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友人から「これは秘密の花園」と桜の写真を見せてもらう。夢か現かという妖艶な桜。なんて美しいんだろう、こわいほどに、信じられない、と思っていたらその晩夢にでてきました。
ある日私もその場所を訪ねるのだけど、そのときは魔法が解けなくて、どうやっても扉は開かれない。秘密の花園に入ることができない。魔法が、うーー。
というところで眼が覚めた。こんな夢をみてしまったものだから、あの桜は本当に夢だったのかな、現実ではなかったのかもしれない、とよく分からなくなってしまうのだった。
実際は夢ではなく現実に存在していて、それから数日後に行くことができました。そこは普段は非公開。1年に数日間だけ扉が開かれるという広大な庭。桃源郷というものがあるなら、きっとこんなところだろう、というような。毎日のぽかぽか陽気で桜の魔法はすっかり解けていたけれど、それはそれ。ここしばらく寝不足、散りゆく桜の下で本気で眠る。いけないいけない。扉が閉まったら大変だ。帰れない。それは怖い。
場所の詳細は記さないでおこう。桃源郷だからもったいぶって。 |