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大徳寺ですてきな初対面。
「独坐庭」はこれまで見たことのない“荒波”の枯山水。ざば〜んと激しく打ち寄せる大海の荒波にもまれながらも悠々と独坐している自然の姿を、禅の教えにたとえているときく。波の感じがとても好きだ。作庭は重森三玲。
正座し眺めていたら和尚さまが来られて、姿勢がいいのはいいことだ、みていて気持ちがいい、と話かけてくださりました。そして法話をしばらく。
曰く、姿勢をよくすると、いい空気をいっぱい吸える。限りのある命を生きているのだから、いい空気をいっぱい吸って、心穏やかに、心豊かに生きなくては。お坊さんの生活はほんっとにいいの。大好き。朝はお経を30分、座禅を30分、拭き掃除をして、掃き掃除をして、そしてようやくごはんにありつけるの。本当に理にかなったすばらしい生活なの。いい空気をたくさん吸って帰りなさい・・・などなど。和尚さまの澄んだ目にみとれて、お話のほうはじつはちょっと上の空だった。
お茶を一服、そして和尚さまお手製の大徳寺納豆を頂戴する。たいへん滋味。美味しい。大徳寺のどの塔頭でも、自家製で作っているそうです。 |