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夏の終わりに長浜のちりめん工場へ見学に行きました。
機械でばんばん織りあげていく白生地だけど、でもきっと面白いに違いないと思い行ってみれば、やっぱりそこにはたくさんの人の手と、長年培った工夫がたくさん詰まっていて、想像以上に興味深い世界でした。
ちりめんはとにかく糸の準備が要。低温で乾燥させたり、熱湯でぐつぐつ煮たり、冷蔵庫で寝かして、地下水で撚糸にかけて、サウナのような部屋でじっくり乾燥させて・・・さまざまな工程をへてようやく織る準備が整う。一晩冷蔵庫で寝かせると艶が違う、なんて一体いつ誰が発見したんだろう。とにかく糸の準備が全体の工程の8割くらい占めるようでした。
そんなこんな白生地工場の見学ツアー、第11回目を迎える「長浜きもの大學」の講座のひとつとして、明後日開催します。
長浜きもの大學は、写真講座とか、半襟づくり、ビーズで帯留めを作る等々さまざまな講座のうち2つに参加できて、お昼ごはん付き、参加費3000円。なかなかお買い得な催しです(長浜市と市民ボランティアスタッフによって運営されています)。
キーワードにしようと思っていたのに、はっと気づいたらすでに応募は締め切り。いまさら役立たないお知らせになってしまいました。
浜ちりめんの羽織と、丹後ちりめんの色無地、五泉の塩瀬の染帯でゆく予定。帯揚げは丹後ちりめんかな。
お天気下り坂予報の週末。どうか雨になりませんように。 |