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2003.11.26 [水] 〜12月1日

 弊社の売れない商品を持って、某セール会場で試食販売をした。この間、誰も交代要員がいないので一人で店番を続け、毎日10時間トイレや食事にも行かず、立ったままで過ごしたので、けっこう大変だった。よくもったものだと我ながら思う。
 こういう試食販売は初めてだったので、どんな準備や段取りが必要なのかまったくわからず、ノウハウもマニュアルも前例も先輩もないため、殆ど破れかぶれで参加した。隣近所の出店者さんから、
「誰かと交替しないのですか?」
とよく言われたが、
「しないのです。うちは私の他には年老いた両親だけなのです。」
と答え、変なもの扱いされていた。と思う。しかも最初の3日間は着物に割烹着で出てきたので、一体、何屋なのか?と思われたらしい。

 しかしそれでも乗りきれたのは、お隣で鯖寿司を売っていたマネキンさん達始め、多くの出店者さん達が助けてくれたお陰だ。毎度思うことだけど、私はいつも人にはとても恵まれている。行く先々に大抵とてもいい人達がいてくれる。すごくありがたいことだと思う。

 今回知ったが、マネキン業界では互いに互いの事を、「おねえさん」と呼び合うようだ。どんな年齢だろうが、若かろうがそうでなかろうが、とにかく全員が「おねえさん」である。私も慣習にならってお隣さん2人をおねえさんと呼んで頼りにさせて頂いた。勿論私も「おねえさん」だ。
 こういうイベント会場には沢山のおねえさんがおり、隣のおねえさんもそうだが、人によっては一日に一人で何十万もの食品を売りさばく凄腕の人もいるという。この道30年のベテランのこのおねえさんは、いつでも威勢がよくて声が大きく、積極的で責任感が強い。なま物なのでその日のうちに完売させねばならず、とにかく一生懸命だ。
「はい、でてるだけ、でてるだけ〜!」
「あるだけ、あるだけ〜!」
と叫んだ後で小声で私に
「アルカイダ、じゃないのよ〜」とダジャレを付け加えることも忘れない。
「4名さま、4名さま、よんめい様だけよ〜」
の後に、
「嫁様、じゃないのよ〜」
とも言っていた。
 慣れない私も周りの喧燥に負けない様に叫んだが、
「牛(ぎゅう)タンのビーフカレーでございます〜」
のはずがうっかり
「ぎゅうふんカレーでございま〜す!」
となってしまい、カレーに糞はまずいでしょ、と恥ずかしい思いをした。
 反対隣のおじさんは、お客さんと電話で「もしもし・・・」と話をした後にさて、自社製品の名前を連呼しよう、としたはずが、大声で
「もしもし〜ぃ!!」
と言ってしまった。
 そういう私も、少し離れたところにある店をみていたらつい、
「はい、カツサンド〜!」
と言い掛けてしまったことがある。だってウマそうだったんだもん。

 この数日間は数年振りで早朝の通勤電車、おっさんスーツ、仕事帰りのビール、を経験した。普段は通勤時間5秒だからなあ。知らない人ににっこり笑い掛ける、とかもやった。どれもこれも慣れないことばかりだった。
 最終日に片付けをして、お世話になった隣のおねえさんに挨拶に行ったら、
「楽しかったわね」
と言われた。はっきりいって辛かったことばかり考えていたのだが、しかし初めて、楽しいこともあったな、と思えた。

 でもまたこういう話が来たらどうしよう。大変ありがたいことなのできっと受けると思うけど、正直いやだなあ。いつかあのおねえさんをスカウトすべく、一応連絡先は聞いておいた。

2003.11.25 [火] 

雨。かなり沢山降った。寒かった。

 明日から、お待ち兼ねのいやあ〜なお仕事が始まる。6日間も。その間、妹宅へ泊まり込みなので暫く真楽見られません。

 ついに外務省から、イスタンブルへの「渡航の是非を検討してください」が出てしまった!!これだけを楽しみに明日からの仕事を乗り切ろうと思ったのにさ〜。
 問い合わせをしたまま予約するか否か返事をしていなかったホテルから、どうするのか問うメールが来た。とりあえずお断りしたが、向こうの人達は当然ながらもっともっと大変よね。きっと観光客もガタ減りだろうから、断るのもなんか悪くて。
 明日からの仕事には、多少でも喜びを見出すために、着物を着て臨むことにした。
 失敗しません様に。

2003.11.23 [日] 

晴れ。風が冷たく、足が神経痛になった・・・。

 映画「フォーン・ブース」を観た。面白かった。
 新宿ピカデリーにかかっている映画の手がきの看板があまり似ていなかった。というか、題名がそうなっているからこれはあの俳優なのだろうなあと分かるけど、絵だけ見たら誰だか分からない・・・。吉祥寺の看板も似ていないことが多い。
 
 伊勢丹で紫織庵の襦袢を見た。キレイだった。映画「ラスト・サムライ」の衣装も展示してあった。
 ここんとこ映画館に行くとしょっちゅう「ラスト・サムライ」の予告編をやっている。何回も見て思ったけど、昔の格好した日本人だらけの中に一人でいると、トム・クルーズって何となく鬼みたいにみえる。桃太郎の鬼もあれは隠れ住んでいた西洋人ではなかろうか、という話をきいたが、それもうなずける。顔を赤くして刀を振り回しているところなんか、まさに鬼。

 トルコ旅行をどうしようか、まだ決め兼ねている。あ〜あ、もうすっかり予定も立てたのになあ。食べたいものや見たいものもリストアップし、取りこぼしが無い様に日程表に割り振ったのになあ。移動に使う列車の時刻表まで調べて、だめだった場合のバスの会社も調べたっていうのになあ。盛り上がりすぎただけに引っ込みがつきにくい。
 画像は、旅行を取りやめにせねばならなくなりそうで、がっくりしているワタクシの図。

2003.11.22 [土] 

晴れのちくもり。風が冷たかった。

 来週の仕事で使う消耗品を買いに、浅草合羽橋へ行った。浅草へ来たついでに、前から気になっていたビーフシチューの店「フジキッチン」で昼ご飯を食べた。タンシチューを食べた。うまかった。

 シチューだからすぐに出てこられるだろうという予想に反して随分と時間のかかるお給仕だったために、このあとのかずさん達との合流に時間がかかってしまった。
 日比谷公園には各地のお祭りの山車の展示と物産展等が行われていた。写真手前は川越の山車。かずさん、かずさんのお友達、ミホちゃんは、道路公団か何かのイベントで工事用のクレーン車の荷台に乗せてもらったという。いいなあ。私も乗りたかった〜。
 かずさんに連れていって頂いた古着屋さんは、私が週末泊まっている妹の家にとても近かった。こんなに近いとキケンだなあ。今日は変った帯締めを二本買うにとどめた。
 絵織さんと合流して六義園をお散歩し、
「こんなものを食べたことがある・・・」
という話で盛り上がった。あの時言い忘れたけど、私は他にサソリと蛇を食べたことがあります。
 そういえば今朝、猪狩りをすべく、猟友会というライフル銃を持った人達の集まりがうちの周りで犬を放ってざわざわやっていた。捕獲できたのだろうか。つかまえても食べることは殆ど無いので、かわいそうなんだけどね・・・。散弾銃の玉が降りかかってくるかもしれないので気を付けてください、といわれたが、どう気を付けろっちゅーの。
 夕飯のビルマ料理はおいしかった。特に大豆の茎の炒め物が。あの若い大豆の茎は日本のそこいらで簡単に手に入るものなのだろうか。また食べたいなあ。

2003.11.21 [金] 

晴れ。朝方までの雨のせいか湿度が高い。仕事場の壁や天井が結露した。

 パートさんから白菜をもらった。写真は頂いた白菜と、大きさを比較するために置いた茶筒。とにかく馬鹿でかい。こんなにでかい白菜をみたことがない。
 試しに計ってみたら、周囲が87.5cmもあった。芸能人のお尻やおっぱいくらいでかい。そしてうちの5kgハカリでは表示できないくらい重かった。これで1個。普通の2個分はありそうだ。
 別のパートさんに言わせれば、これはこういう大きくなる種類なのだそうだ。味に関しては普通の大きさのものや小さいものの方がおいしいのだとか。あんまり大きいので、何か怪しい肥料や放射能でも浴びているのではなかろうか、と一瞬思ったが、もともとそういう性質なのだな。
 大変豊かな気持ちになった。

 更に聞いたところでは、柿は空気のきれいな田舎よりも、適当に排気ガスなどで汚れているところでの方が甘くておいしいのが沢山とれる、のだそうだ。だから車通りの多い道に面して植えておいてもちゃんと実がなるとか。ほんとかなあ〜。

2003.11.20 [木] 

雨。霧が濃かった。

 県民の日でお休みな上に、両親とも出かけて仕舞ったので一日私の天下だった。20日締めの請求書をだらだら作りながら過ごした。

 ここんとこトルコで物騒なことが続いているが、今日も大きな爆発があったという。住宅地も破壊されたとかで、市民の皆さんには本当にお気の毒だ。私の旅行計画もどうなることやら。春のインド旅行も、飛行機の都合で香港泊になるためにキャンセルした。今回もそうなったりして・・・。

 写真はトルコのデザート、甘いカスタードで米を煮たライスプディング。こういうのを食べたいのだよ!

2003.11.19 [水] 

晴れ。昨日ほどではないが寒い。そうはいっても例年より暖かい日が続く。この季節に近所では、たんぽぽ、すみれ、ツツジが咲いていたという。チョウチョも舞っていたらしい。

 今日も掃除。明日は県民の日なのでお休みで、掃除も一旦終りにして明後日に残りをする予定。ペンキ塗りも今日で終った様子だ。

 不定期で出勤してもらっているパートさんに仕事に出てもらいたい旨の電話をしたが、一人なかなかつかまらずこの3日ほどいつもお話し中になっている。高齢の方なのでやや不安だが、確か息子さんと2人暮らしなので一人で倒れているということはないと思う・・・。
 それにしてもお話し中は変なので114?番で確認したら、受話器が外れているのでお知らせ音を出すとのこと。しかし改めて電話してみるが相変わらずお話し中のままだった。金曜に出勤して欲しいのだがこのままでは間に合わない。どうしよう。家の場所はだいたいなら分かるが自信が無い。明日、直接訪ねて行くか、電報でも打つか?
「キンヨウニシュッキンモトム」
とかが適当か。
 何事もなければよいが。

 旅行にもって行くガイドブックのカバーを作った。羽裏と思われる薄くてすっぺりした平織りの布を、ホットメルトサンドシートという接着芯を使ってキャンパス地と貼り合わせた。
 ガイドブック大好きで旅先ではこれを片手にお上りさん丸出しできょろきょろして歩いているが、「地球の歩き方!!!」とかばっちり書かれたのを持っていると如何にもカモにされ易いとか。お気に入りの布で覆い隠して少しは自衛してみました。

写真はその完成品。

2003.11.18 [火] 

晴れ。いい天気。しかし朝方は寒かった。霜が降りていた。

 仕事場の大掃除をした。明日もまだ続く。力仕事が多いので体が痛い。
 
 外壁のペンキ塗りをしている職人さんのうち誰かが、殆ど常時はなうたを歌っている。何の歌なのか不明だが、楽しそうで何よりだ。
 うちの前の道を登下校で通る中学生の中にも、はなうたというよりも、朗朗と独唱しながら歩いている男子がいる。時々は女子2〜3名が合唱しながら通ることもある。こちらはコンクールの練習か。そういえば私もおなじようなことやったかも。中学生って面白いなあ。
 
 「風の谷のナウシカ」が大好きで、なにか学校生活で辛いことがあってもナウシカのことを考えれば楽になれる、という中学男子が、やはり体育でマラソンをさせられた際にも、
「ナウシカの事を考えながら走ったので全然苦しくなかったよ!!」
とのたまわったので、自分も含めた他の生徒から散々馬鹿にされた、
という話をチジンから聞いた。
 うわー、すごいこというなあ中学男子は、と思っていたら、その話を聞いた1月後くらいにたまたま集まった高校時代の友人達の中の一人が自分の中学時代を振り返り、
「いやあ〜、あの頃オレ、ほんっとうにナウシカが好きでさ〜、体育のマラソンなんかでもナウシカの事考えながら走ると全然辛くないんだよね〜」
と言ったのでたまげた。当時、そういう中学生は多かったのだろうか。そういえば私はこの人を中学のころから知っているが、確か駅伝の選手だったはず。ナウシカのこと考えて走っていたのか。

写真は旅行にもって行く日記帳をカバーした紅型の端布。もともとインドへもって行くつもりだったが転用した。

2003.11.16 [日] 

晴れ。汗ばむくらいに暑かった。

 今日はミホちゃんのお見舞いに行く日だ。みなこさんと待ち合わせてお昼ご飯を食べた。おいしいハンバーグだった。何故か細長い形をしていた。また行ってもいいなあ。

 絵織さんと合流し、かずさんも到着して賑やかなお見舞いになった。
 ミホちゃんはまだ腫れが少し残っているとはいえ、あんまりわからないくらいに回復していた。木綿らしいアンサンブルの着物を部屋着にして、ここでも着物を楽しんでいるようだった。仮にも闘病生活、不自由なことや不快なことも多いだろうに、その中にもそれなりの楽しさを見つけてしまう前向きで柔軟な性質を見習いたいと思った。

 さすが大病院、棟の最上階には有名ホテルのレストランが入っていた。そういえば病室に至るまでにも、大きな病院なのでさんざん迷い、敷地内をうろうろするばかりで建物の中になかなか入れなかった。結局搬入口みたいなところからは要ったが、後から来たかずさんはよくぞ正当な入り口から入ってこられたなあ。

 もうじき退院だそうだが、早くよくなるといいねえ。養生してください。

2003.11.15 [土] 

くもりのち雨。

 なんか今日は映画を観ただけで殆ど一日が暮れてしまった。「ブルドッグ」と「吠える犬は噛まない」を観た。面白かった。特に後者が。

 お昼にトルコ料理の店へ行った。おいしかった。キレイな絵皿が店内に沢山展示してあった。こういうの、私も買ってこよう。

2003.11.13 [木] 食事前に読まない様に

くもり時々雨。かなり寒い。

 珍しく平日に外出した。久しぶりにスーツなんか着ちゃったけど、洋服での体温調節が下手になったのかえらく寒かった。着物にすればよかった。

 帰宅したら注文していた本「冒険する舌」小泉武夫著が届いていた。
http://www.amazon.co.jp/...
 表紙の写真からして気持ちのいいものではなく、巨大な蜘蛛の煮付けにチューしている作者の顔がアップで載っている。作者が食べた世界の料理が文章と写真とで紹介されている本だが、全編こんな調子である。食べ物の本のクセに、食事しながら見ることはなかなか難しい。私も普段は表紙を伏せて置いておくことにしよう。

2003.11.11 [火] 

雨。けっこう寒い。

 昨日から始まった外壁の塗装工事のため、家中の殆どの窓をマスキングされ、白く濁った景色が見えるのみになってしまった。早く終っとくれ〜。
 
 今月末にあるイベントに出ることになりそう。とても有難いお話で、景気の悪いところへ嬉しいことこの上ないが、そういうの、ものすごく苦手なのだ。しかも5日間も。通常は3日間なのだが何故だか今回は5日間に。
 そもそも我が社ではそういうものに出たことすらないので、何を準備したものか、そこからして分からず、今から緊張してます。
 心にゆとりがあれば、出来れば着物で参加したいなあ。そしたら着物も作業着ってことで今後経費で落ちるようになったりして・・・。無理か?

2003.11.10 [月] 

雨。

 昨日帰宅してからメールチェックしたら、随分前、多分3年位前に作って販売を委託してあったアクセサリーが売れた、という報告が入っていた。苦節3年、ついに売り上げました。1000円なり。3年で1000円か〜。委託していたこと自体を忘れていたのでまあいいけど。

 今日から約1週間、家の外壁の塗装をしてもらうことになっている。10年くらいに一度はペンキを塗り直さないと壁が傷むんだそうだ。そんなら最初から木造家屋にしておけばよかったね、と今更家族で話している。木造ならば古くなったらなったでそれなりの味わいがでるが、うちみたいなのが古くなるとただのボロ家になってしまう。
 そういう訳なので、万一にも製品に塗料がかかったりすると困るので、今週は製造はお休みなのだ。

 

2003.11.9 [日] 

くもりのち雨。寒い。

 またしても本屋をうろつき、映画「28日後...」を観た。面白かったが恐かった。

 ハマム(トルコ風呂)での露出度、というか隠蔽度については依然不明なまま。あるサイトによれば、見られたくないとか見られて恥ずかしいとかよりも、見せられると不快、見たくない、ということらしい。もしかして丸出しにしていると露出狂あつかいなのか。
 観光地にある外国人が多く訪れるようなところではあまり細かいことにこだわらずにいてくれるらしいが、出来れば庶民的なところへ行きたいので注意が必要だ。様子見い見い入ろう。

画像は本日の装い。黒地に赤・黄・白のゲランのマークみたいなのが飛んだ銘仙長着に、こないだのバザーでかずさんから頂いたピンク地に菊が織り出してある名古屋帯、やはりかずさんからの赤地に白・黄色などの幾何学柄銘仙羽織。

2003.11.8 [土] 

晴れ。ちょっと汗ばむくらいあったかい。

 本屋をうろつき、映画「マトリックス レボリューションズ」を観た。うーん、マトリックスじゃないみたいな映画だった。会場も案外空いているし。
 
 最近本屋で立ち読みするのは主にトルコ旅行に関係するものだ。今、とても知りたいのが、トルコ風呂、ハマムの入り方。日本の銭湯みたいなもんらしいが、本によって作法が違う。水着を着て入る、パンツだけはいて入る、与えられた腰布を巻いてはいる、素っ裸で入る、などなど。映画「アクシデンタル・スパイ」でのジャッキー・チェンは素っ裸に腰布姿で入っていたが、これが女性ならどうなのか、知りたい。もちろん私もハマムに行きたいから。

2003.11.7 [金] 

晴れのちくもり。

 仕事の後に、近所の小学校へ古新聞やダンボールなどの資源ゴミを持って行った。これを売ったお金で図書館の本を買うのだとか。毎年の事なので仕事ででた紙類を取っておき、まとめて出している。1年分なのでかなりの量だった。1t積みの車の荷台がほぼ満杯になった。これを積み下ろしすんのも大変なのよー。
 ふがふがいいながら作業してたら、自然と口からはソーラン節が。さすが労働歌、どっこいしょ、のところでは力が入る。「おかあちゃんのためならエーンヤコーラ」も歌ってみたいけど、そこしかしらない。歌っていたのは三輪明宏か?

 週末の投票日には出かけるので、不在者投票に行った。小選挙区制って、選ぶ人がいなくて困る。

2003.11.6 [木] 9:42 pm

雨のちくもり。

 パートさんが車の窓から顔を出して私と話しつつ、しかし何故か窓を閉め始めたので、首が絞まりそうになりびっくりした。

 ここんとこうちの周りでも紅葉し始めた。しかし360度を木々に囲まれているにもかかわらず、殆どが杉や桧なのでキレイに紅葉せず、わずかな雑木が色づくのみ。これらの植林したものは春先には花粉を大量に発散し、材木としては今はそれほどいい値段にはならないらしいし、あまりいいことはない。
 
 パートさんに大根を三本も頂いた。大きな葉っぱ付き。葉っぱは早速塩もみしてもらった。今年はこの辺では芋類が豊作の様子。八つ頭みたいに大きな里芋をご馳走になった。雨が多かったのでうまくいかない作物もあったようだが、芋にはよかったのか。

2003.11.5 [水] 

くもりのち雨。

 水道屋さんにポンプを交換してもらった。作業をしてくれたお兄さんは腕に細い輪っかを沢山はめていた。まさかワッシャーとかパイプを繋ぐ金具?と思ったが、ブレスレットのようだった。おしゃれなのね。

 梅吉さんのCDにはソーラン節が入っていた。こないだのライブで聞いたあれだ。歌詞カードを見ていて気付いたが、私が知ってるのと歌詞が違う。私の知ってるのは、
「男度胸なら五尺の体どんと乗り出せ波の上」とか
「鰊来たかと鴎に問えば私ゃ立つ鳥波に聞け」
とかいうのだったが、これらがどこにもない。漁をする男達の労働歌という印象だったが、対して梅吉さんのは、漁をする男との恋愛を綴った女の歌、という感じだった。
 試しに「ソーラン節」で検索してみたら、結構いろんなバージョンがある事が分かった。でも梅吉さんのは見当らなかったなあ。こういうの、面白い。北海道から伝播してくるうちに少しずつ変ったのか、状況に合わせて替え歌が出来たのか、分布とか調べると面白いだろうね。面倒だからやらないけど。

 それから、「キル・ビル」のサントラ聞いてたら、梶芽衣子の歌の英訳の間違いを一個発見。「因果」を「銀河」と聞き違えたらしく「Milky Way」と訳されていた。鬼の首を取ったように自慢。
 

2003.11.4 [火] 

晴れ。

 暫く体調を崩して御休みしていたパートさんが出て来てくださった。よかった。

「買ッチマイナー」ということで買っちまった「キル・ビル」のサントラと梅吉さんのCDを聞きながら本を読んだ。楽しいなあ。私もあんなふうに三味線弾けるようになりたいもんだ。

 画像は、誰かに似ている、と思ったので。

2003.11.3 [月] 

くもりのち雨。

 昨日珍しく頭を使ったための知恵熱なのか、朝の体温が多少高かった。
 映画「ドッペルゲンガー」と「恋は邪魔物」を観た。どちらも面白かった。

2003.11.2 [日] 真楽の日

大変よい天気。合う羽織がなかったので、防寒のためにと真綿を背中に忍ばせていったが、却って暑かった。

 今迄「お茶」なんて触ったことも近づいたこともなかったが、今日初めて少しだけ経験させてもらった。一見何もかもが私の日常とかけ離れているようでいて、しかしそれぞれの理由を聞くとなるほどと納得のいくことが多く、そこがおもしろかった。
 何であんな狭いとこから、しかもピョコンと達磨状態で飛び上がって入室するの〜?!とか、歩かないで座ったまま移動するとは不精な〜!とか、どうして狭くて天井の低い部屋に大勢で集合するの〜?!とか、一見すごく不自然だ。不自然だが、身分に関わらず誰もが頭を低くして入る世界であるとか、狭くても座った状態では程よい広さ・天井の高さでありここだけで一そろいまとまった空間であるとか、同席した人への気遣いや道具を大切にする気持ち、等など、聞けば普段にもある感覚に根差しているのだなあと気付くことが多かった。(しかし膝行の理由はわからず。何故なのだろう?)
 そしてもちろんお茶もお菓子も旨かった。お茶は、「ゴビリ」と喉を鳴らして飲んでしまいました。場合によってはお代りもアリとか。もっとガチッとしたイメージがあり、こういう柔軟なところがあるとは思ってませんでした。

 バザーでは、ケ鼓さんの半襟、陶子さんの半襟、絵織さんの襟芯、かずさんの帯、かまこさんの夏帯を買った。というか、殆ど恵んでもらったといえるお値段で譲って頂いた。大切に使わせて頂きます。

 ykkさんのお話は大変面白かった。長襦袢の左右の前身頃が重なる面積が、なぜ小さいのか、はいわれて見れば本当に不思議。いろいろ素人の浅知恵で考えたが、中途半端ながらも一つ答えを出してみた。
 男性の場合については不明のままだが、女性物の場合には、ズバリその方が前がはだけ易くて色っぽいから。
 女物にはなぜ身八つ口がついているのか、も前から不思議だったが、確かに体温調節の為もあろうけど、結果的にそこが開いているために他人の手がするりと中へ入り易いのは事実。同じように、襦袢の前もあまり重なっていない方が襟が開き易くなり裾は分かれ易くなり、あら、色っぽいじゃないんの、ということで、長年そのままのかたちできているのだったりして・・・・。
 って、国民全員が色ボケしている訳ではないので、そんな訳ないか。でもまあ、着物はきちんとかっちり着るもの、という現代と違って、昔の着物はもっと適当だっただろうから、多少襟元や裾が崩れてもOKだったんでしょうね。

 今日は本当に沢山の方とお会いしてお話して、少しは頭も使って、楽しかった。またこういう集まりがあるといいなあ。と、図々しい希望。 

 画像は、使い方のよく分からない携帯で撮ったお茶室。

2003.11.1 [土] 映画の日

くもり。

 妹その3と共に、遅れ馳せながら東京流行生活展へ行った。楽しかった。妹のペースを気にしながらだったので時間を掛けて見られなかったのが残念。このあたり、一人の方が堪能できる私の協調性のなさの現れ?

 気付いたら今日は映画が1000円の日だ。「フレディVS.ジェイソン」を観た。はははは。変な話だった。

 明日は真楽の日。たのしみだ〜。

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