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2009.9.29 [火] 見上げると

水屋の後ろの窓からふと見上げると、椿が一輪。
スポットライトをあびるように。
早いね、きれいね。と皆で眺める。

2009.9.23 [水] 連休は・その2

横浜にも里がえり。元町&港のあたりを母とお散歩。

みなとみらい線ができたり、いろいろ変ったんだろうなあと思いながらまずは元町。折りしもチャーミングセール。変ったお店もあるけれど、やっぱり古くからあるお店は変わってない。高校生のときにアルバイトをしていたお店が今も元気よく営業していた。荒井板金製作所も変わりなく。バイト代で銅のやかんを母にプレゼントしたのだ。NAKA-YAも変わらず。雑貨のYOSHIDAも。洋服のCITY BAZAARも。ユニオンはかっこよくリニューアル。フクゾーも大きくなっていた。高橋書店もちゃんと営業。店内はほとんど変ってなかった。入ったところが洋書、そして雑貨がちらほら。驚いたのはお店のお姉さんも同じひとだった。もちろん年齢を重ねていたけれども。

それから港のほうへ。子どもの頃は劇団四季のミュージカルを観に来てた。シルヴィギエムも観にきたなあ(いやそのときは子どもじゃないですよ)。ホテルニューグランドも大好き。背伸びしてフランス料理フルコースを食べにきた日のことなど思い出される。外食といえばここ、だったのは裏通りの「ホフブラウ」。ただしくはホフブロウなのだそうだが、ドイツ語発音をわからぬ私たちには永遠にホフブラウなんだ。何年か前にオーナーの交代でいろいろ変わり今では健全なお店になっているのだけど、元は外国人向けのお店。私が子どものころでも、港町らしい妖しい雰囲気が残っていた。食事をするスペースの横、壁一枚隔てるとバーカウンターがあり、そこには男を誘う女の人の姿を見かけることがあった。こっちはみちゃいけない、大人の場所なんだって思っていたっけ。しかしそんなところに子どもを連れてくる親というのも今思うと不思議。でもおいしくて、ボリューム満点だった。チーズを載せて焼いたスパゲティと四角いピザとオニオングラタンスープ、温かいポテトサラダ(マヨネーズは入ってないよ)が定番。

などなど懐かしの場所の確認ばかりしていたようだけど、ひとつ大きな新たな出会い。それは元町の「カヨコート」。同じコートをもう何十年も作り続けている店があった。でも今日までずっと知らなかった。見た目にはおばちゃんの洋品店。しかしこのコートといったら、なんといったらいいのこの可愛いさ。うおー。

SCANDIAでビールを飲んで、ハーバーをお土産に買って、馬車道十番館でお茶して、京都へ帰りました。家は横浜の真ん中からえらく離れてるし、浜っ子と自称するには恐縮と思っていたのだけれど、今日は内なる浜っ子を強く認識。楽しかったー。

2009.9.20 [日] 連休は・その1

シルバーウィークは家族そろって熱海へ。連休に行楽地におもむくというのは、なかなかない経験だ。正しい休日を過ごしている満足感(笑)。

熱海なんていったい何年ぶりだろう。大小無数の温泉旅館がひしめく感じがわくわくする。ところにより猥雑。商店街はものすごく昭和。写真いっぱい撮ってしまった。調子にのってクリームソーダ飲んだりして。

行き先は船で30分強離れたところにある小さな島・初島。ウィキペディアによれば、江戸時代のあたりからこの島に住むことができるのは「41戸」、一定の人口を維持する不文律があったという。そして島の耕作地や漁獲は等分に分けられていた。大正10年に与謝野晶子が島を訪れ書き留めた「初島紀行」も興味ぶかい。
“生活は半農半漁です。女子は自家用の縞木綿を織つて居ます。私の感心した事は、村の道路から庭内の隅隅までが歐洲の田舍のやうに丸石を敷き詰めてある事と、島中の植物の手入が行屆いて、何處の土地も掃いたやうに清潔な事です。”

しかし今は昔。高度成長期のレジャーブーム、バブル期のリゾート開発で、島内の風景は与謝野晶子のみた初島とはかけ離れたものになっているのだろうな。

2009.9.17 [木] 「こうとな」着物

“小枝かすみ”さんの織る紬、なんてすてきなのでしょう。きれいな色。興味しんしん!

地味な紬をお茶のお稽古に着てゆき、ひとしきり話題の的になってしまったことがありました。私たちが若いころはこんな(こんな!)色は着させてもらえなかったわあ。でも若い人が着るとすてきね(ほんと?)なんて。地味紬、おばさま受けは良くなかったなあ。

だけどまあそんなこと、気にしない気にしない、ですよー。

2009.9.14 [月] 旅の土産

畑の空き地に白くて可憐なニラの花。一本いただいて旅の土産の牛乳瓶に飾ってみた。

三陸の生ウニは牛乳瓶に入って売っている。生のまま、ただ海水に浸けた状態で、ホントに牛乳瓶に入ってる。ふたのところのビニールのカバーまでびん牛乳と同じ。ただし緑色。
ちょっとウニ臭がしたけれど(笑)、捨てるに忍びなくお土産にした。紐をかけたら、うん。いいぐあい。なかなか便利な花器になりました。

2009.9.8 [火] 農繁期

9月の畑は大忙し。還暦をとうに過ぎたおじいちゃんたちも、残暑のなかがんばって働いている。まだ実をつけている夏野菜を片付けるのは気がひけて、ずるずると先延ばしにしてしまうのだけど、抜くものは抜かなくちゃいけない。キュウリとか。おつかれさま。ありがとう。えいっ。

しかしゴーヤの勢いは止まらない。ある日は5本りっぱなのが採れてしまった。たった一本の苗なのに、なんて生命力だ。そしていろんな人に貰ってもらった。あとは遅く種をまいた(なぜなら最初にまいた種は発芽したばかりの新芽を全部ナメクジに食べられてしまったから)オクラもまだまだがんばってる。この夏の野菜自給率はかなり高くて90%くらいをキープしました!

畑作業には8月につくっておいた赤紫蘇ジュース。家に戻ってからもごくごく。身体をつかったあとはこれ一番。

2009.9.1 [火] 絽縮緬

絽縮緬のきものを初めて着ました。ほわ〜んとぼかしが全体に入っている小紋。絽縮緬はしゃり感があって、着心地がたいへんよかった。いいぞ!絽ちり。

コーディネイトははんなり系にて。うす卵色の帯締めは最近すごく気に入っている一本。いい色なのである。

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