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2004.12.31 [金] 

雪。けっこうすごい降り方。朝降り始めて15時半頃に止んだ。約20センチの積雪。

 降り方が激しいので、後で雪かきが少しでも楽になるようにと、約1時間に1回雪かきをした。が、かいた所があっというまに埋まり、1時間経つ頃にはかいていない所と大差ないくらいにまた積もってしまった。なんか意味ないなあ。
 雪かきの合間に月末締めの請求書を作った。やっぱり〆日を繰り上げてさっさとやってしまえばよかったか。明日はイタリアのガイドブックを読もう。今回はまだあんまり準備が出来ていないのだ〜。

画像はうちからの景色。まだあまり積もっていない状態。

2004.12.29 [水] 

雪。初雪だ。5センチほど積もった。明日はこれがガリガリに凍るんだろうな。恐ろしい。

2004.12.26 [日] 

晴れ
 昨夜は随分飲んだ気でいたけど、よく考えたら焼酎だけだったので意外とすっきりとしたお目覚め。翌日に響かないとは珍しいなあ。
 今日は久しぶりの人と待ち合わせてお散歩して映画を観た。「バッドサンタ」と「ヴィタール」どっちも面白かった。特に前者が。
 ロシア料理を食べて帰った。食べ過ぎて、ゆっくり歩かないとこぼれる・・・、という状態だった。

画像は、柊についていた蜂の巣の抜け殻。この季節には蜂はもうどっかへ行ってしまうが、どっかってどこだろう。

2004.12.25 [土] 

晴れ。
 あれこれ映画を観るつもりだったがデパートめぐりをしているうちに待ち合わせの時間になってしまった。今日は着付け教室以来の友達+着付けの先生と忘年会なのだ。
 沖縄料理屋での一次会のあと、前にも行ったことのあるフォークソングの店に行った。南京玉簾を出来る、といったら、こんどここのステージでやってよ、と嘘か本気かいわれてしまった。しかしフォークソングバーで玉簾、ってどうなんだろう・・・。
 
 英会話教室の先生に、
数時間で着物を着られるようにできないか?
といわれた。元旦に着物を着たいのだそうだ。てっきり仲間内のパーティかなんかかと思ったら、都内のあるホテルで元旦に琴を弾くことになっているので、その時に着たい、もうレンタルもした、実は自分は日本へは音楽を勉強しに来ており、5年ほど琴を習っている、のだそうだ。・・・・って、それじゃちゃんと着なくちゃならないんじゃん。大丈夫かなあ。
 図書館や本屋には着付けの本があること、わからないことがあったら尋ねてください、というようなことを伝えたが、気になるなあ。

画像は、KWにもなっているBINGATAYAで買った紅型の包装紙を貼った旅行用ノート。これに予定や日記を書くのだ〜。

2004.12.24 [金] 

晴れ
 車に乗ってよく見たら、走行メーターにぞろ目が多かった。嬉しかったので写真撮った。ただそれだけ。

2004.12.23 [木] 

晴れ

 ここ暫くはこの日を楽しみに仕事してました。お待ちかねの、芸者さんをお願いしてのお座敷昼ごはんの日です。
 クリスマスらしい趣向で、というお題には結構悩んだ。こういう遊び方って面白いなと思っていたけど、いざやるとなるとなかなか教養やらセンスやらが必要なことに改めて気づいた。で、そのどっちもない私は、サンタクロースの袋を担いでいけばまあ、クリスマスってことになるだろう、という投げやりな結論に落ち着き、一昨日の晩に慌てて袋作りをした。これを持って歩いて格好良いか、はひとまず考えないことにしよう。
 お座敷は楽しかった。踊りのことなどはよくわからないが、芸者さんたちの立ち居振る舞い、着物などから目が離せず、濃い時間だった。隣におねえさんがいらしたときには緊張し、もっと聞きたいことなどを予めまとめておけばよかったと思った。小唄のあのリズム、いいなあ。三味線を本当に習ってみたい。
 母の実家の近くには今もあるのどうか、花街があった。母が幼いころに、ある時ここでの線香代がいっせいに値上がりし、それに反対する常連客数名が「値上げ反対!」のデモを行ったことがあったとか。どこまで本気でやってたのか知らないが、そういうところでいつも遊んでます!値上げされたら困ります!って言って回るのって、かっこ悪くないかなあ。でもなんか面白いなあ。
 お座敷の後には浅草をぶらぶらし、KさんとMさんとながーくお話して、楽しい時間は過ぎていった。私ももっといろいろ勉強しようっと

久しぶりの日記(12/30記す)
この間に観た映画の覚書:「春夏秋冬そして春」「市川雷蔵祭り ある殺し屋」「ふたりにクギづけ」「レディウエポン」「ハウルの動く城」。ライ様、かっこよかった。

画像は、もう暫く前から降りている霜。左の草が秋には右の花をつけていた。

2004.11.28 [日] 

晴れ
 久しぶりの人に会って映画を観た。「80デイズ」と「恋の門」。どっちもおもしろかった。前者をおもしろいと思う人は少ないと思うけど・・・。'80年代のジャッキー・チェン映画のノリがお好きな方にならお勧めできるかも。映画の話など沢山できて楽しかった。
 昨日、母の友人の個展を観にいき知らない人たちとひとしきりお話して緊張のあまりどっ、と汗をかき、その後たまたま入ったウージ染めの展示即売会でも知らない人たちに取り囲まれお喋りしてざーっ、と汗をかき、そのせいらしいのだが今日気づいたら、この季節にあせもがいっぱいできていた。おなか周りと脇、腕、脚に。どうなってんだ、私。

画像は、ウージ染めの手提げの模様の一部。

2004.11.27 [土] 

くもり
 久しぶりに観た映画は「ミスター インクレディブル」。楽しかった。ピクサーの映画はいつも予告を見る度に、
かわいくねー!
と思うのだけれども、そう思いながらも観た最初の「トイストーリー」がとても面白かったので、以降は
かわいくねーけど観てみるか
で、結局いつもどれもちゃんと面白かったので、もうどんなにかわいくねー予告を見てもとにかく観ることにしている。しかし、今日予告をやってた次回作の「Cars」はあまりにもかわいくない・・・。でも観にいくんだろうなあ、きっと。

 久しぶりのお散歩では、KWのBINGATAYA http://www.kanshin.jp/... へ寄った。旅行へ持っていく覚書+日記用のノートをきれいに装丁するための紙を探していたのだ。本当にきれいなものばかり沢山あって目移りして仕方がなかった。

 新宿で、Sさんの日記にあったワインを飲みに伊勢丹へ行った。なんかすごい列ができていた。30分は並んだと思う。私はワインについてはなーんにも知らないので、本当に適当に3種類選んで飲んでみた。ワインもおいしかったけど、オードブルのフォアグラが本当においしかった!! あれは、フォアグラの上の何か甘くて酒臭いこげ茶色の物体は、もしかして、奈良漬・・・?な訳ないか。
 ワインは私にはどれも高くて手が出なかったが、冷凍フォアグラは、ちょうど次の週末に友達と持ち寄りパーティやるので、欲しくなった。4切れ3500円位。1k入りのお特用袋!だと1万円ちょっと。1k買ってがつがつ食うか?!と思ったけど、今日は持ち歩けないので諦めた。12/7まで出ているそうなので、また行っちゃおうかなあ。

画像は、西荻で見かけたチンドン屋。この辺りに住んでいる方たちのようです。

2004.11.25 [木] 

晴れ。空気がつめたい。昨夜は月が随分明るかった。

 以前Cさんの日記を拝見して「鋼の人 最後の瞽女・小林ハル」という本を読んだが、以後気になっていた瞽女歌のCDが届いた。http://www.amazon.co.jp/...
 三味線の歌をそもそもあまり知らないのだけど、不思議な歌だった。不思議な、というのは、明らかに日本の歌で、それも古い部類に入るものなのに、最近どっかで聞いた洋楽か何かのような感じがしたからかなあ。歌の内容も、庶民に愛されたものだけあってか、小難しいことは何もなく、口語調でわかりやすい。もそもそ歌っているようなところでもなぜか聞き取りやすく耳にやさしい。
 本によれば小林ハルさんは他の瞽女さんとはだいぶ違う声なのだそうだけど、残念ながらこのCDにはお仲間の他の人たちの歌が入っており聞けなかった。
 ずっと三味線を習いたいなあと思っていたけど、これでますます興味がわいた。どっか近所であるといいんだが、三味線教室。

 パートさんにさっき、採れたての大根をもらった。ありがとうございま〜す!画像のがそれ。脇にあるのはタワシと包丁。

!!うをを〜!!あったーー!!
http://home.q00.itscom.net/...
近くはないが・・・。

2004.11.24 [水] 

晴れ

 そろそろ旅行先のことを調べなきゃ、とあれこれ見ていたら、シチリア州の旗を見つけた。画像のがそれ。なんか変なの。脚が三本、巴状になっている真ん中に人面が。

 Sさんの日記拝見し、「タイマグラばあちゃん」を「バイアグラばあちゃん」と読んでしまった・・・。ああ、罰が当たりそう。大変失礼いたしました。
http://www.mmjp.or.jp/...

2004.11.22 [月] 

晴れ

 そろそろイタリア旅行の準備を始めなくてはならないが、飛行機の切符をとっただけでまだ何もしていない。まず手始めに、映画「山猫」でも観るか。「ゴッド・ファーザー」のパート1と2しか東劇はリバイバル上映してくれなかったのでパート3も観なくては。シチリア島でのシーンが幾つかあるのだ。
 うふふふふー。シチリアでは生うに食べるんだー。お醤油持ってっちゃおうかなあ。

画像は、この陽気についに間違ったか、いつの間にか咲いていたスミレ。こんな時期に咲いちゃって、春に咲けるんだろうか。

2004.11.21 [日] 

晴れ

 友達と泊まりで地元の温泉へ行った。
 夜、街灯もあまりないような暗闇を歩いていたらどぶにはまり、怪我はなかったがそのひょうしに靴が壊れてしまった。かかとがぽっこりと取れてしまったのだ。思えばこの靴ももう5年近く履いていた。修理に何回も出して、元の値段よりも修理代のほうが高くついているかもしれない。そろそろ寿命ということなのか。

画像は、ようやくほんの少しだけ紅葉し始めたもみじ。この枝だけ赤い。

2004.11.18 [木] 

くもりのち雨

 昨日パートさんが、スーパーボール(アメフトではない)を、服の上から尻の割れ目の一番上の辺りに挟むように載せ、ボールを落とさないようにきゅっと尻と腹を引き締めた状態で家事などをしつつ毎日10分、これを1週間続けるとウエストが5センチ減る、と言っていた。
 今朝、パートさんの一人が青いボールを他のパートさんに手渡していたので何なのか尋ねたら、これを尻に挟んでみたが中々大変だったので、試したいという人に貸してあげるのだそうだった。そうか、あなたその青いのを尻に挟んだんですか・・・。
 挟むものは何でもよいという。ピンポン玉くらいのボールなら挟みやすいし、落ちても危なくないし、落ちたらすぐ気がつく、ということらしい。
 しかし、簡単に落としてしまうようでは鍛錬にならないので、いっそ包丁のような緊張感の漂うものを挟むほうが効果的ではないかと思う。刃を下に向け柄を挟むようにすれば、万一落とせば怪我をするのでかなり真剣に取り組むことが出来るだろう。
 というのも、映画「コール」で主人公のシャーリーズ・セロンが尻に手術用メスを挟んで隠し持つ、というのをやっていたのだ。一応緊張感みなぎる場面、ということになっていたが、これを挟むことでヒロインは一層身の引き締まる思いだったことだろう。

画像は、コンクリートの目地に生えた撫子の芽と、コンクリートの隅に生えたふかふかの苔。

2004.11.17 [水] 

くもり

 アメリカのテレビドラマ「エイリアス 二重スパイの女」の今日の回で、主演のジェニファー・ガーナーが「日本の旅館『銀座なよし』の従業員」という変装をしていた。白塗りの顔に何か角ばった島田みたいな頭、ショッキングピンクの色無地といういでたちで、回し蹴りとかしていた。
 毎回各国に潜入しちゃあ様々なコスプレをしてくれているので、いつか日本での任務にも赴いてくれるだろう、と楽しみにしていたが、着物姿はぜんぜん可愛くなかった。残念。

画像は、人家のあるところまで出かけたのでどこかの家の庭木を撮ったもの。紫式部(多分)と、贅沢にもびっしりと敷き詰められた山茶花の花びら

2004.11.15 [月] 

雨のちくもり

 昨日の結婚式で髪を結い上げてもらった時に、随分沢山のピンをさすなあ、と思ったが、家で数えてみたら41本もあった。そういうものなのか?普通。画像のがそれ。

2004.11.14 [日] 

くもり。降るかと思ったがかろうじて降らず

 友達の結婚式に出席するためにディズニーランドまで行った。
 今日は母の菊の地紋入り紫の色無地に、母の唐織の袋帯、母の菊の地紋入り薄ピンクの帯揚げに、母の菊の地紋入り薄ピンクの長襦袢、といういでたち。会場の美容院で髪を結い上げてもらった。私の髪はとにかく多いので美容師さんは苦労しているようだった。夜会巻きをするには、
「これの1/3あれば充分足ります」
だそうだ。別の美容院で頭皮の拡大画像を見せられたときも、毛穴一つに対して毛が3本づつ生えているのをみて
「こりゃあ立派なもんです」
と言われたことがあった。そうなのか。すごいな、私。
 美容師さんは多い髪をどこに仕舞い込んだものか、ちょっと膨らませた中はもういっぱいいっぱいなので、四苦八苦していた。その甲斐あって、とても気に入った形に仕上げてくれた。嬉しい。
 去年の今頃にも同じ学生時代のメンバーで結婚式に出席した。その時に友達の一人が、遠泳大会に出場し全てに優勝した、という話をしていた。最近はどう?と尋ねたら、今年の夏も10試合くらいに出てその殆どで優勝していたらしい・・・。すごいよ!遠泳はオリンピックの種目にはないが、近く登録の動きもあるとかないとか。北京大会に出場する!なんてことになったら、本当に応援に行っちゃうよ!ちょっと、頑張ってよ!
 花嫁さん姿はとてもきれいだった。いつもジーパン姿を見慣れていたので新鮮でもあった。和装もしてくれたらよかったのになあ。出席者の中で和装していたのは新郎新婦のお母さん方と私だけだった。こんなもんか。

画像はこの日の私

2004.11.13 [土] 

くもり

 お昼に、前々からずーーーっと行きたかったルーマニア料理店「ダリエ」へ行った。おいしかった!今度は誰か連れてこよう。ルーマニアかあ。いいねえ、いつか行きたいねえ。
 千葉市美術館へ、「岩佐又兵衛展」を観にいった。こんな人全然知らなかったが、数日前の朝日新聞でたまたまみつけ、一巻が10mもあるような絵巻物を何巻も描いていたと知り、そこに載ってた絵がまた面白かったので気になっていたのだ。
 新聞にもあった絵巻「浄瑠璃物語絵巻」では、牛若丸が東北への道中で出会った浄瑠璃姫を口説き落とすシーンが何枚か紹介されていた。姫は赤らめた顔を半分衣で隠し、
「でも・・・。それはちょっと・・・。」
とかいう感じで恥ずかしがっているのだが、対する牛若丸の方はどの絵巻の中でもだらしなくやに下がり、姫の手を掴んで離さない。手に頬ずりしているものまであり、書き添えてある文字が読めずとも、
「ねえねえねえ・・・。いいでしょう?ねえ〜ぇ。ねえってばぁ。」
とか言っているのがバレバレの腑抜け方である。残念ながらなが〜いなが〜い絵巻の内、この場面だけわずかに展示してあっただけで他が見られなかった。この箇所だけとっても色々なものがびっしりと書き込まれ画面の密度が濃く、そして描かれている人物はこんな有様なので、きっと他も見たら面白いんだろうなあ、と思われる。
 何か映画を観たかったが、千葉市美術館は遠いのでさっさと帰った。明日は明日でまた早起きして、千葉で結婚式があるのだ。

画像は、台所の窓で芽を出した三つ葉。根元で刈り取った後、水を与えておいたらちゃんと芽が出てきた。これでまた食べられるわい。

2004.11.12 [金] 

くもり時々雨

 今日、数多くいる妹の内の一人が、先日見つけたバッグがとても可愛かった、つい買って帰りそうになったのを我慢したが、しかしすごく欲しい、と言っていた。どんなバッグなのか尋ねたら、ティーポットの形をしたものだという。
 へえ〜。みてないからわからないけど、急須や薬缶の形をしたカバンがそんなにかわいいものかねえ。買わなくたって、うちにある薬缶を変わりに持ち歩けばいいんじゃないの?と、言いたいのをぐっと我慢した。

画像はうちから見た景色。あまり紅葉がきれいにならない。これでもまだましなほう。杉やヒノキが殆どなのでもともときれいに色づかないのだ。

2004.11.9 [火] 

くもり

 こないだ着た母の木綿着物を寝押ししようとマットレスをめくりあげたら、もういつだか忘れたけど随分前に着てやはり寝押ししていた別の木綿の着物がそこから出てきた。そうか、見かけないと思ったらこんなところにあったのか。毎度のことだけど、気をつけよう。

 「左褄」のKW、http://www.kanshin.jp/...
のリンク先http://www.e-koito.com/...
がとても面白かった。伝え聞く花街の習慣に興味がありつつも、どこか気取った、もっと正直に言えばやや気持ち悪い感じを実はぬぐいきれなかったのだが、この方のとても真面目で思いやりのある見方は面白かった。ちょっと感動した。
 幸田文の「流れる」にも、花街で女中をすることになった女性(多くの読者がそうであるだろう様に花街とは無縁のいわば素人さん)から見た不思議な世界が描かれていて、すごく面白かったが、読後の感じを何と表したもんかもやもやしていた。この方の見方はそれをすごくすっきりさせてくれるものだった。
 まだ読んでないけどこの芸妓さん、小糸さんのサイトhttp://www.e-koito.com/...も面白そうだ。

画像は、今日のじゃないけど天気のよかった日の窓からの空

2004.11.8 [月] 

晴れ。

 この辺りでは割と最近まで土葬をしていた。中学校が墓地の隣にあったので、時々棺おけを載せた卍印入りの手押し車を見かけていたが、ああ、これから埋めるのだな、くらいにしか思っていなかった。
 いま4人いるパートさんの内3人がAという地区の出身だったり嫁ぎ先だったりしたために、このA地域でのお墓の習慣が今日話題になり、ちょっと面白かった。
 何でもAでは、葬式の後にお棺を埋めるが、墓石のあるところにではなく、共同で使う特定の場所に順に埋めていくのだという。そして墓石はそれぞれの家の前に据えるのだそうだ。
 埋めたところには何も目印やその故人を特定できるようなものを置かないのかと尋ねたら、埋めた当初くらいは卒塔婆などを立てたりもするが、それもやがて家の前の墓石のところへ移し、結局誰がどこに埋まっているかはわからなくなるという。
 それって、次に誰かを埋めようという時にアレ?こないだのあの人はどこいら辺に埋めたっけな?とか言うことにならないの?アレ?ここ掘っていいんだっけ?とかにはならないの?と思っていたら案の定、葬式の相次いだ年などにはうっかり埋めたばっかりの所を掘り返してしまい騒ぎになったこともあったとか。
 最近は火葬になっているが、それでも基本的には同じことをしているそうだ。Aはうちから車でうねうね道を30分くらい行ったところにある。人口の少ない町としてはそう遠いところという感じではないが、それでもこの習慣は初めて聞いた。
 何だろう、家という単位よりも村という単位が共同体としては大事だったということなんだろうか。もともと余所者で、最近は家族というつながりも希薄に感じつつある私は、こういう共同体意識がかなり弱い。何だかものすごく不思議な世界を教えてもらったようだった。うーん、諸星大二郎の漫画みたいだ。

2004.11.7 [日] 

晴れ。

 よいお天気なのでお出かけした。といっても行ったところは映画館だけど。今日は映画「オールドボーイ」を観た。おもしろかった。しかしこれもあまり後味のよいものではなかった。チェ・ミンシクはこの映画でも立ちションしていた。
 画像は今日の着物。木綿の、多分久留米絣か?母の着物に、ピンク地に焦げ茶格子柄の木綿名古屋帯。

2004.11.6 [土] 

http://ja.wikipedia.org/...
によれば、
15℃の空気中で マッハ1 = 340m/s
だそうなので、
マッハ55(「マッハ ゴーゴー」と読んでいた)は、
時速67320�q
ということか?
そりゃあ速いわ。子供が走って逃げたって無理だわ。

2004.11.6 [土] 

晴れ。乾燥している。親指の先にひび割れが出来た

 先週末に引き続き、今日も妹の引越しの手伝いをした。手伝いとは名ばかりで、実際は何で私が一人でこんなことやってんだーっ!!という状態だった。途中で母が来てくれて助かった。
 都内で車を走らせたのは久しぶりだった。ついでに高速道路も久しぶり。道中、曲がる筈の交差点を何回もやり過ごし見当違いのところへ行ってしまったり、いつの間にか右折レーンにいたために行きたくもないところへ運ばれてしまったり、赤信号を走り抜けたりしたけれど、無事に帰ってこられてよかった。

画像は、うちのちかくの町道。こうしてみるときれいだが、幼いころはこの近くの墓場の前を通るのが怖く、夕方などは口裂け女がマッハ55(←これってどういう速さなんだろう?)の速さで追ってくるから早く帰った方がよい、などと言われ怯えながら駆け抜けたもんだった。

2004.11.5 [金] 

晴れ。さわやか続きの毎日

 昨夜、ヨーグルト、おろしにんにく、オリーブ油、ワイン酢、塩少々を混ぜたものをキュウリとあえる、という食べ方を本で見つけ、面白そうだから試したところ、好きだからとにんにくを多めに入れたためか今も体中が臭い。芯から臭い。

画像は、季節に関係なくなんだかんだでしょっちゅう咲いているうちの撫子。本文とは何の関係もありません。

2004.11.4 [木] 

晴れ。今日もさわやか

 アメリカの大統領はブッシュさんに決まってしまったようだ。あと4年も。大丈夫なんだろうか・・・。
 選挙期間中の2回目のテレビ討論会は妹の通う学校の体育館で行われたようだった。これにあわせて前日にマイケル・ムーア氏が同じ学校で学生の為に講演会か何かをする筈だったが、肺炎のために急に取りやめになったとか。この人、何だか心配だ。身の危険を感じることはきっと多いのだろうけど、これからも頑張って欲しいもんだ。

 さっき旅行会社から連絡があり、年始のイタリア旅行で希望の飛行機をおさえることが出来たという。
やったーっ!
 一週間という短い期間だけど、楽しみ!既にシチリアについて本を読んだりして、楽しい時間は始まっている。そういや映画「山猫」もちょうど今やっている筈。気分が盛り上がるなあ。

 画像は、植えっぱなしで藪に囲まれてしまったヒイラギのつぼみ。

2004.11.3 [水] 

晴れ。さわやか

 せっかくのいい天気だけど、暗い映画館で2本観ました。気がついたら今日は女性は映画1000円デーだったのだ。
 「ソウ」は、大変おもしろかったが後味の悪い映画だった。
 「隠し剣 鬼の爪」は、私としては前作の「たそがれ清兵衛」の10分の1〜100分の1くらいの面白さだった。劇中で、西洋の武器の扱いを訓練するために行進の練習をするという小話が面白かった。要は、「ナンバ 対 現代走法」で、腕を振って足を上げて歩く、というやり方に納得できない藩士に、講師が、
「それなら私のエゲレス式の走り方と、あなたの侍の走り方とで競争をしましょう」
と提案するのだ。そうか、私たちの歩き方はエゲレス式なのね。

画像はその辺に咲いてたカタバミ。この近くに、何だかわからない動物の糞がぼてっ、と落ちていた。見たことないやつだった。

2004.11.2 [火] 

晴れ。

 家族がまたも入院した。まあ、こっちは慣れたけどね・・・。早くよくなって欲しいもんだ。
 
 最近の私の関心ごと:ユダヤ人

 画像は、植えっぱなしで藪に囲まれてしまったもみじ。まだ赤くならない。

2004.10.30 [土] 

雨。

 今日はビール部の集まりがあるのに、残念ながら妹の引越しの手伝いで参加できず。今日で全て終わる筈だったんだけど、色々都合で車での運び出しは来週に延期し、ということでやだなあ、また来週もこれやんの〜?
 12年分の生活が堆積した2LDKの空間をあれやこれやと引っ掻き回した跡は、なんというかグロテスクで痛々しい不気味さに満ちていた。解体中の家を道すがらに見かけた時なども同じものをそこに感じるが、今回は12年の内半分近くは私もここに住んでいたために、余計にそういう思いが強いのかもしれない。
 使い込んだものを捨てる、というのはどこか恥ずかしいのと未練がましいのとで私には容易に出来ないことで、それなりの決意が必要だ。それを無慈悲に無神経に(と私には見える)やってのける妹に、反発と羨ましさを感じながら、ものを大事にするってどういうことなんだろう、と改めて思った。
 家具や家電をなるべくリサイクル屋に買い取ってもらいたいと思っていたが、意外にも断られてしまった。例えばテレビにしても、今時は新しいものがどんどん出ているので2000年以前の型式のものは買い取れないのだそうだ。押入れ箪笥なども欲しがる人がいないので扱えない、整理ダンスなども状態がよほどよくなければダメ、なのだそうだ。結局、これらがどんなに機能していてももう粗大ゴミにしかならないということがわかった。そういわれてもなあ・・・。

 ビール工場にいけなかったのがかなり残念で、とりあえずムーハンでおいしいお粥食べながらビール飲みました。
 ついでだからと映画「シークレットウインドウ」を観た。予告の中に「ハウルの動く城」があった。今まで何回か観たこの予告の中でハウルの声だけが入っていなかったので、声優(というか俳優)があんまりにも下手だから聞かせらんないんじゃないの?なんて思ってたけど、今日ので初めて聞いた。思ったより下手じゃなかった気がした。

2004.10.29 [金] 

晴れ。

 地元の小学校でダンボールや古新聞などを集めていたので、車に積んで持っていった。これらを回収業者に売り、図書館の本を買うのだとか。年に一回こういうことをしているので、うちもそれに備えて丸一年分の紙類をためて持っていっている。
 小学校へ来たのは久しぶり。今時の子ってずいぶん体格いいなあ。遠くを歩く人影を見て、ああ同じくダンボールを持ってきた父兄だな、と思っていたら大間違いで、ランドセルを背負った少年だった。
 最近めっきり花が減ってきた。この辺は杉林ばかりなので紅葉せず、これからの季節は山がきたない。つまらない。

画像は、ちょっと前まで咲いていた多分、ヨメナ。

2004.10.28 [木] 

晴れ。乾燥してる

 なぜか最近、割とすぐにカッカする気がする。お日柄、というかめぐり合わせのせいだと思う・・・。私の場合、腹を立てるとすぐにおなかが減り、やがて力が抜けてくる。怒るって体力使うことなのだね。

 こんなときは楽しいことを考えよう、ということで、旅行を予約した。もっとも年始の休みのことで、しかも希望の便はキャンセル待ちだけど。
 今回もイタリアへ、もっと南へ移動して初めてのシチリア島へ行くことにした。何でもローマから一気にシチリア島へ行ける直通列車があるとかで、これに乗りたいのだ。島までの海をどうやって列車が渡るのだろう?と思うとわっくわくだ!!船に列車を載せていくとか聞いたことあるが、絶対寝ないで一部始終を見ようと思う。

 いらいらするときには花でも愛でよう。画像は暫く前のお散歩で見つけた名前のわからない花。

2004.10.27 [水] 

くもり。寒い

 さっきまた地震があったようだが、うちがゆれないのか私が鈍いのか、まったく気づかなかった。

 どなたかの日記にもあったが、普段から出来る防災対策やこういうときの支援の仕方、などを載せた指南書みたいなのがあると本当にいいと思う。どっかに出てないだろうか・・・。
 うちでは常に、風呂桶、薬缶二つに水を汲み置いている。仕事場の大きな水槽2つにも常に水を満たしている。風呂桶などは、本当は毎晩使い終わったらそのままさっさと掃除してしまいたいのだが、とにかく水をとっておきたいのでそのまま貯めたままにし、翌日風呂を使う直前に掃除している。
 何も地震でなくとも、いつなんどき水が止まるか知れない状態、というのが実際にあるので、もう習慣となっている。そしてこれらの水が役立ったことは何回もあるので、これからもやめられないな。まあ、こういう水が役に立つ状態、というのにはもうなって欲しくないけど。

2004.10.26 [火] 

雨。ちょっと寒い。

 この2週間ほど、忙しかったり腹が立ったりでちょっと疲れ、日記をさぼっていたが、つつがなく過ごしてました。
 友達とタラソテラピーに行ったり、健康ランドに行ったり、玉ねぎ1トンまたも運んだり、久しぶりの家族に腹を立てたり、久しぶりの人に会ったり、映画観たりした。
 映画は「トルク」と「コラテラル」。どっちもおもしろかった。特に前者は、お〜も〜し〜ろ〜い〜!!どうしてこんないい映画を1館だけで上映しているのか・・・。
http://www.allcinema.net/...
http://www.torque.jp/

2004.10.21 [木] 

台風一過でくもりのち晴れ。

 今週はたまねぎ週間なので、臭くて体の痛い日々をすごしております・・・。

2004.10.15 [金] 

晴れ。大変気持ちのよい日。空気が少し冷たい

 用事で出かけた際、富士山の見えるところを通った。「富岳三十六景」の中の一枚はこの辺りからみたものなのだとか。画像がそれ。雪がないのでちょっとつまらない。

2004.10.11 [月] 

くもり

 台風一過で快晴になると思っていたので友達と着物でお出かけしよう、と約束したものの、雨まで降るような天気になってしまった。それでも久しぶりに袷を着られるのが嬉しくて雨コート持参で出かけた。あっこさんに連れて行ってもらったLUNCOで大幅値下げしてた小紋、かと思ったけどお召しかも知れないものと、去年の真楽バザーでかずさんが出していた菊の名古屋帯。
 待ち合わせ場所に友達は皆、雨のために洋服で現れた。今日はスウェーデン大使館で展示があるので館内の一部に自由に入れるのだ。こういうの好きだな、私たち。
 肝心の展示は、まあこれといってすごいものではなかったし、カフェテリアの食事も、うーん、まあ普通、といったところだったが、こういうところに入れただけでも嬉しいのだよ。
 職員にどこかここいらにスウェーデン料理を食べさせてくれる店はないかと尋ねたら、六本木にあると教えられ早速行ってみたが、残念ながら今日は休みだった。
 そういえば吉祥寺にもスカンジナビア料理の店があったぞ、ということで吉祥寺にも向かったが、ここも生憎お休みだった・・・。次回を期待しよう。

2004.10.10 [日] 

くもり

 昨日は案の定、帰りの電車が止まってしまい、ちょっと前に帰ってきたところだ。
 留守中の私宛ての手紙の中に、画像のものが入っていた。これではわかり難いが、何だかの通信料を滞納しているので早く払え、これの債権を当方で譲り受けた、払わんと裁判所から通知が行くぞ、というような内容が、とりあえず丁寧に、でも日本語として意味不明な、煙に巻くような言い回しで、書かれた葉書だ。
 へえ〜、こういうのって本当にあるんだなあ、と気味が悪いながらもちょっとびっくり。葉書には相手の電話番号や住所も載っているが、一体何の支払いで幾らなのかにはまったく触れられていない。こんなところに電話するくらいなら、この期限とやらを過ぎてから裁判所から来るとかいう通達を待つほうがよっぽどましだわい、ということで、というか何というか、まったく身に覚えのないことなのでもちろん無視することにした。私は以前、クレジットカードの会社で支払いの督促の仕事をしていたが、債権ってそう簡単によそに譲ったりしないと思うんだけど。
 しかし気になるのは、何で私に宛ててきたの?ということだ。言わせてもらえば私は何かの支払いを滞らせたことはないし、クレジットカードだって殆ど使わないので、ブラックリストとかいうのに載っているとは思えないんだけど。通信料っていってもせいぜい携帯と通常のネット代くらいで変な有料サイトにいったこともないし。

2004.10.9 [土] 

台風

 昨夜より雨風激しく、家下の川の増水した音が轟々と恐ろしい。電車が止まるのも時間の問題・・・、と思いつつも友達との用事ために頑張って出かけた。
 画像は、この日買った水筒。以前からこんなのが欲しかったのだ。ペットボトルだと中身がなくなってもかさばって邪魔だし使い捨てるのももったいなく、どこかにやわらかい素材で出来た空になるとぺちゃんこになる水筒はないものか、と探していた。
 詰め替え用のシャンプーなどが入っているアルミ袋にはプラスチックの口がついたものがあるが、あれをきれいに洗えば水筒にならないだろうか、とこの日友達に提案したところ、これを教えてくれたのだ。例えきれいに洗えたとしても、「VO5」とか書かれた袋をくわえて何かをごくごく飲んでいる状態というのはかなりおかしいので、こっちのほうがましでしょ、ということに。
 早くこれを使いたい。これをもって旅行に行きたい。

2004.10.6 [水] 

晴れ。あったかい

 仕事がひと段落してふと気がついたら、車の陰に猫が死んでいた。先週うちの周りをうろうろしていた猫だ。
 可愛いけどうちでは飼えないし、でも痩せてて貧相だったのが気の毒になり、いけないと思いつつもこっそり牛乳をあげてしまった。夜、この猫が過ごしたらしき場所に布団代わりにと雑巾を置いておきもした。
 週末から雨続きで寒く、猫はどうしているかなあと思っていたら、どうやらこの寒さを越せなかったらしい。私の机のある窓の下にうずくまって硬くなっていた。どうせ飼えなかったけど、もっと沢山牛乳をあげればよかった。雑巾よりももっとあったかい布をあげればよかった。
 いつかなついたら背中を撫でされてくれるかも、と期待したけどそれは叶わず、埋めるときにちょっとだけ背中と頭を撫でさせてもらった。
 ダンボールの箱に前からとっておいたきれいな包装紙を敷き、猫の遺骸とその辺に咲いていた花を沢山入れた。花のある時期でよかった。以前、やはり猫のものらしい白骨化した死体を埋めたときは確か冬で、一緒に入れてやる花が何もなくて寂しかった。埋める場所はこの白骨化した猫の傍にした。ここは西日であったかいし、猫の好物の股旅が茂り、ちょこちょこと色んな花が咲く。今は赤い水引が沢山咲いている。他に適当な地面がないからというのも理由だが、まあ打ってつけだろう。
 墓穴掘りは意外と大変な作業だった。前のときは骨だったので小さな箱に拾い集め、さほど深く掘る必要はなかった。今回は花を入れてもゆとりがあるくらいの箱を選んだので、しっかり掘らなければならなかった。
 土葬が一般的だった頃には、やがて遺体と共に棺おけの蓋が朽ち、中へ土が落ち込むのを見込んで、埋葬時には土を盛り上げ、土饅頭にしていたと聞いた。これを思い出してなるべく深く掘り、周りからも土を集めて山にしようとしたが、石ころだらけの地面ではなかなか大変だった。
 よく考えたらこの辺りは、毎週タンクに給油しに来るおじさんが通り道にしているのだった。うっかり踏み抜かれないように目印をつけておかねば。
 こんな作業をして汗をかいていたら、悲しい気持ちがまぎれているのに気づいた。墓穴掘りって、こういう効用も期待されているのだったりして。

画像はまだ元気そうだった頃のねこちゃん。

2004.10.3 [日] 

雨。さむい

 今度のくつろぎ旅行の相談を友達と再びした。楽しみだ。
 それはそうと、冬休みにどこかまた遠いところへ旅行に行きたいなあー。今のところの候補は、南イタリアとインド。ルーマニアも候補だったが冬は寒そうなので見送ることにした。

画像は、ここいらで時々見かける看板。時々出た、という話を聞くが、中には見間違いもあるのだと思う。山の中のを歩いていた只のオッサン、とかね。私はまだ見たことがない。

 

2004.10.2 [土] 

晴れ。暑い

 みなこさんちへお邪魔して、玉簾の練習を見学した。みなこさんとみほちゃんと二人で、もうじき本番なのだ。申し訳ないことに私は先約があり発表には参加できず、こうして別の協力、というか本当にお邪魔しただけだったけど、お手伝いにかこつけて、遊びに行ったのだ。
 練習中の子守くらいはしようと思ったが、私はそういうのが下手くそで、でもI君はお利口にしていてくれて嬉しかった。
 みなこさんがふと、ちょっと臭うからおむつ交換かな、などと言い、I君をチェックし始めた。しらばっくれていたが実は私はその少し前にオナラを密かにしており、大した爆裂音でもなかったので誰も気づいていまいと、黙っていたのだった。しかしこのままではこの臭いはI君のせいにされてしまい、さっきまでお利口さんに過ごしてくれた恩に仇で報いることになってしまう。何より、子供が言い訳できないのをいいことに濡れ衣を着せてしまうのはやはり忍びないので、遅ればせながら告白いたしました・・・。ごめんね、I君。そしてそこで汚れた空気を吸わせてしまった皆様。
 夜、楽しみにしていた映画「マッスルモンク」を観た。開巻10分は、肉襦袢を着たアンディ・ラウが全裸で街を走り回る、というものだった。面白かったが変な映画だった。

画像は今日の着物。片貝木綿松煙型染めの単は去年ミシンでダーーーッと作ったもの。赤い帯は会津木綿をユザワヤで測り買いしてやはりミシンでダ、ダーーーーっとやったもの。

2004.10.1 [金] 

晴れ。さわやか

 別に今日の出来事じゃないけど、
「怒りでわなわなと震える」
ということが最近実際にあった。腹を立てながらも、本当に手が震えているのをみて、へえー私怒ってんだなあ、と変におかしくなってしまった。
 ずいぶん前には、緊張してどきどきし、
「心臓が飛び出す」
ということもあった。ギャーどうしよう、と思っていたときにふと左胸の辺りを見たら、本当にそこだけ、ひょこひょこ出たり引っ込んだりして、シャツがふかふか波打っていた。こういうことってもちろん、只の比喩表現なんだけど、でも本当にあるのね。
 
画像は、仕事場の土間に入り込んできた山鳩。脇で私が大豆をいじっていたのでこぼれたのを拾いに着たらしい。かわいいが、なかなかずうずうしい。

2004.9.30 [木] 

晴れ。風が強い

 今朝6時半頃、母に言われて外を見たら、西の空に大きな虹がくっきりと架かっていた。ちょうど二つある山の谷間を繋ぐように、まさに橋のようだった。画像がそれ。7時頃にもう一度そっちを見たがもうなかった。いい頃合を教えてもらってよかった。

2004.9.29 [水] 

雨時々くもり

 身の回りの野草でも名前を知らないものが結構あり、試しに調べてみたら面白かった。どうしてそう命名されたのか、由来が気になるものが多い。継子の尻拭い(ママコノシリヌグイ)という花があるそうだ。愛らしいピンクの花だった。一体どういうことでこんな名前を頂戴したのか。

画像は、姫昔蓬(ヒメムカシヨモギ)か、掃き溜め菊のどちらかではっきりしないが、どうも後者のような気がする。
 他に、花が終わってしまったが萩の仲間も生えており、それは盗人萩かと思っていたら、正確には荒地盗人萩であることがわかった。仰るとおり、うちは掃き溜めで荒地です。そして私は給料ドロボーです・・・。

 テレビで私の大好きな映画のひとつ「ウエスタン」がやっていた。カッコよくて面白くて楽しくて、そしてよいお話だと思う。

2004.9.28 [火] 

くもり。今日は十五夜さんのはずだが、これでは見えないかも

 どなたかの日記を読んでいて私も気づいた。そうか、もう単は暫く着られないのか。結局今年も着なかったものがあった。

 パートさんに柿を沢山頂いた。ここの家の柿は甘くておいしいのだとか。楽しみだ。
 今年は猛暑だったせいかこういう果物の時期が早いようなことを言っていた。そうなのか。

画像は、そこいらに落ちていた柿と栗。柿はこのまま腐ったり枝で腐って落ちたりするので、やがて辺りは大変な臭さになる。酔っ払いを熟柿の臭いっていうけど、辞書で調べたら他にも色々あった。熟柿主義、熟柿首など。へえー。

2004.9.27 [月] 

土砂降り。寒い

 母が栗をむいていたら、白い小さな芋虫がころころ沢山出て来た。うじゃうじゃいるのを私に見せて、
「すごいでしょ。おいしそうね」
といった。栗が、ではなくて、芋虫が、である。
 クリーム色がかった肌の色は少し脂っこくつやつやして、太っているのでなんだか食べでがありそうだ、ということらしい。
 やめてよもー。
 蜂の子なんておいしいらしいので、栗しか食べていないこれも案外いけるのかもしれないが、私は芋虫より栗のほうがいい。私も悪食のほうだが、母も似たようなものらしい。

画像は、季節外れの筈の露草。気温が梅雨時に似ているのかこの時期にもよく見かける。

2004.9.26 [日] 

くもり時々雨

 喫茶店などで読書してボーっとしていた一日だった。
 持ち歩いていた籠かばんの、布の部分が破けてきていることに気づき、慌てて風呂敷を買って包んで持ち歩いた。やはり古い布は力のかかる袋にはは向いていないね。解体して別のものに作り変えよう。
 http://www.kanshin.jp/...
が気になり、シャネルのコーナーを見ていたら欲しくなってしまい、KYOTOを買った。きれいだから、という理由で買ってしまったが、私が塗ると口のお化けが歩いているみたいになるんだよなー。控えめに塗ろう。
 今日の映画は「バイオハザード アポカリプス」まあまあだった。前作のほうが面白かった。

画像は、物のない時代に代用食にしたらしい菊芋。根を食べられるとか。この辺では、どっかの産廃処分業者が違法に泥を捨てていったところに生えていることが多い気がする。泥と共に根が持ち込まれたのだろう。

2004.9.25 [土] 

くもりのち雨

 天気が悪くなると聞いていたので、一応ポリエステルの単にしてみた。帯は博多だけど。
 友達に誘われて、羽村市のイベント、「風のおわら」を見に行った。
http://www.city.hamura.tokyo.jp/...
 富山の民謡とおどりを、保存会の人たちが披露してくれるというのだ。雨天だと延期なので、果たして今日の怪しい天気でも決行してくれるのか心配だったが、案の定、町流しという、演奏と踊りをしながら町を歩く、という部分は中止になってしまった。
 野外ステージでの公演はなかなか面白かったが、段々雨足は強くなり、しかし舞台への見通しが悪くなるといけないからという理由で傘をさせず、お客さんの集中力はどうしても途切れがちだった。私もいまひとつ堪能することが出来ず、残念だった。
 皆で晩御飯を食べながら、今後どこへ旅行したいか、という話題で盛り上がった。まだまだ色んな所へ行ってみたい。いつでもチャンスをものに出来るように、体の手入れと気力の持続を普段から心がけたいと思う。
 ということで、今度の冬休みの旅行はどこにしようかなあ。うふふ〜。ルーマニアねえ。いいねえ。

画像は、うちの藪に咲いていたキンミズヒキ。たぶん。こないだの朝日新聞に載ってたのと同じだと思う。

2004.9.24 [金] 

くもりのち雨。寒い。父は早くも石油ヒーターをつけていた。ほこりの燃えるにおいがくさい。

 今週はひまひまなので夏に着た浴衣を洗濯しようと思っていたのに、ぐずぐずしていたらこんな天気になり、出来ず仕舞いだった。明日もきものでお出かけ予定だが、雨が止んでくれると嬉しいなあ。
 トンボの数が段々増してきて、今では大群になっている。たまり場もいつの間にか移動していて、気がつけば車の上に皆で集まっていた。集合する場所に何か意味はあるのだろうか。うちの車がくさいとか汚いとか、そういう理由だろうか。

画像は、茎をかじると塩からいイタドリの、花。
花のない時期にはかわいくもなんともないが、こうしてみると結構きれい。
シーボルトが日本から持ち帰ったとかで、イギリスではこれが在来の植物を駆逐してのさばっているので迷惑しているとか。

2004.9.23 [木] 

 よく考えたら今日はお彼岸だが、それらしいことは何もやっていない。ここでもまた、
日本の年中行事に敏感になろう
という今年の目標を無視したことになる。ほんとにやる気あんのかね?自分よ。
 墓参りも殆どしたことなく、だいたいどこにお墓があるのかもいまいち把握し切れていない。
 それでもおはぎは毎回母が作ってくれるが、それもなぜか今年は夕飯に作るらしい。早く食べたい・・・。

画像は、もうだいぶ時期が終わってきた彼岸花。縁起が悪いそうだけど、きれいでよいと思うがなあ。

2004.9.23 [木] 

くもり。少し肌寒い

 今日も散歩のつもりだったが、寒いのでやめた。
 昨日の草刈のときに、うっかり七分袖のシャツを着てやっていたら、イガイガしたツルをもつ草で腕を引っ掛けてしまい、血が出た。やわなつる草だと思ってなめていたら、血まで出るとは。今日はそこがびりびり痛い。
 画像がその犯人。草刈をサボるとこれと葛だらけになってしまうくらい、付近にはありふれた草だが、名前をいまだ知らない。

と思って調べたら、カナムグラ、と言うらしい。何だか虫みたいな名前だ。

2004.9.22 [水] 

晴れ時々くもり。暑い

 うちの辺りでも車の速度は60k/h位が普通です。一応制限速度は40k/hだけど。免許とりたての頃に制限速度で走っていたら、やはり長い行列が後ろにできてしまった。

画像は最近そこいらでよく見る花。釣り船草。日陰を好むようにみえる。

2004.9.20 [月] 

くもりときどき晴れ。けっこう暑い

 久しぶりにそのへんをお散歩した。
 こういうド田舎に住んでいると、歩くということが殆どない。どこへ行くにも歩いていくには少々遠いので車に乗ってしまう。実際、道中で他に歩いている人を殆どみなかった。子供さえも歩いていない。
 私が幼いころは歩いてあちこち遊びに行った。学校の生徒も皆、どんなに遠くても歩いて通学した。だから学校から離れたところに住んでいる子ほど、足が速くて運動会などでは活躍したものだった。

 道々にはけっこう面白いものが沢山あった。とりあえず蛇の死骸を二回見た。人家も殆どないような山道を古い型のでかいアメ車がボボボボボ・・・、と走り抜けていった。正体不明の獣の糞が道に落ちていた。去年うちのどこかから聞こえたのと同じ、ぴゅーい、ぴゅーい、という泣き声が藪の中からガサガサという音と共に聞こえてきた。
 村人の手作りらしい道しるべの看板には、
「○○○(地名)  人情の里」
と書かれてあった。どういう意味か知らないが、ここのある人にうちは今まで散々嫌な目にあわされてきているんだけど・・・。
 花の写真を何枚も撮ったが、変なものも撮った。画像は、杉の木の根元で見つけた変なきのこ。馬鹿でかい。傘の直径が優に20�pはあった。

2004.9.19 [日] 

晴れ。日を浴びると暑い

 昨夜入ったタイ料理屋のメコンというウイスキーがあまりに悪酔いしそうな癖のある甘さだったので二日酔いを心配したが、あまり影響なくすっきりお目覚めしたので、今日も頑張って映画2本観ました。
 「LOVERS」はあんまり期待してなかったけど面白かった。少なくとも同じ監督の前作よりは。
 「インファナルアフェア無間序曲」は、まあまあだった。前作のほうがはるかに面白かった。

画像はこの日のバッグ。というか籠。どこかの古い物屋で見つけた縞の端切れと、100円ショップの籠とを縫い合わせて作った。この縞が気に入っている。昨日の古玩堂さんで、100円ショップの籠じゃもったいないわよ、と言われたが、私もそう思っていたので、何かよいのがあれば作り変える予定。

2004.9.18 [土] 

くもり。少し暑い

 神田小川町へ、「「旅で出会った手織布」ー服・布・端布ー 」展を見にいった。見にいって、きゅーっ!と私を引っ張る布に出会い、買ってしまいました。いひひ。
 画像がそのショールです。ラオスの絹織物だそうだ。織り模様の部分があまり撚りをかけていない真綿のような糸で出来ており、全体にふかふかとしてあったかい。羽織るとそこがものすごくぽかぽかする。
 今日の着物は、亡くなった祖母の箪笥を貰い受けたときに中に少しだけ残っていたもののうちの一枚で白地に細かく十字の絣が飛んでいる紬に、北鎌倉の花ぐるまでみつけたちょっと古めかしい感じの青い博多献上帯だったが、どういう訳かこれがまた、誂えた様にこのショールにぴったり合うのだよ。
 おばあちゃんが買えって言っているよ、と自分に言い訳して、その内なる声に素直に従いました・・・。
 
 今日はこの前に上野松坂屋の大京都展にも行き、桜の塩漬けを買った。明後日の敬老の日に我が家の老人とともに飲むとしよう。(ちっとも敬う気持ちが感じられない言い回しだ)
 ここの喫茶室で蕨餅を食べたかったんだけど失敗した。お昼に西荻で美味しいインドカレー屋を教わり、腹いっぱいの状態で来てしまったのだ。お茶だけ頂いて帰りました。

 今日の映画は、心待ちにしていた「ハイウェイマン」。
 期待通り!!面白かった。かっこよかった。時間も1時間半弱と上手に纏められ、最近の長い映画も見習ってほしいよ。

2004.9.16 [木] 

晴れ。空気が少し冷たい

 朝から失敗してしまい、原料を丸々一回分無駄にしてしまった。がっかり・・・。
 こういうとき、誰にともなく「ごめんなさい」と言いたくなるが、しかし誰に?上司がいるでなし、しかられるでなし、そもそもしかられるからゴメンナサイという訳でもないし、製品にしてないからお客さんにでもないし。
 まあ言うなれば、無駄になった原料に対して、またはそれを作った人に対して、かなあ。食べ物の神様に、もアリか。更には、お腹をすかせている人たちに、も。
 気合がぜんぜん足りませんでした・・・。ごめんなさい・・・。

 とかいって昼にはもう自分のしたことを忘れました。
 もっと反省しろよー。>自分

画像は今年もまたそこいらに咲いた、水引。白いのもどこかで見たことある。

2004.9.14 [火] 

晴れ。暑い

 一昨日の晩から、夜中に背中が痛くて目が覚めている。昨夜もそう。仰向けでおとなしくしてればいいんだけど、うっかり寝返りうとうとすると激痛がはしり動けない。五十肩、とかいうけど、もしかして三十背中か?今も痛い・・・。

 ごきぶりホイホイを買ってきた。といっても、幸いにもうちは、どういうわけかゴキブリが殆どでない。これだけ食べ物おいているのに。まあ、他に色々あれこれでるけどね・・・。
 ゴキブリ捕獲のためではなく、コオロギ捕獲のために買ってきたのだ。
 この時期になるとあっちこっちから虫の音が、
りーりー
やかましいくらいに聞こえる。ついでに昼間には夏の名残の蝉もワンワン鳴いている。けっこう賑やかだ。
 コオロギは外で鳴くだけならいいんだけど、仕事場にいつの間にか侵入してたりするので退治するのだ。どういうわけか、ゴキブリホイホイにほいほいかかる。あの誘引剤というのは彼らにも魅力的なのかしらね。

画像は、うちの外壁にみつけた蓑虫

2004.9.13 [月] 

晴れ。暑い

 さっき「ER緊急救命室」の今シーズンの最終回を見ていたら思い出した。 
 ユニセフから来る通販カタログによく、
このカード1セットの売り上げで○人分のポリオワクチンを買うことができます、とか
1000円の募金で○人分の文具が買えます、とか
数千円の募金で井戸のポンプを買うことができます、とか
書かれており、それらを見ると思わず、
はい!そのくらいのことで大勢の人が助かるのなら寄付します〜!!
という気になる。
http://www.unicef.or.jp/...

 ここのはわりと素敵なのが多いので、お気に入りです。
http://www2.unicef.or.jp/...

画像は、今日のおやつ、のし梅。うまかった。

2004.9.12 [日] 

晴れ。けっこう暑い。

 映画「デビルズバックボーン」を観た。面白かった。よよよ・・・。
 本当はもう一本観る筈だったが映画館の時間割がぴあと異なり(!)予定が狂った。

 単が着られる時期になったので、名前忘れた、なんとか結城とかいう、本当は夏物らしい縦シボのある着物を着た。呉服屋さんは夏物だというけど、そして確かに肌触りも固くてシャリシャリしているけど、透け感はまったくなく生地も厚めで暑そうなので、盛夏にきたことはない。今頃がちょうどよい感じ。

画像は、最近よく見かける花、たぶん蓼の一種。これからも藍がとれるんだろうか。

2004.9.11 [土] 

くもり

 映画「スイングガールズ」を観た。前作の「ウォーターボーイズ」と男女を入れ替えただけのような話だった。または「スクールオブロック」みたいだった。面白かったけど。
 間髪をいれずに映画「ヴィレッジ」を観た。ネタバレするといけないので何も触れないが、面白かった。よよよ・・。
 夜は吉祥寺に新しく見つけたタイ料理屋でご飯をたべた。シンハービールを飲んだ。なんか懐かしいー。

画像は、夏からよく見かける花、現の証拠(ゲンノショウコ)。根が胃薬になるらしい。いかにも効きます、という名前だ。

2004.9.6 [月] くさい家

くもり
 数日前に台所の冷蔵庫が壊れた。同じ型で左右対称のものを二台置いていたが、左のものがちっとも冷えなくなったのだ。その日、朝起きると台所を中心に異臭が漂い、どうも冷蔵庫が素らしい、ということがわかった。そのうち直るかも、とかいう根拠のない希望のもと放って置いたが、日が経つごとにさまざまに種類を変えて悪臭は強くなり続け、母が中のものを処分してからはやがてにおいも薄れ始め、今では多少はにおうもののどうでもよくなってくるところまで来た。
 しかし買い換えないことにはどうにもならんので電気屋へ行き、一番シンプルで安いのを決めてきたが、蝶番が左についたものとなると取り寄せに時間がかかるとかで、月半ばになるという。しかたがないが、まだあと二週間、このにごった空気の中ですごさねばならない。いまや鼻も馬鹿になり始めあまり気にならなくなったが、早く新品が来て欲しい。

画像はその辺に咲いてる今が花盛りの葛。風が吹くとこれの甘い香りがふうわりとする。うちの中の悪臭とは大違い。

2004.9.5 [日] 

くもり
 楽しみにしていた映画「ヴァン・ヘルシング」を観た。たのしかった〜!
ルーマニアが舞台の映画だったが、ルーマニア人役の登場人物はルーマニア訛りの英語でしゃべっていた。英語圏以外の国が舞台になると、そこ訛りの英語で登場人物がしゃべる、というのはハリウッド映画のお約束だが、となるとやっぱり、映画化される「さゆり」も、登場人物は「日本語訛りの英語」で話すものと思われる・・・。

画像は、ここんとこずっと咲いてるコスモス。殆ど雑草のようなものだけど、必ず毎年咲いてくれるので嬉しい。幼いころは狭い庭いっぱいにこれがざわざわ咲いていた。

2004.9.4 [土] 


先週末は全然映画を観られなかったので今週こそは、と思っていたがぐっとこらえて珍しく秋葉原へ行った。デジカメを欲しいと思ったのだ。そういえば真楽のBBSでも話題になったことがあったなと思い改めて読み直してみたが、正直言ってなんのことやらさっぱり、少しもわかりませんでした・・・。
 だめだなあ、と反省し、あれこれネットで勉強したが、とりあえず実物と店頭での値段を調べようと、この日の日中は殆どこういうことに費やされた。
 が、秋葉原って、詳しくないからよくわからないけど、ぱっとみたところ有名量販店なんかよりも高めなのね・・・。そしてなんというか、居心地が合わない・・・。着いた当初は、
わー、ブレードランナーの世界みたーい
なんて思っていたが、もう一時も早くここから脱出したくなってきたので、目的のものもあまり見ずにさっさと帰ってきた。

 夜、またも先週の友達と待ち合わせて小旅行の計画を練った。練り練り。
 ご飯のあと、知っているフォークソングの店にいかないか、と中の一人に誘われ、三人で出かけていった。
 フォークソングの店、と言われ想像したのは、かわいいチロリアンの民族衣装を着た女の子たちが歌い踊り、お客さんも交えて最後はマイムマイムで盛り上がる、というものだったが、フォーク違い、吉田拓郎とかさだまさしとか、そっちの方でした。
 この日はライブがあるとかで、私たちが店に着いたときにはもう真っ最中、ドアをそっと開けると、特設ステージではヒゲをそり落としたなぎら健壱みたいな顔の色白の青年が弾き語りをしていた。狭い店内にぎちぎちに人が座って、今日は飲み放題だとかで盛り上がっており、肝心のライブのほうも素人の私からすれば本当にみな上手で、へえ〜っと聞きほれてました。濃い体験だった。

2004.9.3 [金] 

 借りてきた映画「めぐりあう時間たち」を観た。おもしろかった。

 ここ何ヶ月か続けて、私のいい加減な仕事ぶりのために、あるお得意さんから請求書の間違いを指摘する電話が月初めにかかってきている。電話に出て声を聞くと、
すいません!なんか間違ってましたか?!
とこっちから先に聞いてしまうくらい、毎度のことになってしまった。しかし今回は何もないはず、と思っていたところ、またしてもあの方からのお電話が・・・。
請求書のことでしょうか?!
と聞いてしまいそうになったが、今度は違うことだった。単なる問い合わせだった。よかった。
いつもお世話かけます・・・。

2004.9.1 [水] 

 帰国中の妹が観るかと思って借りてきたが結局観ずに行ってしまったので、映画「KILL BILL Vol.1」を両親と観た。私はもう何度目か忘れたけど相変わらず楽しめたけど、やっぱり親にとっては変な映画だったようだ。

2004.8.31 [火] 

くもり時々晴れ
 仕事で使っている機械を直しに、父の昔の友人がはるばる来てくださった。この機械はどうやらずいぶん古く、少なくとも戦前のもの、もしかしたら大正時代のものだ。つくりが大変単純で、しかし必要にして十分な機能をもっているので、祖父母の現役時代からチョコチョコ手を入れるだけでしっかり働いてくれている。私も今後のために手入れをしっかり見ておかねばならず、ぜんぜん理系じゃないけど興味深く勉強させてもらった。
 って、ただ脇で見ていただけで碌に手伝っちゃいなかったけど、しかし今日の豆知識!!戦前のネジといまどきのネジって、溝のサイズが違うのね!!知らなかった。昔のは主に外国から輸入したり外国の規格に合わせて作られていたので、インチ単位のネジなんだそうな。それが戦後は日本での単位にあわせて、今はミリネジなんだって・・・。そしてうちのこの機械は戦前のものなので、いまのミリネジでは太さが合っても使えず、インチネジでなければ合わないのだとか。とりあえず両者を見比べてみたら、インチネジのほうがねじ山が細かいというか、螺旋が細かい。
 こないだ観た映画「スチームボーイ」に、主人公の少年が「この機械はアメリカ製だからイギリスのネジでは修理できないよ」とか言っているところがあったが、もしかしてこれもインチとミリの違いか・・・。どっちがどっちかわからないけど。
 こんな小さな部品にも歴史があるのねー。ほー。

2004.8.29 [日] 

またも雨
 昨日の友達とまたお茶した。夏物を着られるのももう今日くらいなので、ということだったが、雨のために結局いつものジーパンとシャツ姿で参加した。着物は一人だけだった。来月、皆でどこかへ小旅行に出よう、ということにした。着物でおでかけ。楽しみだ〜。

2004.8.28 [土] 


 友達の家で恒例の食べ物お持ちよりパーティをした。おいしかった。楽しかった。
 このパーティはもともと、着物の着付けの練習をするために皆で集まって、互いに教えあったり着物を交換してコーディネートを考えたりするためのものだった。しかし今では皆大体のところはきちんと着られるようになったので、着物よりも食べ物のほうを優先する会になってしまった。しかし楽しいからそれでよいのだ〜。

2004.8.27 [金] 

 借りてきた映画「インアメリカ 3つの小さな願い事」を観た。面白かった。そしてよいお話だった。お話の一部が2年前に家族を亡くした友達に少し当てはまり、いつかこの映画を勧めてみたいと思ったが、却ってあれこれ思い出させてもよくないとも思うので、なかなかできないなあ。

2004.8.25 [水] 

曇りのち雨

 パートさんにまた野菜を色々もらった。きゅうり、ナス、かぼちゃ、オクラ、そして多分、モロヘイヤ。
 モロヘイヤはまだ食べたことなく、どうやって料理したもんか検索したら、モロヘイヤスープ、というのが簡単そうだったので試すことにした。何でも古代のエジプトの王様がこれで病気を治し元気になった、という折り紙つきのものらしい。
 葉をミキサーにガ、ガーっ!とかけてスープの素、酒、塩、胡椒と水で煮立て、最後にレモン汁を入れる、というもの。モロヘイヤ特有の粘りがある、とろみのあるスープが出来上がった。というか、ぱっと見は、出がらしの茶っぱが沢山入ったどろどろした緑色の液体、という感じだ。
 味は、なんというか締りのない、間の抜けた、まずくない代わりにうまくもない、というものだった。もっと工夫の余地あり、とみた。 

画像は、家の近くの藪に落ちてた蝶。おそらく瀕死の状態だろう。これは背中側だが、腹側の羽は黒く、赤い斑点が少しあった。どうしてあげたらいいのかわからず、でもどうやら日陰に移動したがっていたので暗いところへ移してやった。

2004.8.24 [火] 

小説「さゆり」の映画化は、なんか不安もあるけど結構楽しみ。
監督はアメリカ人で、主要な芸者役は中国人や中華系マレーシア人女優、男の人は日本の俳優、ロケは確か日本、って、一体どんなのになるんだろう・・・。まさか「KILL BILL」路線のはずはないだろうし。
主演女優が日本人でなかったのはもしかして、ハリウッドに知られた日本人女優で手ごろなのがいなかったから、もっと有名なこの3人なら顔も似たようなもんだし、妥当じゃん、ということなのかな。その点、渡辺謙や役所公司は一応、知られているから抜擢されたのかも。
まあ、しょうがないか。
主演の三人も、チャン・ツイイーはEさん似なのでEさんがさゆり、と思えば楽しみだし、
ミシェール・ヨーは倍賞千恵子似なので結構似あいそうだし、
コン・リーは・・・、誰に似てるかなあ。
ftp://sunsite.unc.edu/pub/multimedia/pictures/asia/hongkong/hkpa/popstars/female/gong-l01.gif
でもまあそんなに違和感ないだろうから、外見に関してはOKかもなあ。

2004.8.24 [火] 

くもり。蒸し暑い。こういう日に限ってまた、火のそばでお仕事

 先日「着物サロン」を立ち読みしました!見つけました!ナスの色と葉の色と、もんぺなどの木綿の色が相性よくなじんでいてきれいでした。
 こないだ妹のお友達が外国から来たとき私の着物を着て写真撮ったり大騒ぎして皆で楽しんだが、そのとき彼女が、着物の専門雑誌があるということに驚いていた。そっか。そういうのって、海外ではあるのかな。自国の民族衣装の専門雑誌。なんか気になる。

 ちらちら見ていたオリンピックの柔道。アジア人と骨格の違う人達が着る柔道着って、帯の位置が上すぎてなんか変な感じ。着物がはだけないように締めるためだけの帯ではなく、腹に力を込めるための帯でもあるきがするんだけど、ウエストに締めちゃうとやり辛くないかなあ。まあ、ウエストの位置がアジア人より高いし、腰骨あたりに締めてもだんだんくびれたところへ帯がずれていってしまうのかもね。
 気のせいかもしれないけど、日本人以外の選手ってけっこう柔道着の前がはだけている人多いのね。日本人選手は前が乱れるとすぐに直して締めなおしている姿をよく見たけど、ほかの人だと前が全開になってもそのままで試合続行していたように思う。しっかり着て帯を下腹でぐっと締めたほうが、なんか力を込めやすいような気がするんだけど、どうなんだろうか。

 そうだ。思い出したけど、小説「さゆり」の映画化は、↓のようになっているようです。8/20のところです。なんでまたこんな配役なのだろうか・・・。中国の女優さん3人はいずれも美人ぞろいだけど、いったい何語でやるつもりなのかなあ。ハリウッド映画だから当然英語?
http://www.allcinema.net/...

2004.8.22 [日] 

晴れ

 いつものように飲んだ翌朝は下痢になるかなー、と思っていたらそうでもなく、穏やかなお通じ。
 適当に早昼をとっていたら隣の席での会話が丸聞こえ状態で、さりげなくもしっかりと聞いてしまった。
 このおじ様たちの話によれば、日本の神社仏閣の多くはすでに建物にガタがきており手入れが必要なのだが、ふさわしい木材がすでに国内には乏しく難しい。新しい神社を建てようにも、立派な大木は国内だと熊野と屋久島くらいにしかなく、運よくそれらを入手できたとしても、材木とするには伐採後に何年もかけて乾燥させねばならず、そうこうしている内に今は数少なくなった手練の宮大工が絶えてしまうので間に合わないのだそうだ。
 ふうーん。知らなかった。

 今日の映画は「華氏911」。どうせ混むんだろうと思って早い回に行ったら前のほうはちらほらと空席もあり、さほどでもなかった。が、劇場を出たら、次の回に並ぶ人たちがコマ劇の前の広場をぐるうっと列になって囲んでいた。
 期待通り、私は楽しめました。楽しかったし面白かったが、しかし怖かった・・・。前作の「ボウリングフォーコロンバイン」もそう。滑稽であればあるほど、おっそろしい思いも強くなった。そして、日本は大丈夫かー?と思った。

2004.8.21 [土] 

晴れ

 真楽納涼焼肉会の前に映画を一本観ようと銀座へ行った。時間割からしてちょうどよかったので「天国の青い蝶」にした。おもしろかった。主人公のお母さん役の女優さんが、真楽のある方に似ていた・・・。↓わかりにくい?
http://www.thebluebutterfly.net/...
http://pascale.bussieres.actricesdefrance.org/

 真楽の集まりは久しぶりなのでなんかちょっと緊張した。すぐに調子に乗ってでかい声でがなりたててしまっていましたが・・・。
 皆さんいろんなことをご存知で、こうしてたまにお話しするととても勉強になります。男物アンサンブルの生地でやりくりして袷と単を作ってくれた仕立て屋さんの話とか、かけ襟をはずして身丈の足しにし、かけ襟のあったところにタックをとってかけ襟があるかのように細工した話とか。とても面白かった。
 そうだ。れろれろになりながらもかろうじてメモした、日本語の「私は」と「私が」の使い分けについて、も面白かったです。大雑把に言えば、
「私は」—既知の情報をやり取りする時、
「私が」—初めてでる情報をやり取りする時、
にそれぞれ使うのだそうです。なるほどー。
 皆さんありがとうございました。また誘ってくださいねー。

2004.8.17 [火] 

曇りのち雨。蒸し暑かったがやがて寒く

 妹とそのお友達が大阪へと出発した。二人で関西のホテルや知り合いの家を泊まり歩くのだそうだ。また再来週に東京へ戻るので、時間があれば温泉へお連れしようと思う。
 うちでは妹以外はまともに英語を話せずいろいろ不自由だっただろうと思うけど、お国のこと、留学先でのことなど、沢山話してくれて、また私の話も聞いてくれて、とてもうれしかったです。またね〜。

2004.8.16 [月] 

晴れ

 昨夜遅い時間に帰ってきたら、妹が留学先から帰ってきていた。向こうで知り合ったお友達も一緒に来ていた。こんな英語で通じるだろうか、と不安だったが、さすがソーシャルワーカーの卵、嫌な顔もしないでしっかり聞いてくれた。嬉しい。
 どこか東京で面白いところはないか、と聞かれ、結局今日は私も一緒に浅草へ、彼女と妹を連れて行くことになった。日本食にとても興味があるらしく回転寿司へ行き、仲見世を冷やかしながら食べ歩き、1日じゅう楽しんだ。
 
 夜は夜で、着物も気になるらしいので私の着物を着せ付けて撮影大会をした。どういうポーズがそれらしいのか、こっちもわかんなかったので、「きものサロン」を参考に、番傘まで持ち出して皆で大はしゃぎした。喜んでくれたみたいで私も嬉しい。
 楽しい一方で、家族がまた入院することになりばたばたした。早いとこ出てこられるといいんだが。

2004.8.15 [日] 

晴れ

 今日はまた別の久しぶりの人に2人会った。学生時代の同級生と先輩で、先輩のほうは会社員だったときにも同じ会社の先輩だった。
 本当に何年ぶりかのことなので、私たちとほかの人の近況報告とも含め話が盛り上がったが、けっこういろんなことが大きく変わっており、びっくりした〜。シングルマザーになっていたとか、離婚、かとおもったらそもそも結婚していなかったとか、重い心の病をわずらっていたとか・・・。
 私なんて、本当に変化ないよなあ。着物を着るようになったことと南京玉すだれを習ったことくらいかなあ。幸せなんだなあ。
 先輩のかわい〜い娘さんとお手手つないで晩御飯を食べに行き、今日も楽しい一日だった。

2004.8.14 [土] 

晴れ時々雨。蒸し暑い

 久しぶりの人に約束の本を渡し、毎年行っている板橋美術館の「イタリア・ボローニャ国際絵本原画展」へ行った。
 せっかく普段行かない地域に来たのだから、普段行かない映画館で映画を観よう、ということになり、久しぶりに練馬のシネコンへ。どうせあんまり面白くないよね、とわかっていながらも楽しみにしていた映画「リディック」を私は初めて観、連れはあんまり面白くないとわかっていながらもここで2度目の鑑賞となった(すでにスパイダーマン2を7回見ているような人である)。うーん、たのしい映画だなあ〜。
 またも沢山お話できて楽しい一日でした。

2004.8.12 [木] 

晴れ。今更言うほどのこともないけど、暑い

 仕事はなんとなく終わったようなそうでないような、でもまあ終わったことにしちゃえ、ということで、友達と地元の健康ランドへ泊まりがけで行った。
 韓国式垢すりと台湾式足揉みと、肩・腕のマッサージをしてもらった。(ここにはほかにタイ式マッサージもあった。)
 垢すりのとき、以前も言って喜ばれた?のに味を占めて、またしても「アンニョンハセヨ〜」と言ってみた(これしか知らない)。黒ビキニのおばさんは愛想よく笑ってくれた。帰り際には、「アンニョン」でさよならの意味があると教えてくれた。なるほど。覚えやすい。
 ご存知のとおり最近は韓国ドラマや映画が流行っており、私も結構観る様になった。私が観てる作品はその中でも結構偏っているほうだから一概にはいえないことだけど、なんか韓国映画って、俳優さんが
「『ダメ男ぶりをいかにうまく演じられるか』選手権」
で競ってるんじゃないの?というくらい、ダメダメ男が頻繁に登場するような気がする。そしてとても上手。そして面白い。かっこつけたダメ男じゃなくて、ほんっとーっに、うわあ、いやだなあーこんな人、というような主人公が多い気がする。なんでだろう?面白いから大歓迎だけど。

2004.8.7 [土] 

晴れ時々雨。蒸し暑い

 あっこさんと待ち合わせて某大学キャンパスへ行った。大学なんて久しぶりだし、もう学生のふりはできない風貌になってしまったしで、構内で浮くのではないかと思ったが意外とそうでもなくて安心。
 今日はここの空き教室をかりて、南京玉簾の練習をするのだ。人にものを教えるのは本当に下手なのだが、あっこさんは覚えも早くて、来月の本番にはしっかり演技してくれると思う。私もそうでしたが、やはり繰り出した技をたたむときが難しいですねー。そこさえクリアすればもっと上手にできると思います。と、生意気にも先生口調になってみたりして。

 帰りにあっこさんにつれていってもらったLUNCOではちょうどバーゲンをやっていた。買うつもりなかったんだけど、5万円の袷がしつけつきで70パーセントオフ!とかなっていたら、そりゃあフラフラと買っちゃうのも無理はないよねえ。
 近くのおいしい居酒屋さんとバーにもつれていってもらって、流通における問屋の必要性について熱く議論し(ってほどではないけど)、「田舎」の定義とは何ぞやということについて意見を交わし(っていうのもおおげさだけど)、とても楽しい一日でした。あっこさん、お付き合いいただいて、ありがとうございました〜。

画像は、LUNCOで買った銘仙の端切れ。なんかかわいくて欲しくなってしまった。目の下にかすりの縦線がぼんやりはいっていて、クマのようなアザのような顔色悪いような感じになっています。

2004.8.5 [木] 

雨のち晴れ。蒸し暑い。

 今日は夕焼けがすごかった。
 飛行機雲が何本か横切っている上にざーっと赤いのがぶちまけられ、端っこのほうにはまだ青空も残っていたので、そこで色が混じって紫色っぽくなり、青のさらに端っこはなんとなく黄色っぽくも見え、その上こういった空が嫌に低く垂れこめていたので、ちょっと圧倒された。
 きれいだけど同時に、明日もまた暑いぞー、といわれているようでもあり、げーっ明日また肉体お仕事じゃん、とげんなりさせられた。

 最近、ちょこちょこと葉書を書いては出すようになった。もともと手紙好きで、メールを使うようになるまではかなりまめに、遠くても近くても、友達に勝手に送りつけていたものだった。鳩居堂の季節感のあるきれいな葉書のとりこになってから、この手紙熱が再び盛り上がってきた。私の書いた文がどうであるかということよりも、とにかくこのきれいな絵葉書を誰かにあげたい、と思う。
 学生時代の先輩と近々会うことになったが、その人は家に電話がないのかあるのか、日程などの連絡をすべて手紙でよこす。こちらのメールアドレスなども返事の手紙に書いておいたのだが、そういえばこの人からは今までに手紙以外の連絡をもらったことがなく、それは今も相変わらず。やりとりに時間がかかるので日取りもだいぶ先にせねばならず、ものすごくゆっくりとしたペースで話が進んでいく。まだるっこしいともいえるが、別に急ぐわけでもなし、これはこれで結構面白い。お楽しみに時間をかけて少しづつ近づいていけるようで、なんか少し得してるような気分だ。

2004.8.4 [水] 

晴れ。

 パートさんに野菜をもらった。数人の方から、たくさんたくさんもらった。きゅうりと、トマトと、ナスと、ピーマンをもらった。先日はとうもろこしももらった。そういえばスイカももらった。スイカは直径が30センチくらいあるのをもらった。(これでも中くらいのサイズなのだとか。)昨日は地元の友達のお父さんからナスをもらった。
 今日の晩御飯は、ナスの揚げ浸しと、麻婆ナスと、きゅうりの塩もみと、きゅうりとトマトのサラダだった。昨日は焼きナスだった。
 今年は暑いからか作物がよくできるらしい。

お昼にパートさんが、休憩室の窓の外に大きな蛇がいるのを見た、お茶をぶっ掛けたが逃げる様子がなかった、と言っていた。私も先々月、大きな蛇を見た。蛇を見て、そして・・・。
 今年は暑いから蛇がよく出歩くらしい。

2004.8.3 [火] 

晴れ。

パソコンを新しくし、今日ようやく接続できました。というか、業者にあれこれやってもらっておきながらなぜこれほどに時間がかかったのか・・・。

2004.8.1 [日] 

晴れ。

映画「スチームボーイ」を観た。面白かった〜。なんかSFを読みたい気分。

2004.7.31 [土] 

晴れ。

 いろいろ時間がなかったので浴衣は省略、朝飯も省略、化粧も省略、でも眉毛だけは書き込んで、急いで家を出た。
 今日は隅田川花火大会へ行くべく、友達と待ち合わせているのだ。
 約束の時間前に仕事に使うものをかっぱ橋で買い物していたら、急におなかが痛くなりはじめた。そういえば前回この店へ来たときにも具合が悪くなり、休憩できるところを探して風俗街をさまよい歩き、ファミレスのトイレでゆっくりさせてもらったのだった。
 休むほどの辛さではなかったので待ち合わせ場所へと花火大会の人ごみをかき分けて進んだが、腰を曲げてしかめ面しながらもしっかりと、すれ違う女性たちの浴衣の襟あわせが逆になっていないか、いちいち目で追ってしまうあたり、私も根性悪いなあ。で、かっぱ橋から吾妻橋までの間で、6名発見しました。
 しかし、みなさんとてもきれいに着付けているなあと思った。浴衣も、結構値の張りそうなきれいなものが多くて、和装に関心が高まっている証拠かしらねー。

 花火までの時間をどうすごすか、友達の提案により、浅草演芸ホールへ行こうということになった。わー!初めてだー。
 今日は花火にお客を取られてしまったのか、客席は割りと空いていた。
 一演目が大体10分から15分なので、言い方悪いけど、もしつまらなくてもすぐ次が始まるので退屈しないよ、と友達に言われていたが、私は結構楽しめたなあ。でも花火の音が聞こえるくらいの時間になったらお暇させていただいたけど。また行ってみたい。末広亭の深夜寄席もますます気になってきた。

2004.7.27 [火] 

暑い。

 リリコさんの日記にあった爪に出来る線、自分はどうかと足の親指を見たら、縦横両方あって、つまり格子状になっていた。ということは、栄養が不足している老化中の女、ということだろうか・・・。確かにそうかも。

 最近読んだ本で、是非キーワードにしたいものが1冊あるのだけれど、なんというか、どう紹介したらよいのやら表現が難しいので遠慮している。ずばっ、と言っちまえばすごく簡単なんだけど、ずばっ、でいいのかどうか・・・。
「昔の女性はできていた」
http://www.amazon.co.jp/...
がそれで、何が出来ていたかはリンクを見て頂ければだいたい分かると思う。
 これが着物にどう関係するかというと、するんですよ、それが。それも説明し難い・・・。
 昔の女性は、着物を着てなんでもやっていた。パンツはかないでなんでもやっていた。それがたとえやっかいな日でも。じゃあどうやって?ってところがとても面白いのです。
 さらに、そうやって昔の女性のようにやりかたを体得すると、体には結局着物が心地よい、のだそうで、また一つ着物の面白さを発見できる、お勧め本です。

2004.7.24 [土] 

暑い。

 国立フィルムセンターへ「岡本忠成アニメーションの世界」を観に行った。かわいかった。たのしかった。
 「虹に向って」という人形アニメでは、主人公の娘さんがいざり機で機織りをしていた。これがまあ、本当に織っているみたいで、後でみた展示では、機もとてもよく出来ているのが分かった。せいぜい20cmくらいの小さな人形に、よくこうもうまく機を織らせることが出来るもんだ、と感心した。

 夜、久しぶりの人と待ち合わせてタイ映画「マッハ!!!!!!!」を観た。
 すすすすすすすすすばらしいいいいいいい!!!!!http://www.kanshin.com/...
あれえ、ここにも真楽メンバーの人が出ているぞ・・・。
ちょうどよい画像が見つからないのが残念。

2004.7.12 [月] 

晴れ。暑いが先週よりは多少マシ。今日もさわやか〜に肉体お仕事。

 14日(水)に人間ドッグを受ける。初めてのことだ。
 当日に持参する問診表などと共に、検便用のセットが送られて来た。説明によると12・13日の二日分の採便が必要だという。もともとかなり便秘なので、小学生の頃からこういう検査に期日までに提出できた試しが殆どなく、したがって今回も自信はないのだが、せっかくの初ドッグ、フルセットで受けたいものだ、と実は昨日から密かな準備を進めている。
 といってもたいしたことではなく、昨日かすかに感じた便意をぐっと我慢し、なんとか今日までもちこして、そして今日採便、というセコイ手だ。11日に出てもしょうがなく、出してしまえば恐らく12日には出ないだろうから、我慢してお腹に大事にとっておこう、という訳だ。
そしてそれはうまくいきました。

2004.7.11 [日] 

晴れ。やはり暑い。

 選挙には一昨日、不在者投票しておいた。しかし毎度の事ながら投票率って、低いのだね。

2004.7.10 [土] 

晴れ。相変わらず暑い。

 今日はスケスケ夏着物〜、と思っていたけど、なんか何年振りかにジーパンなんて履いて出掛けたくなった。来週は友達の結婚式の二次会もあるので、そっちに着物はまわそう。

 英会話教室にお仲間が一人増えた。先生は私が着く前にこの人に、
着物を着た人がくるよ、
と言っていたらしいが、悪いけど今日はちがいます。
 思えば、着物でここへ通うようになってからはや1年以上、当初は毎回現れる度に大騒ぎされてやりずらかったものだが、今では誰も何も言わなくなった。これでいいのよ。いちいち気に留めてもらえるのは嬉しいけれど、普通に日常に溶け込みたいのよ、私は。

 デパートの着物売り場などをふらついて、さて今日の映画は「ハリー・キャラハンとアズカバンの囚人」、ではなくて、「ハリー・ポッターとアズカバンの囚人」。私にとってハリーと言えば「ダーティー・ハリー」のことなのだ。
 感想は、うーん、まあまあ。本の方が楽しいかな。
 ここの映画館の絵看板は毎度の事ながら、似ていない。今日貼り出してあったハーレイ・ジョエル・オスメント君なんて、出っ歯のこなきじじいみたいだった。

2004.7.8 [木] 

晴れ。暑い。暑すぎる。

こういう日に限って肉体労働。久しぶりに絞れるほどの汗をかきました・・・。

画像は、随分前に何かゴジラの映画を公開初日に観に行ってもらった、「ヒートアップ モスラ」。温度に合わせて色が変り、暑ければ赤く、寒ければ黒くなるもの。今日の暑さでモスラもすっかりぽーっ、と赤くなってしまいました。一緒に行った連れはこれのゴジラをもらっていた。

2004.7.4 [日] 

晴れ。今日も暑いけどさわやか

 昨夜の映画の興奮も冷め遣らぬうちに、早起きして「ゴッドファーザー」を観に行った。前々から観ようと思っていたところに、主演のマーロン・ブランドが亡くなったと聞いたので余計に観たくなったのだ。
 わかってたことだけど、おおおおおおもしろかった!!
 余韻に浸ってボーッとした顔で会場から出てきたら、テレビ曲の人がカメラを向けて来て、
今の映画はどうでしたか、マーロン・ブランドさんが亡くなったことは知っていますか、
と尋ねて来た。
 何と言っていいのか分からず、すごく適当で当たり障りのないことを言ってしまったが、ちょっとまってよ、私は今日は暑いからってんですっぴんで来てるんだけど・・・。眉毛もこないだ剃られてからまだそのまんまなんだけど・・・。映画館は暗いから変な顔でもかまわない、というよく分からない理由でかなり手を抜いていたので、きっと映りが悪いということで却下されるだろう、ということを期待しよう・・・。どうせうちではテレビ見られないし。

 せっかくよい映画を二本もみたのだから、このままおとなしく帰ればよいものを、時間割を見たらおお、このまますぐにジャッキー・チェンの映画を観られるじゃないの、と気付き、「メダリオン」を観た。
 感想は、う〜ん・・・・。
 言いたい事は沢山あるが、いろいろすごいことも一応やっているので、許す。

2004.7.3 [土] 

晴れ。暑いけど風があってさわやか

 もう夏物を着られる季節なので、喜び勇んで早速麻の着物で出掛けた。一昨年、洗張りに出した状態で売られていたのをアンティークモールで見つけ、今年になってから(ミシンで・・・)縫って、今日初めて着るものだ。
 紺地に3�o間隔で白の細い縦縞が入った、大変地味な着物に、真楽のバザーでかまこさんに譲って頂いたベージュがかった薄いくすんだ草色の夏帯、ピンクの帯締めと帯揚げ、という格好で。襦袢も今年自分で(やはりミシンで・・・)縫った麻のもの。補正には、これも自前のヘチマと麻布の「ヘチマケツパット」。
 分かってたことだけど、麻は涼しい!これだけの暑さでも日傘をさして心を穏やかに保って入ればまったく苦にならず、それどころか時折吹く風で、
ひやひや〜ひやひや〜
ときもちがよい。ものすごい汗かきの私だが、拭き取るような汗を一滴もかかなかったのが本当に驚きだ。

 映画「スパイダーマン2」の先行上映に行った。
 映画の前、いろいろあって出先で長電話をすることになり、携帯の電池を節約するために新宿駅の公衆電話からかけ、3時間近くも話し込んでしまった。下駄履いて立っていたが、これも不思議なことに立ちんぼでも全然足が痛くならなかった。下駄とか草履って、やっぱり足に負担が少ないのかしらねー。
 少し高くなった電話の位置から見下ろすと、今日はけっこう着物や浴衣姿の人がいるなあ、と気付いた。しかも、浴衣の人達はとてもきちんときれいに着ている人ばかりで、昨今のブームでちゃんと本を読んだりして勉強しているのだろうか。嬉しいことだ。

 「スパイダーマン2」は・・・・・・、おおおおおおおもしろかった!!!!

2004.7.1 [木] 

暑い

 ここんとこウィンブルドンテニス観てて夜更かし。今日は女子の準決勝で、ロシアの選手は183cmで随分でかいなあ、と思っていたらアメリカのダベンポートは189cmだって。まさに巨女対決、サンダ対ガイラ、ブラック・マンバ対カリフォルニア・マウンテン・スネーク。
 夜更かしついでに借りて来た映画も観た。「鬼が来た!」はくらーい話かと思ったら、面白かった!

2004.6.27 [日] 

晴れ。少し肌寒い。クーラー効き過ぎで風邪ひきそうだった

 開店後すぐの美容院を予約したので、早起きして行った。結い易い様に切り揃えてもらったのだが、私のぼさぼさ眉毛が気になったのか、眉カットを勧められ、ついでにやってもらうことにした。
 が、嫌な予感通り、なんか変になった・・・。そういえば去年の今頃に友達がどこぞの飛び込みで入った美容院で変な髪型にされ、ついでに変な眉毛にされたことを思い出した。その時美容師は、
「かわいくなった・・・。」
と言ったそうだが、私の場合にも、
「きれいになった・・・。」
と美容師は言った。
 私のはもともと下がり眉で、意地の悪い性格もこのお人好しそうな下がった眉毛で覆い隠され、今迄は誤魔化すことができていた(多分・・・)。
 しかし、カットされて出来上がった私の顔は、別に何も面白くないのにいつも薄く笑っているような、こずるい表情をたたえた、ある意味、内面を剥き出しにしたものになっていた。具体的に言うと、キャサリン・ゼダ・ジョーンズみたいな、ぴよ〜んと跳ね上がったいじわる眉毛のことだ。
 あれが似合う人もけっこういる。キャサリン・ゼダ・ジョーンズだってかっこいいし、私の友達にもそういう人がいるので別にいいんだけど、けどでもなあ。
 友達は、育毛剤を毎日せっせと塗ったら元に戻ったと言っていた。そういうものなのだろうか。やってみようか。

 気を取り直して観たのは映画「ブラザーフッド」。おもしろかった。またも桂花ラーメン食べて帰った。

2004.6.26 [土] 

晴れ。蒸し暑い

 友達の家に遊びに行った。そこんちの女の子1歳半と、もう一人の友達が連れて来た男の子5歳と、皆であそんで楽しかった。
 夕方、晩御飯までご馳走になって皆で食卓を囲んでいたら男の子がぼそっと、
「お母さん達って・・・、子供に遊ばれて、大変だね・・・。」
と言った。
 この場合の子供とは、多分彼自身のことをさしてはいないんだろうな。恐らく1歳半の女の子のことなのだろうな。って、私はあんたに一番あそばれたよ・・・!
 慣れないことをしたので大変疲れた。でも楽しかった。特に私の読む絵本を喜んでくれて、嬉しかった。

2004.6.20 [日] 

晴れ。蒸し暑い

 妹その3と待ち合わせて、映画「スクールオブロック」を観た。これを観たのは2回目。飛行機の中での上映も含めたら3回目。すばらしいなあ〜!大変感動いたしました。

2004.6.19 [土] 

晴れ。暑い

 人形町の元祖親子丼の店「玉ひで」へ、お昼ご飯を食べに友達といった。これで三回目だが、待ち時間がどんどん長くなっているような気がする。前回はちょうど1時間待ちだったが、今回は1時間15分位かなあ。しかし並んで待つに値する、またはそれ以上の価値ある1杯を堪能することができた。

 友達と別れた後、いろいろしてたら遅くなり、銀行のATMが閉まった頃になって所持金が数百円しかないことに気付き、仕方なくそのまま妹その1宅へ帰ることにした。昼に買い込んだ鯛焼き、人形焼、菓子パン、駄菓子、が山のようにあるのでこれで晩御飯にするか・・・。
 ご馳走するから今からおいでよ、などという言葉を期待して、さり気なく知人にメールをしたところ、
「今日はおけらちゃんだったんだね、ざんねんだね。ぼくは今から何を食べるか考え中」
という返事がきただけだった。がつかり・・・。かなり近くにいたらしかったのだが。くそー。

2004.6.18 [金] 

晴れ。暑い

 車でちょっと遠出したついでにホームセンターで買い出ししてたら、前から気になっていたものがやはり売り出されているのを確認することができた。
 家具なんかのコーナーに、お稲荷さんをお祭りするためらしい祠が売られていたのだ。お値段48900円也。そうかー、こういうのって、ホームセンターで手に入るのかー。でも中身は空っぽで、キツネさんたちはいなかった。あくまでお社だけ。
 その脇には、よく柔道場の一段高いところに祭ってあるような、神棚が売られていた。こちらはお値段まちまちで、1万円前後から3万円くらいかなあ。「三社」と書かれていたような記憶がある。
 これもいわば入れ物だけ、御神体に当たるようなものは別売りになっていて、丸い鏡は880円から。手にとってみたら、プラスチックに銀色を塗ってつるつる光っているだけのもので、重厚感にはかけるなあ・・・。写った私の顔をふと覗き込んだら、思い切り歪んで目の恐ろしく釣り上がった性悪そうな女がそこにいた。もしかして真の姿を映し出す霊鏡?だったりして。
 こういうのって、欲しければ買っていって誰でも好きなところにお祭りすることができるのだろうか。なんかそんな簡単にそういうありがたい存在がうちに来てくれるとは思えないけど、お稲荷さんのあるおうちって、ちょっといいなあと思う。不信心者だからかえって罰当たりそうだけど。

2004.6.13 [日] 

くもり。多分

 早起きして映画「パッション」の初回を観た。朝食抜きで来たので買っておいたパンを会場で食べた。感想は、うーん・・・。
 更に別の映画館へ急ぎ、続けて「ビッグフィッシュ」を観た。面白かったしよいお話だった。うちの父のよく分からない話にも耳を傾けようか、という気にさせられた。
 二本続けて観たので昼食抜きで、お腹が空いたので桂花でラーメン食べた。幸せな気分でフラフラしてたら追分団子があったので餡子の草団子を食べた。ますます幸せな気分になった。
 観たいからと映画を観、朝食を菓子パンで済ませ、腹が減ったからとラーメン食い、今度は甘いもんが欲しいからと団子を食い、色気も何もない、本能の趣くまま、やりたい放題をすると、こうなる・・・。

2004.6.12 [土] 

晴れ。蒸し暑かった

友達に券をもらい、某アパレルメーカーの家族優待割引セールに行った。こういうの初めて。ここのメーカーでは浴衣も出しているので、そういった和物を目当てに行ったが、イマイチだったので、結局ジーパンとか麻のシャツとか、あんまり関係ないもの買って帰った。

 帰りには映画「21g」を観た。面白かった。暗い話だった。

2004.6.11 [金] 

雨。かなりふった

 またしても大量のゴミを捨てにクリーンセンターへ行った。もう度々行っているので係のおじさんにおぼえられてしまった。数日前から業務用冷蔵庫の一つが壊れ、中に入れてあったお肉が腐ってしまったので、そういうものも含めて捨てるものがたまってしまったのだ。お肉・・・、今、牛肉すごく高いのに。牛さんごめんなさい。
 クリーンセンターで、閉めようとした車の荷台の戸で、うっかりおじさんの頭を叩いてしまった!!ごんっ!っていったよ。大丈夫、と言っていたけれど、平謝りに謝り、動転して訳の分からないことを口走り、
「気をつけます!」
と言うつもりが間違えて、
「気をつけて!」
と言ってしまった。駄目だなあ、もー。
 おじさん、ごめんなさい。

 今日もTSUTAYAの映画「ブラックホークダウン」を観た。 以前観た時には気付かなかったけど、超人ハルクとレゴラスが出ていた。
 最近、映画だと分かってても戦闘場面を見ると悲しくて仕方なくなってくる。映画だと分かってても恐くて仕方ないし、なんだか痛くもある。

2004.6.10 [木] 

くもり。涼しい

 パソコンがまた変になった。立ちあげたら、画面のコントラストとかを調節するボタンを押すと出てくる表示が、頼んでもないのに勝手に現れ、勝手にちゃかちゃか動き回り、消えなかった。もう本当に崖っぷちまできているのだろう。
 先月、仕事で使っていた家庭用の冷蔵庫が壊れた。業務用の大きい冷蔵庫も壊れているようだ。昨日は水も止まった。やはり「何か」の呪いだろうか・・・。
 パソコンは、ボタンを目茶苦茶に押していたらいつのまにか消えた。これでまた少し長らえた。

TSUTAYAで借りた映画「インファナルアフェア」を観た。すばらしい・・・!!去年観た映画の中で私としてはこれが一番好きかも。

2004.6.9 [水] 

くもり。

 半年前にポンプを取り替えたばかりだけど、水が出ないのはきっとこのポンプが壊れているからだろう、だって音がしないもの、と思っていたが、水道屋さんにみてもらったらそうではなく、そもそも水源から水が殆ど来ていないから、ということが分かった。ポンプは音がしない物を使っているから静かなんだそうだ。
 そんなー。こんなにじめじめした天気が続いているのに渇水?
 結局原因は分からないが、どういう訳か午後になって入ってくる水量が増えて来た。よかったーー!!

まったくかわいくも何ともない実用的なメモ:18分で15cm増水
 (0.5m×0.5m×3.14×0.15m)÷18分≒0.0065立方メートル
 1分当たり約6.5リットルの増水

やっぱりπを3にしたんじゃ実生活で困るよ・・・。

2004.6.8 [火] 

くもり時々晴れ。蒸し暑い

 仕事用の排水のろ過装置を掃除した。下水の穴に入って汲み出し作業・・・。うーん、くさい。
 夜にはニンニクの皮むきをした。急遽、いつもと違う中国産のものを使ったので小さくて剥き難い。うーん、におう。
 明日の作業の準備をすべく香辛料をいじった。う〜ん、かおる〜。
 もうすぐ仕事が終るぞー、という頃になって、急に水が止まってしまった。ちょっと!どういうことよ!私は今日一日、臭い仕事ばかりしていたのに。もう水道屋さんは来てくれない時間なので明日まで待たねばならない。こういうところに住んでいると時々こういうことがあるよね。もう慣れたけど。

2004.6.7 [月] 

雨。

 今朝、大変衝撃的なものを見てしまった・・・。
 以来、細くて長いものを見るにつけ、それらが動き出すような気がしてしまう。

2004.6.6 [日] 

雨のちくもり。蒸し暑い!昨日よりも気温は低いだろうに、ベタベタして気持ちの悪い気候だった。

 映画を2本観るつもりが、ちょっと二日酔い気味だったために1本だけになった。今日のは韓国映画「シルミド」。面白かった。若い頃の勝新太郎によく似た人が出ていた。

2004.6.5 [土] 

晴れ。日差しが強く暑い。が!麻長襦袢に単、日傘を差して出歩いている間、暑いとは全然感じず。乾燥しているからかな。とても快適だった。

 友達の家で持ち寄りパーティをした。私のは、昨夜夜中に焼いたシュークリームと、台所を借りて作ったマグロノカルパッチョ。昼過ぎから始めて、10時半まで飲んで食べて楽しかった。
 先週の物産展で見つけた結婚祝の品をここで友達に皆から渡した。喜んでくれて、こちらも嬉しい。
 来月の松本旅行、行きたいけど予定がはっきりしないなと思っていたら、この友達の結婚式が18日にあるとのこと。うーん、日帰りはちょっときついので残念だけど今回は遠慮しておこう。みなさんのレポートを楽しみにしています。

2004.6.2 [水] 

晴れ。あんまり暑くない

 ここ数日、パートさんと私は仕事場の掃除をし、母は母で家の中の片付けをしている。今回はとにかく要らないものをせっせと捨てる、をテーマにしたせいか、随分沢山ゴミが出た。
 で、午後はそれを車に積んでクリーンセンターっつうところに捨てに行ったんだけど、プラスチックのバケツなんかでも粗大ゴミと見なされるとは知らなかった。普通の燃えるゴミばかり今迄は出していたが、燃えるゴミが60円/10kに対して、粗大ゴミは360円/10kもするとは!引き取り料金が四千円を超えてしまった・・・。
 捨てると決めたのだからそれでいいんだけど、やっぱり思い出のある物をゴミの山にドカンドカン放り投げていくのは、悲しい。
 幼い頃に母が私達の服を沢山作ってくれた編み機とかミシンの台とか、おもちゃを入れていたスツールとか、仕事場で長年働いてくれた古っるい型のモーターとか。特に編み機とミシンは、母が嫁入り前から半ば商売道具にしていた程に使い込んだ物だったのに。
 あとは、結局碌に使いもしないで捨てることになった新古品とか、まだ使えるといえば使えるものとか。かずさんの日記にもあったけど、本当にごめんね、という気分。
 ゴミの有料化の話が出ているけれど、捨てる時の覚悟をして物を買う責任、という意味では有料化もアリなのかも。今日の支払も、ゴメンね料というところか。
 って、典雅な空間、KIMONO真楽でゴミの値段がキロ当たり幾らとか、何を力説してんだ〜>私。

 家の裏に勝手に生えてでかくなった桑の木に、実がどっさりなっている。これだけあるんだからさぞや鳥さん達がくるだろうと期待していたがまったく来ず。
 ついでに、台所の前に置いた餌台にもめっきり誰も寄りつかなくなった。数日前からバナナを置いてあるのだが、減らないもんだからどんどん変色し、今は茶色い物体に変ってしまった。鳥は来ないけど蝿とか虫は集っていて、もう別のものに成り果てている。

2004.5.31 [月] 

晴れ。暑い!蒸し暑い!

 こういう日に限って火の側でじっくり作業するような仕事がまわって来た。この時期にして既にアセモだらけです・・・。

 夜、昨日かりた映画「北京バイオリン」を観た。面白かった。

2004.5.30 [日] 

晴れ。やはり蒸し暑かった

 昼から友達との集まりがあるので、その前に何とか1本、映画を観られないものかと調べたが、ちょっと無理のよう。代りにTSUTAYAで「北京バイオリン」を借りた。最近、観たい映画も2週間、ひどいとレイトショウで1週間しかやっていないなど、すぐに終ってしまうものが多くてこまる。

 昼からの集まりとは、来月結婚する友達にあてて、なにかお祝いの品を選ぶことだ。ちょうど京王デパートで伝統工芸展をやっているので、ここで物色しようということになった。
 ここでは去年、盛岡の紫紺染めや茜染めを見せてもらい、京王デパートの友の会に入会して毎月積立貯金をすれば、1年後には13ヶ月分の商品券となって返ってくるので、それで翌年のこの物産展で帯や着物を買えばお得、という知恵を授けられていた。とてもいい案だ!と思ってはいたものの、結局私も友達も入会しないままに1年が経ってしまった。
 しかし、今日再びきれいな帯を見せられて、来年こそ買いたい!と思いを新たにし、帰りに早速入会してきました。1年後が楽しみだ。
 友達への贈り物もいいのが見つかった。着付け教室でであった私達なので、なにか着物に使えるものがいいね、と当てをつけていたが、結局、会津の漆塗りの帯留+伊賀上野組み紐の帯締めにした。帯留を先に決め、それを持って合う帯締めを探すのは楽しかった。というか、殆ど一瞬で、全員一致で決ったんだけど。これが一番いい!という組み合わせにであった時って、嬉しい。
 これを渡すのは来週の土曜日。また皆で集まるんだけど、喜んでくれるといいなあ。

2004.5.29 [土] 

晴れ。蒸し暑かった

 妹その3と共に映画「トロイ」を観た。楽しかった。指輪物語のレゴラスもボロミアも、アラビアのロレンスや超人ハルクまで出ていた。色んな意味でサービスシーンが多かった。
 何かと藍染めの衣装がよく出てきた。主要登場人物はそれなりに身分のある人たちばかりだったからなのかな。きれいな衣装が多かった。

 夕方、みなこさんちにお邪魔して、こないだ葉山でぬほりんさんが撮影して下さった南京玉すだれのビデオを観た。ふふふふふ・・・・。案外ちゃんと出来ていたなあ。お土産に画像をコピーしてもらった。ありがとう!
 晩御飯にミホちゃんが豚キムチ丼を作ってくれた。美味しかった。ぺろりときれいに頂きました。
 みなこさんちの赤ちゃんは、また少し大きくなっていた。何か顔立ちがしまって来たというか、眉がきりりとしてきたというか。また遊んでねー。

2004.5.25 [火] 

晴れ。さわやか

 数日前から隣との地境に黄色い菖蒲みたいなのが咲き始めた。もともと隣の土地は田んぼだったが、減反が始まった頃からか畑→空き地→産廃泥置き場、という末路をたどり、今はその産廃泥の小山も雑草や、成長の早いニセアカシヤの木に覆われている。
 どこから持って来た泥なのか知らないけど、この辺りにはなかったような草の種を含んでいたらしく、家の方にも変なのが広がって来て困る。
 この菖蒲も同じようにして泥に混じって球根がやってきたものか、以来、殆ど毎年花を咲かせている。こういうのなら嬉しいんだけどね。しかも年々株が分かれているらしくて増えたり移動したりしている。隣の地主がうるさいので手を入れられず、雑草に囲まれたままになっているが、それでもちゃんと咲くんだよねー。

 留学中の妹が夏に帰ってくる。どうやら同じ留学生仲間の台湾人のお友達を連れてくるらしい。まだ先の話だけどちょっと楽しみ。しかしその前にうちのなかをちっとはきれいにしないとならないな。
 ざっと見渡しただけでも、あそこが汚い、ここが散らかっている、あれが今出ているのはおかしい、あっちでは使いっぱなしになっている、そこの仕舞い方がだらしない、なぜこれがここにあるのか、それはもう要らない筈だ、などの状態で、とてもじゃないけどお客様をお迎え出来る家じゃないな。

画像は、黄色い菖蒲みたいな花

2004.5.23 [日] 

くもりのち雨

 暫く映画を観ていなかったので、今日は何としてでも何かを観るぞ、と普段は行かない歌舞伎町へ。コマ劇の前に映画「トロイ」のセットの木馬があったが、それを後目に私が並んだのは「ドーン・オブ・ザ・デッド」。ブラット・ピットよりもレゴラスよりも私が惹かれたのは、毎週土曜日夜中に教育テレビでやってる「アヴォンリーへの道」のセーラちゃんとゾンビ集団の方だった。楽しかった。が、人には強くお勧めできないなあ。
 映画の後、ゾンビのようにうつろな目をしてショッピングモール、じゃない伊勢丹へ向い、着物を物色していたら、リリコさんが声をかけて下さった。いいなあ、リリコさんはこってり紫のきれいな着物をきていた。この日私は珍しく洋服で外出し、しかも碌に洋服を持っていないために適当な格好だった。思えばこれとそっくり同じ格好でこないだはアメリカへ行ったし、その少し前のイタリアも同じ格好、その数年前のイタリアも同じ組み合わせ、芸がない・・・。
 着物が好きだが、着物というよりもきれいな布が好きなのかな、と最近は再考し始めているので、着物にこだわらず色んな布を見てみたい。こないだの葉山のしょうさんのブラウスとかね〜。

2004.5.22 [土] 

くもり時々雨

 ロシア大使館で行われるロシアンフェスタというお祭りに行った。大使館の敷地内に入れるのがちょっと嬉しくて去年は参加したが、ロシア学校の生徒達の歌や踊りが意外に楽しかったので今年も楽しみにしていたのだ。
 去年のステージを友達が写真に撮ってくれていたので、そこに写っている生徒達に写真をあげたら、とても喜んでくれて、私達も嬉しかった。みんなちゃんと英語もできるのね。すごーい。
 今年のステージも楽しくてかわいくて、きれいな民族衣装にまたも釘付けになった。いいねえ、民族衣装。私が着たらまた変なんだろうけど、その民族の人に一番似合うものなのよね。先週、えりりんさんにバリ島のお話をうかがって、お盆にはバリにいくか・・・、と思い始めていたが、ロシアもいいねえ・・・、と浮気が始まった。
 去年のこの会の後に見つけたロシア料理屋へ行こうということになったが、行ってみたら店がなくなっていた。その辺一帯が取り壊され、近所で聞いたところでは店も閉めてしまったそうだ。残念。やっぱり見つけていいなと思ったら、後回しにせずにその時に入っておくべきなのね。結局、愛宕のバーで晩御飯にして帰った。そしたらどういう訳か請求が3500円も余分になっていた。しっかりものの友達がきちんと指摘してくれて訂正してもらったが、そんなことって、あるのか。

2004.5.19 [水] 9:08 pm

くもりのち雨。

ここ1週間ちょいのあいだ、連日の肉体労働のためくたびれはて、日記がかけない〜。
楽しいこと、たくさんたくさんあったのに〜。

2004.5.16 [日] 

朝はどしゃ降り、昼から薄日が差し、何とか雨上がる

 今日は、ここ数週間の私の一番の関心ごと、葉山の手作り品バザーと玉簾の日だ。
 昨日から既にぬほえり邸にお邪魔させて頂き、すてきなお家でくつろぎ、ぬほりんさんの美味しいイタリア料理もご馳走になったので体調は万全、玉簾の練習もしたし、夜中過ぎまでかかってバザーの品も用意したし、お家の庭のお稲荷さんにお願いもしたし、あとはお天気任せの状態だったが、悲しいかな、朝起きたらじゃんじゃん雨が降っていた。いろいろ呪文を駆使してもらったが、私の雨女ぶりが勝ったということなのか。すごいなあ、私。
 でも、雨が降っても何かしら面白いことが起こる筈、と根拠もなく安心していたら、本当に面白いことになった。空き家になっている大きな民家を借りてそこがバザー会場になったのだ。わーい、空き家だ空き家だ〜。
 玉簾の方も、本来のステージ用スペースを客席にし、その中に小さな舞台を設け、そこでやることになった。実は昨日、本来の客席である野外に向けて練習をしたら、あまりに広くて声が散ってしまい、果たしてこれでちゃんと聞こえるのだろうか、と不安だったが、客席が室内で狭くなったために、無用の心配となった。
 お陰様で玉簾は無事終了し、バザーも盛況だった。バザーの店番を皆さんに交替でして頂いたが、最後の締めの計算が何と一度でぴたっと合った時には、真楽ってこういうこともきちんとできる人達なんだなあ、と変なところから見直し、とても嬉しかった。そして、悪天候だったり赤ちゃん連れだったり遠かったり怪我してたりしたのに参加して下さって、これがまた本当に嬉しかった。そして結局全部おんぶにだっこしてくれちゃった、えりりんさんとぬほりんさん、ありがとうございました。
 帰りの電車でミホちゃんと座っていたら、足取りの怪しいおじさんがフラフラと我々に近づき、ぼそぼそと、
「和装は・・・、ブッシュとは、関係ない・・・・か?」
と尋ねたので、
「はい、関係ありません。」
と答えといたが、これでよかったものか。関係あったらどうだったんだろう。
 電車の乗り継ぎが大変悪く、家に着いたのは翌日の午前1時過ぎ。目いっぱい楽しんだ週末でした。来年に向けてまた何か作ろう。

2004.5.3 [月] 

雨のちくもり。

 友達と連立って平和島の骨董市へ行った。初日なうえに連休中だったためか大変な混み様で、ゆっくり好きなところでひっかかっていることが出来なかった。誰か知り合いに出会いそうだなあ、と思っていたら、なんとさんごさんとお連れ様に会いました。わー。声かけて下さってありがとうございます。
 夜、珍しく長居して飲んでいたら終電がなくなり、友達の家に泊めて頂いた。ありがとう。楽しい一日でした。

2004.5.2 [日] 

くもり。

 妹その3と共にバレエを観に行った。「マラーホフの贈り物」というやつ。いつぞやもここの会場で観て、妹が警備員を振り切って最後のカーテンコールで舞台によじ登り無理矢理花束を渡したことがあったが、それのせいとは思わないけど、今回は会場内に花束持ち込みは禁止となっていた。テロ対策かな。
 バレエのことは殆ど知らないけど、初めて観た時にはやはり感動した。何というか、映画の中でジャッキー・チェンが体一つで壁を歩いて登ったのを観た時の感動、あれに一番近かった。映画「マトリックス」で浮いたままで蹴り飛ばしたり銃弾を避けたりを観た時には逆に、バレエみたいだ!と思った。
 でもほんと、私の中ではこれらはかなり近い存在だ。実際、ダンサーは宙で止まって足をバタバタさせたり、ぐるぐる回ったり、ここまで出来るんだという驚き+動きのカッコよさが満載だ。
 特に今回はガラという、色んな演目の中の派手な見所だけを集めたいいとこどりなので尚のことだ。ダンサーが舞台の向こうの隅からすごい勢いで回転しながらこっちへ近づいてくる時には拍手せずにはおれない迫力がある。

 今日の着物の下には、昨日作った補正具をつけてみた。大変塩梅がよかった。当初、ヘチマがなじんでいなかったので、腰につっかえ棒をされているみたいな感じはあったが、徐々に気にならなくなった。今年の夏はこれで何とかしよう。
 しかしあまり人にはお勧めできないかなあ。チクチクして気になる人が殆どだと思う・・・。

2004.5.1 [土] ヘチマケツパット

晴れ。

 休みになったので予てより懸案の、夏用補正具の作成に取り掛かることにした。昨年夏にみなこさんとのアイデアで、穴だらけのために通気性がよさそうなヘチマを使ったらどうだろう、と考えていたのだ。で、抜け駆けして一人作ってみました。ざっと以下のような手順で。

1)百円ショップで買った体を洗うためのヘチマ(直径6cm位×長さ15cm位)を3個、それぞれ縦に半分に切り分ける。
2)麻長襦袢生地の端布(巾36cm位×長さ150cm位)を半巾に折り、13cm間隔にミシンをかけてポケットを6個作る。
3)できたポケットに1)の半割りのヘチマを一つづつ入れて出来上がり。

 これを腰に巻きつけて補正具としようという訳だ。ヘチマの切り口はガビガビ、とげとげして麻を突き破って痛いが、私のように鈍感で頑丈ならば、まあ忍耐で何とでもなる程度。最初のうちはつっぱらかっていたヘチマも、体の線に合わせて適当に形を付けてやれば、なかなか上手い具合に補正の役をしてくれそうだ。
 よし、明日のお出かけはこれでいこう。

写真は出来上がった補正具。あんまりよくわかりませんね。

2004.4.30 [金] 

晴れ。たいへんさわやか。

 パートさんはもう連休ということでお休みにしてもらっているが、この間の在庫を既に一部切らしてしまったので、先日から一人仕事してます。
 せっかく1人だからと、気になっていた実験をしてみた。そしてうまくいった!よかった。これでオーストラリアの牛でも大丈夫よー!

2004.4.28 [水] 

晴れ時々雨。

 私も方言ネタ。と思ったら、しょうさんと殆ど同じでした。でも「シンギリシンギリ」というのは知りませんでした。
 「えんこ」はやっぱり座ることやエンストなど、これも同じ使い方してるけど、随分前に夢の島へ行った時、真っ直ぐな路の脇に立っている何本もの電柱にそれぞれ、
「ゆめのしまでーす」
「ゆーかりのきでーす」
「えんこのこやま」
と書かれた物が順番に、繰り返し貼ってあった。まったく意味不明である。ユーカリやら夢の島やらはともかく、「えんこのこやま」って何?


と思って検索したら、その辺りの肥料屋さんの看板だそうだ。
へー。

2004.4.25 [日] 

晴れ。

 来月の葉山芸術祭でのステージに向けて、みなこさん宅で玉簾の練習をさせてもらった。それだけでなく、美味しい塩やきそばと中華コーンスープもご馳走になった!ご馳走様です。
 ビデオでチェックまでしてもらったお陰で、細かいことまで確認できた。後はこれを確実にこなせるようにするだけねー!って、それが難しいんだけど。

 真楽の新歓パーティーはおお賑わいだった。あれだけ図々しく喋りまくる私ですが、とても人見知りです。実は見えないところでじゃじゃ漏れに汗かいています。なので、皆さんの方からお声がけして下さって、すごくすごく嬉しかったです。
 お店の照明がやや暗めでいい感じでしたが、せっかくの皆さんのお召し物がよく見えなかったのが残念。しかしこの薄暗さのお陰で私の袖山にでっかくついた染みも見えずにすんでよかったんだけど。
 今日の着物は、白地に赤で木目のような縦縞が織り出してあるアンティークのお召。遠目に見ると、アメリカで食べた脂身の多いベーコンのようだ。去年この格好で金沢の兼六園を歩き、ものすごくまわりから浮いていたのを思い出す。

画像はリリコさん提供。
この日の着物です。

2004.4.24 [土] 

晴れのちくもり。

 竹橋にある国立近代美術館工芸館へ行った。http://www.momat.go.jp/...
 ここの収蔵品のなかにはキモノなどの布類が多くあるとかで、時々入れ替える常設展には必ず布ものがはいっていると、何かの雑誌で読み、気になっていたのだ。
 美術館の建物自体もおもしろい。それこそ小学生の頃から、高速道路を通る度に見掛けていたこの洋館に、一度入ってみたいと思っていた。
 この建物は、近衛師団司令部庁舎として明治時代にに建設されたとか。http://kngtsan.hp.infoseek.co.jp/...
 母の幼い頃の話では、戦後にこの建物が宮内庁だかのお役人の官舎になっていたことがあったそうで、クラスメイトがここに住んでいたという。一度遊びに行ったが、お邸の中を幾つもに区切って何世帯もが住んでおり、廊下にはコンロなどが出てそこで煮炊きしている様子がうかがえ、通路の高い天上に小さな裸電球がポツンポツンとついていて薄暗い、気味の悪いところだった、のだそうだ。
 今は美術館なのでもちろん中へ入れるが、観てまわれるのは全体の極一部だけ、内装に昔を思わせるものは殆どなく、今時の美術館と何ら変らなかった。ちょっと残念。
 で、展示の方も、期待したほど布物がなく、でも一点だけあった着物は芹沢けい介の型染めの付け下げ小紋だった。「所蔵作品展 アール・デコの精華」というのもおもしろかった。
 先週、先々週に続きまたしても浅草へ行き、黒塗りの下駄を買った。真田紐の鼻緒〜♪。恒例の浅草寺のおみくじは「小吉末」というもので、吉には違いないけど内容はしょぼかった。家業がうまくいかなくなる、と書かれていた。やめてよ、ちょっと〜!かずさんの以前の日記にもあったけど、確かにこういうのは引かないにかぎるかも・・・。

 今日から映画「KILL BILL Vol.2」が始まる。映画館で並んでいたら、先週一緒に映画を観た人が偶然来ていた。またも一緒に映画鑑賞、ご飯食べて帰った。この人と喋ってるといつも閉店になる。

画像は、国立近代美術館工芸館。

2004.4.23 [金] 

晴れ。ややくもり。

 家の脇に流れる川の向こう側、橋の土台の一角に、キセキレイが二羽、ちょこちょこ跳ねていてかわいいなあと思い、双眼鏡でまたしてもストーキングしていたら、丸い視界の中に何か長くて変なものが入ってきた。よく見たら、1mほどもあるでかい蛇だった。橋の土台、というか橋げたの壁面を登って来ており、あれだけの高さをよくぞここまで、しかし何を目当てにやってきたのか、まったくわからない。さっきからキセキレイが騒いでいたのはこのせいだったようだ。
 気になって調べたら、あれはヤマカガシのようだった。キセキレイはレモンイエローとグレイの羽の色、ヤマカガシも黒と黄色をしていて、なんだかおそろいでちょっときれい。まあ、私は双眼鏡で覗いているだけで、まさに対岸の出来事なので恐くないからこんなこと言えるのだけど。

画像は、その辺に生えていたきのこ。

2004.4.22 [木] 

晴れ。夏のように暑かった。

 夕方、母が
「あそこの詐欺が云々」
とぶつぶつ行っているので何事かと思ったら、鳥のほうの鷺だった。100mほど向こうの杉の木のてっぺんに、鷺みたいなのが一羽、立っていた。双眼鏡で覗こうとしたら飛び立ち、結局分からなかったが灰色の鶴のようでもあった。こういうの、昔はもっといたんだけどなあ。
 ここんとこ気候がいいせいかきれいなものやかわいいものがどんどん増えている。
 今朝は電線にシジュウカラがとまっていたので、やはり双眼鏡でストーキングさせて頂きました。
 他にも、一輪草が土手に咲き広がっているし、山吹は満開だし、ニセアカシヤも咲き始めたし、今日は藤のツボミがほころんでいるのを見つけた。山桜も、つくしも、スミレも、紫大根も、ホトケノザも、毒があるという紫ケマンも、みんなきれい。そしてみんな勝手に自生している。楽でよい。
 昨年暮れにペンキ屋がひっくり返してもう駄目だと思っていた鉢から、台湾カラマツソウの小さな芽が出ていた。それも沢山。えらいぞ。復活、しかも増えているなんて。
 その隣の鉢からは、いつのまにか楓が芽を出し、20cmくらいに育っていた。木になるつもりなんだろうか。
 庭作りをしてみたいとも思うけど、放っておいても勝手に何か生えてくるので、やっぱやらなくてもいいか。面倒だし。

画像は一輪草。多分。二輪咲いているので二輪草かもしれない。

2004.4.19 [月] 

くもりのち大雨。寒かった。

 本日真夜中に玉葱が届くから、と言われた。20日午前1時半頃になってトラックがやってきた。夜中に玉葱1t運びました。

2004.4.18 [日] 

晴れ。今日もいい天気。

 昨日に引き続き今日も韓国映画。「悪い男」を観た。面白かった! が、人に勧めていいのかどうか。というか、お勧めしないでおいたほうが無難。
ここんとこ日本に来ている韓国映画がなんだかどれも面白そう。
 あ、そうだ昨夜また「冬のソナタ」観るの忘れた。パートさんにこのドラマを落ち着いてみていられない、と話したら、嫌だと思っても最低10分は我慢してみてごらん、そしたらはまるから、と言われた。そうなのか。 
 この数週間ずっと行こうと思いつつ行っていない博物館へ行くつもりが、結局行かずにまたも映画。今度のは「インザカット」。昨日からの映画はどれも年齢制限のあるのばっかだなあ。

2004.4.17 [土] 

晴れ。暑いくらい。

 日頃は暑い血潮が煮えたぎり、充血ぎみの私だが、毎年春先に一度、血が足りなくて具合が悪くなる日が来る。それが今年は今日だったようだ。
 浅草合羽橋に用事があり、ここで買い物していた頃から徐々に悪くなり始め、こらマズイ、とどこかに陣取れるようなトイレはないかと徘徊して、喫茶店など探したがなかなか見つからず。とりあえず六区方面へ向えば何かあるだろうと期待したが、あるのは風俗のお店ばかり。こんな昼日中には営業しておらず、していたとしてもちょっと遠慮したいところ。前方に「ホテル」とでかく書かれた看板があったのであてにして進んだが、ついてみたらやはり、
「大衆料金 休憩○○円 お泊まり○○円」
というやつだった。
 休憩、本当はしたくてたまらないんだけど、ここをやりすごし、ああもうだめだ!と思ったところでようやくデニーズを発見した。
 入店待ちリストに10人くらい載ってる混み様だったが人を掻き分け掻き分けしてトイレへまろびこみ、そこで1時間ほどくつろがせてもらった。こういう時のトイレはもう殆ど私のお部屋状態で、頬ずりしてるあったかい便座は優しいお友達だし、オムツ替えシートは心地よい枕兼脱いだ着物の置き場だしで、やりたい邦題だ。
 この後人と映画を観る予定なので、それまでの間にも何か1本観ようと思っていたのに叶わず、浅草寺でお参りとおみくじだけした。おみくじ、またしても「凶」だった。験直しに再びひいたら「吉」だったが、吉のくせに碌なことが書いてなかった。
 夕方に待ち合わせた人と観たのは韓国映画「殺人の追憶」。面白かった。
 映画の話をいっぱいした。この人と映画の話がちゃんと出来ると、ちょっとほっとする。

2004.4.13 [火] 

くもり。寒かった。

 パートさんによると、町内の「はら」と呼ばれる地域の住宅地で、空き巣が相次いでいるという。それも、空き巣に入られた方が何かを盗まれていることにまったく気付かずに暫く過ごしてしまい、お金が消えていても僅かづつであるために自分の思い違いかと思ってしまうほど、巧妙なのだそうだ。被害に遭った家はどこも家の中を荒らされておらず、財布などの中身だけが抜かれているらしい。
 この地域は田舎のご多分に漏れず、普段から玄関のカギをかけずにいる家が多い。空き巣もそれを承知で入ってくるのだろう。感心することではもちろんないが、何だか「鬼平犯科帳」言うところの本格の盗賊、みたいだな。

 「はら」で空き巣被害があったらしい、と聞いた時、私にはそれが町内のどこなのかわからなかった。町といっても広く、その中に人里が点在しているところなので、細かい地名は馴染みがない。
 パートさん達の会話に時々出てくる耳慣れない地名のなかには、はっきりいって意味不明、それは本当に日本のどこかなのか?というものがある。
 よく聞くのが「はらでろ」で、「はらでろの吉男さんが云々」といわれてもちっともわからない。それはどういう字を書くのですか?と尋ねたら、多分「原平呂=はらていろ→はらでろ」だそうだ。
 「へへー」というのもある。これは正しくは「扁杯=へはい」で、「へへー」。バス停の名前にもなっているので確かだ。他には「わったいら」で、「上平=うわたいら→わったいら」と思われる。
 あと変なのは「はめーば」で、会話の中に「アメーバに嫁に来たみち子さんが云々」とか出た時には、「アメーバ?って何?」とさっぱり見当がつかず、これも尋ねたら、どこだかたの地名なのだが、どういう字を書くのか、いってるパートさん達にもよく分からないらしい。私の勝手な想像では、「飯前場=はんまえば→はめーば」となっている。

2004.4.11 [日] 

晴れ。

 博物館に行く筈が、夜更かししてB級映画を堪能してしまったために行けず。
 本日の映画は「ディボース・ショウ」。面白かった。
 京王デパートの催事場で質流れ物市をやっていたのでちょっと寄った。着物があるだろうということで。
 あったけど、きっと着物のコーナーだけは質屋ではないところがやってたんだろうなあ。呉服屋の在庫品という感じだった。もちろん中古もあったけど。
 一万円くらいの黒っぽい大柄の大島がよく使い込んであって気に入ったが、どうしてこんなに安いんだろう?サイズをみてもらったら裄が66cmもあって、丈も充分。お店の人が、
大島がこんなに安いことは他ではないですよ、お勧めです、
というけど、何故安いのかは説明してくれず。自分であちこち調べたら、上前にカビっぽいシミが数箇所あり、きわめ付けは、後ろ身頃の帯に隠れる辺りに10cmくらいの剥ぎが入っていた。なるほど〜、だから安い訳ね。
 だまって売りつけるのではなく、一言いってくれればいいのにね〜。結局買わず。欲しかったけど、今はもっと明るい、軽やかなのを探したいのだ〜。

2004.4.10 [土] 

晴れ。暑いくらい。

 友達の家に集合して、食べ物持ち寄りパーティーと着付け練習会をした。
 沢山おしゃべりしたけど、韓国のテレビドラマ「冬のソナタ」の話題も少し。私はあれが前からダメで、あれだけ人気があるのだからきっとちゃんと観たら面白いんだろうなあと思うのだけど、体質に合わないというか・・・。今晩NHKで再放送があるので観るように、ということになり、妹宅で挑んでみたが、やはり駄目だった。10秒もったかどうか・・・。来週、また挑戦だ!

2004.4.9 [金] 

晴れ。

 借りてきた映画「テープ」を慌ててみた。明日返さねば。
 おもしろかった、けど・・・。時間がなくて半襟付けしながら観たかったので珍しく日本語吹き替えに設定してみたけど、なんかこれ、見てなくても話が充分通じるのね。

2004.4.8 [木] 

雨のち晴れ。午後になっていい天気。

 先日の浅草寺でお守りを買ったら、はなまつりですから、と甘茶のティーバッグをもらった。
 甘茶って飲んだ事ないなあ、ということで楽しみにしていたら、知らなかったけど、本当に本当に甘いのね!!甘味料入ってんじゃないか?ってくらいに。
 ニオイは青臭いというか草のニオイだが、味は蜂蜜のようなやや癖のある甘さで、うっかりティーバッグを急須に入れっぱなしにしておいたら、物凄く甘くなってしまった。これはなるほど、甘露だわ。
 浅草寺の説明に因れば、お釈迦様が生まれた時に甘露の雨が降り、それを産湯にしたとかで、花祭りには甘露になぞらえて甘茶を飲むのだそうな。甘茶の茶っ葉は、アマチャヅルの葉を蒸して揉んで緑汁を除いて乾かしたものだそうだ。
 アマチャヅルは確かそこいらに普通に生えている筈。どういう形態だったかもう忘れたが、見つけると摘んで帰る人もいる。まさかあれがここまであま〜いお茶になるとは知りませんでした。
 ついでに、花祭りがお釈迦様の誕生日だという事も知りませんでした。ずっと命日だと思ってました。そして人にそう吹聴してまわってしまいました・・・。
 リリコさんの日記にあった、「甘茶でカッポレ」の語源が
「アマンチャ・デ・カプリオーレ」というイタリア語だというの、面白い・・・。http://www.kanshin.jp/...

2004.4.5 [月] 

晴れ。風が冷たい。昨日の雪は全然残っておらず。

 一昨日の浅草で、前から気になっていた伝法院通り「よのや櫛舗」へ行った。行って、すき櫛を買った。ツゲが欲しいなあと思っていたが、よく見たら他に桜や椿の木で作った櫛もあった。おもしろいなあ。どうせなら他にないものを、ということで椿の櫛にしました。うれしい。
 椿も、こんな大きな櫛を作れるくらいの大木になるのだなあ。年輪が美しい。大事にしよう。http://www.kanshin.com/...

2004.4.4 [日] 

雨。うちの方は雪。寒かった。

 千鳥が淵をお散歩の筈が、寒くてやめた。
 今日の映画は「ペイチェック」。面白かった。ここんとこ映画を観ておらず、久々に「ぴあ」を買ったら完全に流れに乗れていないことがわかった。反動でTSUTAYAで3本借りてしまった。観きれるのだろうか。

2004.4.3 [土] 

晴れ。とてもとてもいい天気。

 達磨を買いに浅草へ行った。妹の学校のイベントで達磨があるといいらしいので、だめもとで探しに行ったのだ。
 達磨って、普通どこで売っているんだろう?あの選挙事務所にあるようなのは、選挙特需とかでシーズンになると大量に作るのだろうか。年末になると達磨の行商人が来る、とあるパートさんが言っていたが、今はそういうのもないという。日本臭のする土産物なら浅草、という気がしたので行ってみた。
 そしたら案外簡単に見つかった。仲見世入って数軒目で早速に。他に招き猫なんかもあった。
 達磨は、ころんでも本当にすぐに起き上がる。どうせなら起き上がり度のよいものをと、店頭で幾つかごろんごろんさせてもらって、活きのよい達磨さんを選んだ。
 
 なんだかいつもよりも随分と着物姿の人を見掛けるなあと思ったら、隅田川着物スタンプラリーって、今日だったのね!キーワードちゃんとチェックしてたつもりが、うっかりしてました。去年は雨でも決行したために賞品の当選率がよかったらしく、次回こそは必ずや参加を!と意気込んでいた筈なのだが。来年こそは・・・。
 参加の皆さんのお召し物はとても豪華なものが多く、早々と木綿単に下駄履き、といういでたちの私は、なんだか物凄くみすぼらしく感じたりして・・・。春だし、気分を変えて柔らか物を着たくなった・

 映画を久しぶりに見た。「マスターアンドコマンドー」。面白かった。

画像は、浅草寺近くの桜。

2004.3.23 [火] 

検索したら、漫才師のセント・ルイスは、去年解散していた。「田園調布に家が建つ」とか言っていたらしい。
http://www.sponichi.com/...

画像は、セントルイスの数少ない観光地の一つ、アーチ。
これの上に登ることも出来る。

2004.3.23 [火] 〜29日 セントルイス

 今も活動しているのかどうか、関西系の漫才師でセント・ルイスという人達がいる。パンチパーマに垂れ目のサングラスをかけたのっぽのおじさんと、くりくりした目の愛敬のある背の低いおじさんとの二人組だ。どういう人達なのか全く知らないが、私が高校2年の時に彼らが学園祭の目玉として招かれ、おまえら全員アホや、とかなんとかさんざんこき下ろしてブーイングの中を帰っていった、ということがあった。
 それを切っ掛けにご縁が出来たということなのか、セントルイス、妹が住むこの街へ初めて行った。

 だいたいアメリカへ行くのも初めてだ。荷物検査や身体検査が厳しいと聞いていたが案外スムーズに運び、無事に経由地のミネアポリスに降り立った。入国審査も何とかつたない英語で通過できるだろう、と思っていたら、英語力以外のことで思わぬつまづきをしてしまった。
 何しに来たのか、妹はアメリカで何やってんのか、いつまでいんのか、云々を散々聞いた後に入国審査官は私の写真を見て、
「あなたと顔が違うなあ・・・。」
と言った。そんなこと言われても、それは私以外の何者でもなく、弁明の仕様がない。一昨日、友達にも写真と顔が違うと言われたが、まさかこんなところでもそれをネタに突っつかれることになるなんて・・・。
 写真のせいなのか私の応答のせいなのか、すぐには入国させてくれず、別室へ行くように言われてしまった。その部屋には、どんな言いがかりを付けられたのか10人ほどの人達が待たされていた。ざっと見たところ全員がアジア人。何か込み入った質問をされたり、このまま帰れとか言われたらどうしよう。
 結局さっきと同じような質問を繰り返され、案外簡単にパスポートにハンコを押してくれた。よかった。でも何がいけなかったのか。人相か?

 セントルイスは、よく分からないけどアメリカの地方都市の典型なのだそうだ。これと言った観光地は殆どなく、住宅地が広がっている。繁華街と言えるほどのものもなく、パーっと憂さ晴らしが出来なくて妹達も困っているらしい。
 数少ない観光地は、その昔に西部の開拓がこの街から西へ向って始まったことを記念する、馬鹿でかいアーチだ。本当にそのくらいしかない。
 車がなければ晩のおかずの買い出しにも行けない。そもそも歩いている人が殆どいない。近くにでかい公園があったので頑張って歩いていってみたが、車仕様の公園になっており、園内の移動を歩いてする人はゼロに近かった。
 それでも、授業の合間をぬって妹がドライブに連れて行ってくれたり、倉庫みたいに大きなスーパーへ連れていってくれたりして楽しかった。色々慣れないことだらけで本当に大変だと思うけど、頑張って順応しようとしているのだなあと、我が妹ながら感心感心。
 同じ日本からの留学生のお友達とも一緒にご飯を食べた。どこか美味しいお店、ということになると、誰もアメリカ食の店を勧めない。私達が行ったのもメキシカン、ベトナミーズ、イタリアンの店だった。一度ハンバーガーで有名な店へ入ったがそこは美味しかったなあ。
 留学生の皆さんが、言葉や習慣の違い、学業でそれぞれに苦労をしていながらも互いに助け合って、でもべったり頼りすぎることもなく、いい塩梅のバランスをとっていることがお話からよくわかり、とても感心・感動した。帰りの飛行機で隣になった日本人のおじさまに、いかに彼女たちが頑張っているか、思わず説いてしまった程だ。
 帰国の朝、部屋を出る時に、妹が後で戻ってから私を懐かしむことが出来るように残り香を、おならの一発でも残しておいてやろうか、と思ったがうまい具合にでなかった。残念。
 飛行機の中で例によって食事時にビール下さい、と言うと、日本のものとバドワイザーとから選べと言われた。迷わず後者にした。セントルイスにはバドワイザーの大きな工場があるのだ。製造場所を見るとやはりセントルイス。工場の見学も予定していたが結局行けず、でもここで飲めたからそれで満足です。

画像は、お役人に疑われた私のパスポートの写真。

2004.3.22 [月] 8:04 pm

朝から雪。

 昨日と打って変って雪が降った。予定では明日の朝早くに家を出れば飛行機に間に合う筈だったが、この調子で降り続いた場合、明日の交通が麻痺して間に合わない、なんてことも有り得るので、用心して今日のうちから西荻に泊めてもらうことにした。
 支度はだいたいできていたが、しかし積雪が多かった場合、明日の朝雪かきをするのは母であり、あまり負担をかけられないので、今のうちに少しでもかいておこうとギリギリまでシャベルを振るうことになってしまった。結構な勢いで降っており、かいてもかいてもすぐに埋まってしまう。この後無事に駅までたどり着けるのだろうかとひやひやした。

2004.3.21 [日] 

晴れ。風が少し冷たいがいいお天気。

 東京の桜の開花予想が3月20日だと発表されてすぐに、ならば21日はお花見の日として確保しておこう、と早々に友達と決め、そして今日になった。
 ここんとこ冷え込んでるけど本当に桜は咲くのかな、と疑っていたら、やっぱりまだまだ咲き足りていなかった。井の頭公演は2分咲きといったところ。昨日の雨もきれいに上がっていいお天気だっただけに残念。
 それでも公園には水鳥がまだ沢山おり、春の花も咲いていたので楽しいお散歩になった。
 「明後日からアメリカに行くの〜」
と持っていたパスポートの写真がいかに怪しいか皆に見せると、写真と実際の顔が違う、5年前の写真だが今よりも老けている、などと言われた。やっぱりね。顎を突き出して遠くを見詰めるこの写真であと5年使わねばならないのか。もっといい写真にすればよかった。
 帰宅して夜、旅行の荷造りをせねば。

2004.3.20 [土] 

雨。肌寒い。

 よく考えたら今日はただの土曜日ではなく祝日なので、あてにしていた旅行会社が閉まっており、慌てて新宿のHISへ行って飛行機の切符をとった。一日も早くアメリカへ行きたいのだ。結局火曜日の出発になった。

 結婚して姫路へ行っていた友人が上京してくるので、これを機会に学生時代の友達と集まることにした。まだ誰も六本木ヒルズに行ったことがないということで、今日のイベントはあの展望台へ登ること。
 天気が悪いので当然だが、しかしそれにしても何にも、足元の車や建物さえもまったく、展望台からは見ることが出来なかった。霧が濃いために視界はゼロで、ガラス窓ではなく白い壁があるのかと思った。もしかして内側が結露しているのかも・・・、とガラスを擦ってみたがそんなことで見えるようになる訳もなく、そこはただの閉塞感に満ちた白い部屋でしかなかった。残念。
 見晴らしのよいはずのレストランに入っても、お給仕の男性が私達を席に案内して、
「こちらの景色は新宿方面でございます・・・。」
と言ってはいるけれど、相変わらずの白い壁。何も見える筈がなかった。

2004.3.19 [金] 

くもり。寒い。とはいえ冬の寒さに比べれば楽。

 今日もまた小津安二郎の映画をやっていた。今日のは「東京物語」。やはりみるともなしにみていたら、おやまた笠智衆がお父さん、あれ?また東山千栄子がお母さんだ。で、義理の娘(未亡人)はここでも「のりこさん」。デジャヴかと思ったよ。
 東山千栄子がまた、
「のりこさん、いつでもお嫁にいっていいのよ」
とか何とか言っていた。よっぽど「のりこさん」という人を嫁にいかせたいみたいだなあ。

 急に用事が出来て来週からアメリカはセントルイスへいくことにした。アメリカへいくのは初めて。大丈夫だろうか。

2004.3.18 [木] 

2月28日の日記に、かずさんちで見せて頂いた絵暦のことを書いた。
半夏生の日のところで、禿げ頭をなでてうな垂れる男の人の絵を、私は勝手に勘違いして、
「禿げでしょう」→はんげしょう
と思ってたが、真実は、
「はげ生ず」→はんげしょう
でした。
最近友達が見合い相手の頭髪量問題であれこれ言っていたのが私にも影響したのだろうか・・・。
かずさん、ありがとうございます。

2004.3.18 [木] 

くもりのち雨。久しぶりの雨は懐かしいニオイだった。生ぬるくて、春が近い気候。昨日辺りから鶯が鳴いている。

 ここんとこ衛星放送の映画で小津安二郎のものが続けて放映されている。あんまり興味ないので流してみていたが、どうでもいいけど、昨日の「麦秋」といい今日の「晩春」といい、主人公の原節子は嫁かず後家三十路のどちらも「のりこさん」という役どころ。これって、まさに私のことじゃん。名前まで同じで。
 笠智衆が、
「のりこも嫁にいってもらわなくてはこまるのだから」
とか言ってたけど、別に困らないっつーの!
月丘夢路が、
「のりこさん、早くお嫁にいっちゃいなさいよ」
とか言ってたけど、余計なお世話だっつーの!
「のりこさん」というのがあちこちで連呼されるので気になるのか。原節子が説教される度に、こちらも塩梅悪く、
「どうも、あい、すみません・・・」
という気分になってくる。
 最近民謡に興味があって聞いている「おてもやん」。歌詞がよく聞き取れず検索したら見つかった。これも実は嫁入りの歌だったのか。でもなんかかわいい歌だ。

 適正価格のお話、暫く掲示板を見ないうちに熱く盛り上がっていたのですね。
 私も作って売って、をしているので値段については考えることが度々あるが、基本的には、値段にはそれなりの意味がある筈、と思っている。大根が1000円で売られていたら、その大根には高いなりの理由が何かあるはず(普通のものよりすごくおいしいとか。ほんとにそんな大根あるのか知らないけど)。ほうれん草が10円になっていたら、安いなりの理由があるはず(しなびているからとか。まあ農家で直接買ったらよいものでも安いけど)。ただ高いからというだけで敬遠する、とにかく安ければいい、という基準では買い手も損だと思う。値段相応の意味がそれぞれにあるべきだと思うんだけど、そういう基準を覆すような無意味に高い値段の付け方をする売り手と、物の価値を知らずにやたらと値下げを求める買い手、とが増えると、実際の価値と値段が本当に適切に組み合わさっているのか、だんだん分からなくなっていきそう。
 値段をつけるのって、すごく難しい。幾らなら買いますか?って聞かれてもなかなか答えられないし、自分で作ったものをさて幾らで売ろう?と決めるのも難しい。原価で決める、かかった手間で決める、他にあるかないかという希少価値で決める、利用価値・出来不出来で決める、世間相場で決める、など基準がいっぱい。
それから、少しそれるけど、よくスーパーなどでうたい文句にされる、
「安くてよい品を!」
っていうの。あれは殆ど有り得ないことだと思う。何がよい品かってのは人によって違うだろうけど、基本的には良いもんはある程度高いのだ。良いものはなかなか安くはならないのだ。良いものは誰もが欲しがるから高騰するのだ。良いものを本当に安く売れるとしたら、誰かがどこかで物凄い知恵を働かせているか、誰かがどこかで損しているのだろうな。

2004.3.12 [金] 

晴れ。少し寒い。

 今日でようやく見本市が終った。疲れた。同じ期間中にやっていたフーデックスの方に行きたかったが、店を開ける訳に行かなかったので諦めた。
 脚が棒のようだが、明日は友達と健康ランドへ行くのだ。

2004.3.9 [火] 

晴れ。

明日より3日間、毎年恒例の見本市にでます。毎年恒例のこととはいえ、いやだなあ〜〜。しばらくは外泊続きです。

2004.3.6 [土] 

晴れ。でも風が強い。

今日も狙っていた映画があったがダラダラしているうちに見逃してしまった。布でコサージュを作るのに便利なコテってのがあって、これを買ってホクホク、諸星大二郎の漫画を2冊も見つけてウキウキ、だったのでいつもより早く帰宅しようとしたら、駅に迎えにきてくれるとあてにしていた父が、観たいテレビがあるから、ということで来ず、寒空の下で延々バスを待つことになってしまった。どっかで事故があって渋滞している街道沿いの人気のないバス停で、木綿の単だけで突っ立っているのは辛かった。カイロを二つ、背中には真綿を背負っていたとはいえ、寒かった〜。

2004.3.5 [金] 

晴れ。しかしウチのほうでは所により朝方に雪。

次の週末にある見本市で必要なものを浅草に買出しに行った。これがかずさんたちのツアーへの参加が遅れた理由の一つ。本当はこの後、もうひとつ予定をこなそうと思っていたけど、浅草が予定外に時間を食ってしまったので後回しにして銀座へ向かった。
皆さんもう田中翼コレクションは見た後だったので、私は明日にしようかと思ったけど、しかしちょうど折りよくも田中翼さんご本人がいらして展示の解説をなさるという。折角皆さんと合流できたというのにすぐに別行動に走り、解説を聞きに行ってしまった私・・・。協調性な〜い。
加えて言うならば、浅草の次にこなすはずだった予定とは、今日封切りの映画「イノセンス」を観ること・・・。これを観てから合流するつもりでいたのだ。またしても協調性な〜い。銀座では他に中さくらさん達にもお会いしたというのに、わが道を行ってしまった私・・・。田中翼コレクションの後には、予ねての予定通りに観ました、「イノセンス」を。感想は・・・、う〜ん。すごい!けどでも・・・。久々に「ニューロマンサー」とか読みたくなった。

2004.3.4 [木] 

くもり。時々雨がぱらついた。

 昨日からやっている夏物のきもののサイズ直しが出来上がった。うれしい。しかも2枚も。身幅を出して裄もその分長くなった。
 しかし、うすーい縮は、ちょっとのことで破けるので私のような粗忽ものには厄介な生地だな。初めて着た時には思わず力んで指でずぼっ、と穴をあけてしまった。これも身幅が狭いせい、と思い縫い直したのだ。早くこれらを着る季節にならないかなー。

 絵織さんの日記にある半襟、すごく素敵!!!半襟というよりも一幅の絵というかんじ。

2004.3.3 [水] 

くもり。

 お雛祭りなので桃の花など買ってみたが、お雛様の周りには塩梅よく飾れるところがなく、人がよく出入りするところで邪魔にならないところ、ということで結局トイレに飾ることになってしまった。
 我家は私を筆頭に女4人の姉妹なので、そして有難いことになんだかんだで全員がそれぞれのお雛様を持っているので、この時期の居間の中は賑々しい。加えて、長女である母も古いお雛様を持っており、その他にも頂きもののお雛様、姫達磨なども合わせると、どれも小さいものだが合計で8組のカップルが集っている状態になる。この時期にしか出てこられないので仕舞いっぱなしはかわいそう、ということで母が毎年飾ってくれるが、何故か雛祭りと関係のないものまで一緒に並んでいる。祖母がくれた蛇皮線のミニチュアとか。やはり祖母が妹にくれたどこか西洋の民族衣装のお人形とか。これらも普段は出番がないのでこの機に便乗してお披露目である。
 妹達はあまり興味がなさそうなので、きっとこんなに大勢のお雛様たちを私が引き受けることになるんだろうなあ。年に一度のこととはいえ、何か責任感じる。

画像は、その中の一組、紀州雛という木に漆塗りの小さなお雛様。解説によれば、紀州に立ち寄った少彦名命(すくなひこなのみこと)があまりに美しかったのでその人形を作り伝え、やがて後に仁徳天皇がこの地に来た時に皇后の人形を作らせ、こうしてカップル人形が出来上がったのだとか。

 さっき改めて数え直してみたら、やっぱり10組のご夫婦がおわしました。ちっちゃいものや絵も含めてだけど。

2004.3.2 [火] 聖徳太子の墓

くもり。昨日は雪。今朝ももっと山深いところでは降ったらしい。西の山の上は白かった。

 パートさんとの話題で度々登場するのが、聖徳太子の墓、だ。あるパートさんが言うには、ここから車で5分ほど行った旧甲州街道沿いの目立たないところに、聖徳太子の墓がある、確かに見た、ちゃんと「聖徳太子の墓!」と書かれている、のだそうだ。聖徳太子って奈良県人なんじゃないの?なんでこんな中部地方の片田舎に墓があるわけ?と、この人の勘違いだと皆で言っていたが、今日になって別のパートさんが、先日ここを通った時に自分もこの墓を見た、と言い出した。あの時代のえらい人の墓というからにはやはり前方後円墳か何かだろうか、と尋ねると、いや、普通の○○家の墓、というような墓石と同じ、縦長の直方体が台座の石の上に乗っかったものだという。場所も詳しく聞くことが出来たので、仕事の後、用事のついでに私も行ってみることにした。
 で、ありました。確かに。ありましたが、これは墓なのだろうか?パートさんの言う通り日本の墓地にごく普通にあるようなタイプの墓石みたいなものの正面に、面積目いっぱいに「聖徳太子」と彫り付けてあった。しかしそれだけで「之墓」とは書かれていなかった。周りに何か説明の立て札でもないかと探したが見当らず、桜?の木の下にぽつねんと立っているだけだった。石をよく見たら、右側面には
「弘化二?巳年十二月」
とあった。?はもしかして乙か。
 左側面にはもっと細かい字が沢山書かれていたが殆ど判読できず、一部、
「天保七年丙申」(多分・・・)、「上大野村」
だけ分かった。石は苔むして字の窪みにもはびこり、そのままでは読み難かった。これが墓なのか何なのか、結局分からずじまい。ちなみに
聖徳太子が亡くなったのは622年
天保年間:1830年〜1844年
弘化年間:1844年〜1848年
で、天保七年といえば天保の大飢饉があった年。もしかして何かの供養塔だったりして・・・。
 こんな大和朝廷と遠く離れた地に聖徳太子と縁があるはずない、と思っていたが、伝説の中では意外とこの近くの市が登場するらしい。名馬をもらった聖徳太子が、ちょっと乗馬してくる、と出かけて行き、あんまり脚が速いので富士山まで行ってきた、と語った、という話があるとか。その道中で近くのT市に立ち寄ったのだそうだ。だからここいらにも聖徳太子からみの何かがあってもおかしくない(ってこともないが)。しかしそれと江戸時代の石碑と何の関係があるのか、
なぞだ〜!!
 この向い側にも、今日初めて気付いたが小さな神社、その名も「山神社」があり、境内にはお地蔵さんが何人かいらして、三申?もあった。なんなんだろ〜、ここ。諸星大二郎先生、教えて下さい。

画像は、証拠としての墓の写真、というのはちょっと恐かったので、墓を見つけて驚愕する私の図。

2004.2.29 [日] 

くもり。こういう天気も久しぶりだなあ。

 流通センターでの骨董市へ行った。手芸に使う端切れを仕入れようと思って。道中のモノレールで、同席した女性2人に着物のことで話し掛けられた。お2人の内一人は着付け教室の先生だそうだった。他の席にいるお友達とは骨董好き仲間だそうで、同じく骨董市へ行くのだそう。着物の話題で楽しんだが、小心者で社交性が殆どない私は、着物を誉められて嬉しいのだけれど、実はものすごーく汗びっしょりになり、下車したとたんに外の冷気で寒気がした。情けないとは思うけど、毎度のことなのだ。

 映画は「アップタウンガールズ」。たのしかったー。
 家に帰ったらお雛様が出ていた。昨日母が飾ったらしい。

2004.2.28 [土] 

晴れ。

 浅草で用事を済ませて、かずさん宅へ行った。以前日記に書いてらした面白い絵暦をみせて頂いた。「禿げでしょう」→「はんげしょう半夏生」がおかしかった。こういう感覚も日本人らしいっていうんだろうなあ。

 今日は盛りだくさんなので、この後みなこさんちにもお邪魔した。赤ちゃんに初めて会うのだー。もともと子供好きって訳ではないが、でも赤ちゃんをみると普段しないような変な喋り方をしてしまうのは何故だろう。赤ちゃんが笑うとこっちも笑い、泣くとこっちも困った顔になる。互いに鏡のようだね。
 赤ちゃんをだっこさせてもらったのも殆ど初めて。私のような粗忽者が触っていい相手と違う!と思いいつも友達の家では遠慮させてもらっていたのだ。
 画像はみなこさんに撮って頂いた写真。緊張のあまり固まったままでした。顔を上げようとするとギギギ、と軋んだ音がしそうだった。私の半開きの口がいやらしい。こんな怪しいおばさんでもおりこうさんにしててくれて嬉しかった。
 家の中には音楽が溢れていた。こういう曲を子守歌代りに聞いて大きくなるのね。今に歌ってくれるようになるかも。先が楽しみだ。
 遅れて訪問した挙げ句、晩御飯までご馳走になり(狙ってこの時間に到着した訳ではありません〜!!)、お土産まで沢山頂いてしまった。お土産、内容が濃かった。いつもすみません〜。本も楽しく読んでいます!

2004.2.27 [金] ちょっとうれしいことがあった

晴れ。風がやや強かった。

 仕事で出たゴミが大量にたまったので車に積んで、クリーンセンターという町営の焼却場へ持ち込んだ。
 手続きを終えてセンターから出ようとしたら、私と入れ違いに軽トラックが入ってきた。荷台に紅梅の枝を山のように積んでいるので、すれ違いざまに、
「これ、すてちゃうのですか?」
と尋ねたら、そう、とのこと。少しもらっても良いかと聞くと、いいよ、と承知して下さった。
 つぼみは殆どなく満開の紅梅が沢山咲いている枝ばかりだった。トラックのおじさんは剪定バサミまで貸してくれて、好きなだけ取らせてくれた。ありがとう〜!なんだかうれしい。要領の悪い私にしてはよくやったなあ。
 おじさんは、
「池坊かえ?うっしゃっしゃ・・・。」
と笑っていた。いえ、そういうのじゃないんですけどね。
 車のドアを閉じると、中には梅の匂いがいっぱいになり、梅ってこんなに香るものなのか〜、と改めて思った。
 いい調子で運転していたら、この辺りの名物「酒饅頭」の店の前を通り、急にお饅頭も欲しくなって来た。梅を見ながら饅頭食べたい・・・。欲張って10個も買い込み車に戻ると、今度は饅頭の酒のニオイが充満し、またもいい気分になった。
 帰って梅を生けて、お饅頭は一気に4つも食べました。幸せだなあ。

画像はそのもらった梅。ゴミを出しに行って替わりに梅をもらってくるなんてなあ。

2004.2.26 [木] 映画のネタバレあり

晴れ。風が強かった。

 久しぶりに信号のある道を車で通った。そりゃこの辺にも少しはあるんだけどね、信号。またも風が強くて恐かった。

 こないだ観た映画「ロードオブザリングス」で、主人公が指を切り落とされるシーンがあった。
 思い出したけど、たしか「ピアノレッスン」と「さらばわが愛 覇王別姫」でもそれぞれ主人公が指を切り落とされていた。別にただの偶然だしそれぞれの話の流れで起きたことだが、指を切るって、これらの話の中では揃って、何かの区切りを付ける、目を覚ます、という使われ方しているようで面白い。指をつめる、なんて日本のヤクザのすることだと思ってたけど、意外と余所でもそういう感覚あるのかしらね。絶対やりたくないけど。

2004.2.25 [水] 

晴れ。

 いつもの野鳥用の餌台に、今日はバナナときな粉を練り合わせた栄養満点なエサを置いといた。
 来るのは決ってヒヨドリだ。色んな野鳥が来ると楽しいなと思って始めたことだが、縄張りの関係かヒヨドリしか来ない。鳥によって餌も異なるが、ヒヨドリはどうやら果物系が好きらしい。鳩は豆を食べるしスズメは米が好き。でもヒヨドリはこういうの全然食べない。
 バナナは好物なのでこれに豆=きな粉を混ぜれば一緒に食べるだろうと期待したが、やはりお気に召さないらしく三口ばかり手を付けたらどこかへ行ってしまった。
 餌はそのまま手付かずでだんだん乾燥し、おかしな色に変化していった。黄土色のペースト状のものが餌台に練りつけてあり、これが時間と共に黒っぽく、いやな感じになってきた。きな粉はたん白質を多く含むので、このまま放置して腐ると納豆のような刺激臭を放ち始める。そうすると今度は鳥ではなく蝿を呼ぶことになり、この形状、色に加えて蝿までたかったら、とんでもないものに見えてくるだろう。カレー屋にあるまじきことだ。
 でも面白いからそのまま放っておくことにした。

画像は、手作り熱に浮かされて作った縫いツマミのお花たち

2004.2.24 [火] 

晴れ。

 夜、友達に誘われて隣村の村営温泉へ行った。この辺りには村営温泉というのが結構ある。いつぞやのふるさと創生(?)資金とかいうのでつくったものらしい。
 平日だからとはいえ人はまばらで、これで経営が成り立っているのだろうか。こっちはゆっくり堪能できて嬉しいけど。
 プール脇のサウナでは、ハーブオイルの入った水を焼け石にかけて蒸気を満たした、アロマテラピーサウナとかいうのをやっていた。
 本日の香はペパーミント。約13分間のコースで、この間に三回に分けて係の女性がオイル入り水を石にかけ、その度にあがった蒸気を部屋にムラなく送り込むため奮闘していた。
 それはまさしく奮闘だった。大きなバスタオルを掴み、頭上に高く上げてこれをプロペラのようにブンブンと振り回す、続いて今度はタオルを半分に折り両端を持って高く掲げ、洗濯物の皺を伸ばす時のように「パシッ!パシッ!」と勢いよく何回も上下させるのだ。こうしてもらうことで格段に湿度が上がっているのが分かり、ミントの香もより強く感じられた。ただ坐っているだけでも熱気にクラクラしたが、この女性もさすがに時々手を休めては呼吸を整えていた。
 狭く蒸し暑い部屋に半裸の男女9人が向かい合って座り、だらだら汗を流しながら深刻な顔で下を向いている。彼らの中心には黙々とバスタオルを振り回す女性が、これも汗を垂らしながら深刻な顔をしている。まるで何かの宗教儀式のようだった。女性のタオルをはたく「パシッ!パシッ!」のリズムに合わせ、
「かーんじーざいぼーさつぎょーじんはんにゃーはーらみーたーじ・・・」
とかやったらしっくり来そうだった。
 何か効果があったかどうかは分からないが、でも体は充分にあったまった。今日は重い荷物を沢山運んだので(1.5t!)随分癒された感じ。
ここの村はもしかしたら私の町と合併するかもしれないので、そしたらもっと度々来るようになるかも。

2004.2.23 [月] 

晴れ。ものすごい強風。

 雛祭りが近くなると毎年、母が雛あられを作ってくれる。ここんとこ残りご飯を干しているなとおもっていたら、今日作っていた。いったん油で揚げてから砂糖衣をまぶすが、砂糖を付ける前の揚げたばかりのものもおいしい。新聞紙に広げられたものを端からぼりぼり食べてたら胸焼けがして困った。

 今日もまた物凄い強風だった。西からの風。あんまりすごいので、何か大きなものが飛ばされてガラス窓にでもぶつかると大変なので昼日中から雨戸を閉めてしまった。
 用事で近所へ車で出かけたが、途中何回か横風に煽られて車がよろけ、恐かった。よく見ると道路には、どこからきたのか太い桜の枝が数本転がっていた。あまりの強風にもぎ取られ、飛ばされてきたのだろうか。
 風で雲が一掃され空がキレイだったので、富士山がみえるかも、と少し遠回りをしてお気に入りの高台の道を通った。が、春霞のせいなのか、全然見えず。というか、方向音痴なのでもしかして有らぬ方向を一生懸命探していた可能性もアリ。

2004.2.22 [日] 

晴れ、夜に雨。今日もいい天気だったが、風が強かった。乾いた砂利の駐車場の前を通ろうとしたら、突風で砂埃が白く舞いあがり、洗いから帰ってきたばかりの羽織を着てその中を突っ切るのが恐ろしく、なかなか前へ進めなかった。信号待ちの時に下駄を片方、何気なく脱いだら、いきなりの疾風にころころと転がされ、裸足で追うはめになった。

 キーワードの「織の海道展」へ行った。面白かった。こういうのを一品づつじっくりみていくのが好きだ。だから心置きなく展覧会などを楽しもうと思ったら一人で来るのがいい。誰かと一緒だと、待たせて申し訳ないから。ほんとう〜に、遅いのです、私。今日は誰はばかることなくマイペースで観ました。
 贅沢を言えば、反物の裏側ももっとよく見えるような展示をして欲しかったですね。特に読谷山花織や首里花織などを。忘れちゃったけど、沖縄の浮織で、どこだかの島のものは裏に糸をひき、別のどこだかの島のものはひいてない、と呉服屋さんで聞いた。今日のも頑張って裏側を覗き込んだら、読谷山は裏に沢山糸がひいてあり、首里織の方は裏の糸が少な目だったような気がした。どちらも浮織りだけど、きっとそもそもの織り方が違うのだろうね。
 地下のお店で琉球絣の機織りをして頂いた。模様を目でどう確認しながら絣合わせをするのか、以前から疑問だったが、緯の、反物の両端に当たる箇所に小さく白い絣を目印として既に入れてあり、これをきちんと両端に持ってくることで模様が正しく出来上がっていく、ということらしかった。織る人も大変だけど、括りをする人も大変だなあ。
 反物が出来る工程を細かく追ったビデオが数本上映されておりとても興味深かったが、時間がないので1本しか観られず。残念。この後、予定があったのよー。
 ビデオを割愛してまで優先させた予定とは、香港映画「フルタイムキラー」を観ることだ。まあまあおもしろかった。かっこつけつけの、変な話だった。
 大丸の着物市は、ほんとに数分しか見られず、時間切れ。もうお家へ帰らなくちゃいけない時間だ〜。

2004.2.21 [土] 

晴れ。さわやかでとてもいい天気。日向にいると暑いくらい。

 浅草橋の着物問屋さんで行われているバーゲンへ、友達2人と共に行った。期間中は洗張りや丸洗いが3割引になるとかで、これを機会に、秋に私がどろどろに汗をかいてそのままになっていた祖母の単を洗張りにだそうと持って行った。(かなり汗かきなので、これを着た時には生地の絣模様がそのまんま長襦袢にくっきりと写ってしまった。)ついでに私サイズに仕立て直してもらおうと思っていたが、お店の人曰く、サイズはこれ以上はあまり大きく出来ない上に、生地がだいぶ弱っているので仕立て直しはあまり意味がない、丸洗いにしたらどうか、ということだった。しかたなく丸洗いだけお願いした。

 その他のお目当てといえば小物を買い足すくらいだったので、店内をざっと見たらあとは3人で喫茶店に入り、ずーっとおしゃべり。夕方になって付近の飲食店が開き始めたら今度は場所を移動して晩御飯。結局一日中飲んだり食べたりし、喋りっぱなしだった。
 ご飯のお店は、薬膳料理を出すという中華料理店だった。メニューを見てもなんだか馴染みのないものばかり。そういう方が面白いからと、なるべく意味不明なものばかり注文したが、嬉しいことにどれもおいしいものばかりだった。しかもえらく安い。600円以上するものはごく希。殆どが400円くらい。また行きたい。

 明日の「織の海道展」に誘おうかと思ったが2人とも既に先約があるとのこと。1人はラグビー観戦に、もう1人はお祖母さんの絵が入選したとかでそれを観に行くのだそう。このお祖母さんは、3月にあった東京大空襲を描く絵画展に応募し、みごと入選したそうだ。私のおばあちゃんじゃないけど、期間中に見に行ってみようかしらん。そういう体験を見聞きしておかねばならんと思うのです。

画像は、バーゲンで手に入れた博多の帯締め。本当はもっとキレイ。ビビットな色あわせのものが欲しかったのだ。

2004.2.20 [金] 

晴れ。朝なんかほんとにあったかくなった。でもまだ北側の水溜まりには氷がはる。

 先月の旅行中につかったカードの請求書が届いた。明細をみてあれ?覚えのないものが4回、すべて同じ金額で何故か米ドルで計算されている。何だろうとカード会社に問い合わせようと受話器をとってはっと気付いた。
 旅行中に数回かけた国際電話の代金だ。しかーし!イタリアから日本へ高々2〜3分話しただけで4343円もするの〜?とはいえ、こちらにも落ち度が。そもそもこの国際電話は、向こうの公衆電話に張り紙してあった旅行者向けの、クレジットカードで支払う式の電話番号を使ってかけたものなのだ。だから代金についても何の説明もなく、とりあえず急ぎで家に電話したくてこの番号を使い、以後、便利だもんだから数回つかったのだった。なんかこれって、私のようなお馬鹿な旅行者をカモにした電話番号なのだったりして・・・。もしかして、ああいう怪しいビラの電話番号って使っちゃいけないってのは常識なのかしら・・・。

2004.2.18 [水] 

晴れ。だいぶあったかい。昨日は風が強かった。付近にイヌノオオフグリ、じゃなかったオオイヌノフグリがちらほら咲き始めた。

画像はまたもお花

2004.2.15 [日] 

晴れ。

 たまっていた映画を観たいが時間がない。「ニューオリンズトライアル」と「嗤う伊右衛門」を続けて観た。前者はおもしろーっかった!!後者は・・・。本の方が好きかなあ。

2004.2.14 [土] 

晴れ。春一番が吹いた日。気温も高かったがさすがに風があったかかった。

 映画「ロードオブザリングス」を観た。面白かった。けど、前作の方が好きかなあ。
 前2作の時から思ってたけど、主人公のイライジャ・ウッドの指の爪って、なんかすごい。ものすごい深爪、というか横長すぎ。縦の長さが5�oくらいしかない。あれは自前だろうか。それともホビットだから?
 劇場は混んでいた。映画後半、けしからん奴が上映中のスクリーンをフラッシュ焚いて写真撮っていた。3回も。迷惑だなあー。もー。

 手作り熱がだんだん高まってきたので、材料の仕入をしに浅草橋へ行った。帯留金具やワイヤー櫛を買った。調子にのっているぞおー。

 バレンタインのチョコは、恒例(でもないが)の手作りうんちチョコだ。今年はよりリアルな造りを考えたのだがうまくいかず残念。
 チェコアニメ「ぼくらとあそぼう」のある回に、魔法使いに立派な髭をもらって喜んでいる小さい熊に、
「それは髭ではありませんよ。フンですよ」
と大きい熊がいうシーンがあるが、
「チョコありがとう」
のお礼に対しての私の返事も同じく、
「それはチョコではありませんよ。フンですよ」
にした。

画像はチョコを入れた箱。布を貼って作ってみました。

2004.2.13 [金] 

晴れ。ぬくぬく。啓蟄にはまだ早いが虫が飛んでいた。今年は暖冬なので、冬を生き抜いて増えた虫が大量発生するような気がするのだが・・・。やめてよねー。

 いつぞやのパートさん達との会話。
パ「『ハリーポッター』の校長先生の俳優、死んじゃったよね。次誰がやるんだろ。」
私「クリストファー・リーって話聞きましたけどね」(結局はマイケル・ガンボンに)
パ「誰?その人」
パ「あれ、『ロードオブリング』の髭のおじいさんよ」
パ「どっちのおじいさん?」
パ「悪いおじいさんの方」
パ「ああ、『スターウォーズ』の悪いおじいさんね」
パ「『ロードオブリング』の次のって、『王の帰還』って、王って誰のことなんだろ?」
パ「あの男の子のことじゃない?」
パ「ああ、あの首の太い子?」
パ「それか耳なが族の人のことかも」 
 髭のいいおじいさんは「X-メン」では悪いおじいさんになっているよ、と言いたかったけど混乱するのでやめた。
 明日はその「ロードオブザリングス」の初日。混むんだろうなあ。

 今日もこれから手芸に励むつもり。

2004.2.11 [水] 

晴れ。昨夜少しの積雪アリ。今朝は薄化粧状態。

 ここんとこ仕事で使う肉をさんざん食べて、気持ちが悪い。困るなあ、狂牛病。
 米国産が駄目なので他のものに切り替えざるを得ないが、改めてわかったけど米国産牛って、旨い方なのだなあ。というか、やわらかい。これって肉骨粉のおかげか?今度の豪州産は肉骨粉を与えていないそうだが、だから硬いのかな?もしかして肉骨粉様様?それじゃ困るのよ〜。

 今年は日本の年中行事を意識することで季節により敏感になろう、と思っていた筈だが、気がつけば節分は何もしていなかった。豆は腐るほどあるというのに。だいたいその日が節分であったということを、真楽の皆さんの日記を読んで初めて気付いた始末。だめだなあ。
 
 リリコさんの日記を拝見して思い出しました。戦隊物のメンバーが電車に乗るか否か、そういえばゴレンジャーの女性隊員が、普通の乗合バスに乗って悪者から逃げているというシーンがありました。しかも確か四国のどこかで。その前後2回くらいの放映は頑張って四国ロケをしていたような。でもさすがに変身後の姿ではなく、素のまんまでしたが。
 記憶ではその後、何故か結婚式場に逃げ込み、知らない誰かが式を挙げているところへ入り込もうとしたけれど、
「この人達に迷惑を掛けてはいけない・・・・」
と踏みとどまって別の逃走路を行く、というシーンが続いていたと思います。

 今日は休日、またもぐでぐでして過ごそう。 

2004.2.8 [日] 

晴れ。風が強かった。昨日もそういや風があった。

 今日の映画は「この世の外へ−クラブ進駐軍」。面白かった。アンケートに答えてチョコレートをもらった。うれしい。
 映画は戦後すぐの東京が舞台だったので、銘仙やらお召やらの着物をきた女性がうろうろしていた。アンティークやさんで見つけてきたのかなあ。映画用に作った衣装ってかんじではなかったと思う。通り過ぎる人達が着ているのをみただけだけど、役者に対してキモノが随分小さいように見えたので、やっぱ古着か。主要登場人物は全員洋服。

久しぶりにアンティークモールへ行った。移転後は初めて。なんか全体にごちゃごちゃして見づらくなったような気がするんだけど。手芸用にまた端布買っちゃったよ。三段のプラスチックケースにこんなのばっかり沢山持っているのに。

2004.2.7 [土] 

晴れ。

 珍しく土曜日に仕事した。今週の予定がパートさんの不都合が数件重なったために後ろへずれたのだ。仕方のないことだからいいけど、でも今日は本当は友達と落語を聴きに行くことになっていたのになあ。残念。券は友達の友達という方に買って頂くことが出来た。

 夕方、ようやく落語の友達と合流して沖縄料理屋で飲み食いした。うまかった。特に何とかいう魚の丸揚げが。

画像は、調子に乗ってまたも手芸。

2004.2.6 [金] 

晴れ。

久しぶりに手芸。
縫いツマミの櫛。

2004.2.1 [日] 

晴れ。

 西荻にいつのまにかベトナム料理の店が出来ていた。ここで昼ご飯を食べた。ろくにお金を持たずに財布の中身を確認せずに注文してしまい、支払は本当にぎりぎりで間に合ったけど、あせった〜。

 気がついたら今日は映画の日だった。「リクルート」を観た。面白かった。アル・パチーノはかっこいいなあ。この人の映画が観たくなって「ヒート」を借りて帰った。

 

2004.1.31 [土] 

晴れ。

 ミホちゃんとおでかけの日。
 ミホちゃんに連れられて行ったお店でおいしいお昼ご飯を頂きました。うま〜。また行こう。
 近所にあるお岩稲荷にもお参りした。お岩稲荷は左門町の他に新川にもあるのだそう。知らなかった。ちなみにお岩さんのお墓は巣鴨。

 今日のメインイベントは、KWにもなっている「高畠華宵展」に行くことだ。なかなか見応えありました。三輪明宏がいっぱいだった。
 会場の解説文の中に、華宵描くところの美少年美少女の特徴として、三白眼、どこをみているともわからない焦点の定まらない目、ありえないような手や指の柔らかなポーズ、などが挙げられていた。稲村ガ崎にあったという華宵御殿といい、本当にありえないような、浮世離れした雰囲気が作品にも生活にも感じられた。
 戦後の作品として展示してあったアルセーヌ・ルパン全5巻とそっくり同じ物が、そういえばうちにあったのだ。伯母が子供の頃の持ち物だったのだ〜。しかし一昨年、もう読まないからと小学校へ寄付してしまったのだ〜〜。大切に読んでくれているだろうか。
 
 銀座では「石田節子の箪笥の中身展」を見、晩御飯食べてまたも長話しました。今日はいっぱい喋って楽しかったです。どうもありがとう。

2004.1.29 [木] 

晴れ。夕焼けがきれいだった。山に沈む夕焼けもいいもんですよ。

 こないだの続きの治療をしに歯医者へ行った。
 幼い頃には虫歯はなく、成長してからも殆どなかった。それが急に虫歯だらけになったのは就職してからだったが、それでも神経が鈍いからか治療中に痛い思いをしたことはあまりない。だからあの歯医者のキュイィ〜〜ィン、という音を聞いても何も感じず、今日の治療でも何故痛くないのかと不思議がられた。何故って、鈍いからですよ・・・。

 餃子のようにみえる画像は、お土産にもらった私の歯形。

2004.1.27 [火] 

晴れ。

 新年会で皆さんの手作り話を聞いていたら、久しぶりに私も何か作りたい気分が高まってきたようだ。いろいろとアイデアはあっても面倒だからと実行していないことは多く、まずは簡単なものから始めました。
 画像は、アルミ線を渦巻き状にし金槌で叩いて平たくした物を幾つか作り、それらを適当に重ねた帯留。他に、山珊瑚のカケラをボンドで金具に貼りつけた帯留、七宝焼きの大き目ビーズを繋いだ帯留を作った。
 調子に乗ると狂ったように作り続ける傾向アリアリなので、暫くこういうセコイ物を量産しそう。

2004.1.26 [月] 

朝方は雪。薄っすらまぶされた程度なのですぐにとけた。晴れ。

 足にしもやけが出来た。しもやけ。こんなの中学か高校以来か。先週、寒いところで仕事してたのと、不思議な集会の会場が寒かったからかな。

 なぎら健壱「中毒」というCDが届いた。別にこの人のファンではない。歌も殆ど聞いたことがない。こんなものを買ったのは、この中にある歌「悲惨な戦い」を一度聞いてみたかったから。
 こういう歌です。(注意:お下品な歌です。)
http://zerodama.com/...

2004.1.25 [日] 楽しい集会

晴れ。本当にいい天気。夕焼けがキレイだったので明日もきっといい天気。

 真楽の新年会に行った。
 玉すだれのご披露をさせて頂くため、ミホちゃんと少し早めに会場に向った。2人で合わせての練習は全然していなかったのだ。
 もぐらの穴ぼこがある芝の庭で、じりじり暑い日差しを衣紋を抜いた後ろ首に受けながらする練習は楽しかった。上を見ると、本当に雲一つない晴天だった。おまけに私達のちょうど頭上にトンビが輪を描いていた。私は雨女なのに今日は随分気前よく晴れましたなあ。
 本番は、とりあえずちゃんとできました〜。大きな間違いもせず。よかった〜。相棒:ミホちゃんありがとう。みなこさんありがとう。
 音羽楼は、ご飯おいしかった。分量もすごく丁度よかった。また食べに行きたい。 旨いもの食べるだけで終らず、建物の説明などして頂けて更に楽しかった。
 公園を散歩したり海を眺めたり、欲張って予定をぎゅうぎゅうにして観光するのも好きな私だが、こうしてのんびりするのはいいねえ。海を見たのなんて、いつ以来だろう?(ナポリでは港に行かなかった)
 今日はこのまま家に帰ったが、東京からだったら1時間ちょっとで行けてしまうところなのね。鎌倉にしても葉山にしても、もっと探索の余地アリでこれからが楽しみだ。

本日の装い:紫無地お召+オレンジ地唐織袋帯
お召は、2年前にネットオークションで雨コートと名古屋帯のおまけ付きで3900円だったのを、洗張りして仕立て直してもらったもの。
帯は母の。

画像提供:リリコさん
陽光が神様スポットライトみたいでかっこいいのだ

2004.1.24 [土] 

晴れ。

 ようやく映画を観た。「ミスティックリバー」むむむ、面白かった。監督のイーストウッドは今年で74歳だよ。まだまだ頑張って欲しいよ、ハリー。
 伊勢丹の日本のデザイナー展へも行った。初めて見ました、蜻蛉羽織。蜘蛛の糸より細い糸も使うとか。すごすぎる。

2004.1.23 [金] 不思議な集会

晴れ。夜には冷え込みきつく、寒冷注意報とかいうのが発令された。

 先日いつもの友達から電話があり、ちょっと付き合って欲しい、とお誘いというよりお願いをされてしまった。今日は仕事後には届いたばかりの漫画「14歳」全巻(楳図かずお作)を一気に読破しようと思っていたのだが。

 お願いというのは、ある議員の応援集会に形だけでいいので出席してもらえないか、というものだった。何でも、職場の暗黙のルールにより、誰か必ず1人を連れて行かねばならない決まりらしい。こんなことは頼み辛いが、もし気にならないのならば一緒に食事に行くついでにちょっと寄る、という程度に考えて欲しい、とのこと。私には特定の支持政党や団体はないので、こういうのってどんなのだろう?という興味本位で出かけていった。
 不思議な集会だった。会場の壁には彼女の勤め先の関係者が書いた「檄文」が沢山貼られていた。「檄文」などという言葉を、今時の日常で当たり前に使うことがあるだろうか。「○×△先生、子供たちに明るい未来を!!!」などという文言が、力強いタッチの毛筆で書かれているのだ。友達によれば、これ以外にも職場環境の改善を目指して「檄文」を書いたり読み上げたりする集会があるという。中には寸劇まで披露することもあり、その内容は?と問うと、例えば、
「みんなっ!大変だ!給料がカットされるらしいぞ!!」
「えええー!なんだって?!」
というようなものらしい。プロレタリア演劇、という感じ?
 先生のお話は小一時間続いた。その前後にも、激励する言葉や挨拶などが次々とあった。内容の良し悪しよりも、とにかくそこが寒く、私も会場に集まった人達も震えていたことが印象的だった。付近に寒冷注意報が出たという町内放送が途中で流れた。
 今は家でこじんまりと商売し、その前にもあまり大きな会社には勤めたことのない私にとって、慣れない世界の一端を覗いた夜だった。

 晩御飯を友達がご馳走してくれた。友達はあのような集会に連れてきたことをしきりと恐縮しているようだったが、初めての体験だし面白かった。場の流れによっては、全員で「えいえいおーっっっ!!」
とかぐらいやるのかなあ、と思っていたがそれはなかった。

2004.1.20 [火] 

晴れ。雪は殆どとけた様。

 歯の詰め物が取れたので歯医者へ行った。
 夜、ハギレで袋を作った。「sticks」を入れる専用袋だ。こんなもん作ってないで自主練しなきゃ〜。

2004.1.19 [月] 

昨夜からまた雪。昼頃までに8cmくらいの積雪。
 
 またも雪かき。すぐにとけそうだけど。

2004.1.18 [日] 

東京、鎌倉は晴れ。うちの方は昨夜から雪が降り、今朝は5cmの積雪だった様子。母は雪かきをしたらしい。すまぬ・・・。

 着物好きな友達3人と共に鎌倉の「花ぐるま」「一文字」へ行った。欲しいものは山のようにあったが我慢し、それでも下駄を一足買ってしまった。
 ふと入った骨董屋さんで面白いものを見つけ、またしても買ってしまった。
『主婦之友 昭和七年四月號 附録 「子供物から大人物まで 和服物一切の仕立方」』
だ。絵がきれいなので欲しくなったのだが、読んでみたらけっこう面白かった。
 例えば「訪問着の襲物と袷」の頁には、
「訪問着−−−ますます歡迎されてゐる至極重寶な服裝であります。縞物や絣などでは一寸物足りない、といって裾模様ではあまりに物々しい、さうした場合に、氣軽に召されますので、最近は、なくてはならぬものの一つとなつたやうであります。」
とある。もしかしてこの頃に普及し始めたのだろうか。訪問着の持つイメージも今とちょっと違うようだ。もっと鯱鋒ばったもののように思っていたが、この本ではさほど偉そうなものではない。
 更に、長襦袢は裾模様には無地などの礼装用を用いるが、訪問着の場合には友禅や絞りなどの普通のお好みの物で構わなかったようだ。
 八掛けについても、一枚着の場合は共八掛けの必要はなく好みの配色のものをあわせればよい、二枚襲の場合には上着と下着は必ず同色でなければならないが、下着を共八掛けにした場合は上着と同色にはせず、上着は別八掛けにしてもよい、のだそうだ。流行としては、上着の八掛け・下着の表・下着の八掛けの三枚を同色にするのが受けていたらしい。また、
「紋なしのが普通ですが、一つ紋か三つ紋を、共色、または金絲のぼかし縫などでつけるのも流行」
だとか。
 今は襲は殆どないけど、こうしてみると他の点でも昨今の訪問着と大分違う。私が着付け教室で教わった訪問着とは、裾模様が縫い目を跨いでいる等の他に、
・表と同じ生地を用いた共八掛けである(付け下げは別八掛け)
・無地などの礼装用の長襦袢を着る
・紋が付いている
だったように思うが、この本の頃にはそうでもないのね。こういうキマリごとって、もちろん最低限のことは守らねばならないけれど、目くじらたててうるさく言っても、結局時と共に変化していくものなのだね。
 まだざっとしか読んでないけど、みたところ付け下げは載っていない。戦後あたりから登場するのかな。
 長着の寸法についても今時の並寸と比較してみたが、意外と大差ない。あるとすれば繰越がやや大きい(1寸)ことと、身八つ口がやや小さい(3寸)ことくらいか。

2004.1.17 [土] 

朝から雪。積雪約5cm。

 いつもの週末のように朝から出かけようと思ったが、雪のために出られず。駅から離れたところに住んでいるので、雪仕様でないくるまが動かなければどこへもいけないのだ。
 雪かきなどしていたら、小降りになった夕方、日に数本しかないバスが動いていることを知り、はやり出掛けることにした。今日はかずさんのお宅へおじゃましました。うちの方とは打って変って都内には雪はせいぜい舞う程度。かずさんちにいたっては地面が濡れてもいなかった。電車で1時間一寸の距離だが、けっこう違うものなのだなあ。
 随分長居してしまい、晩御飯においしいお店にもごいっしょさせてもらった。椎茸とメキャベツの炒め物がおいしかった。あればご飯がすすみそうな一品だった。
 雪は降るし、でもいっぱいおしゃべりしてご飯をおいしく食べて、そして素敵な着物(うしし)まで手に入れ、よい一日でした。

2004.1.11 [日] 

無事に旅行から戻ってこられました。
楽しい旅行でした。また行きたい。

2004.1.10 [土] 東京

ナポリは曇り。物凄い霧で数メートル先も見えない。

 宿はバスターミナルの近くなので、早朝でも動いているバスがあればそれに乗って空港まで行けばよい。しかし、先日かっぱらいにあってからというもの、このように暗い内にあてもなくバスを待つのはアブナイことのように思われ、用心してタクシーを頼むことにした。ここはマテーラやアルベロベッロのようにのどかなところではないのだ。あれ以来、バイクの音を聞いたり走ってこちらへ来る人を見ると、私のカバンを狙っている?と自意識過剰になり気味だ。背後に誰かいる気配がすると思わず振り返ってしまう。映画「世界中がアイラブユー」で「俺の後ろに立つんじゃねえ・・・」と仮釈放中のティム・ロスがいう台詞があり、そんな感じ。
 朝5時過ぎではあったが、宿のオヤジは起きていた。ナポリ到着の初日の深夜、チェックインした時と同じオヤジだった。宿の名前「コロンボ」は、もしかしてこの人の名前か?確かにコロンボ、って顔をしているな。昨日までの世界遺産の宿のような優雅さはカケラ程もないところだったが、必要にして充分な内容というか、値段相応だった。

 空港までは車が速ければ15分位の距離だ。しかし今朝は濃霧で視界が悪く、結局30分かかった。前に車がいないとどっちに進んだらいいのかさえ分からない位すごかった。運転手は、
「マンマミーア!」
といっていた。イタリア人がこれを言うのを初めて聞いた。
 霧で遅れたのはタクシーだけではなかった。前が見えなきゃ飛行機だって飛べないのだ。2時間近くの遅れでようやく離陸したが、しかし私はこの後ロンドンで乗り換えをせねばならず、このままでは恐らく間に合わない。しかもロンドン・ガトウィック空港に着いて、ロンドン・ヒースロー空港から乗るので、少なくともこの間の移動に1時間はみておかねばならない。
 今回の旅行は出発間際になって飛行機を予約したので、安いのとなるとこのように不便なものしか残っていなかった。往も帰りも空港間を自腹・自力で移動するので、お金も時間もかかる。英国ポンドもこのために持っていなければならず、そしてポンドって、高いのね!!空港間のバスが往復で6000円以上もするよ!(しかも何故か往と帰りで値段が違う・・・)
 案の定乗り継ぎはできず、2時間後の便に乗せてもらうことになった。が、今度はこれはこれで機材の整備に時間がかかっているそうで、更に3時間を待たねばならなかった。明日は本当は成田に9時に着いて、その足でリリコさんの着物散歩+着物カフェに参加する予定だったのだが、どうも無理っぽい。
 待つ間にお食事券の配布くらいはあるかと期待したがそれもなく、何か買い食いしようと両替した1000円は、3.29ポンドにしかならなかった。1000円=3.29ポンド!?成田では200円=1ポンドだった筈だが。間違いじゃないかとよく見たら、手数料を300円以上も取っている。そういうものなの?私がなめられただけ?空港の売店では水が1本1.5ポンドくらいだった。通常レートでは300円、これでも充分高いが、さっきの手数料を考えると456円!さぞや旨い水なんだろうなー!!

 ようやく乗れた飛行機の隣席は、11人のお客を引き連れたツアーの添乗員さんだった。私にとってお楽しみの旅行も、この人にすればお仕事なのだ。お疲れの御様子だったが、添乗員さん秘話などを色々聞かせてくださった。
 宿のどの程度までの不具合をクレームすべきか、という話題では、ベネチアで泊まったホテルの部屋の天井が、夜中にドオンッ、という音と共に落ちてきた、という体験談をしてくださった。また、この人が乾電池、イヤホン、煙草の箱くらいの大きさの黒いもの、などを沢山持っていたので何なのか尋ねたら、今時のグループツアーでは美術館などではこのイヤホンと受信機をお客さんに付けてもらい、ガイド内容を無線で伝えるのだそうだ。大変便利なのだが、昨今の飛行機での警備強化のために爆弾と勘違いされることが多く面倒である、とも言っていた。
 私がナポリに行ったというと、日本の旅行社の多くでは、ナポリをイタリアツアーに組み込まないのが普通で、あってもローマからの日帰りのみ、町並みの見学はバスの窓からに限り、下車できるのはサンタルチア港付近まできてから、としているという。すべて安全性を考えてのことで、今回の私のようにうっかりひったくりにでもあわれると困るから、なのだそうだ。
 まあ、気持ちは分かるけどね。添乗員さんにしても、自分の連れて行ったお客さんの中にそういう被害が出るかもと思えば行きたくないだろうし。でも、今回の事で別にナポリを嫌いになったりはしてないですよ、私は。それはそれ、これはこれ、ということで。

 東京駅で電車を待っていたら、この寒空の下に、ランニングシャツ+膝上のトレパン、というイデタチの男の人が立っていた。腕をさすって、寒そうだった。何かの罰ゲームだろうか。ここは東京、もういつもの生活に戻りつつあるのに、まだおもしろワールドにいるように錯覚した。

2004.1.9 [金] ナポリ

くもりのち雨。旅行中初めての雨。

 ここいらの夜明けは遅い。7時半くらいにならないと日が出ないのではないか。今日は朝6:20のバスに乗るので、辺りが真っ暗なうちに宿をでるのだ。出発が早朝になることは既に昨日女将さんに告げ、支払も済ませてあった。だから安心して出て行けばいいのだが、この小さなホテルの事だ、こんな時間に誰か起きて番をしているのか疑問だった。
 支度を整えて部屋を出ると、案の定廊下もロビーも真っ暗で、誰もいない様子。こういう事を想定して置き手紙を用意してきたが、でかい荷物を背負って夜も明けぬ内からこっそり出て行くというのは、まるで夜逃げか宿代を踏み倒していく人のようで気まずい。
 一応誰かいないかと声を掛けてみたら、近くで仮眠をとっていたらしい男性(女将さん夫婦の息子さんか?)が起き出して、見送ってくれた。眠そうだった。ごめんなさい。いつかまた来ます。その時はどうぞよろしく。オレンジ色にライトアップされたサッシの街も見納めだ。本当にいつかまた来たい。

 朝5時半の街には人影がなく、勿論お店もすべて閉まっていた。バスが来る広場へずんずん歩いていったが、これで本当にストライキをしていたらどうしよう。昨夜、長距離バスのストの話を聞いて不安になり、宿の先ほどの男性に聞いてみたら、大丈夫、問題ないでしょう、と言っていた。しかしもしバスが来なかった場合、この真っ暗けの中で夜明けまで待ちぼうけ、手間のかかるプランB、C、に予定を変更せねばならない。
 悶々として数十分を過ごし、待ち焦がれたMARINO社の長距離バスが現れた時は飛び上がるほど嬉しかったよ。しかも二階建て豪華バス。よかった!本当によかった!私の幸運はまだ続いていたのだね。このバスに乗ればナポリには10:30に着ける。プランBにした場合、うまくいっても17時半、Cなら21時頃なのにだ。

 携帯電話片手に、暴走ともいえるすごいスピードで運転手のお兄さんがぶっ飛ばしてくれたお陰で、バスは予定通りの時間にナポリに着いた(というか、あの爆走も予定の内ってことなのね)。
 初日に泊まった宿に荷物を置いて、今日は食料品の買い出しに行こう。宿の周りには魚介類の市場がたくさん立ち、こういうのはさすがに買って帰れないけど、眺めるのはとても楽しい。日本人以外にもこんなに沢山の種類の魚介を食べる人達がいるのだなあ。

 バスに乗ったり歩いたり、遠い所まで来た頃、折りからの雨が激しくなった。傘を持たずに出て来たし一旦帰ろう。しかしさっきからバスを一台も見掛けない。おかしいと思っていたら、ついにやられました、
バスは今ストに突入したそうです。
本当にあるんだなあ、ストって。バス停で待ちぼうけていた私に通りすがりの女性が教えてくれたが、人々はこれで怒るでもなし、別段変ったふうもなく行き過ぎていく。よくあることなのか。
 しかし私も運がいい。あれだけ移動が多かったというのに、一度もストに巻き込まれなかった。今日のこのストくらいなら歩いてでも宿に帰れるし、なんならタクシーに乗ってもいい。昨日のヤーラもタクシーはストをしないと言っていたし。
 で、やっぱり近くのカフェでお茶しているうちにバスは復旧していた。半端なストだなあ。

 バス停で日本人の男性2人に声を掛けられ、話し込んでいる内に一緒に晩御飯を食べることになった。
 彼らはナポリのピザ屋を見学するため、ここ数日店に通いつめ、厨房をビデオに撮らせてもらい、ナポリに来てからは殆どピザしか食べていないという。厨房の見学かあ。いいなあ。頼めば結構させてくれるのだとか。ピザに使うモツァレラは、普通の丸いのと違ってもっと長く、50cmくらいはある太い棒状のものなのだそうだ。若い職人にどのくらいの給料なのか尋ねたら、月に約30万円と答えたという。本当かね〜?
 色んなイタリアの楽しみかたがあるのだね〜。

 明日はまた早い出発。飛行機が7:25発なのだ〜。またしても5時半に宿をチェックアウトなのだ〜。こんなんばっかり。

画像は買ってきたパスタ、オレッキエッテ。

2004.1.8 [木] マテーラ

嬉しいことに今日も晴れ。私は雨女の筈だが。

 明日はナポリに移動する。幾つかあるプランの内一番簡単な、直通バスで行く、というプランAの準備の為、旅行代理店でバスの切符を買ってみた。希望通りの便を買うことが出来、一安心した。これでサッシ歩きを堪能できるぞ。
 いいお天気な上に辺りは静かでとにかくのどか。急で切り立った階段もゆっくりゆっくり上っていけば苦にならない。一段登っては辺りを眺め、もう一段登っては下を見下ろし、もう一段登っては野良猫をからかう、今日中に本当に歩ききれるのか、というペースが心地よい。
 階段だらけで石畳の道も狭いので車は入れないのかと思ったら、あちこちに路上駐車されていた。道はともかく階段をどう走るのかとよく観察したら、ちょうど轍に当たるところに階段の段差を埋めるようにセメントが塗り付けてあり、そこだけ縦に繋ぐとタイヤの巾分の坂道が出来るので、そこを上手に走っているようだった。生活の知恵だけど、おっかないことするなあ。
 すり鉢上の地形の、鉢の縁の向こう側に下りたら、更に向こうには険しい渓谷が広がり、対岸の岩肌に穴が幾つもあいているのが見えた。あれも昔は住居だったのかな。基本的にはサッシも穴居なので、あれは元祖サッシというところか。谷間の川の上をカラスがゆうゆうと飛んでいた。何だか羨ましかった。
 日が暮れるまで歩き倒して、宿の女将さんにいいレストランはないかと尋ねたら、何と昨夜私が行ったところを教えてくれた。あそこもおいしいけど他のも試したいなと思ったが、何だかよく分からない内にたまたまそこにいた地元の女の子と一緒に食べに行きなさい、ということにイタリア語で話が纏まってしまっていた。
 一緒にご飯を食べたのは、ミラノの大学でミュージックビデオ?の勉強をしているヤーラというおとなしそうな女の人だった。私はイタリア語を、彼女は英語ができないので会話は難航を極めた。2人を繋ぐのは「旅の指差し会話帳」と気合いだけだ。さっき彼女はそれでも一生懸命に、チェックアウトを今した方がよいという女将さんの言葉を通訳してくれて、とても真面目で感じのいい人だった。
 意気込んで私は沢山のものを注文してしまった。彼女が何を注文したのかよく分からなかったが、あなたは随分沢山食べるのですね、と驚いたように彼女は言った。彼女は何を頼んだのか尋ねると、サラダ1品のみだという。ええっ、そんなー。私の注文といえば、チーズ盛り合わせ、ジャガイモいり卵焼き(うまい!)、マカロニ、子豚のステーキ、パンナコッタ、お茶、水、である。というのも、実はイタリアの人が普段どれだけのものを食べるのか興味津々で、今日のお昼に高校生が大勢同じレストランにいたので、彼女たちのメニューを観察したところ、パスタ、サラダ?、肉、デザート、果物、水、コーヒー、と一揃い平らげていたので(皆スリムだった!)、やはりああいうふうに食べるんだ!と思い、こういう注文をしたのだ。(ちなみに今迄はビール、パスタ、チーズ、デザート、お茶という注文をしていた。)そのことをヤーラに告げると笑っていたが、せっかくだから2人で分けましょうと勧めると、彼女はベジタリアンなので食べられないという。残念…。
 ご飯はおいしかったが、いくらなんでも全部は食べきれなかった。3年前はこのくらい何とかなったんだが(ビール、カプレーゼ、メロンと生ハム、スズキのグリル、チョコのシュークリーム、お茶をぺろりと)。
 彼女によると、明日長距離バスのストライキがあるという噂を聞いた、という。そんなー!さっきナポリ行きの切符を買ったばかりなのに。急に不安になってきた。私の幸運もこれまでか…。

画像は宿の窓からの眺め。

2004.1.7 [水] マテーラ

今日も引き続き晴れ。お天気に恵まれているなあ。

 本日もまた移動の日。昨日の成功に気をよくしているがそういつまでも上手く行くものだろうか。またしても心配だ。

 しかしまたしてもスムーズに移動できてしまった。おかしい。こんなにうまく行く筈ではなかったのだが。でも嬉しい。
 道中でミラノ在住の日本人男性とお話した。この人と友人数名はやはり昨日、アルベロベッロに着いたが、同じく休日で電車が止まっていたために移動に難儀し、タクシーを雇ってやって来たそうだ。よく休日にたどり着けましたね、と驚かれた。ふふふふふ…。ちゃんと休日の代替バスを教えて頂いていましたからね〜。ありがとうございます!!彩古さん!!
 そういえばこの人達も私と同じ事務所のトゥルッリの宿に泊まっていたそうだ。そして同じくお湯が出なくなって困り、今朝のチェックアウトの時にクレームを付け、宿代を安くしてもらったという。そうかー、お湯の事もう忘れていたなあ。宿代を値切るネタにするという手があったとは思い付かなかったが、まあ私じゃ上手く行かなかっただろうな。
 列車からの眺めはどこも面白かった。何もないようなところでも、そもそも何もない風景というのが日本では珍しいので充分楽しめた。一面、地平線までオリーブ畑、というようなところを見ると、昔、ミキプルーンのCMで、中井貴一が広大なプルーン畑の中で両腕を広げ、「すっごお〜いぃっ」といいながら駆けずり回っていたシーンがあったが、あれを思い出し、私も「すっごお〜いぃっ」をやりたくなる。

 たどり着いたのは、やはり世界遺産の街、マテーラというところで、ここにも面白い住居、サッシが群を成している。今夜もそういうお家に泊まるのだ。その名もサッシホテル。
 殆ど直線だけで形作られている建物群は肌色がかったグレーの壁で出来ており、殺風景に見えなくもないけれど、お天気のせいかとてものどかで暖かみのある景色に思えた。すり鉢上の地形に角張った家がひしめき合いくっつき合い、谷の底から見ると、階段状の大きなマンションのようでもある。マンションの廊下や階段に当たるような細い小道が網目状に広がり、明日はこれを探索できるのかと思うととてもわくわくする。
 通された宿の部屋は、昨日のトゥルッリと違って中をちゃんと近代的な内装にし、普通のホテルと変らない設備が整っていた。建物はサッシだが、なあ〜んだ、普通のホテルと変らんなあ、と何となく窓を開けたら、真正面に谷の向こう側のサッシ群がガーっと広がり、頂上には教会と鐘楼がそびえているのがばっちり見えた。すごいいい風景だよ!!これだよ!!私が見たかったのはっっ!!どこかで野良犬の遠吠えが聞こえたが、私も一緒に咆哮をあげたかったよっ!!わおーん!
しょうさん、ステキなホテルを教えてくださってありがとうございます!!

2004.1.6 [火] アルベロベッロ

晴れ。今日もすごくいい天気。

 今日は殆ど移動の日。移動。これがちゃんと出来るかものすごく不安だ。ろくに喋れず勝手が分からずストライキもあるかも、なので時間がかかっても目的地に着ければよしとしよう。しかも祝日なので交通機関は休日ダイヤか、すごいと全線運休、なんてのもある。が、事前に真楽のみなさんに情報を頂き、出来る限り万全の準備で臨んでいるので、これだけやってて駄目なら仕方がない、と尻をめくって宿を出た。(どうも汚い表現が好き・・・)

 結果から言うと、全てがパーフェクトにうまくいった。いいんだろうか、こんなことで。2度の乗り換えも、時間が僅かしかないにも関わらずちゃんと出来てしまった。どうして?でも嬉しい。お陰でプランA〜C(もっと他にも考えてた)の中で、最も早く着くことが出来た。

 本日のお宿は、アルベロベッロという街の、世界遺産にもなっているトゥルッリという石造りのとんがり屋根のお家だ。ここを1軒貸してもらえるのだ。石と漆喰で出来た素朴な建物で、中は20〜30畳程のワンルーム、台所とトイレ・シャワーが付いている。世界遺産に泊まるのか〜。張り紙がしてあり、ここは500年前の建物です、キレイに使ってください、こういうことは教育程度と国民性が現れるところです、とあった。心して使わねば。
 同じようなとんがり屋根が村中に連なっている。白い壁は陽光を眩しく反射し、グレーの屋根が晴れた空にくっきりと際立っていた。祝日のせいなのかお昼寝中なのか、辺りはひっそりと静か。人っ子一人いない。
 こーんなとこには日本人は他にいないだろう、と思っていたら、土産物屋には日本語の呼び込み文字が躍っていた・・・。宿の管理事務所にもお雛様が飾ってあった。あるお店では上手に日本語を操る女性がおり、この店は日本の雑誌や本にも沢山紹介されたといってそれらを見せてくれた。毎日団体で日本人が訪れ、沢山買い物をしていくそうだ。そっかー、世界遺産だものなあ、私が来られるんだから皆来るよなあ。でも今日は他に誰もいないし一人占めだな。
 と思っていたら、夕方、団体様が到着し、私の家(私の泊まった家)の前で写真を撮っていった。日本人好みの町並みなんだな、きっと。

 昨日までの宿は安い値段に見合った小さなもので、6畳一間にベッドが一つ、掃除用具入れかと思ったところはトイレとシャワー室で、危険や不潔でなければOK,という私の限度の範囲内に一応収まるものでしかなかった。
 今日のお宿はその点、もちろん許容範囲内。約4倍の広さにダブルベッド、勢いよく出るお湯、素朴ながらセンスよく纏めたインテリア、どこをとっても文句なしだ。
 調子に乗ってじゃんじゃんお湯を使っていたら、急にお湯が出なくなり、どんなに頑張っても水しか出なくなってしまった。どうやらここのボイラーは、小さなタンクにお湯を溜めて使うもので、空にしてしまうと再び涌くまでまた時間がかかる、というもののようだった。困ったけどしょうがない。今日は諦めて明朝お湯を浴びよう。
 寒水摩擦で冷えたので暖房を強め、トイレに行って水を流そうとボタンを押したら、今度は家中の電気が消え真っ暗になった・・・。
 灯りを煌煌と付け、ボイラーは電動、暖房も電熱、トイレの水も電動ポンプで流れるため、ブレーカーが落ちたのだ。夜なので事務所はもう閉まり、ここには電話もない。おぼろげな記憶で、確か玄関にブレーカーがあった筈、と暗闇の中を半裸で手探りし、どうにか電力を復旧させることが出来た。ついた!灯りがついたよ!と誰かいたらその人に叫んでいただろう。
 こういうのは、クレームすべきなのだろうか?
 びっくりはしたが、解決も早いので別に怒りはしなかった。文句があるとすれば、ボイラーや許容電力が小さいことなどを事前に言って欲しかった、ということくらいだ。 そもそも、500年前の建物の世界遺産で電気もお湯も使えるということ自体、有難いことなのだから、このくらいのことはたいしたことではないとも言える。結果オーライ、それでも快適に過ごせているのだから気にすることではないのだろう。

2004.1.5 [月] ナポリ

晴れ。とてもよい天気。空気が乾燥してさわやか。

 飛行機でもらった歯ブラシはヤワで、昨夜さっそく折ってしまったので薬屋で代りを買った。カラフルでかわいいのにしたが失敗した。何故かとてもつもな毛がく硬く、これはもしかして洗濯ブラシか?持ち帰って半襟を洗うブラシにしよう。

 ナポリの街はざわざわとして、ローマやミラノと随分雰囲気が違った。初めて来たと時にどこかアジアっぽい感じがすると思ったが、今回の印象もそう。
 明日はキリスト教の祝日、ご公現の日なので、あちこちに馬小屋のジオラマが展示され、小さな人形を売る店が沢山あった。
 こういうものを例えば関羽廟や道教の祠に替え、漂うバジルか何かの香辛料の臭いをピーナツ油?や八角?に替えたら、ちょうど上海や香港っぽくなるのではないかと思う。

 そんななじみ易さに油断したからか、初日からさっそくかっぱらいにあった。
 取りたてて怪しい地域にいた訳ではなく、夜8時頃、バスや車、人通りも多い通りの、煌煌と灯りのついた商店が並ぶ歩道を歩いていたら、いきなり後ろからカバンの紐を捕まれた。ガイドブックによれば、2人乗りのバイクの後ろに乗った者がカバンをさらう、とあったが、私の場合は一人乗りだったのであまり強くカバンを引っ張れなかったのだろう。幸運にも事無きを得たが、危険なことって本当にあるんだと改めて思った。これは以後への警告かもしれない。もっと気を引き締めよう。ウンコ踏んでる場合じゃないぞ。

 街歩きは楽しかった。小さな路地も全部制覇してみたくなるような、好奇心をそそるごちゃごちゃ感が満載だった。
 ナポリ観光の目玉と考えていた「Napoli Sotterranea」は特に面白かった。ただし、懇切丁寧なガイドがついていたにもかかわらず、イタリア語がまったく分からなかったので物凄くもったいなかった。絶対に面白いことを説明していた筈なのだ。
 ここは現在のナポリの街の地下に残る古代都市の遺跡で、大江戸線くらいありそうな深ーいところまで階段を下ったところに、広い地下道が張り巡らされている。今の車道くらいの道もあれば、蟹歩きしないと通れないような道もある。詳細は私には不明だが、古代人が作ったというだけでなく、どうやら近代の人も密かにここを利用していたらしいのだ。そこが面白い。
 たっぷり2時間かけて中を見せてもらった後、今度は地上に出て100m程離れた民家へ連れて行かれた。何事かと思っていたら、ガイドがいきなりそこのベッドを動かし、敷物を剥ぎ、現れた床板をえいやっ、と持ち上げると、そこにはさっきの地下都市への秘密の階段が!!これも説明が分からなかったのだが、周りの人達が「テロリズム」とか「ムッソリーニ」とか言っていたので、もしかして戦前の抵抗組織が隠れ家として使っていたのだったりして。とても気になる。
 ツアーの中に誰か英語の出来る人を探して教えを請う、などの社交性ゼロの私は、分からないイタリア語をただひたすら聞き流しているのもつまらないので、何か楽しもうと考えた。結局思い付いたのは「空耳アワー」だった。イタリア語の中には日本語のように聞こえる発音もあるので、それを聞取って遊ぼうという訳だ。
「・・・おっ立った・・・・屎尿漏れ・・・・ちゃんとチン食え・・・・」
当てはめる言葉の下品さで私の頭の程度が知れよう。
こんなことだからかっぱらいにあったのかも・・・。

2004.1.4 [日] 〜11日 旅行

 とても楽しい旅行だった。また行きたいと思う。
 しかし、かなり色んな失敗を遣らかした。挙げてみよう。

*成田空港でチェックインしてすぐ、搭乗券を無くした。結局カウンター脇の変なところに置き忘れていた。
*往きの飛行機の中で腕時計を無くした。結局近くの男性が拾ってくれた。
*犬の糞を踏んだ。その靴で宿の部屋に入るのが嫌だったので、部屋の中では和式に靴を脱いで過ごした。
*バイクに乗った引ったくりに遭遇した。結局何も取られずに済んだ。
*食堂で晩御飯中に興奮してフォークを遠くへ放り投げてしまった。自分で拾いに行って余計に恥ずかしかった。
*食堂で沢山注文しすぎて大半を残してしまった。同席した地元の女子大生にあきれられた。
*宿の湯を使い果たし、水を浴びるはめになった。
*トイレの水を流したとたんにブレーカーを落し真っ暗になってしまった。
*帰りの飛行場でマフラーを無くした。結局客室乗務員の方が拾ってくれた。

 他にもあるんだろうな。
 こんなでも無事に帰ってこられて、本当に運がよい。移動や乗り継ぎが多い日程だったが、これもとてもスムーズに行った。厄年のはずだが、何もかもがうまくいった。
 もしかして、引ったくりに遭った時に、バッグを奪われなかった代りに私の厄をもっていかれたのかも。厄落としになったのだったりして。って、何事もなかったからいえるんだけど。
 そして真楽の方々にいろいろと事前にお世話になり、そのお陰でうまくいったというのも、やはり幸運なご縁があったからなのでしょう。ありがとうございましたー!

画像は、世界遺産にもなっているアルベロベッロの町並み。こういうお家を一軒借りて泊まったのだ〜。

2004.1.3 [土] 

晴れ。いい陽気。

明日の出発が朝早いので、妹のところへ全泊することにした。ついでに映画「ファインディング ニモ」を観た。面白かった。ううう・・・。さらわれた魚の友達の声をウィレム・デフォーが演じていたが、役の魚の顔も、住んでいる骸骨形の家も、デフォーに似ていた。

明日の荷物の一切合財を持って家を出てきたが、早速忘れ物に気付いた。大事なものだ。
方位磁石である。
これがないと方向音痴の私はすぐに道に迷うのだ。逆に、これと地図さえあればなんとかなる。都内を歩くときでさえ持っていくことがある。友達には、大げさだ!といわれるが、持っていると安心なのだ。あわててハンズで買った。

2004.1.2 [金] 

晴れ。

 旅行の日が近づいてきた。何もわかっていない私だが、しょうさん、彩古さんに並々ならぬご協力を頂いて、何とかなりそうになってきた。本当に、本当に、ありがとうございました!!!

 今日も借りてきた映画を観て過ごした。
 昨夜はテレビで「世界中がアイラブユー」を、昼に「ギャングズ オブ ニューヨーク」、晩に「フランティック」を。
 これからイタリアだというのに、気分を盛り上げるためのご当地映画を結局一本も観なかった。失敗した。
 かわりに何故かパリが舞台の映画が2本。特に「フランティック」は、ただでさえ言葉も習慣も違い何事もスムーズにいかないパリで、奥さんを誘拐され余計に四苦八苦するハリソン・フォードの話で、なんだか明後日からの私のイタリアでの姿を想像させていやあ〜な気持ちになった。失敗した。面白かったけど。

2004.1.1 [木] 

     明けましておめでとうございます。
     今年もどうぞよろしくお願いいたします。

晴れ。わりと暖かい。

 今日は一日だらだらしているつもりだったが、家中何となくだらけていたのでせめて私だけでも着物を着よう、と着替えた。といっても昨日着てそのまま吊るしてあった木綿の単と半巾だけど。
 
 初詣はあまり行ったことがないが、そういえばここから30分位歩いた山の中に誰も住んでいない小さなお寺がひっそりとあるのを思い出し、そこで初詣しようと妹その3と共に出かけていった。
 お寺は、車がやっと通る狭い道から更に細いものが分かれて、45度くらいの急勾配をよじ登るようにして延々行った先にある。周りには杉林が広がり、我々が馬鹿でかい声で喋るくだらない話以外に川の音くらいしかしない。
 御本尊や寺の由来などは不明だが、どうも元禄時代頃にできたものらしい。つづら折りになった坂道の終点にはちゃんと山門があり、両側には仁王像も控えている。右の仁王様の裏側には座禅を組んだ僧の木像がある。これを初めてみた小学生の頃、目の位置にぽっかり黒い穴があいているのが恐かったことを思い出した。もちろん作ったばかりの頃には穴はなかったのだろうが、眼病に御利益があるということで、参詣の人達が目のところを触っていくようになったために出来た穴だとか。今でも穴はあいたままだが、それでも御利益があるのか周りにお供えやお賽銭が置いてあった。
 お願い事は、いつものことながらたった10円のお賽銭では追加料金を取られてしまいそうなくらい、沢山たくさんした。昔話でよく「3つのお願い」とかあるけど、3つじゃ足りんな、私の場合。

画像は、道中にあった時計。人気もないところにいきなり透明な扉がついた箱があり、その中に壁掛け時計が入っていた。一応時刻は正しかった。新年早々にシュールなものをみてしまった。

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