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2003.2.2 [日] 館山唐桟(後半)

帰りの「さざなみビュー」の行き先を見ると新宿だった。
とにかく、これを着た自分に早く逢いたい…念の為用意していた一衣舎さんの電話番号メモを取り出す。
「今から伺いたいのですが、そちらはどこにあるんでしょうか?ここは…館山です。」
車内では、何度も反物の包みを開け眺めていた。裕司さんの織るところを見せて頂いたが、すごいスピードで横糸が走っていた。それでも、60番手の糸だと20時間以上かかる…そこにいくまでも幾多の手がかかっている「人の手のオーラ」?みたいなものがびゅんびゅん伝わってくる感じ。まだ先があるので、アルコールはいれていないのに私は相当酔っぱらっていた。

ぼうっとしたまま、「一衣舎」さんに到着。真楽の皆が好きだという気さくな木村さんと、しっとり美しい奥様に会えた。時間も遅いというのに沢山話してくれる内容がとてもおもしろく、つい長居をしてしまった。航空絹布の裾除けと胴裏を選ぶのは楽しい。初めての縞の着物に、初めて色のついた胴裏をつけることにする。振りからのぞく色が白じゃないなんて、贅沢。

そして、うちを出てから8時間半も電車にすわった(移動時間だけでも10時間)旅は終わった。でも、これから膨らむ着物の楽しみを思うと「まだまだ、もっともっと。」と欲は終わらない。恐ろしいところにハマってしまった…。

2003.2.2 [日] 館山唐桟

最近取り憑かれたように気になっていた
館山の斉藤さんのところへ一人旅。

無形文化財の方の仕事場…なんだか想像がつかず、期待満々、さざなみ号では一睡もせずに館山に到着。緊張しつつ工房へ案内されるとかわいらしい8〜10畳ほどの小屋でした。その中に親子の2つの機をくの字に並べ、残りの2面の壁には糸巻き機と染めた糸の整理棚…おまけに天井からは縦糸のセイケイに使う長ーい竹竿までぶらさがっていて、斉藤さん親子と私の3人が床にすわると工房はいっぱいになってしまう。
「染めは庭でしますが、他の事はこの部屋でだいたい済みます。」
「外へ出かける事もありますか?」
「…出ませんねえ(笑)」
本当に本当に仕事一筋でこられた方なんだな…言葉少なに、静かに、でもふわっとにこやかに話す光司さん、裕司さんとこの工房にひどく感動してしまった。目が潤む。

いろいろと作品創りの説明をしていただいた後、反物を見せてもらう。在庫はほんの僅かだった。予定は1年以上詰まっているそうだ。でも、生まれて初めての縞を見本帳から選ぶなんて離れ業、初心者の私に出来るはずもない。反物を大きく広げても、鏡の前で迷う迷う…。もの静かなお二人の前で30分は迷ったように思う。(ごめんなさい)結局、裕司さんが民芸館展で賞をいただいたという、うす茶から茶の細縞に藍の棒縞が等間隔に入っているものに決めた。私には手強そうなものだったので、腰がひけていたのだが、真剣に説明をしてくださる裕司さんの目を見ていたら「う〜…いっちょ、がんばってみます!」勇気が湧いてきた…似合うよう努力いたします。どうか、これを私に譲ってください。

そののち、すごく恥ずかしい思いをしつつ、(これは気になる人は私に直接聞いてください。ここには書きたくない〜。あ、エロじゃないですよ。注)館山を後にした。勢いにのって、その足で「一衣舎」さんへ。後半へ続く。

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