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2007.3.10 [土] 竹垣を作る |
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「庭園講座」に参加。二回目。前回は剪定を教えてもらって、今日の課題は竹垣づくり。京都のそうそうたる庭園の手入れをしている現役の庭師さんたちから教えてもらえるという願ってもない機会で、るんるんなのです。
竹垣に使う竹は真竹。真竹の筍は食べられない。食べるのは孟宗竹。竹の太さは地面に出てきたときの太さが基本的にそのまま伸びていく。細い竹は細いまま。などなど、初めて知ったこと。
写真は庭園内を歩きながら竹垣の勉強中の図。これは「竹穂垣」といって、ここまでのものは素人が作れるようなことではなく。もっとも初心者向きの、でも奥は深いという「四つ目垣」に挑戦。熱中し、もくもくと作業。とりあえず棕櫚縄の結び方「男結び」だけはマスター。
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真竹は食べないこともないみたいです!
孟宗竹よりだいぶあとの6月くらいが旬だとか。ちとえぐいようです。 |
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2007.3.8 [木] モモサク! |
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御所を通って町なかへ。
梅は開ききって、終わりかけ。梅はまん丸の蕾がとても可愛くて大好きなのだけど、開ききった梅はまたそれはそれで可愛いな、と思った。そして桃が開花中。白の桃は特に可愛い。
お昼ごはんは「小豆家うさぎ亭」(高倉通六角上ル/月曜休)の原価無視という親子丼。ばかうま(涙)。
おやつは昨日いただいた末富さんの桜餅。はらりとした葉の上に乗る姿、綺麗なまん丸がいとおかし。もちろんとても美味しかった。葉の塩味がすこおし移った道明寺の味わいには滋味すら感じた(表現間違っているかも)。
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サクラサク!の兄やぎくん。おめでとう! |
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2007.3.7 [水] 春のお菓子 |
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ずらっと並んだお菓子は春の色。
やさしい、やわらかい、色とかたち。
可愛くて可愛くて、思わず顔もほころびます。こんな可愛いものが世の中にあるのかしらというくらいに(ちょっと大げさ)。
春を待つ気持ち、来たときの喜びの気持ちで一杯。しかし今年のように暖かいと、待ちわびる気持ちがあまりこみあげてこなかったり。深刻です。
下のお菓子は銘を「桜前線」という。お天気予報のときに出てくるあの日本地図がインスピレーションの源なのだとか。
末富のご主人による和菓子講座に参加して、たくさんの興味深いお話をききました。砂糖のもつ意味(砂糖がもっていた意味)、特に白い砂糖がどれほど珍重されてきたかについてきき、そして最近は砂糖を摂らないことがインテリジェントな雰囲気になってしまってる。が、が、甘いことは、美味しいんだ!と声を大にしておっしゃっていて、深く納得。その時口に入れた有平糖がどれほど甘美な幸福感を与えてくれたことか。
「白砂糖は毒」なんて話をききますね。普段砂糖を摂りすぎているから、甘美な幸福感も感じることができなくなってしまっている。もっとメリハリをつけて砂糖を楽しむべきなんだろうなあ。
白砂糖について、調べてみよう。期せずして次回「ためしてガッテン」は砂糖特集。ちょっと楽しみ(軽くガッテンしてしまわないよう注意>自分)。
ちなみに「ガッテン流カレー」のレシピ、めっちゃ美味しかったです。作り方はシンプル。異常に詳しく紹介したページも発見。放送をみていなくても再現できそうです。 |
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2007.3.4 [日] 脱線中(染料について) |
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着色に用いられる色材(しきざい:色の材料の意)のうち
1)染料 dye:水や油に溶けるもの
2)顔料 pigments:水や油に溶けないもの
1)染料
原料:植物の根や花、化学染料
どう染まるのか:繊維の内部までしみ込んで色が付く・ビジュアルでみるとこんな感じ
1)-1 直接染料
堅牢度:中くらい、水・摩擦に弱い
用途の例:友禅
1)-2 酸性染料
堅牢度:まあまあ
用途の例:友禅、地染め(浸染に向いている)
1)-3 反応染料
繊維と化学的に反応して繊維上に固着する染料
堅牢度:極めて高い、水・摩擦に強い
用途の例:エルメスのスカーフ
2)顔料
原料:岩や土を微細に砕いたもの、化学顔料
どう染まるのか:接着剤(バインダー)により繊維の表面に付着した状態・ビジュアルでみるとこんな感じ
用途の例:琉球紅型
染料についての参考サイト:
http://www1.mint.or.jp/...
http://www005.upp.so-net.ne.jp/... |
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2007.3.4 [日] 脱線中(型友禅について) |
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型友禅について勉強中。でもでもよくわからない点がいっぱい。
発端は「うっとこはホンモノの友禅で作っているから」とあるメーカーの方からきいた話より。
うーん、でも裏白いし。ホンモノの友禅とは一体何のことを言っているのだろう。。
1)手描友禅=挿友禅
発明時期:江戸初期
流行時期:江戸元禄期(1688〜1704)
重要人物:宮崎友禅斎(扇絵師、デザイナー)
社会的バックグラウンド:奢侈禁止令により総鹿の子絞りなどのきものが禁止された
工程:基本ここに書いてあるとおり
* 簡易化:型糸目
2)型友禅
発明時期:明治
重要人物:廣瀬治助(挿し友禅職人/千總専属)
技術的バックグラウンド:文明開化とともにヨーロッパからもたらされた化学染料
工程:基本ここに書いてあるとおり、大きく分けて下記二つ。両者だいぶ違う。
2)-1 摺り友禅
摺り染:丸刷毛に染料を含ませて、型の上から直接摺り込み、染める。
長所:ぼかし表現が可能。色に深みがある
2)-2 写し友禅=しごき友禅(=糊友禅?)
しごき染:防染糊と染料を混ぜたもの=写し糊=色糊を、型の上からヘラでしごいて染める。
長所:くっきり均一な染上がりが可能・摺り友禅のように熟練技が要らない
短所:表面しか染まらないので色に深みがない。裏が白い?
たぶん「友禅」と呼んで許されるのは上記まで。
そしてよくわからない点。
* 手捺染と2)-2写し友禅との本質的な違いは?
* 機械捺染(=機械染め=ローラー捺染など:いわゆる「プリント」)と2)-2写し友禅との本質的な違いは?
* 低価格のきものやゆかた(ぺらっぺらな染まり具合の)はいったいどうやって染めているのか。
染色工程についての参考サイト:
http://www.tenugui.co.jp/...
http://www.navida.ne.jp/...
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キイさんありがとう。
型友禅の工房見学を近々実現しようと思います。 |
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2007.3.4 [日] テレビ! |
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BS-hiで15時より昨年の南座顔見世興行放映でーす。
録画録画っ。 |
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