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ひさしぶりの着物。
しかしここ数ヶ月、柔らかもの旋風が吹きあれていて、紬を着る気になれない。困ったものだ。恨めしげに引き出しを開けたって、柔らかものが入っていたり…しませんから。自分につっこむ。しくしく。
…でも!
ニューフェイスの帯締を合わせたら、新たな気持ちの組み合わせがみつかって、なんとも嬉しい。やっぱりきものって偉いな。
して、出かけた先は尼崎(通称アマ)。アマでオペラですよ(この意外な感じは関西の人には分かってもらえるかと)。演目は今年二度目の「カヴァレリア・ルスティカーナ」「パリアッチ」。繰り返し聴いているとても好きなオペラです。日本人がイタリア人を、しかも激情のシチリア人を演じることに多少の違和感はおぼえつつも、なにより大事な唄がとても良かった。びっくりするほどに。いろいろあって公演がしばらく出来なかったという関西歌劇団。また観にゆきたいです。 |