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2006.8.18 [金] 安曇野→家

くもりのち晴れ

 旅行も今日が最終日。残っている青春18きっぷはあと一回分だ。
 またしても朝日を拝みたい私たちは5時に起き、外へ出た。あいにく曇りで見えなかったが、霧に包まれた水田地帯はきもちよかった。近くのわさび園にも行ってみた。
 昨日の宿ではレストランもやっており、ここのお昼のピザは地元ではかなり有名のようだ。友達もお勧めのこのピザを食べるべく、再び訪れた。
 ピザは本当においしかった。他に食べたものもどれもおいしく、なんだか体に優しそうなものばかりだった。こんな感じのメニューでした。私は肉大好きだけど、動物質を使わずにここまで出来るんだー、とびっくり。作らないだろうけど、面白いのでここの出してる料理本を買ってみた。
 夕方、長かった旅行で最後の青春18きっぷを使った。1回分しか残らなかったので、それはより遠くへ帰る友達が使い、私は普通に切符を買って乗ることにした。
 中々ハードな旅行だったけど、喧嘩もなく楽しく過ごせたのは、彼女の性格のおかげかも。本当にお世話になりました。

追記:
 旅行中、特に大糸線で、立派なカメラを持ってすごい勢いで席取りしたり、電車が到着すると走って撮影に行ったり、ホームの端っこで三脚立てて構えていたりする人たちを結構見た。家を出る前にたまたま読んだ漫画「月館の殺人 上・下」には鉄道マニアが何人も出てくるが、ああ、これがそういう人達なのだね。

2006.8.17 [木] 安曇野

晴れのち、雷雨

 朝六時半に玄関前へ集合するように、宿のオーナーに昨夜言われていた。ここの所有する自然農法による畑の説明をしてくれるという。私たちの部屋は小さな梯子で一階と結ばれているのだが、昨日の山登りのせいで体中の痛いこと!特に梯子を降りるのが辛い。なので、畑の話は面白かったけど、歩いたりしゃがんだりはきつかった。
 自然農のことは初めて知った。これ、うちみたいに草ぼうぼうのところでもできるじゃん。帰ったらやってみようか。
 ここは、なんというか面白いところで、面白いことがいっぱいあって説明しにくいので、詳しくはこちらを。(音楽がなります)
 このお宿は楽しいけど、やはりあの部屋に3人はきついので、今晩のお宿は他を探すことにした。再び友達の携帯が大活躍で、駅の反対側の水田の中にぽつんと立つ変なビジネスホテル2人で5600円くらい、に決めた。
 美術館に行ったりしてのんびりサイクリングしていたら、雲行きが怪しくなりいきなりすごい雷雨が始まった・・・!自転車で突っ切ろうとしたがかなわず、民家の軒下を借りて雨宿り。ひつじ屋さんは貸し自転車の乗り捨てサービスもしてくださるので、乗り捨てにし、無理を言って迎えに来ていただいた。ちなみに、ここが併設しているカフェのスイカジュースはとてもおいしい!!他のものも色々試して全部おいしかったが、スイカは格別。

2006.8.16 [水] 立山→安曇野

 当たり前だけど、山の夜は真っ暗で、方角も分からない。予定通りに宿を出たものの、どっちに進んでいいのかわからない。はっきり言って怖かったけど、とにかく歩き出した。そしたら、澄んだ空気を通して月明かりが道を白く照らしているのに気付いた。落ち着いたら道もよくわかった。ありがとう、お月様!途中、雪渓を横切るという恐ろしい思いを何度かしたが、お月様のお陰で雄山の麓、2700m地点まで無事に行くことができた。
 んが、ここから先は道がなく、ただガレ場がすごい急角度で続いているだけ。石を積み上げただけのようなこの山のどこから手をつけたものか・・・。
 で、私が間違った方へ進んだために、砂利山のような斜面が崩れる崩れる。ざざざざざざざと、地すべりして行く自分も友達も、ハイマツにしがみつくのが精一杯で、正しい斜面へでるのにすごく時間がかかった。一体どれだけ崩したのか。このままでは山の形が変わってしまうのでは?というくらい。下に人がいなかったのが本当によかった。
 正しい斜面、つまりもっと石が大きくて安定している斜面へでて、後はひたすら、標高差300mを猿のようによじ登った。
 あと少しで山頂、という付近で、向うの山が淡いオレンジ色になった。きれいだねー、と呑気にしていたけど、あれ、朝日でしょ。結局、日の出には間に合わなかった。だいたい5分くらいの遅刻。しかし、登り終えたときのすがすがしさと、迎えてくれた神々しい朝日は、頑張ったご褒美にはぴったりだった。
 私は特定の宗教に肩入れするつもりがないが、私にとっての神様って、こういうものなのかもしれない、と朝日を見て思った。昨日は敗戦の日だったけど、少なくとも、人間が都合であとからわざわざつくったもののことではないな、と思った。ご来光を見よう、と言われたときは尻込みしてしまったけど、でもやって本当によかった。
 山頂にある立山神社には、なんと入場料を支払わないと入れないという。しかし、現金をあまり持ち合わせていなかった私たちは、ここで出費すると宿代に足りなくなるので入れない。ここまで来てなんてことだ!仕方がないので遠くから写真だけ撮って、リュックにつける鈴だけならギリギリ買えたのでこれを記念にすることにした。
 宿の朝ごはんに間に合うように、急ぎ足で山を降りた。途中、ほんのちょっとだけど雷鳥も見ることができた。運がいい!

 朝ごはんをもりもり食べて、温泉に入って、慌しく富山市へ戻った。今日はこの後どうするか、相談した結果、長野県の安曇野へ行くことにした。安曇野には、友達の知っている不思議な民宿があるのだ。今回二回目の青春18きっぷを使って、穂高駅まで移動した。駅前のひつじ屋さんで自転車を借り、元気だよね私たちって、とか言いながら、きこきここいで宿へ向かった。
 急だったので相部屋となったが、そこは昔、ヤギ小屋だった建物の二階で、三畳弱のスペースに布団を三組、むりやり敷いて、私たちともう1人、大阪から来たと言う女性が寝ることになった。この部屋だと素泊まりで1人2700円。
 今日も大冒険、大移動だった。

2006.8.15 [火] 富山→立山(登山)

晴れ
 まだ薄暗いうちに起きて宿を出た。今朝は違うおじさんがフロントにいたが、この人も上はワイシャツなのに下は短パンだった。ここの制服なのか?
 富山地方鉄道で立山駅へ、そこから美女平までケーブルカーで、さらにアルペンルートをバスで室堂まで、というコース。なんだけど、お盆休み真っ盛りなので、ケーブルカー乗るのに1時間以上待つことに。皆、こんな山の上に何しに行くんだろうなー。私もだけど。終点の室堂には沢山の人がいた。
 室堂にあるみくりが池温泉が本日のお宿。女性8人の相部屋で、二段ベッドが4組あった。
 昼ごろから一通り付近のハイキングコースを周ったあと友達が、あの山に登りたいね、と、みくりが池の向うにそびえる雄山(標高3003m)を指差した。しかも、山頂でご来光を拝みたい、と。え!?と思ったけど、宿のお兄さんに尋ねたら、初心者でも2時間ちょっとでいけますよ、朝日を見に暗いうちに出かける人も結構いますよ、とのこと。ふーん、そういうもんか。この人の勧めで、脚が遅く山に慣れていない私たちは、翌朝5時頃の日の出に間に合うように今夜2時過ぎに宿を出ることにした。ご来光を拝んでから急いで下山して宿に戻れば、朝ごはんに間に合う、という計画だ。
 同室の人たちに、私たち今夜、2時頃にちょっと出入りして音を立てるかもしれませんがすみません、お許し下さい、と挨拶したら、あなたたち、山は結構行っているの?他にご一緒の方がいるんでしょ?え?山は初めて?二人だけ?え?ヘッドライトもないの?危ないわよ!外は真っ暗よ!よければ、このヘッドライト、貸しますよ・・・・。ということになり、見知らぬ方にヘッドライトを借りることになった。私は懐中電灯を持ってきていたのでそれを使うことにした。

2006.8.13 [日] ・14日  八王子→富山

晴れ 

 深夜に八王子を出る電車に乗るべく、21時頃に家を出た。青春18きっぷの旅行の始まり始まり。
 青春18きっぷは、最初に改札した時からその日(0時から23時59分まで)の内であれば、何回でもどこまででも乗り放題できる。これが5回分で1セットになって11500円だ。1人で5回使ってもいいし、友達と分け合ってもいい。ただし、新幹線や特急などには、特急料金を払ったとしても乗ることは出来ない。
 一回でできるだけ遠くへ行くためには1日中、目いっぱい電車に乗らねばならず、そのための工夫がいくつかある。今回は、ムーンライト信州という深夜列車をつかって距離を稼ぐことにした。青春18きっぷでも乗れる、数少ない特急列車のひとつだ。初日の私達の予定は、
8/14
 ・0:40八王子発「ムーンライト信州」白馬行き
 ・5:36白馬着
 ・6:00白馬発 大糸線快速 南小谷行き
 ・6:20南小谷着 
 ・7:55南小谷発 大糸線 糸魚川行き
 ・8:45糸魚川着 
 ・8:55糸魚川発 富山行き
 ・10:07富山着
というもので、一気に富山県まで行ってしまう。
 ムーンライト信州では女性専用車両の予約をとってみた。変な人もいるかもしれないしね、という用心だったが、果たして、他の車両には本当に変な人がいた!もう、空気が違った!全席指定のはずなのに、何故か洗面所を占拠してその床に寝ている人がいたし、デッキに座り込んでいる人もいたし、席についていても、廊下へスネ毛の足をはみ出して寝ている人が大勢いた。よかった、女性専用車両にして。しかし案の定、殆ど眠れず。 

 翌日、一気に富山県に突入したが、そのまま富山市に行くのもつまらないので、海に一番近そうな駅、越中宮崎で下車した。そこの海の家で御飯食べて朝寝したい!ということだったんだが、うーん、早朝だからか誰もおらず、海の家は1軒あったが、私の中の海の家とは葉山のオアシスみたいなののことなので、そういう意味ではこれは海の家とは言えない。とりあえずビール飲んで、 眠気を酒で吹き飛ばして海を眺めていたら、友達のテレビ電話つき携帯から彼女のお母さんの、今、東京は大停電で大変よ!の声が。へえ〜、そうか、東京っていうところがあったなあ、今頃はちょうど、みんな会社で始業したころだよなあ、なーんて。のんびりするなあ。夏休みだなあ。

 数駅先の滑川では、海のそばにタラソテラピーを随分安く出来る施設がある。寝不足な上に少々酔っていたが、ここへも寄った。だらだらとくつろぎながら今晩のお宿探しを友達の携帯でした。いいねえ、ネットが素早く見られる携帯。私の三年前に買ったツーカーのじゃ、こうはいかないよ。
 そうやって厳選した今晩のお宿は、富山市内のビジネスホテル、2人で5700円。ベッド二つを無理やりシングルの部屋に置いたような、足の踏み場のない部屋だった。フロントのおじさんは、座っていたときには気付かなかったが、立つと上はパリッとワイシャツ、下は短パンにサンダル履きだった。でもいいのだ。必要にして充分な宿だった。
 近所に見つけたお店で、人生で一番おいしかったかもしれない鰻を食べ、輪島の岩牡蠣を食べ、蛍烏賊を食べ、白えびを食べた〜〜〜。
 明日はいよいよ、立山だ〜!

2006.8.13 [日] 

晴れ。暑い

 いろいろおもしろいこともあったんだけど、書かないでいたら忘れた。
 今晩から旅行に出ます。面白いこと沢山あるといいなあ。
 旅のお供は、「老後がこわい」(香山リカ)、「あの戦争は何だったのか」(保阪正康)

 8月15日の敗戦の日も旅先にいる予定。思うことはとても沢山あるんだけど、うまくまとまらない上に思想的な話になってしまいそうだし、公の場で嫌な思いをさせずに上手に書ける自信がないので、もっと勉強して落ち着いてからにしようと思う。

画像は、さっき車の下から出てきたカブトムシ。蜂蜜を薄めたものをあげた

2006.8.2 [水] 11:29 pm

暑い。暑い。暑い。

 夏休みの遊びの計画は、青春18きっぷでどこまでいけるかの旅、になりそうです。

2006.8.2 [水] 

うわ〜、あっというまにお知らせ小窓が長くなっている!

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