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あとから書く日記
徳島県鳴門市の、大塚国際美術館というところへ行きました。
http://o-museum.or.jp/
この美術館、世界中の名画、
の贋作ばかりたくさん、揃えてあるのです。
更には、システィーナ礼拝堂の原寸大の偽物とか、
空襲で燃えちゃった幻のゴッホのひまわりの復元画とか、
とにかく本物は一つもないのですが、
これが結構面白かったのです。
だって、いくら東京でダビンチ展やるったって、有名なの全部大集合ってわけにはいきませんが、それがここなら全部あるのです。
主に時代別に展示してあるので、同じ時期に描かれた作品が一緒に並べられて、時代ごとのはやりみたいなものを見比べるのも楽しい。
また、系統別、表現方法別の展示もあって、なかなか工夫されています。
受胎告知ばかり集めた部屋も面白かった。
似たようでいて構図がいろいろだったり、告知を受けたマリアの表情も様々で、きっと画家の解釈が違うからなんだろうなあとかなんとか、
考えるきっかけになりました。
実は行く前は結構バカにしていたんですが(笑)、意外と楽しめます。偽物で喜んでいる自分って安いなあ、と思いますが、偽物美術館作ってしまった大塚製薬ってすごいなあ、とも思います。
ちなみに、偽物のスクロヴェーニ礼拝堂で結婚式もできます(笑)
写真撮り放題、触ってもOKです。
ただここ、ものすごく広いので(4階もあり、全部歩くと4キロになるのだそうです)、ゆっくり時間をとっていくことをお勧めします。
私は時間がなくて本当に駆け足だったので、もったいなかった。
そうそう、それから、
ここのトイレに入ったら、さすが製薬会社、個室の壁に小さく、便秘薬サラリンの広告が貼ってありました。
この日は風速30メートルの大風が吹いて帰りの鳴門大橋が閉鎖されてしまったため、この後はぐるっと西へ回って瀬戸大橋から本州に戻る、という長旅でした。
鳴門のコンビニの店員さんに、この辺はいつもこんなに風が強いのかと尋ねたら、そうです、とのこと。
海岸沿いの道では、風で吹き上げられた砂浜の砂が降り積もって、車が通れなくなっていました。
四国は、今までにちょこっと上陸してはすぐ帰り、ということを何回かしたことがあっただけでしたが、
今回もあまりゆっくりできませんでした。
次はもっと堪能したいと思います。 |