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2007.2.18 [日] 旧暦新年

葉山で過ごした旧暦のお正月。
よい一日でした。多くの人に感謝です。

友禅のきものを着ようと用意していたのに、
雨にめげて諦めてしまったことが心残り。

写真は男女比1:1の奥の和室から。
やわらかい光に包まれたきものびとたち。
とれもきれいな光景でした。

2007.2.11 [日] 休日

新しい友人と午前中サイクリング。テーマは「御土居」(豊臣秀吉がつくった京のまわりを取り囲む城壁)。
朝日をあびて川面がきらきら。あーきもちいー。早起きは三文の得。わかっていても、なかなかできないんだよね。

天神さんではあちこちで梅が開花。
受験シーズンだもの、境内は大賑わい。学問の神様は忙しそうでした。兄やぎさんの祈願をしてきましたよ!

今日はひさしぶりに晴れたり曇ったり時雨れたり。
やっぱり暖かいけど、京都の冬らしい天気。

2007.2.4 [日] 一日遅れて

一日遅れて、吉田神社。
昨晩からの火はまだわずかに残っていて、無事しめ飾りや門松を納められ、ほっ。
2月4日の夕方。神社は年に一度の大量参拝者を迎えたあとの片付け中。テキ屋さんたちは撤収作業中です。

どんど焼き、普通は小正月なんだよね。
京都は吉田神社に納めるのがメジャーのよう。他地域と比べてゆったりしてます。松の内も長いし。しめ縄のみかんなど、今頃まで置いておいたものだから、くしゃくしゃのおばあちゃん状態でした。

話は変わってこのコラム。言語化こそ控えていたものの密かに前から感じていたこと。そう、20代後半あたりからずぶずぶね。ええ、おっしゃるとおりですとも。ずきずき...。いたい指摘だ(涙)。

2007.2.2 [金] おびどめ

“ 女性が着物を纏う姿は美しい。着付けが進むにつれて表情が次第に引き締まってゆく。帯留めを締め上げた頃のきりりとした緊張が走る瞬間。そこに最高の美を感じるのは私だけであろうか。
それが翡翠で作られた帯留めであれば、満足は頂点に達しよう。着物姿の中心で凛と存在する翡翠は、じつは何億年もの歳月をかけて造られたものだ。生まれは遥か地下深部の別世界である。 ”

ある翡翠の帯留を買うか買うまいか迷っていたときに『おびどめ 2』をめくりながら読んでしまった火山学の先生による短文。
ああ、これを読んでしまって求めずにすむだろうか。

清水の舞台から突き落とされそうになりつつ(ちょっと大げさかしら)、しかしなんとか踏み留まった。でもきっとそのうち。そのうちきっと縁がある。

写真は最近縁のあった珊瑚の帯留。三部紐と一体になるこんな形のおびどめが好き。

2007.2.2 [金] 岩手からの荷物

起きたら外は真っ白。雪の降る朝でした。
今日、陸奥から郵便が届いた。
もう10年も会っていない友人が、本をみたと言って送ってくれたのは草紫堂の小風呂敷。あこがれの紫紺染がこんなふうに届くなんて、とても嬉しいこと。ありがとう。

写真は我が庭の雪持ち笹、ならぬ雪持ち竹笹。
そしてその小風呂敷。包み紙もすてき。

2007.2.1 [木] 手ぬぐいの布

手ぬぐいに使われる木綿の布のことが気になってます。何故かというと最近可愛くて買ったある手ぬぐいが使ってみるとえらくぺらぺらとしていて、えらく弱弱しかった。
豆しぼりの布はすごくいい。知多の木綿だそうだ。ふっくらとやわらかい。弱撚糸で織られた伊勢木綿は“綿(わた)に戻ろうとする糸”と表現されているけど、わりとそんな雰囲気。
写真は昔の注染豆しぼり、今の板締め。両方とも良風合い。触ってきもちよく、使うにもよく水を吸ってくれてよい。だからよく使う。生地がよくないものは、無意識に避けているようで、あまり使っていない。

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