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朝から雪が降り始め、みるみるうちに屋根が真っ白。
そんな雪のなか、有松から仕立て直しをお願いしていた絞りの浴衣が届きました。
バイアス状に「帽子絞り」を絞って染めてを2回、そしてまたバイアス状に「手筋絞り」を絞って染めてを2回繰り返して作り出された絞り染めの文様と、皺の文様。
こんな意匠はみたことがない。括りの伝統工芸士・山口さん(この方です)が考えてデザインして、自分で括って、そして染めて作ったもの。すばらしい。ほれました。
添えられたお手紙には季節のこと、日本の感性のこと、和の文化をホントに大事にしていきたいと思っていることなどが綴られていて、有松から届いた風にこころ温まる朝。
有松鳴海絞り。すばらしいです。有松鳴海絞りというと、総絞りのモコモコ、もしゃもしゃした浴衣ばかりが目につきますが、もっともっと面白い絞りを作っている人たちがいっぱい(いや、そう多くはないけれど)居ます。確実に。 |