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「和織」で今日、地雷をふんできた。(時節がら、この表現は好ましくないよね…うむう)
そのついでに悉皆のプロにいろいろ伺う。
1、畳とう紙は要らない…絹は呼吸しているので、引き出しにそのまま入れておけば、開けるだけで呼吸を助けられる。また、今の日本には絹を食う虫はいないけど、紙の糊を食う虫はいるので畳とう紙につく可能性がある。
2、虫干しは年に2回、着物を畳んだまま、部屋に並べて陰干しでよい。…今まで年に1回物干竿を部屋にもちこんで2枚づつ、ちまちまやっていたけれど、畳んだままでよければ一気に出来て簡単!年に2回だから、2回は上下をひっくりかえせば、なお良いらしい。
3、あまり着ない着物は箪笥の上段へ。よく着て汚れているのは下段へ入れること…汚いのを上にいれると下のにも、湿気がおりてくる。
4、ウールと絹を一緒の箪笥に入れないこと。…これも、防虫剤を使わずにすむ案。
5、いちょうの葉っぱがいい防虫剤になる…黄色くなったいちょうの葉を水でよく洗い乾かし、綿やさらしの水をとおした袋(自作でいい)にいれ、箪笥の一番上の段にいれるといいらしい。
6、着物を脱いだらすぐにドライヤー(温風)で湿気をぬくといい。…何時間も干しっぱなしにするより格段匂いもぬけやすいらしい。温風の次は冷風をあてて。
7、ほこり払いはタオルで上から下へはたくのが、一番…ビロードは生地にやさしいけど、埃はとれない。タオルで良かったらしい…着物ブラシ買っちゃったよ。まあ、やわらかーい毛ならいいらしい。見た目も美しいし、なあ。
8、襟元の輪じみを作らない方法…汚れた部分だけでなく、襟部分全部(端から端まで)をタオルにしませたたっぷりのベンジンでこする。(こすって、よし。)その後は生地を振ってすばやく揮発させる。そしてドライヤー。
ふう〜…もう思い出せない。私の脳のキャパを軽くこえる程、一気に伝授されました。ドクター落合、ありがとうございました。
悉皆週間?なのか分かりませんが、「和織」のウインドー(いつもは着物がかかっている)に飾られながら?悉皆作業をやられております。私の記憶に質問、不安のある人は落合さんに聞いてみてくださいねー。職人さんだけど、とっても弁達なかたでした。 |