語源が気になったらしく、
きっとそれはフランス語に違いない、
と勝手なことを説いてくれた。
「もんぺー」とかいう単語がきっとフランスにあり、そこから由来しているに違いない、だそうだ。
私もちょっと気になったので検索してみたら、
http://www.bcc-net.co.jp/...
に、アイヌ語から来ているらしい、とあった。
アイヌ語とフランス語、大した違いじゃありませんね。(←うそ)

2003.5.11 [日] 11:42 pm

映画「青い炎」を観た。面白かった。
新宿三越で「花のアップリケ キルト展」を観た。きれいだった。
こういうのは私の性に合わなくて、観るのは好きだけど作るのはちょっとなー。
細かい作業が嫌というより、いちいちツジツマを合わせる箇所が多いものは苦手なのよね。
なんとなく、とかおおざっぱに、とかそういうのでもなんとかなっちゃうものでないとねー。
でも、簡単キットみたいなのが売られており、見てたら作りたくなって来た。
今度ユザワヤでも探してみよう。

TUTAYAで半額セールをやってたのでビデオを3本借りた。
「ウィンドトーカーズ」、「ブレイド2」、「アトランティスのこころ」。
「ウィンド・・・」は映画館で観たけど、また観たくなったので。
「ブレイド2」は公開中に見逃しちゃって悔しかったので。
「アトランティス・・・」は、ぜんぜん興味なかったんだけど、なんだか評判がいいので。
「ズーランダー」も映画館で観たけどまた観たい。今日はすべて貸し出されていてなかった。残念なり。

今日のかっこうは、
黒地に白点線で唐草模様が染め抜かれた綸子小紋、
アズキ色がかった薄いグレー地にそれの少し濃い色で花火みたいな柄が織り出された帯。
なんかイマイチな組み合わせだったが、とりあえずこの黒い小紋を着たかったので、無理矢理これでいきました。

2003.5.10 [土] 10:41 pm

二週間後にまた来て下さい、ということだったので、再び眼医者に行き検査をした。
飛蚊症はしょうがないけど、網膜剥離などは起きていないとのこと。安心しました。

英会話教室にいたら、面した通りで交通事故があった。
ワゴン車がバイクをひっかけたらしかったが、
平身低頭してるワゴン車の運転手に、倒れていたバイカーがくってかかり、何やらわめいて蹴ったりしていた。
すぐに警察と救急車が来たが、あんなに元気で攻撃的だったバイク野郎は担架で救急車に運ばれていった。
私も運転きをつけないと。

楽しみにしていた同潤会江戸川アパートだが、
残念なことに敷地内に入れなかった。
しらばっくれてさりげなく入っていこうとしたら、
どちらさんですか?と入り口で尋ねられ、
通り抜けしようと思って、とこちらも白々しい嘘ついたら、
通り抜けはできない、関係者以外は立ち入り禁止、といわれてつまみ出されてしまった。残念なり。
ちゃんとよそ者だとわかるのね。
周りを工事用の幕で覆われていたので、もしかしてもう大半が取り壊されているのかもしれないなあ。

飯田橋ラムラの前に骨董市がたっていた。
着物も少しあった。
麻だか何だかでできたモンペのようなものがあり、状態がとてもよいので買ってみました。
着物につかうような麻生地とちょっと違い、もっと荒くて太い糸でざっくり織られている。本当に麻かどうかも不明。ジュート麻とも違ってもっとつるつるしていて毛羽立ちがない。何かの木の繊維かも、とお店の人が言っていた。
見ると生地だけでなく仕立ても面白くて、ウマイ具合に立体的に縫製されている。ちゃんとお尻型にまるくなっているのだ。男物のようで、前が開いており、その箇所にアヤシイ汚れがついているのが気になるが、まあ洗濯で何とかなるでしょう。

今日の映画は「エックスメン2」。面白かった。
イアン・マッケランはカッコイイけど、なんかおもしろい。

映画の前に時間があったので、伊勢丹の催し物会場へ行った。
江戸の何とか展をしており、今日はたまたま扇子を持っておらず暑かったので、ここで1本選んだ。
梅雨が近いので、ツユクサの絵のあるものにした。

2003.5.9 [金] 9:37 pm

くもりのち晴れ。
西からの風。

昨日の日記に書いた「いちご煮」だが、やはり岩手名物ではなく、青森名物でした。岩手出身の友達に勧められたのでそう思い込んでいました。しょうさん、ありがとうございました!
あれで雑炊作ってもおいしそうだなあ。
こんど着物友達と集まって、お気に入りの食べ物を持ちよる、おとりよせ会をしよう、と目論見中だ。
これから雨が多くなり、盛夏になれば着られる着物をまだあまり持っていないので、
そういう時期に着物でなくても洋服で誰かの家に集まって、
ひたすら食べて喋ろう、という会。
いちご煮は、これを勧めてくれた友達が担当になったので、
私は何にしようか。
今ちょっと思いついているのが、お菓子だけど、宇治の小山園というお茶やさんの出している軽いおせんべい?みたいなものだ。人にあげるとわりと評判いいのです。

明日は天気がいいので散歩の日にする予定。
飯田橋の北側に、たしか同潤会のアパートがあったので、そこを目指してみます。取り壊しになる前に見とかないとねー。
さて、何を着ていくか。

2003.5.8 [木] 9:50 pm

くもりのち雨。
またしてもくたびれた。
今日の仕事は風向きがとても影響するので、
いきなり雨が降って西風がふき始めた時にはこまった。

待ちに待った本、「木村伊兵衛 昭和の女たち」が届いた。
普段着の女性の姿が沢山載った本だ。
この本の中ではきれいなかっこうしているのは芸能人と芸者さんくらいで、あとはみな、着物も洋服もてきとーに、ちゃちゃっときた人ばかり。
前半はどちらかというと街中の女性達、
後半は農村地帯の女性達が載っている。
農村の方では秋田の写真が多いが、殆どみな、木綿の絣着ているのね。
「おしん」だと縦縞が多かった様に思うけど。
写真だけでなく、当時の時代背景などの説明もある。
まだ読んでないけど、たーのしーみだー。
もう一冊、「上手に縫える 着物の仕立て方」も届いた。
さー、これで着物が上手に縫える筈よねー。

昨夜に引き続き、今日もお手製のビールもどきを飲んだ。
あんまりうまいもんじゃない。
でも、作ったばかりのものよりはだいぶマシになったようだ。
確か2年前に作って、何たって一度に10リットルもできてしまったので、殆どがそのまま残されているのだ。
作りたては色が澄んでおらず、澱もまだ漂っていたので淀んでいた。
発酵して泡が立つと、色といい、濁り具合といい、
ちょうど不健康な人の NYOU のようだった。
いかにもたん白が多く出ていそうな、そんな感じ。
当時、手作りキットに凝り、ビールもどきの他にも、
豆腐、チーズ、ワインもどきを作った。
http://www.auvelcraft.co.jp/
でこういったことをする道具が手に入るのだ。
ここはすごい。
なんてったって、ピザを焼く釜だの燻製を作るセットだのまであるのだ。
私に子供がいたら、夏休みの自由研究に勧めたいところだ。

もう一品、こちらはおいしかった方。
岩手名物なのか?「いちご煮」という缶詰を食べた。
うにとあわびを煮たスープの缶詰で、もちろんうにもあわびも入ってます。
とっても濃くてあまい出汁がでていて、とてもおいしかった。
友達にこれを教えてもらったが、彼女はいつもお中元お歳暮につかっているという。なかなかいいアイデア。
http://www.rnac.ne.jp/...

2003.5.7 [水] 8:03 pm

晴れのちくもり。
今日はくたびれた。
下水掃除の後には、夏恒例の肉体労働が始まり、今はただもうネムイ。
普段の仕事には白衣と白い帽子をかぶるのだが、
連休明けて久しぶりにこの格好を皆でしたら、
まさに白装束集団になった。
自分達のことを白装束集団と呼んでふざけている食品関係者って多いと思う・・・。

黄色かったたんぽぽはもう白い綿毛に変った。
藤もボツボツ咲き始め、一足早く咲いているニセアカシヤとともにいいニオイ嗅がせてくれている。
今日はこれからずっとまえに作ってからすっかり忘れていた自家製ビールもどきを飲む予定。たーのしーみだー。

2003.5.6 [火] 6:10 pm

先月する予定だったグリストラップ(下水処理施設)の掃除を先延ばしにしていたら、その間に周りの草が伸びに伸びてぼうぼうになってしまった。やはりさっさと済ませておけばよかったか。
明日が掃除の日なので今日のうちにと草刈りをした。
今頃の若い雑草は柔らかくて、研いでない鎌でもすぱすぱ切れる。せっかく春になって大きくなり始めた草だけど、鎌を持ったトロールの私は容赦なくじゃんじゃん刈り取っていく。うしゃしゃ。
時々蟻の巣の上の草を抜いてしまい、巨大な魔物の出現に蟻のお城は大騒ぎだ。

夏になるとうっかり放置しておいた薮は私の背よりも高く生い茂るので、それを刈るのは一苦労だ。
とりあえず目の前の木のようになった茎を手当たり次第に刈り倒していくが、むんむんした中でこんなことばかりしていると、鎌をめちゃくちゃに振り回している自分が殺人狂かなにかのように思えてくる。相手は動かない植物だってのに、何かと闘っているような気になる。
こういう作業の後に、自分の行く手にたまたま何か草でも木でも生えていると、つい同じように鎌を振り回してばさ、とやってしまう。
で、思うんだけど、何もこの一本を切り倒さなくても、私の方が迂回すれば簡単に前進できるのに、鎌をもっているとただ目の前の邪魔物を力ずくで排除することしか頭にうかばなくなってしまう、これって何か変。
もし手ぶらだったら、素手で邪魔な木を抜いたり折ったりなどしないだろう。鎌があるから切り倒す。
で、また思うんだけど、やっぱり銃とか武器もってると、何か道を塞ぐものが表れた時に、迂回したり交渉したり考えたりせずに、ただズドンとやって片づけるようになっちゃうのかも。何か草刈りの時の私に似てるー。

2003.5.5 [月] 7:11 pm

晴れ。
連休中はたまった反物に少しは手をつけようと思っていたが、結局何もしないままに終ってしまった。
代りに、長襦袢や八寸帯のほつれをかがった。
八寸帯の方は、生地が硬くて途中で断念した。お太鼓部分の二重になっている箇所がほとんどほつれてぱかぱかし、時間の問題で全部ばらけてしまいそうな状態だ。

読み掛けの本もたまっている。
「宇宙消失」と、昨日買って来た「新ゴーゴーインド」を読んだ。まだインド行きを諦めてはいないのだー。
ごろごろしながら本を読み、金沢で買った俵屋のじろ飴をなめた。うまいー。
明日、はまだいいけど明後日からは忙しくなりそう。

2003.5.4 [日] 9:22 pm

昨日買ったべっ甲櫛をさっそく髪にさして出かけた。
この手の櫛を飾る時、どこにどういう具合にさすのがいいのか、よくわからない。
先日も、別に手に入れた飾り櫛を適当に髪にさして歩いていたら、歩く度にだんだん抜けて来て、ぽとりと地面に落ちてしまった。気がついたからいいけど、うっかりなくしたら悔しいので、以後その櫛はつかっていない。
夜会巻?みたいな感じに髪を巻き込む様にしてまとめているが、その巻き込み口のところにさしている。かなりしっかり差し込んでも、すこしずつ緩んでくるから、今日は時々なおして確認するようにした。
時代劇の髪型を見ると、脳天あたりの髷のところにちょこんとさしてるけど、今の私にあの髪型は無理だしなあ。
だいたいあの髪型で下向いたりして、櫛は落ちないのか。

今日の映画は「シカゴ」。楽しかった。混んでた。

ふと思い出したけど、母が「御宿かわせみ」で読んだところによれば、
当時(幕末ちかく)の岡引だか同心だかの男性達も、黄八丈を着てたらしい。鳶八丈とかじゃなくて、黄の方らしい。へー。男の人もそんなの着てたんだ。今はなさそうだなあ。

思い出しついでにもうひとつ。
こないだの金沢旅行で、心配していたことだが帰りの飛行機搭乗前に、金属探知器のアーチでひっかかってしまった。
どうやら腰紐の変わりに使ったウエストベルトの金具が反応したらしい。たまたまおはしょりがみじかかったので、めくってほら、これです、と説明して納得してもらえたが、着物着て下着のどこかにある金属が反応しちゃった場合、いちいち脱ぐのは大変なのでかなりやっかい。ウエストベルトの金属はちょっと心配だったけど、往ではひっかからなかったので安心してたら、帰りはだめだった。以後注意します。

2003.5.3 [土] 9:06 pm 骨董市初日

いい天気。
暑くなるそうなので、今日の格好は、
紺地に白で井桁の絣模様が入った木綿単に、母の紬地に紅型の帯。

骨董市には初日にいこう、ということだったので会場で友達と待ち合わせた。
連休だからかすごい混み様で、だからなのか携帯の電波の状態がとても悪かった。たびたび圏外になってしまい、友達とうまく合流できなかった。
今日のお目当ては着物よりも、櫛や簪。
偽ものっぽいべっ甲のかざり櫛、あきらかに偽ものの珊瑚の玉がついた簪、金色にメッキされた金属の簪、を買った。ほくほく。

今日はあちこちで紅型の帯を誉められた。
私も気に行っているものだけど、この帯にこんなに反応があったのは初めて。骨董市に来ている人の中には着物好きが多いからなのか。
白地のごつごつした紬に、松竹梅、鶴亀が型染めされているが、
紬の風合いと同じように、型染めの方もどことなく大雑把で、あまり精緻な染め分けがされていない。ところどころにじんているくらいで、どうせ大したもんではないんだろうけど、私としてはお気に入り。今日の着物には初めての組み合わせだ。
木綿の紺絣に赤っぽい帯、という組み合わせを私がするとどことなく「かあちゃん」ぽくなり、更には「茶摘み女」ぽくもなるのだが、それでもけっこうこれが好きだ。
今日はもうちっと若々しいイメージをだしたくて紅型帯を使った。
あとで母に今日のことを伝えると、確かこの帯は祖母が沖縄に行った時に買って来て作ったものらしい、とのこと。おばあちゃんのセンスだったわけね。

2003.5.2 [金] 帰宅1日目

いい天気。
今朝は早くから仕事だ。
ゴールデンウィーク前の在庫がありがたいことに既になくなり、
予定外に仕事している。
例の、いきなり沢山の注文がきた、というのの正体は、
やはりテレビであったらしい。
そこの店がテレビに出たとかで、その際にうちの商品を紹介してくださったようだ。
テレビってすごいのね。
前にも時々あったけど、反応が早い。
あんまり効果がありすぎて、なんかちょっと考えちゃうな。

でも明日は友達と骨董市にいくもんね。
たのしみだー。

留守中に机の上が散らかってしまった。
郵便物やら伝票やらがいっぱい。
片づけるの面倒。

2003.5.1 [木] 金沢3日目

打って変ってやたらといい天気。
暑くはなくさわやかだった。
こないだアンティークモールで買った、ベージュ地に赤縦縞のお召に、
昨日のベージュ地に赤で幾何学模様の帯を締めた。
このかっこう、アンティークって感じで金沢向きではなかったか。
やはり昨日ではなく天気のよい今日に兼六園をもってきてよかった。いやー、きれいなお庭だった。こういう回遊式庭園てのは、探検しているみたいで楽しい。
あちこちに小さな趣向が凝らしてあって面白い。庭園内の御茶屋でお昼にした。
飛行機に間に合うためには15時のバスに乗らねばならないが、お昼の後に民芸品店などを見ても時間が少し余った。
本当は更に資料館などにいきたかったがそこまでの時間はなく、
行こうか行くまいか、かねてより迷っていたお得意さんを偵察しに行くことにした。タクシーで行かねばならず面倒だが、せっかく来たのだから一応見ておくだけね。

帰りの飛行機では窓側になり、天気もよいので景色がきれいだった。左の窓側にすれば富士山が見えたらしかった。伸び上がって覗くと、頭だけがちらっとみえた。

買って帰ったものは食べ物ばかり。
きんつば、クルミの佃煮、落雁、水飴、柴船、生麩。

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