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2006.7.31 [月] 夏休みの宿題 |
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三浦さんで戴いた白+銀泊帯地をどうしようか…と悩んでいた。
雑誌で川邊りえこさんが「墨で描いても大丈夫!」と自作のシンプルな
帯を載せていて「出来そう」と思ったものの、いざ布地を見ると構想は
なかなか進まず。
結局1週間以上悩んで、富本憲吉の羊歯文様を写す事にした。
水墨画、ではなく陶磁器の文様を選んだのは正解だったと思う。
上絵にしても下絵にしても紙に描くようにはいかない陶磁器の文様は
「筆をもつのは何年ぶり?」の私でもとっつきやすいものが多いのだ。
案の定、紙の上のように上手く線がのびない。墨を吸い込む布地に苦戦
しつつ練習5時間本番5時間。
繰り返し文様を布地をくるくる回しながら、リズムのように描いてゆく。
なんとか宿題を終えた…安堵感。
出来は…まあ、いいとして(画像はありません。笑)何しろ手軽だし
又やりたいな。
田中直染料店で聞いて墨+バインダー(染色補助剤)+高温度のアイロン
で色止めしています。帯締めに墨色が写るのはやだからね。 |
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2006.7.27 [木] ひとり時間 |
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待ちに待った登園日(笑)
持ち時間は2時間半(!)なので、ふと思いついて家から一番近い美術館へ。
アサヒビール大山崎山荘美術館
ここは以前、通崎睦美さんのコレクションやってたっけ?あたり>
フーさんのKW
美術館の門から美術館までの坂道、石垣に苔が美しい。
安藤忠雄氏の半地下新館のおかげで外観はまんま緑豊かな古い洋館。
内はイギリスのチューダー方式を元に加賀氏自ら設計されたそう。
洋式のダイニングにいきなり塩地の木で柱と梁を組み合わせて茶室の趣を
添えていたりして面白い。小さなタイル貼りの浴室や絶景のテラス、と
元個人住居の部分も展示と一緒に楽しめた。
普段は民芸運動に参画した陶芸家達の作品を主に展示しているらしいが
この日は特別展で船木倭帆のガラス展。船木さんも民芸との関わりが強く
挨拶に「日常のガラスが美術館に展示されることになるとは誰が思ったでしょう」
と謙虚な一文が。
容れ物と展示物があっているのは本当に心地良い。いつでも「素敵」を
感じるのは部分でなく「総合力」なんだなあ
…なーんて事をテラスで冷えたシードルを頂きながら天井をみると古い杉玉が。
さすがアサヒビールとニッカウィスキー(笑)
帰りに「宝石箱」という名に相応しい小さな新館でクロード・モネを独り占め。
小さい上に壁が婉曲しているので大作が4点まとめて眺められました。
(ド近眼の私は何観たって印象派ですけどね>ほほほ)
ひとり客同士、言葉を交わすのも心地よい空間の特徴。
広島からいらしていた婦人に比叡山の麓の「さかもと」の話を聞く。
日本にはいっぱい良い場所があるんだなあ。
引っ越しまであと20日とちょっと。 |
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2006.7.21 [金] ひさしぶり |
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の、日記です。
色々あったのにね〜…書いてる間におちないでね>PC
まずはミラノへの壮行会を京都にて開いて頂きました♪
素敵なプレゼントや、なんと懐かし「寄せ書き」まで戴き、
私はどうやってお返しすればいいんでしょう?
体で払ってもまだ足りない…ぜい肉売れるところ知りませんか(そっちかよ)
別の日。
大好きな三浦清さんで銀箔押しの白帯地を買う。
どうすんだ、夏休みのおっきな宿題…
書をやっている義理母にはもう断られてる>笑
寄せ書き…してもらうとか?
そして今夜はバールでムンクと盛り上がろう。
雨、あがれ〜〜〜〜〜 |
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2006.7.3 [月] 三人三様の扇 |
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↓こちらで大活躍だった扇子。
オモちゃんは白場にすっと端だけ藍をひいた素敵なデザインの。
さくらこさんは白檀(ですよね?)の香りかぐわしい細工も涼しげな扇子。
私はお義母さんからお土産にいただいた宮脇さんの赤茶の麻のもの。
スタイリッシュ、優雅、素朴…と三人三様の扇が忙しく動いていた一日でした。 |
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