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晴れ
そういう訳で昨日は慌てて家を飛び出したために、あれこれ忘れ物をしていた。歯ブラシは道中で気づき買ったが、パジャマはお借りした。それでいて用のないミニ三脚なんかがかばんにしっかり入っていた。
今日になって新たにまた、なんと着物一式をお借りしてしまった。ここまでずうずうしい客もそういないのではないかと思う。そして、ここまでお心づくしくださる方々も。
お蔭様で出品者や店番の皆さんが到着する頃には、そ知らぬ顔で準備を始めることが出来た。
去年も思ったけど、真楽のブースに集まった作品は工夫がされ、ハイレベルなお店が連なるあの参道の中で、存在感がしっかりあるものばかりだった。そういうものにちゃんと目を留めてくれる人が沢山いるのだなあ、ここは。だから民家を利用してのお食事処などのイベントも盛り上がるのだろうなあ。
湯文字の効用というのを改めて知った。商品として出している方がいたので、効果的な巻き方、というのも教えて頂いた。来場者でごった返す参道で、下着である筈の湯文字を着物の上から巻きつけて練習する私達。知らない人にはエプロンを前後逆にしてえらくきつく巻きつけているようにしか見えないだろうが、本来は下着の試着である。洋装に置き換えれば、洋服を着た上からパンツを穿いて喜んでいるようなものだ。しかしためになった。さっそく使ってみたいと思う。
去年のアート市の会場だった空き家が素敵なレストランに変身していた。今年の打ち上げはここで行われた。チョコレートのような濃厚な甘さの紹興酒と、中華料理がおいしかった。皆さんのお話もとてもおもしろかった。初対面の方ともお話が出来た。よい宴会だった。だから時間はあっという間に過ぎた。過ぎて終電がなくなった。1度ならずも2度までも、結局今晩も、葉山邸のお世話になりました。ああ、自分が情けない。この自己管理の悪さ。もう床のシミになるくらいでは足りない。肥溜めにでも沈まなくては。
夕べお借りしたパジャマを再び使わせていただき、大反省のもとに休ませていただきました。 |