KIMONO真楽
ホーム
キーワード一覧パーソナリティ一覧つながり一覧ニュースヘルプ
キーワード最新5: 「さよならは別れの言… | KIMONO真楽同窓会 | 猫心〜にゃんはーと | 和服猫 | ホセイン・ゴルバ「時… | ...more

フーの空間
最近の5件
2016年 2月
2015年 8月 | 7月 | 2月
2014年 12月 | 7月 | 5月 | 4月 | 3月 | 2月 | 1月
2013年 12月 | 11月 | 10月 | 9月 | 8月 | 7月 | 6月 | 5月 | 4月 | 3月 | 2月 | 1月
2012年 12月 | 9月 | 8月 | 7月 | 6月 | 5月 | 4月 | 3月 | 2月 | 1月
2011年 11月 | 10月 | 9月 | 8月 | 7月 | 6月 | 5月 | 4月 | 3月 | 2月 | 1月
2010年 12月 | 11月 | 10月 | 9月 | 8月 | 7月 | 6月 | 5月 | 4月 | 3月 | 2月 | 1月
2009年 12月 | 11月 | 10月 | 9月 | 8月 | 7月 | 6月 | 5月 | 4月 | 3月 | 2月 | 1月
2008年 12月 | 11月 | 10月 | 9月 | 8月 | 7月 | 6月 | 5月 | 4月 | 3月 | 2月 | 1月
2007年 12月 | 11月 | 10月 | 9月 | 8月 | 7月 | 6月 | 5月 | 4月 | 3月 | 2月 | 1月
2006年 12月 | 11月 | 10月 | 9月 | 8月 | 7月 | 6月 | 5月 | 4月 | 3月 | 2月 | 1月
2005年 12月 | 11月 | 10月 | 9月 | 8月 | 7月 | 6月 | 5月 | 4月 | 3月 | 2月 | 1月
2004年 12月 | 11月 | 10月 | 9月 | 8月 | 7月 | 6月 | 5月 | 4月 | 3月 | 2月 | 1月
2003年 12月 | 11月 | 10月 | 9月 | 8月 | 7月 | 6月 | 5月 | 4月 | 3月


2010.12.31 [金] 雪こんこん

ホワイト大晦日。今日は友人のクルマを借りて買い出し…のはずがあっけなく敗退。大通りも真っ白なのでした。

あまりの寒さ(部屋の気温は5度とか)の居間にコタツをもってきたら、もうサイコー。さてそろそろお蕎麦かな。今年は「うるめ」のお持ち帰り蕎麦です。

よいお年を!

--
こんなおっきな雪だるまははじめてみた。SNOW MAM、名作なり。

2010.12.28 [火] 2:14 pm

しばらくぶりに畑へゆき、たくさん収穫。めっちゃ太い大根、おっきなブロッコリ、大葉菊菜、水菜、九条ねぎいっぱい、畑菜、ほうれん草、サラダ野菜いろいろ。畑の大家さんからブロッコリはミキサーでドレッシングにするとおいしいと教えてもらった。へー。やってみよう。

中掃除も年賀状もこれから!

2010.12.22 [水] すぐき

仙台&横浜へもっていくお土産を買いに上賀茂あたり。すぐきをつくる農家さんのところへゆくと、袋に入れられたばかりのすぐきはまだほのかに温かかった。「室」に入って、発酵しているから。おもしろい。

お昼ごはんは塩むすび2ヶ、畑菜とお揚げの炊いたん、買ったばかりのすぐき。かなりシアワセです。

--
岡村美和さんの型染、すてき!

2010.12.20 [月] 仙台インフォまとめ

明後日明々後日からすこし仙台にて調査中です。これまで教えてもらったのはこんな感じ。でもって、いちばん楽しみなのはづんだ餅!(この認識、まちがってる?)

【食】
牛たん炭焼利久
炭火焼 山塞料理 地雷也
ピッツェリアデナプレ →おいしかった!
book cafe 火星の庭
賣茶翁 →江戸時代!
九重本舗玉澤
村上屋餅店(づんだ餅!) →超うまい!
甘味処 彦いち( 〃 )
仙台朝市 →たのしい!
丹六園@塩竈市
寿し処 まぐろ茶家@松島海岸
カフェロワン@松島海岸

【美】
芹沢けい介美術工芸館
光原社仙台店
せんだいメディアテーク →いいスペースだ!
ビルドスペース@塩竈市
菅野美術館@塩竈市

2010.12.15 [水] 家

ここしばらく新しい家に足繁く通っている。
そうなのです、運命的な出会いがあって、家を買ってしまいました!

今日は庭師Yくんと一緒に自由に伸びた庭の木々を伐採。私は四角竹を担当して、次々と切っては藁縄でまとめた。庭師Yくんはモチノキとか杉とか銀杏など。まだ小さいからよかったものの、大きくなっちゃったら大変なことに。小さな楠もありました。嬉しい発見は柚子と金柑。大きな桜の木は荒っぽく剪定されていたけど、いつも春はきれいな花を咲かせていると教えてもらった。

伐採した木は薪にしたい。いずれ薪ストーブを導入するときのために、どこか場所をみつけておいておく。竹は野菜の支柱として使いたい。からまる蔓をみつけて思いつきでリースにした。そしていろいろ添えてみる。庭のものだけでなかなかよい感じ。玄関に飾ると、気持ちがなんだかほっこりした。こうしてすこしずつ自分たちの家になっていくんだな。それに“もうすぐ越してきます”、というちょっとした合図になるかもしれない。

夕方、ちらりと見えた紅い色にはっとした。……ここで一句。
あか紅葉 破れ硝子の 先に見む

大正15年に建てられた家で、どうやら土台はしっかりしているようだけど、表面はだいぶ古びてます。改修工事、年明けからはじめられるかなあ。はじめられるといいな。

2010.12.8 [水] 臼杵春芳 木工房

臼杵春芳さんの作品展「木と漆展」にでかけた。臼杵さんは普段はおもに家具を製作しているようで(例えば好日居のカウンター「さまざま桜」)、今回は「日常の器」がテーマ。そして今回使っている漆は新潟と京都・雲ヶ畑とで、ご自身で「うるし掻き」したものだという。

いろんな使い方ができそうな、盆のような皿のようなものをひとつ選んだ。春に好日居でみせてもらったものとほぼ一緒。真似っこ。
お椀などはすべて最後の研ぎ出しをしていない。温かみがあっていい。豊島清・愛子さんも同じように研ぎ出しをしていなかったな。

会場の仁風庵もすばらしかった。前々から通る度にこの建物すばらしいな、華道かなにかの家元だろうか、なんて思っていた。室町筋の居宅で、京都新聞の記事によるとマンションへの建て替えも検討したが、やはりこれを残そうと決意したという。

2010.12.6 [月] 七緒 Vol.24発売

『七緒 vol.24』、出ました。
今回の特集は「お買いもの」です。

“きものをいかに買うか”は大きなテーマだと思ってきた(なぜなら買い物は「投票」だと思うから)。だから書きたいことがありすぎて前のめりになりながら、きもの好きになってからずっと試行錯誤してきた自分のお買いもの遍歴について書かせてもらいました。冒険のたのしみ、それからすばらしい仕事と出会う喜びについて。

写真は高橋徳さんでのひとコマ。手にしているのは神坂雪佳の図案集。一冊丸ごと蝶々ばかりがさまざまな表現で描かれていて、それがまた木版で印刷されているすてきな(そしておそらく貴重な)本。

それにしても七緒はもう24号なんだなー。創刊号は2004年9月に刊行。ついにぴったりくる雑誌が!とわくわくしながらページをめくったっけ。最新号はコート、そして男きものの特集も。72ページのすっきり美しいシルエットのコートがすごく気になってます。衿の形が理想的。

2010.11.24 [水] 打ち上げモーニング

快晴。一衣舎展の打ち上げはイノダコーヒのモーニング。10時半の待ち合わせ、みなさまは昼食のようだったけど、私は「京の朝食セット」をいただきました。

クルマで戻る一衣舎展ご一行を見送り、午後からは藤井礼子さんとデート。数奇屋袋をめぐる旅。すてきな更紗の数奇屋袋がいずれ登場するようです。たのしみ!

2010.11.23 [火] 一衣舎京都展/4日目

最終日は初日の真綿紬をもういちど。赤ワインの数箇所の点々は今日だけ気にしないことにした。
帯は縮緬地に蝶々の友禅。真綿紬と縮緬はしっくりくる。友禅の帯は一衣舎展っぽくないのだが、こういうのもアリだと思って締めてみた。最終日ゆえ搬出があるので、洋服で出掛け、ちおん舎で着替えた。飛び絞りの帯揚を取り出したところで、これはちょっとやりすぎ、違和感ある、と感じて縮緬の水色の帯揚に変更。そうすると帯締は白にしたかったのだが、持ってきていなかったので仕方あるまい。
今日は佐藤竜子さんから「ふみえさんぽい!しっくりくる!」とほめてもらった。

アゲアゲ好み(?)の私にとっては、今回の一衣舎展は風合いはすんごく魅力的だけど、色がちょっとさびしいように思ってしまった。京都展なんだからもっと可愛い感じのものもあったほうがいい!東京展と違いがあったほうがおもしろい!と木村さんに力説してみた。もっとも秋だからどうしてもシックな色合いになるんだよなあ、というのは至極納得。

最終日の今日も藤井礼子さんのジャワ更紗講座が何度かおこなわれた。何度も(だいたい3回)ほとんどの面積を蝋伏せ(しかも刷毛などではなくチャンティンで!)していることにびっくりした。蒸しの工程、染料を流す工程がないことにも驚いた。それなのに色移りしないやり方を考え出した藤井さんはすごい。帯かわいすぎる。

2010.11.22 [月] 一衣舎京都展/3日目

雨の予報だったし、夜は新蕎麦の会の予定だし(蕎麦つゆ注意報)、泥染の久米島紬。この組み合わせはお初。八掛を空色にしてしまったから、コーディネイトに難儀している。帯のちょっとした水色と帯揚の水色をあわせたら、ちょっと落ち着いただろうか。

しかし黒っぽい服は落ち着くのに、黒っぽいきものはなぜだか落ち着かない。気持ち下がり気味(サゲサゲ?)。今日明日と在廊する織り手の佐藤竜子さんから「今日はシック」とのコメント。うーん。

午後友人が洗い張りした反物を手に来訪。おばあさまが着ていた郡上紬で、一枚は宗廣さんと何度もやりとりをしながら織ってもらったものだという。胴継ぎのことなど相談がひととおり終わったところで、なんとなく名古屋からおみえの着物巧者の方を中心にコーディネイト講座がはじまった。すてきに着こなすのはなかなか難しそうに思われた2枚のきもの。おお、なるほど!という感じに都会的な合わせ方が示されたのだった。スゴイ。一衣舎展はお客さまもダダモノじゃない。
詳細は後日「きもの*BASICルール」にてっ。

2010.11.21 [日] 一衣舎京都展/2日目

これまた個人的に定番な組み合わせ。昨年は茶室に居たのでできなかった帯留をひさしぶりにつけられて嬉しい。帯は母から譲り受けた(いや、借りている?)浦野帯。

昨晩の教訓をうけて、夜の集まりは洋服で。昨晩のぶんを取り戻さねば!

2010.11.20 [土] 一衣舎京都展/1日目

やわらかものを着ることがめっきり増えた昨今ですが、一衣舎期間はもちろん紬。昨日4日間何を着ようか考えた。というわけで、きもの日記、スタート〜。ま、あまり変わりばえのしないコーディネイトではありますが。

初日はもっとも好きな真綿紬。紅型の赤い帯を合わせるとうきうきする。こういうのを“アゲアゲ”っていうのかな。はじめて使ってみる。あげあげっ。

夜は京都きもの界のひとびとと初会合。とっても楽しかったのだが、帯をきつく結んでしまったようで、後半かなり苦しく調子がでなかったことが悔やまれる。そして最近話題の赤ワインのシャワーに遭ってしまった。あうち。ただかなり細かな水滴だったので、節のようにみえなくもない。

2010.11.19 [金] 一衣舎京都展/搬入

二回目の一衣舎・京都展が明日からはじまります。
本日は搬入。お手伝いにいってきました。ダンボールを運んだり、オリジナル什器を組み立てたり(ちょうどよい塩梅に組み立てるのはちょっとこつがいる)、掃除機をかけたり。反物を出して所定の場所に置いたり掛けたりしていると、つい手がとまってしまう。むむ、これは...。すてきじゃないか。じぃぃと見入る。
明日からは作家のみなさまもやってくる。お会いできるのがまた楽しみです。

名古屋の「十二か月の刺繍帯展」は好スタートとか。この週末は名古屋&京都がアツイ!

2010.11.18 [木] たまねぎ完了

オクテのたまねぎ100本と赤たまねぎを50本、ようやく植えた。たぶん今年最後になる種まきも完了。さて家へ帰ろうと思ったら自転車の後輪がいつの間にかパンクしてた(涙)。あーあ、歩いて帰らなくちゃ。

けれど疎水沿いの桜や紅葉がとってもきれいで、いつもなら自転車でぴゅーっと行ってしまうところを、しみじみ堪能することができたのだった。

写真は昨日の真如堂。木によってはもうこんなに紅く。

2010.11.15 [月] 秋深まる

夏以来取り組んできたことが本日めでたく片付いた。はー。ほっとした。しかしこれはスタートでもある。がんばろう、ぼちぼちと。そして昼食は決意の(?)清貧ランチ。

気づくとまわりはすっかり秋。色づいた山、紅・黄・緑の街路樹。今日は炉開き。週末からは一衣舎展。それまでに玉ねぎを植えなくちゃ。

2010.11.13 [土] デミグラスソース

この間デミグラスソースの話がでて、以来むしょうに食べたかった洋食。ひさしぶりに週末ランチをちかくのグリル生研にて。頼んだのは甲殻類アレルギーのくせにカニクリームコロッケ。反応をちくちく感じつつもつい食べてしまうのだ。うん、おいしい。ここのクラシックなカトラリーも好き。

しかしデミグラスソース。生研もおいしけど、祗園のたから船が懐かしいなあ。あのインパクトの強いデミグラスソースにもう一度会いたい。

2010.11.1 [月] 吉田山から

最近知ったことのひとつ。吉田山の東側斜面にいると法然院の鐘の音がすぐ近くのようによおく聴こえる。望遠レンズでみてみると、ある場所だけ木が切れて、建物が顔をのぞかせていた。まさに昨年、皆でお邪魔した部屋。眺めが一望できたものな。

2010.10.18 [月] 猛暑の記憶

今日は9月の初旬にしたインタビューを遅ればせながらまとめている。そして思い出す。あの日はしぬほど暑かった...。京田辺市で39.9℃を観測した前日、まさにそのあたりの茶園に行ったのだった。

インタビュー後、誘われるままに行ってしまったちいさな製茶工場跡地でおこなわれたコンサートはとても楽しかった。はじめての金管五重奏。ピンクパンサーとか、ノリノリの曲を演奏してくれたりして。干した玉ねぎをバックにしているのがまたいい感じ。

会場にはもちろん空調設備などなく、さらに暑さで体力を消耗。家に着くとばたんきゅーだった。演奏してくれたかたがたはさらに大変だったろうなあ。

2010.10.2 [土] 法然院にて

汗ばむ陽気。ようやく法然院へ。
やわらかなグラデーションにみとれてしまう。ときどき風にふかれるままに布たちがふわっと踊る。しなやかだ。いや布なのだからそんな動きは当たり前なのだけど、何故かのびのびとしなやかな感じを受けるんだ。

昨年のばら染めのいちばん好きな布がまだお嫁にいっていないことを知り、ちょっと気持ちがざわつく。もうしばらく、お嫁にいかないといいな。

会場の部屋にはいろいろな生き物が行き来。緑色のカナブンとか、すごく大きな蟻んことか。昨年観た番組「京都法然院 いのちの庭」を思い出す。居るんだよな。このすぐ裏に、フクロウやムササビ、たくさんの生き物が。

おいしいお茶をいただいた。中国の野生の茶の木から作るという鳳凰単叢 蜜蘭香というもの。まさにフルーツの甘い香り。こんなふうに香るお茶があるなんて、びっくりしちゃった。

佐藤竜子さんの個展、明日まで。

2010.9.23 [木] 左官

友人の家の左官作業を見学。職人さんたちはさも簡単そうに作業をすすめる。滑らかな動き。ふむふむ。なるほど。

2階は職人さん、1階は自分自身でやってみるゾーンとのことで、お手伝いをさせてもらった……ところ、むちゃくちゃ難しい。まずもってコテに土を乗せて壁にいくまでに地面に落ちちゃう。ぼとぼとぼとっ。馬糞が如く。無駄のない動きというのは、簡単そうに見えてしまうのだよなあ。

2010.9.18 [土] 眺め

吉田山山頂にある喫茶店・茂庵では月に一回月釜の日を設けてる。今日の茶席は“田舎席”。茶室の先には桂離宮のような月見台があって、大文字が真正面だ。
いいねえ。いい。

2010.9.15 [水] 案内ぞくぞく

秋だなあ。気になる催しの案内が日々届く。
今日ポストに入っていたのは、おりょうさんの個展の報せ。2007年秋、2009年秋、どちらもすばらしかった。

9/28(火)〜10/3(日)
佐藤竜子展:法然院 南書院(京都)

ふっちゃんが書いていた黒田妙美さん&関美穂子さんたちの会も興味しんしん。永井さんのも。

2010.9.13 [月] 秋の虫

窓を閉めたくなる夜。秋の虫が鳴いてる。ふう。

しかし先日は賀茂川沿いを走っていてまたひとつ異変に気づいた。桜の木の葉っぱがぜんぜんない。西日が強く当たる左岸がひどく、右岸はまだマシ。暑さでぜんぶ落ちちゃったんだろうなあ。本当に今年の夏はきびしすぎた。

異変といえば、いつも配達してもらって飲んでいる飛騨の牛乳もそう。その牛乳を出してくれている牛たち(の一部)は春から秋まで青草の生えたスキー場に放牧されているそうだ。ふわっと草の香りがして、びっくりするくらい美味。スキー場に放つとは、飛騨牛乳、思わぬ伏兵なのだった。しかし夏のひどい暑さがはじまったころからか、草の感じが消えてしまった。うーん。おかしいな。暑くて放牧をやめたのかな、それとも暑くて草が枯れたのか。牛乳屋さんにきいてみると飛騨に確認してくれて、あまりに暑いのでお盆あたりから放牧を夕方だけにしたとのこと。そんなことが分かるお客さんがいるのかとびびっていたという。ふっふっふ(笑)

ナラ枯れの山々はさらに痛々しく、少なくとも1割は茶色に枯れてしまっているよう。屋久島でも被害が。写真は吉田山山頂付近のナラの木。たくさん穴があいてました。

--
さあそろそろ着物に復帰しよう。明日は茶の湯稽古。週末は月見の茶会。

2010.9.3 [金] じろう...

じろう、元気にしてるかなあとやまねミュージアムのページをのぞく。更新されないなー。元気かなー。。。

そしてじろうの身代わりをなでなで。やまね工房生まれです。

2010.8.22 [日] じろう、やまねミュージアムへ

それから二日。ヤマネくんはよく眠り、ごはんを食べて、だいぶ元気になりました。気がかりだった体温も温かくなった。
手を差し出すといつものっかってくる。それで指の付け根を何かを探すようにつついてくる。おっぱいを捜しているのかなあ。その場所に小さく切ったスイカやチーズを挟んでおくとよく食べてくれた。手の平から腕を登って、肩やらポッケや服のなかやら、縦横無尽に歩き回る。何度かおしっことうんちをひっかけられた。二度めはわかった。急にじっとして目を細めるのだから。鳴き声もきいた。すごく小さな声で、ピィ、ピィ、という。かわいい...。

しかしヤマネは国の天然記念物。森へ帰らなくちゃいけない。けれどこのまま森に放すのはやはり不安に思われた。やまねミュージアムの人に様子をみてもらおう。

連れていくと、スタッフのひとたちから「ちっちゃい!」と驚かれた。やっぱりまだまだ子どもだったんだ。館長の湊先生が野外研究から戻ってきて、ヤマネくんをみてくれた。
おそらく生後20〜30日で、何らかの理由があって親と離れてしまったのだろう、でも元気そうだと言ってくれた。体重は5.8グラム。冬眠するまでに20グラムくらいまで太らないといけないこと、普通生後40日くらいで巣立つのだが、虫をとったりすることを母親から学んでいるかがちょっと不安だということなどをきく。

今放すと捕食動物につかまってしまう可能性が高いので、森に帰れるようになるまで預かってくれることになりました。名前をつけてほしいと言ってもらい、ミュージアムを見学しつつしばらく考えたすえにピンときて、じろうと名づけた。最初に飼った犬の名前で、そういえば毛の色もちょっと似ているのだった。

よかった、じろう。湊先生&仲間たちはたぶん日本一ヤマネのことを知っていて、預かってもらうにこれ以上安心な人はないというひとたち。淋しさをぐっとこらえて、やまねミュージアムを後にする。じろう、大きくなって森に帰れますように!

ちなみにここに来たらヤマネがいるものだと想像していたけど、夜行性かつ天然記念物のヤマネを“生態展示”することをよしとせず、ビデオやさまざまな展示を通してヤマネのことを知ってもらおうとしている(ただしぐっすり冬眠中のヤマネはみることができるらしい)。

写真は服の上でくつろじろう。それと早速作ってくれたじろうの新しい家。虫を食べる練習をしなくてはと、すぐに網を手にトンボを捕まえに行ってくれていた。すごいなあ。トンボ食べちゃうのか。ガもむしゃむしゃ食べてしまうらしい。あとは花とか木の実とか。

2010.8.20 [金] ヤマネと出会った

ある晩親指姫くらいの赤ちゃんが夢にでてきた。次の日、ぴょこぴょこ、よたよたと歩くちいちゃな生き物の姿あり。手を伸ばすとすぐに手に乗ってきた。

大きさは私の親指ほど。リスの子どもだろうかと憶測がとぶ。でも何かちがう。ヤマネではなかろうかという意見が出て、調べてみると、間違いなさそうだった。
けれどヤマネは夜行性で、本当はすごく俊敏で、秒速1.2メートルで走ると書いてある。こんなふうに昼間よたよた歩いているのはたぶんおかしい。子どもにみえるし、親とはぐれてしまったのかも。お母ちゃんを探して森を歩いて、疲れてすごく弱っているのかも。

近くに「やまねミュージアム」があることもわかり、連絡をとってみる。とりあえずこんなふうにするとよいと教えてもらい、ダンボールで小さな家をつくって、スイカをチーズをあげた。ヤマネくん、スイカとチーズに懸命にかぶりついた。夜になり、その家を樹にくくりつけた。天敵のテンやイタチに食べられないよう、樹の上がいいと教えてもらったから。しかしちっちゃなヤマネくんは家から出てよたよたと樹の上を歩く。いかにも弱っている。体温が低いのも気になる。今放したらすぐに死んでしまいそうだ。
やっぱり今晩は保護しよう。そうすることに決めて、冷えている身体を柔かいティッシュで何重にも包くるんであげると、安心したようにそのまま眠った。ヤマネくん、がんばれ!

2010.8.15 [日] すいかに囲まれる

正午、黙祷。
相方のおじいさんは南方で亡くなっている。義伯母はその遺骨を日本へ帰してあげたいといろいろ働きかけをしていて、地図をみながら昨夜そんな話をきいたばかり。

午後はすいかを買いにいく。
何度か送ってもらったことのある「白州名水すいか」。これがものすごくおいしい。すいかといえば松本のちかくの下原(しもっぱら)産のものがすばらしいとされているらしい。その下原のすいかと同じ育て方をしているときいた。
大きさははんぱない。すいかは大きいほどおいしいとその農家さんはいう。今年は最高記録を更新したとか。買ってかえったのは、今年3番目という16kg。こんなのみたことない。甘い。しゃくしゃく。端っこまでおいしい!
すいかと一緒に記念撮影しました。

--
西瓜は熟すと割れるんだ。へー。
胡瓜が割れたのはみたことない(もちろんそんなになる前に食べちゃうから)。葉っぱの間に隠れた苦瓜は熟してオレンジ色になってようやく気づくことがある。そこまでいくとすぐに割れてしまう。種のまわりは甘くてけっこうおいしいらしい。ちょっとグロテスクなので試したことはないのだけど。

--
高杉晋作@龍馬伝、ほんとにかっこいい。こなれているよなあ。

2010.8.12 [木] 雨にて読書

『神の器』を読み始めた。
その昔(秀吉のころ)日本に連れてこられた陶工を主人公にした歴史小説。韓国の陶芸家が書いたもの。

冒頭に柳宗悦が引用されている。
「それは朝鮮の飯茶碗である。それも貧乏人が普段ざらに使ふ茶碗である。全くの下手物である。典型的な雑器である。一番値の安い並物である」云々。

この通説をこの小説は否定していく。井戸茶碗は飯茶碗ではない。雑器でもない。
読みすすめるのが楽しみ。

--
『千道安』も読んでみよう。

--
ただいま山梨県。標高1300mの高原は雨つづき。ギボシと萩が同時に咲いている。山あじさいもまだ咲いているし。

2010.8.10 [火] 風呂敷カゴ

ひさしぶりの雨。畑はふうとひと呼吸ついているだろうな。よかったよかった。

明日から夏休み。その間のコーヒー豆やお土産を買いにあちこちへ。雨の合間にでかけたつもりだったけど、帰り道はどしゃぶり。うわー。ずぶ濡れ(涙)。荷物はちょっと濡れたけどなんとか無事。

自転車での買い物は、春に発明した“風呂敷カゴ”のおかげでものすごく快適になりました。結び方としては「すいか包み」のこのページでいうところの2番まで結んだところで、ハンドルに設置するだけ。
なかなか目立つようで、すれ違う人が不思議そうに凝視していたりする。知らぬ人に聞かれたことも。友人は「・・・風呂敷!?クール!」と絶賛してくれました。
風呂敷マスター・ちといちさんのおかげです!

--
〈リーク情報〉
今年の一衣舍秋展@京都ちおん舎は11/20〜24。晩ご飯会は11/21開催の見通し。

2010.8.7 [土] 

午前中からきものツアー。友禅計画は御所解文様案が浮上。御所解大好き。目がハート。ときめいてしまう。ただ大層すぎる気も。さりげない御所解、直球すぎない御所解とはありえるだろうか。さらりと着たい。とにかくお盆明けに雛形とかいろいろ資料をみて考えよう。帯のほうも検討中。ついすばらしいものに目がいってしまう。でもほどよい抜け感がないと活用しにくくなってしまうのだから、注意、注意。

夕方からは陶器市へ。蛸と波が描かれた器をひとつ。たのしげな灯りを眺めて、バスで帰宅。

写真は高橋徳さんのお軸。友禅で染められている。もうひとつは松原の橋からの眺め。

2010.8.6 [金] 

ぎらぎら太陽のもと自転車を走らせる。神楽岡で所用。帰りに銀閣寺アイスでアイスキャンディー1.5本&パインジュース。パインジュース小30円、大50円というこの価格は行くたびに驚いてしまう。ちっちゃいジョッキ一杯が50円ですよ。おいしいしなあ。ありがたすぎる。

西日をうけつつ西へ、李青へ。おひでさんと木偶(李朝の「木偶」展—豊饒な葬いの群像—)をみて、すっかり涼む。その後コーヒ店へハシゴ。さらに涼んで帰宅。

●麦茶
ありがとう>のりんさん
そっかやっぱり贅沢なものだったのですね。麦茶の麦はたしかによく売っているやつはわりと粒が大きい。上州屋&一保堂はどちらも細め。おもゆのような麦茶というのもあるのかあ。栄養は気になる。気化熱によるクールダウンはホントに効果的なのでぜひお試しを。水に浸けるより早いのは確かだと思うけど、どのくらい違うのかな。我が家のポットでは小一時間でだいたい冷えます。

2010.8.5 [木] おすすめ本

KWになっている新刊『自分でできる きもののお手入れ&お直し』が手作りアイディア満載でとても楽しい。世界文化社刊。『きもののお手入れ&お直し 決定版』と同じスタッフが作った本。

一番やってみたいなあと思っているのは、草木や化学染料“ダイロン”を使った染め替え。半襟とか帯揚げとか風呂敷とかを、好きな色に染めちゃう。簡単そうだし、たとえば黄ばんだものなどが見事生き返りそう。もちろん三浦清さんとかで仕入れてもいいよね。
そうだ絽ちりめんのきれいな色の風呂敷がほしいのだった。どんな色がいいかなあ。しかし湯のしはどうすれば? 本のなかではちりめんの帯揚げを半乾き状態でアイロンをかけてしまってる。そっかこんなふうにできるのか。ワクワク。

そのほか洋服地で帯をつくったり、裾よけをつくったり。ローライズステテコや割烹着も。アート市でおなじみの“ブヒブヒ”も我らが奈良のSさんが達人として作り方を教授してくれてます。写真のブツは私の草履&ブヒブヒ。可愛く撮ってもらいました。どれもちゃんと型紙がついてます。

肝心の寸法直しのほうは、なんちゃって簡易版裄直しは挑戦したことがあるけど、ちゃんとしたお直しは数年前に途中で挫折してしまった経験が精神的ネック。だけどこの本の丁寧な解説をみれば、できそうな気がしてきた。かも!

2010.8.4 [水] 山々が...

京都盆地を囲む山々がひどいことになってる。赤茶に枯れた木が、日に日に、目に見えて増えていっている。

これは「ナラ枯れ」といって、何年も前から全国的に問題になっているようで、京都でも対策はとられているようなのだけど、たぶん今年の夏は最大の被害だろうと思う。だってあんな山は見たことないもの。10日ほど前までは山すそのあたりまでだった。今では大文字のまわりも赤茶色の枯れた木がたくさん。
松くい虫でアカマツが枯れ、今度は落葉樹のナラが枯れ、ますます常緑樹のシイが増えていくのかもしれない。山々を見ていると、とにかく心がいたみます。

<ナラ枯れ>夏なのに紅葉? 東山襲う@毎日新聞http://mainichi.jp/...
ナラ枯れが京都の東山一帯で拡大中@JANJAN
http://www.janjanblog.com/...
京都・環境ウォッチ
http://blog.goo.ne.jp/...

連日35℃超え。この暑さが被害を大きくしているのだろうか。神戸新聞中日新聞でも取り上げられてます。
写真はナラ枯れとは関係なくて、オクラの花、きゅうり・ゴーヤ・三尺ささげが互いに侵食し合う畑のネットでした。

2010.8.3 [火] 麦茶もろもろ

お土産に麦茶を渡そうと思っていたら、逆に麦茶をいただいた。いただいた麦茶は上州屋設楽彦吉商店謹製。渡そうと思っていたのは一保堂のもの。

それゆえ今は麦茶が家に二種類あって、とても嬉しい。まず麦の感じがなんだか違う。焙煎は上州屋はエスプレッソロースト、一保堂はシナモンローストというところ。オオヤコーヒ的にいうと深ヤキ、浅ヤキ。上州屋はさすがハンドピックもしてますね。コーヒーみたい。
上州屋と一保堂、麦茶界的には180度タイプが違うような。どちらもおいしくて甲乙つけがたい。日替わりで淹れよっと。

ところで麦茶についてはかねてより疑問があった。穀物(大麦)なのに、炭水化物として食べずにお茶として飲んじゃうだけなんて、すごくもったいなくない?
麦茶の麦はたとえば規格外のものとかなんだろうか。お茶のなかに栄養分は溶けだしているのかな。いつわって子ども電話相談室に質問したいくらい。教えてのりんさん!

●なるほど麦茶メモ 〜麦茶を冷ますには気化熱をつかう
麦から淹れると冷ますのが面倒というアナタ。あつあつの麦茶を入れたポットを濡れた布巾で覆っておくと、布巾が乾いていこうとする気化熱でぐんぐん麦茶が冷えていきます。その際、布巾は常に濡れているほうがよいので、布巾の一端を水に浸しておく。
これが最も効率的な冷まし方のようです。

2010.7.27 [火] 白花緒

暑い。
今日は茶の湯稽古。八月はお稽古が休みなので、ではまた秋にと声をかけ合い、そのいっときだけなにやら涼しげな気分になりました。
しかし今日といったらここ数日の猛暑のなかでは少しましだったくらいだったのに、着物で外を歩くのは修行そのもののよう。

きものを着る段になって、麻の二部式襦袢に半襟をつけ忘れていたことに気づく。おーのー。ゆえに王上布の長襦袢。ま、シルエット的にはそのほうがよいのですが。絽のきもの、絽綴の帯。草履は白花緒のパナマ。

このあいだhavaianasのビーサンを買いました。好きな台と鼻緒を選んでその場でガチャコンと作ってくれた。ブラジルモデル・グリーンに白の鼻緒。結局白が好きなんだ。
普通のサイズの鼻緒だとなんだかぶかぶか。鼻緒だけワンサイズ下げてもらえて、ぴったりサイズになりました。いい感じです。

2010.7.17 [土] 唐突に

大雨から一転、唐突に真夏がやってきた。夏の幕がぶわっと開いたみたいで、すごいもんだなあとびっくりしてしまう。

今日は山鉾巡行。横浜からふらりと遊びに来た父がいくというので一緒にしばし見物。とおるでざるそばをもりもり食べて、ビーチサンダル買って、喫茶六花でアイスコーヒ。夏だ〜!

2010.7.8 [木] 5:47 am

スペインやりましたねー!

爽やかな朝です(^^)
七夕の笹、流しにいこう。

--
お茶の稽古をさせてもらっているお寺では、毎年七夕に笹と梶の葉っぱを用意してくれている。葉っぱに皆それぞれお願いごとを書いて、木綿糸でつるす。
畑のあぜ川でちょうどいい笹があることに気づき、お寺の真似して家でもやってみました。そして賀茂川に。自然のものだもの、流してもいいよね。
なんかいいな。紙ではなくて葉っぱなのがいい。願いごとも何か大きなものにすっかり託している感じがする。

2010.6.18 [金] 家元見学

ここしばらく茶の湯ずいているから、みる夢もちょっと変だ。先日は堀内家を案内してもらう機会を得た。そしてなぜか懐石をいただくことになってしまった。あたふた慌てて器を清めずに返してしまい、こんなことくらい知ってなあきまへん、と内弟子さんからたしなめられる。でもその空間に居られることが何よりシアワセなのだった。よい経験でした。以上、夢です。

そして今日は家元から郵便物が届いた。とてもクラシックなお手紙で「不審菴見学 許可の件」とある。申請用紙をいただきに、申請書を出しに、二度勝手口の門をくぐった。お勝手とて植栽の手入れは行き届いており、塵ひとつ落ちてない。
じつは一般公開日というのがあって、誰でも申請をすれば見学をさせてくれる。これは現実。来週、いってきます。

2010.6.16 [水] ほのぼのと

梅雨の晴れ間。
ここ最近賀茂川河畔の木の下で、もこもこの物体と格闘しているひとたちがいる。木綿か羊毛か・・・たぶん木綿かなあ。木綿の種をとりのぞいているのかも。おしゃべりしながら、楽しそう。紡いで染めて何を作るのかしら。

2010.6.16 [水] ぴたぴた

ポルトガル VS コートジボワール観戦。
面白いなあ。身体がびゅんびゅん動く。ばんばん接触するし無理な姿勢から落下したりするのにすぐ立ち上がる。強靱!
アフリカの選手たちはボディコンシャスなジャージが好みのよう。そのせいかなあ。胸筋がきになる...。

--
大胸筋。それですそれです。きになるよねえ。

--
くにえさんの夢おもしろすぎる。何の店だったんだろ。夢はぱーっといきたいよね。私もいろんな夢をみます。昨晩は若かりしクリントイーストウッドと共演でした。ぱーっ(笑)。

--
大臀筋!
それも気になってたっ。
斜め上にむかって、きゅっとね(笑)。

2010.6.8 [火] 

首ちょんぱに大笑い。
ビンボー草!そうだった!そうだったよ!
そんなことすっかり忘れていたんだけど、なんかこう、そんな印象でこの花をみていたんだ。でもよくみるととてもかわいいよね。ありふれてるけど。春紫苑なんてすてきな名前もあるのだし。

ぼたんさん、本当によかったね。

2010.6.4 [金] 花菖蒲

野村美術館へ。最近茶の湯系美術館キャンペーン中です。春の展示は「野村得庵と近代の数寄者」。3回の茶会で用いた道具組が展示されていた。
ふたつは40代半ば。ひとつは60歳つまり還暦のとき。道具組の変化がおもしろい。

ちょうどクールビズなお偉いさんが見学に来られていて、学芸員のかたが解説している。ちゃっかり一緒に拝聴。その後は碧雲荘へ移動するというではないか。こっそり着いて行きたかったけど、さすがにそれはバレるよね(笑)。

花菖蒲は咲き始め。きゅっと固くまっすぐな蕾がたくさん。また観に来よう。大名物も花菖蒲もすばらしいが、道端に咲く雑草の花もきれい。調べてみると、ハルジオン(春紫苑)というみたい。きれいな名前!

2010.6.4 [金] 高橋徳/SHOP YDS

今日から高橋徳/SHOP YDS 一周年記念展。いつでもウェルカム!の暖簾をかけるようになって、もう1年になるのですね。
まず正面のきもののブルーが目に飛び込む。ううむ、かっこいい。万華鏡(?)が描かれたグレーのきものにぐっとくる。どれも他にはない世界。クール!
中庭にはびっくり川床のような座敷。そこに座ってきものを眺めつつ、おいしいお茶を一いただきました。夜はさぞかしすばらしそうな、この座敷。50人くらいの宴会すら可能かもしれませんぞ。

さて。ごほん。満を持して友禅のきものをお願いすることにしました。来年のお正月に着られるよう、鋭意イメージを固めねば。どうしようかなあ。どんなのにしようかなあ。地色は練色かなあ。古典でいてコテコテしてない、すっきり可愛く綺麗で、長く着られるきものがいいなあ(笑)。うーんうーん……。
楽しく悩みはじめました。

一周年記念展は12日土曜日まで。

2010.6.2 [水] KAFE工船にて

少し前から窓際にかけられていたガラスの風鈴。今日はとても暑い日だったから、存在感が増していた。西日をうけて、まるで電球のように光ってる。本当に電球のようでとても不思議。光が中で反射してまわっているのかな。

2010.5.29 [土] 南禅寺別荘群

野村別邸/碧雲荘は憧れ。庭師になるなら修学院離宮か西芳寺か光悦寺のお世話をしたいと思っていたけど、あるいは碧雲荘のお抱え庭師というのも最高だ。非公開の庭をいつも独り占め。ああ、うらやましい。
いつの日か訪れる機会がありますように。どんなだろ。どんなに美しいところなんだろ。とりあえずちょっぴりNHKの番組で垣間見ました。

裏門の前の花菖蒲がとてもきれいです。そろそろ咲いているだろうな。写真は数年前の6月10日。

2010.5.27 [木] 月釜

明日の月釜は私たちの先生が亭主。水屋に入らせてもらいます。がんばろ〜。
お天気もよさそう、涼しそうでよかった。袷の最後の季節。単衣でもよいと公式のお達しがあったけど、悩む必要はなさそう。

--
iPad出荷完了の知らせ、届きました!
しかし受け取れるのか!?

2010.5.23 [日] 繕いもののハシゴ

今日は雨。バスに乗って西へ東へ。まず向かったのは「古イス市」村上椅子さんが一年かけて集めた古いイスを修繕してすてきな生地で張り替えて、売り出してくれている。どれも可愛くて目移り。昨年張り替えてもらった椅子の兄弟がほしいな。形は違って生地は一緒の椅子をもう2客。ま、そのうち。

その後は岡崎。しかまファインアーツ好日居の「繕いモノ展」。器の修繕というと金継が思い浮かぶけど、いろんなやり方があることを知った。焼継(硝子で継ぐ)、鎹継/鎹留(鎹、つまりホッチキスみたいな形の鉄でつなぐ)、漆継など、修繕された器をいくつも拝見。
焼継は、行商の焼継屋さんが町や集落をまわって、その場で繕ったのだそうな。江戸末期で途絶えたものと考えられているよう。ガスバーナーなんてもちろんない時代、どんなふうに道具を持って歩いて直したんだろう。鎹継はかなり粗雑な感じ。大きいものによく用いられるそうだ。西洋の繕いは繕ったとわからない形を目指すのに対し、日本の繕いはそれを景色として受け入れていることが大きなちがい。

私の器の繕いはひと段落したので先日ひとまず卒業と相成りました。結局のところ漆に耐性はできず、毎回かぶれておりました(涙)。好日居の「うつわ好きの金継会」に計10回参加させてもらって、繕った器は18個。最初の工程を終えた器はこんな感じでした。嬉しいなあ。繕うことで魅力が増して、さらにお気に入りに。

繕ったもの:ジノリのカップ&ソーサー/白の汲出し/湯のみ/鳥獣戯画のお皿/鳥獣戯画の急須/煎茶用のちいさな茶碗/大きめの土物のお皿/小鉢×2/楕円形の小皿/小皿/抹茶茶碗/井川メンパのお弁当箱/漆の銘々皿×2/有田焼のカップ(母の)/湯のみ(母の)/湯冷まし(母の)

2010.5.17 [月] 始末がいい、ものすごく

仕事で鷹峯の農家さんのところへ。
振り売りの女性/おばあちゃんに話をききにいく。80歳も越える方だけど、いまでも毎日大八車(だいはちぐるま)に息子さんたち家族が作る野菜を載せて、坂をのぼり、くだり、野菜を売り歩いている。さすがに最近は帰りはお迎えありときいたけど(鷹峯は坂がきつい)、ずっと現役。すごいなあ。

ここの野菜は多くの料理人から絶大な支持を集めている。かじらせてもらった生のスナップえんどうはすごくおいしかった。ご主人が「これはタキイだ」というから、私もたぶん同じタネ(豆)でスナップえんどうを育てている。けれどかなり違う。しっかり膨らんで、ぷりぷりしていて、つやが良い。甘みもばつぐん。わが畑ではこんなになるまで収穫しなかったら、ふにゃんとしおれてしまう。うーん。なんて美味しいんだろと満足していたのに、こんなに違うとは...。奥がふかい。何事も。
ところで野菜のかたちについて「見た目は悪くても味は一緒」という人があるけれど、たぶんそんなことはない。肌つやのよくないナスはどこか味にも精彩がなく、曲がったキュウリは栄養不足とか苗が弱ってるとか、何らかの曲がる理由がある。おいしい野菜は姿もきれい。
もちろん姿が悪いだけで商品にならない、捨てるしかない、というようなことは間違っていると思う。若くてぷりぷりしたスナップえんどうには弾けんばかりの美味しさがあるし、盛りをすぎた最後のスナップえんどうにはそれなりの美味しさがある。

そんな野菜のことはさておき、彼女の服がすてきだった。自分で縫ったのであろう野良袴が気になる。きいてみるとなんと女学生の頃の制服だという。そうそう、この生地、まさに制服。プリーツがちゃんと入っていて、そのへん、元の形をうまく使いながら野良袴に仕立てているのだった。女学生の頃——60年以上前ですよ! 袖口からのぞく木綿のレースもたまらない。
ついでに番犬「むー」も可愛いかった。誘拐したくなりました。

2010.5.16 [日] 屋台のような

まるで初夏の陽射し。
お昼はどこでなにを食べようかと相談しつつの道すがら、知人に会って話をきき、昨年オープンしたタイ料理店に行くことに。そこはタイの屋台のような雰囲気で、昼も夜もいつもにぎわっている。楽しそうなお店。

今日もほぼ満席。なんとか入れてグリーンカレーのセットとタイの焼うどんのセットをオーダー。おいしー。スタッフの人たちも元気でにこにこしていてすごくいい。足繁く通うことになりそう。

タイキッチン・パクチー
河原町丸太町北東角

2010.5.15 [土] お菓子は

今日はいろいろとタイミングが合って、野点の菓子は主菓子が道喜、干菓子が伊織なのだった。すばらしい。

主菓子は「若草」、道明寺粉+こし餡。姿はほんのり淡い若草色。ひと口食べると中からまさに若草色があらわになって、はっとする。
干菓子のほうは、友が葵祭ならばと店主にきいてすすめてもらったもの。くつわと手綱。どちらも勇ましいモチーフだけど、都らしく、やわらかだ。
いつもどおりお弁当箱をもって道喜へゆき菓子を入れてもらう。期せずして蓋がいい感じに干菓子盆となった。

帰り道はちょうど下鴨神社に入らんとする一行と出合い、あたりは人だかり。賀茂街道沿いを北上すれば、右手はグレイト・ビュー。比叡山と大文字山を結ぶ吊り橋のような山稜がこんなにきれいに眺められるんだな。新たな発見。

2010.5.15 [土] 森のなかで

葵祭の日は朝から青空。ばっちりだ。今日は御所の森で野点の約束。

野点セットはこんなかんじ。仕覆を作るのはさすがに難しそうで、まずは布と袱紗で茶碗と棗を包むようにしました。籠でないかわりに巾着の底に敷板のようなものを入れて、茶筅は筒に、茶巾は細い缶に、などなど...。
あるもので作ったバージョン1.0としては健闘したと言っていいかしら。

そして今日は染井の水を汲んで湯を沸かしました。長年の検討のすえに買ったEPIの「バックパッカーズクッカーS」はコンパクトでとてもよかった。中にガスのボンベとヘッドとマッチを入れてまだ空きスペースがある。水切れがよく、滴が落ちないのもいい。CAPTAIN STAGの「ケットルクッカー」は姿がスマートでよさそうに思えた。でもやはり機動性(コンパクトで、持ち運びがしやすいこと。カゴのついていない私の自転車でもって、どこへでも行けること)が肝心だから、コンパクトになるEPIに軍配。

葵祭り一行の去った御所の森はとても静か。青楓の緑、茶の緑、菓子の緑。ほうと溜息。

--
茶巾着の藍の色は落ちまくりですー。縫っているだけで手が青緑みたいな感じに。藍で染められた宮古上布もやはり落ちます。白系の帯に少し藍がついてしまったり。でも襦袢へ色移りが気になったことはないなあ。
ちなみに天然の藍を灰汁で建てるやり方をしているものは、色移りしても絶対に落ちるから心配いらん、と藍染に携わる方からきいたことがあります。

2010.5.14 [金] 珍しくチクチク

明日は青空アート市ですね。お天気もよさそう。楽しそうだなあ。いいなあ。もんもん。

しばらく日記から離れていたら、母から元気なのかしらと問い合わせ(笑)。はい。元気にしております。

先日奈良のSさんへ布を送ろうと、ジャワ更紗を解いたりアイロンを当てたりしていたら、創作意欲がふつふつと湧いてきて、袱紗を3枚つくりました。それを発端に、野点セットをつくりました。
茶籠ならぬ茶巾着。仕覆の本をみながら「かがり」にも初挑戦。なかなかのできばえ。紐は伊藤組紐店で。

中には茶碗がふたつ、棗、茶巾入、茶筅、茶杓、懐紙と黒文字、ちいさな敷板、ぜんぶきれいに収まりました。おやつ少々を忍ばせて、ポットに入れたあつあつのお湯を持って。緑したたるこの季節、さっそくあちこちで使ってます。野点は最高に好き。

草履袋&ぶひぶひセットはどんなふうになったのかな〜。同じ生地でできているはず。
更紗はインドネシアで20数年前に洋服の生地に用いられていたものだけど、表も裏もないから、おそらくそれなりにちゃんと染められたものだと思う。型押しというのかな。ぬめっとした感触がジャワ更紗らしい。
紺の麻の布は骨董市で買った着物を解いたもの。何度も染め重ねられたであろう藍の深みのある色に魅かれて衝動買い。藍の香りもすごく強く残っています。

--
わ。すてき!

2010.5.13 [木] 左京ワンダーランド

なぜか京都新聞にチョイ出

「左京ワンダーランド」なる催しが始まるらしい。スタッフではないのだけど、なぜか通りがかりで一緒に写ることに。ゆるいっ。これぞ左京ワンダーランド。

2010.5.6 [木] 御所の藤棚

毎年思い焦がれていた仙洞御所の藤棚。連休の明けた日、ついに拝観に。池にかかる八橋の上はびっしりと花房が垂れ下がっていた。連休中がずっとお天気続きだったせいかしら、花の盛りを少し過ぎたあたり。

藤には下がり藤(これが普通の藤)と上がり藤(=錦上り藤、逆さ藤)があるのですってね。橋の西側が下がり藤、東側が上がり藤なのだった。

2010.5.3 [月] 金沢開眼

日帰り金沢。サンダーバード1号で京都を出て46号(最終)で戻る。昨晩決まったものだからほとんど予習できなかった。しかし道中メールで友人たちに尋ねてみると、皆がいろいろ教えてくれました。皆それぞれお気に入りの場所があるようだ。

金沢いいな。きもちのいいお散歩でした。また来よう。近いうちにきっと。

2010.4.28 [水] 都をどり

朝から大徳寺の月釜、そして祇園の歌舞練場へハシゴ。もはや初夏の趣だけど“都をどりはヨーイヤァサー”です。
運良くチケットをいただいて、1週間前に座席指定に歌舞練場へ行ってみれば、さすがに桜の時季をはずすとゆとりがあるのか中央4列目が空いてました。

舞台は春からはじまり、夏・秋・冬、そして春に戻る。揃いのブルーの衣装を着ていても踊りの上手い人はすぐにわかって、ずっとその人ばかり追っていました。大変色っぽく美女で踊りのうまい芸妓さんにも釘付け。私が男だったら、シャチョーだったら・・・とヘンな妄想(笑)。

呈茶席では、前も疑問に思ったのだけど、お点前さんの襟元が気になる。下前の襦袢の襟がふわっと立っているんだ。お点前さんは帯締めもぽっちりもつけていない。お運びさんはあり。うーん。

2010.4.22 [木] 漆器 つづき

びわさんの日記を拝読。私はつい先日知ったご夫妻のこと。びわさんのお話をきいてすこし理解がふかまり、何よりこころがぽっと温かくなりました。
そうかあ。大切な合鹿椀がびわさんのところに。集大成ともいうべきもの、最後にだんなさんが作ったもの。縁のある方々にもらってもらえることになって嬉しいのです、と愛子さんが話されてました。

2010.4.19 [月] 子どもたちの冒険

友と友の子どもと寺で会い、うちくい展へも。

柔らかな青楓のもとで遊ぶ子どもたちの姿は映画のワンシーンのようだった。ネコをおっかけて石を投げたりするのはどうかと思った。さらにネコを探して三重塔の階段にのぼった。ネコがいないのがわかると、無念そう。用心深く階段を降りようとしている。ひきしまった表情で。「よしよしガンバレ」などと思いながらのんきに写真を撮っていたら、ひとりが目の前で転落。まさか。
心臓が飛び出そうになったし、申し訳ない気持ちでいっぱいだったけど、結果何もなく擦り傷だけで済み心から安堵。数日間、その後なにもなかったか気がかりで仕方がなかった。

あとで写真を見返してみると、これは彼らなりのちいさな冒険だったのかもしれないと思った。表情がとてもいい。一連の写真に文章をつけて絵本に。題は『かいだんにのぼったよ』。これぞ私家版です。増刷の依頼ももらって、本は海をも渡り、おじいちゃんおばあちゃんにも届けられたよう。

2010.4.14 [水] 茶会

おおきな茶会のお手伝いの日。
家元の御献茶に付随する拝服席にて。いろんなことが初めてで、とても勉強になりました。家元の玄関さんたちの所作にほれぼれとしたり、配膳さんと呼ばれるおじさんたちの存在が興味深かったり。茶の湯や寺を取り巻くひとびとの層の厚みにもおどろいた。

きものは高橋徳さんで染めてもらった色無地。帯はひつじ草の唐織。帯揚は絞りにしてみました。帯締は萌黄色。最後薄茶席へ入れてもらったらお菓子の色のトーンがすっかりお揃い。亀屋良永の落雁/すはま「大原路 春の色」と寒氷「桜」。ふふ。おもしろい。

2010.4.11 [日] 漆器

漆器とはプロが作るものだと思っていたけれど、どうやらそうとも限らないらしい。
ある夫婦が定年後に漆器の修理からはじめて30余年。さまざまな漆器を作るようになり、それがびっくりするようなクオリティで、かつプロには作れないようなものがいくつもできあがった。教室的なこともされており、アマチュアとして漆器をつくる輪は広がっているよう。

『漆塗り その美しさと実用と科学』という本の出版にあわせた展覧会「漆展」がこの週末にありました。大正9年生まれの夫・豊島清さんは「高分子」専門の科学者だった。彼が研究&制作にあたり、妻の豊島愛子さんがプロデュース。清さんはひと月ほど前に亡くなり、本当なら二人そろってお話される予定だったのだろうけども、愛子さんが一人で漆について、漆器について話してくださった。「これはね、こうですのよ」、原節子みたい。女学生みたい。

漆器は弱く手入れが面倒で高価であると敬遠されている、もったいないことですと嘆いておられた。私は漆が大好きで毎日使っているから、そうなのかなあと実感がなかったのだけど、母世代の方が「スポンジで洗っても大丈夫ですか」などと質問しているところをみると、そんなものなのかもしれない。骨董品店でも、愛子さんが数十年前に買ったときと比べると、漆器は1/3とか1/5の値段になってしまっているのだって。

清さんが最後につくったという合鹿椀は特に印象ぶかい。きれいに修復した桃山時代の漆器なども見せてもらった。茶事のためにこしらえた棗や食籠、椀物もすばらしい。特徴的なのは、最後の研ぎ出しをせず、塗り立てになっていること。綺麗すぎないから、昔のもののよう。家族のために作った器は画一的な製品の顔をしていない。温かみがあってどれも力があった。

会場になっていた骨董品店でミニ椿皿を2枚買う。「ようび」の椿皿に憧れていたのだけど、なかなか高価でありまして...。漆がしっかりと厚く塗られている感じがする。早速おやつをのせました。尊敬する植村義次の洲濱。

2010.4.10 [土] ふろしき力アップ

ちといちさんが表彰されるときいて、ふろしきメーカー山田繊維/むす美のふろしき公募展&新作発表会に寄せてもらいました。会場は演劇などによく使われる旧毎日新聞社京都支局ビル、ART COMPLEX 1928。ふろしき七変化楽しいっ。こりゃ山田繊維社員の必修芸ではあるまいか!?

すごいなあと感心したのは、表彰式後のお茶タイム。ちょっとしたお菓子とお茶をご用意しています、なんて謙遜ぶりなのに、美味しそうな和菓子と洋菓子がすてきなそして重そうな(つまり運ぶのがとっても大変そうな)器にきれいにゆったりとたくさん並べられた。そのセッティングだけでも大変だと思うのに、お皿代わりは懐紙、お茶はお湯のみやグラスに入れてふるまってくださった。MOTTAINAIを推進しているからこそ、こういうことってほんっとに大事。でも面倒だからなかなかできないものなのに。

そんなわけで、一気にむす美ファン。今日はひとつ大きな知恵を授かり、新たなふろしき自転車ライフが始まりそうな予感。わくわく。うまくいくかな。

ぽかぽか陽気。ソメイヨシノは散り始め。

2010.4.8 [木] 今日の今日庵

小川通りを自転車で通るのはちょっとした趣味。今日の今日庵はひときわ美しかった。向かいの本法寺は今まさに桜が満開。桜、青い空、うす緑の柳。すべてがまばゆい。目をパチクリさせてしまうほど。

聚洸の菓子をはじめていただいた。「蓬きんとん」というとてもユニークなもの。つくね芋らしき地に蓬が練りこまれているのです。素材の味がしっかりあって、とても美味。すてきです。

2010.4.5 [月] 白のしだれ桜

どこもかしこも桜でいっぱい。この先しばらくお天気が安定しているらしく、ゆっくり桜が楽しめそうです。

早めの夕方、御所をちょっぴり散策。白の枝垂れの花がおち、紅の枝垂れが開きつつあるちょうど間。

しだれ桜にもいろいろあるけど、好きなのは白の枝垂れ、花びらが小さすぎず、ちょっと小さいくらいの桜だなあと今日改めて思った。花も多すぎないくらいがいい。いずれ庭なりどこかに桜の木を植える機会ができたら、こんな桜にしようと思いながら眺めた。
ああ、可愛い。可憐。

2010.4.4 [日] お花見日和

花冷えの日々から一転、ぽかぽか陽気のお花見日和。ソメイヨシノはほぼ満開。のどかなお花見ピープルでいっぱいの(といっても程よい人口密度の)日曜日の賀茂川土手をお散歩しました。写真は近所の疎水沿い。

昨日は日本の洋装化の歴史について、レクチャーを受けた。話してくださったのは京都服飾文化研究財団の周防珠美さん。大変興味深し。記憶をたどって以下メモ。

〈男性の洋装化〉
・洋装化のはじまりは西洋式軍隊の軍服。位の高いほうから徐々に洋装化していった(『坂の上の雲』の世界)
・鹿鳴館時代には夜会で洋服を着用
・国会においても洋服が正装として奨励された。このあたりまでは完全に上流階級のみ
・大正時代、第一次大戦が終わるとモボモガが台頭。先進的な人々が洋服を着るようになる。しかしまだ限定的
・サラリーマンという新しい層が背広を着るようになる

〈女性の洋装化〉
・洋装化のはじまりは鹿鳴館時代の夜会のドレス。コルセットがっちり、後ろがふんわりとした形のもの。明治天皇の皇后(昭憲皇太后)は強く洋装化をひっぱった。「上半身と下半身の分かれていない着物は女子の行動を制限して不自由である」との言葉が残っている
・ココシャネルが女性をコルセットから解放
・男性と同じく大正時代、第一次大戦が終わるとモボモガが台頭。先進的な人々が洋服を着るようになる。しかしまだ限定的
・その後も女性の洋装化は男性ほどに進まなかったが、一般大衆に一番早く広がったのは、夏のワンピース“アッパッパ”。夏はアッパッパ、それ以外の季節は普通に着物、という時代が続く
・第二次世界大戦後は一気に洋装化
・ツイッギー来日でミニスカート、など流行はいろいろ。基本的にパリなどが発信する流行を受け入れるのみ
・80年代はじめに川久保玲・山本耀司がパリコレに参加。衝撃を与える。一方的に流行を受けるものではなくなった

洋装化はアッパッパからだったのか!というのが一番大きな「へえー」でありました。やっぱり暑かったんだなあ。そして日本人の適応性の高さにも改めてびっくり。そして現在はその反動勢力多し。←自分のこと

2010.3.30 [火] 断食と茶カブキ

先週末からウイルス性胃腸炎らしきもの(もしかしてノロだったりして)を発症。ひどい目に遭いました(涙)。こんなに食べられない/食欲がないのは人生初だったかも…。3.5kg減は不幸中の幸い。キープしたいものです!

病み上がりの茶の湯稽古は七事式/茶カブキ。少なめとはいえ濃茶5服。そんなことして大丈夫だろうかと不安だったけど、断食明けみたいなものだから、きっと味覚嗅覚敏感なはず。参加させてもらいました。
しかし外した。難しいなあ。ポイントは一服目つまり唯一お菓子の後の一服の、茶の味をちゃんと味わうところにある。というのが今日の教訓なのでした。次は分かるかな。

写真はイメージです。この間きれいな三日月になって嬉しくて撮った一枚。

2010.3.21 [日] お彼岸は

三宝さん(布袋さん)が見守るお台所で恒例のよもぎ団子づくりに参加させてもらう。このおうちでは春のお彼岸にこしらえるのは、ぼた餅ではなくよもぎ団子なのでした。

よもぎ摘んで(犬の散歩コースではないところから)、藁灰と一緒に湯がいてあく抜き。丁寧に丁寧に包丁でたたいて繊維を切る。餡を炊く。そこまですでに準備してくれていた。
この日は上新粉をお湯と合わせて、蒸して、そして搗く。よもぎをどっさり(お餅とかなり1:1に近い量)入れてまた搗く。すっかりなじみきるまで、えいえいえい。
お団子のもとができたら、小さく丸めて、木型でぺちゃっと平らにする。真ん中に餡をおいて、ぱたんと畳むとできあがり。砂糖をまぜたきなこをまぶして仏さまへ。昔は向こう三軒両隣、髪結いさんやらに配ったものだけど、最近はなくなってしまった、とお母さん。鉾町の立派な町家だけど、お隣はマンション。高層マンション(といっても京都的な高層で、9階建て)のみんなに配ることはできないよね。でも縁あって集まった皆でいただけるってすてきだ。いただきまーす!

ところでこんなカタチのお団子ははじめて。でもそうだ、中村軒の麦代餅に似ている。よもぎの他にも、白いお団子そのまま(ぴりっと塩をきかせて)、ニッキ味も作って、お味は3種類。おいしーい。よもぎのパワーものすごい。いい香り。ああ。ああ。春の味。

--
午前中は黄砂がひどかった。ほうれん草も黄砂をかぶってしまった。ぐう...。
この写真におどろく。発生元の国民はこんな対策。
http://headlines.yahoo.co.jp/...

2010.3.20 [土] 桜の舞

お昼過ぎから青空が広がって、キラキラしたとてもきれいな午後。遅咲きの半木の道にも気の早い枝垂桜が一本。少しばかりほころんでいました。春だなあ。いいなあ。マチの方向へ自転車を走らせる。

いくつか用事をすませて、夕方ごろ八坂神社。日本舞踊・春乃流門下の方々による奉納舞踊があるときき、楽しみにしていました。
曲は祇園小唄、御所車、梅、助六桜、桜狩、桜絵巻という桜尽くし。日本舞踊ってたおやかだ。仕舞とはぜんぜん違う世界。暮れていく時間帯にこの踊りは、なんだかやばい。うっとりとする。

帰りは花灯路の一角を通った。長楽館にはホットワインの屋台。いいねえ...。お昼の陽気に気が緩んで、やっぱり薄着できてしまった。ホットワインを横目にみつつ、帰路を急ぐ。夜は寒い。油断大敵。

2010.3.18 [木] 一足立ち

最近お茶の稽古では、スムーズな「一足立ち」をひとつこころがけている。問題はやはり点前のあと。点前座では建水を下げるとき、茶碗を下げるとき、水指or水次やかんを下げるとき——の計3回。何食わぬ感じで普通にすっと立ち上がりたい。うまくいくと、ときにおば様方が「さすが若い人は」などと小声で褒めてくれる。

先日は全てすっとクリーンに決まった。よしっ。3回目は心のなかで小さくガッツポーズ。そしたら「百発百中を目指してきた・・・決まりました!」なんて刈屋アナウンサーの実況が頭に浮かんでしまい、噴出しそうに。トリプルアクセルを連想するとは、厚かましくてびっくりする(笑)。

写真はその日の帯まわり。わかりやすい春カラー。鴨川沿いの川端通り、荒神橋あたりは芽吹いた柳と早咲きの桜で早くもこの色合わせでした。

--
NHK刈屋さん、バンクーバーでの実況について、ここにコメントが。
http://vancouver2010.nikkansports.com/...

2010.3.18 [木] 高橋徳@伊と忠GINZA

今日から伊と忠GINZAにてたかはしとくyds展。会期中は小物の販売友禅教室も。関東のみなさま、おみのがしなく。28日までです。

高橋徳謹製の小物たちは、こんなに小さいものなのに、すべて本当の手描き友禅で作られてます。ひとつひとつ下絵を描いて、糸目を描いて、色を挿して。刺繍や金があしらわれたものもある。スゴイと思う。
きものはなかなか誂えることができないので(涙)、とりあえず小物で幸せな気持ちになってます。菊や萩などをあしらった古典の名刺入れはとってもお気に入り。

2010.3.14 [日] お菓子/花衣

今日のお菓子は川端道喜「花衣」。
あああこれは。とてもきれいだ。あでやかだ。見入ってしまう。

花といえば桜のこと。花衣とはすなわち桜襲(さくらがさね)のこと。かたちは女性の装束というより男性の装束、狩衣を思わせた。

襲の色目について調べてみる。『日本の色辞典』(吉岡幸雄著)によれば、桜襲とは表が白(白生絹)、裏が赤花(紅花)。しかし諸説あるようだ。いや、諸説というより、みなが共有するルールがあったうえで、個人の好みによりいろいろだったということ。

下の写真は『きものサロン'10春夏号』の付録「日本の色大全」から。うつくしいです。

2010.3.13 [土] 小旅行

前から行きたいなあと思っていた堺へ。
しかし京都からは遠いけれど、難波から10分とは意外な事実(私には)。同行の友は仕事でちょいちょい来ているというし。けれど手には『大阪自転車ホリデー』(ワークルーム著)。やっぱり小旅行気分なのだ。

堺への行き方はいくつかあって、できることなら路面電車「阪堺電気軌道」に乗りたいと思った。しかし自転車の町・堺の堺製自転車を借りたかったから、難波経由でJRの堺駅へ向かうことに。難波では豆のお店、NutsDomに寄る。ピーナッツバターを挽いてもらいました。わーい。御堂筋の北御堂の近くが本店だそうですよ。道中天下茶屋のことをてんがちゃ、と略すと教えてもらってちょっとうれしい。てんがちゃ。

JR堺駅前はありえない色のハリボテのような建物が並んでいた。うーむ。どうよ。自転車は堺製のものが何種類もあって、なんだこりゃ、というカタチのLOUIS GARNEAU LGS-SK1というのを借りてみました。コンピュータが変速機を自動制御してくれるというのだが、どうもうまく制御されている気がしない。カタチといい、ちょっと作ってみたんだけど、やっぱりだめでした試作機という感じ。貴重な機会でした(笑)。

まずは高名な“銀シャリ屋 ゲコ亭”でお昼ごはん。粘り気の強いコシヒカリ。うむうむ。ごはんおいしい。お漬物も印象的。食後に厨房をのぞいていたら、米炊いて40余年の亀仙人似の店主に手招きされて、しばしおしゃべり。店の表には「コシヒカリ」「ササニシキ」と書いてあるのだけど、今はコシヒカリ100%。ササニシキは背が高くて倒れやすいから栽培しにくいのだそうだと。最近ササニシキを食べていることを話すと「宮城か」と訊かれた。そのとおりです。象印がゲコ亭へ研究しに来ていて、もうすぐ新しい釜を出すらしいとか、先日NHKが取材にきて、米が炊けるメカニズムを詳細に調べていったとか。などなど。
「息子にも極秘「コメ炊きの技」伝授 人気の定食店主人が後継者探し」なる記事をみつけた(産経新聞/Googleのキャッシュよりその1その2)。なにゆえ息子に教えないのか……。亀仙人よ。

お腹が満腹になったところで、自転車を走らせる。目指すは仁徳天皇陵の方向、「主水書房」。華道家片桐さん主宰のギャラリー。メインの床にはあふれんばかりのミモザの花が大胆に活けられていました。お見事。とっさに連想したのは、秘密の花園の枝垂桜。青い壁の小さな部屋でチャイをいただいて、ゆっくり過ごす。いい空間で、ずっと座っていたい気持ちになりました。

とはいえ自転車は16時半に返さないといけない。仁徳天皇陵をぐるっと1周。小学校のときに習った仁徳天皇陵と初対面。大きな森でした。お堀は何重にもなっていました。それから千利休屋敷跡などを経由しつつ、堺駅へ。
これで堺小旅行はおしまい。刃物、くるみ餅は次の機会に。こんぶ土居、バールウーノに寄って帰路。大阪な一日でした。

2010.3.11 [木] 早咲きの桜

早咲きの桜はいく種類もあるようだけど、この桜はなんというのかな。河津桜でもなくおかめ桜でもなく。畑のあぜ川のほとりに立つ小さな桜の木。早くも満開です。淡い色がとってもかわいい。

柳も芽ぶいてきたー。
「春来草自生」はるきたらばくさおのずからしょうず
ある日のお軸。

2010.3.9 [火] 米がうまい

先月懸案の精米機を導入。なぜかというと、えりりんが遊びに来てくれたとき一緒に食べた宮城県栗原産のササニシキがものすごくおいしく、さらに精米したてと日にちが経ってからとではこれほどに味が違うものかと再認識。結果栗原のお米農家さんから半俵(30kg)玄米で送ってもらい、日々精米することにしたのです。ですよ〜!

なものだから、お米がすんごくおいしい日々です。
精米機はサタケ製マジックミル(同じものが通販生活にもでている)を選びました。栗原の農家さんにこれを買いますと伝えたら、ベストチョイスですと太鼓判を得ました。大きさはミキサーをひとまわり大きくしたくらい。おすすめです。

今日の昼食は、塩むすび2ヶ、大根と三つ葉のお味噌汁、ほうれん草のおひたし。
炊き立てご飯の塩むすび以上においしいものってあるだろうか。

野菜は畑から、調味料は母の味噌と自家製ポン酢といただきもののお塩。清く正しい。『暮らしの手帖』に投稿したいくらいの気分です(笑)。

--
『ぼくは猟師になった』私も読みました。彼の獲物はスガマチ食堂で供されてます。

2010.3.5 [金] 図書館

私も図書館が大好き。
雰囲気は府立図書館がいい。しかし蔵書数でいえば意外なことに市立図書館なのだった。だいたい区にひとつある町の図書館。ひとつひとつは小規模だけど、そのネットワークにあるものはとても簡単に借りられる。オンラインで蔵書検索して予約ボタンを押せば近所の図書館に届く。届くとメールがやってくる。たいがいの本は揃っているし、10冊まで借りられるというのもいい。

だけど図書館マナーというのはどうも悪くなっているようで、「ページを破らないように」などというポスターが張られていることに驚く。そんなことを言わなくちゃいけないなんて、ため息ものだ。

先日借りた本には、あるページにとてもきれいな鳳凰の襖絵が載っていた。ところがその鳳凰がくっきりエンボス加工されたようになっている。ぬぬぬ!? 表紙ならともかく、本のなかの1ページにエンボス加工!? そんなわけない。

どうやら誰かがこの鳳凰の姿を気に入って、上に白い紙でも置いて、描き写したようだった。ボールペンはやめようよ、そもそもコピーすればよかったのに、などつっこみどころはあるけれど、この人の跡はちょっと好ましく思えた。写した絵は何に活かされるのかな。もしや友禅の意匠の元になったりして。
そういえば、昔の図書館は本の最後にカードが入っていて、日付のハンコが押されており、その本の借りられた履歴を知ることができた。この本、10年前に一回借りられたきりだ。そんなことが分かってちょっとわくわくしたなあ。

2010.2.27 [土] お菓子/鶯餅

今日のお菓子は川端道喜「鶯餅」。
箱(持参した曲げわっぱのお弁当箱)を開けると、「おおお」と声があがった。すっとしていて、ふっくらむっくり。これらは両立するのだな。かわいい。尻尾がある。

うぐいす餅は餅屋さんにも並ぶしよくみかけるわけだけど、単にうぐいす粉=青大豆のきな粉がかかっているというだけで、鶯に見えたことはなかった。しかしこれは鶯だ。それも夏の鶯ではなく、早春のまだ太った鶯。色は鶯の色ではなく「うぐいす色」だけど。

漉し餡に、砂糖餅。うぐいす粉が繊細にふんわりとかけられている。やはりこの甘みがなんとも。

2010.2.26 [金] 6:53 pm

ああ。くやしいなあ。くやしくて今晩は眠れないかもしれない。
しかしこれだけフィギュアフリーで染まった今日だけど、TBSの夕刻ニュースは政治(予算)、トヨタとニュースを続けて、オリンピックはそのあとみたいだ。「報道のTBS」のプライドだろうか。えらい。

写真は庭のスミレ。だいぶ早いような気がします。

2010.2.25 [木] お菓子/菜花

日に日に気温があがって、畑の野菜たちはどんどん花芽をつけていっている。すこし前にラジオの気象ニュースで農作物の管理に注意を、といっていたけれど本当にそのとおり。農家さんたちは気温の変化に前々から気をくばって、出荷していくんだろうなあ。

もうちょっと大きくなるのを待ちたかった聖護院かぶらは気づくと董が立っていたし、ゆっくり食べようと思っていた水菜もあちこちで花が咲きそうに。どれもアブラナ科。菜の花として食べることもできるけど、いそいで収穫しては、せっせと配って歩いています。

して、本日のお菓子は松屋常盤のきんとん。銘をききそびれ、何だろうねと話していたが、この季節のその配色なら、菜の花だろうと後から教えてもらった。そうか...。たしかに。

写真の菜の花はまもなく花開きそうな聖護院大根(東のお隣さんの畑)。大根の養分をもらって、しっかり花が咲きそうです。

2010.2.20 [土] きものサロン

今日は『きものサロン'10春夏号』発売日です。ちっちゃな巻末コラムがこの号からスタートしました。なので小さくPR。いや大きくPR。ミナサマ買いましょう、きものサロン〜! 特集は“母譲りのきものを私らしく”。ツボついてますねー。「日本の色大全」なる付録つきですよー。

コラムの話題はにおい袋の香りのこと。はんなりカラーがモノクロ誌面にはあらわれないので、こちらにて。

2010.2.19 [金] お菓子/寒紅梅

今日のお菓子は川端道喜「寒紅梅」。
この色はちょっとほかにない。ふっくらたっぷりとした風情もたまらない。漉し餡が砂糖餅に包まれているだけなのになんだこれは。素朴さと雅びさを同時に感じるのは、店の歴史をきいているからだろうか。餡がまたも印象的。丸々とした梅の花弁は、ひと弁ずつぽろりと食べ易くもあった。

この菓子は九代目道喜が北野天満宮での梅花祭の茶会にあたって作ったものだという。およそ200年前。十五代目道喜が随筆集『酒れん』の中でこのように書いている。

「何んの変哲もない円い餅菓子にヘラで花弁を付けると、ふっくらとした梅の花が出来上がる。深く付けたヘラ目は、薄く包んだ餅皮をさらに薄くのばし、小豆餡の色が透けて見える程だ。この菓子の決定的な技巧は白餡を使わなかった事だろう。実物の梅より深い落ち着きの色合いと重量感が、浅春、茶席の主菓子としての不動の場をしめた。それは可憐な梅とは程遠い、寒風に凛とした風格をもっている。」

触発されて、梅を観ようと御所へむかった。行きは青空だったのに、帰り道はみぞれまじりの時雨。寒いのなんのって。まさに寒紅梅なのだった。

2010.2.19 [金] ひらパー

フィギュア男子は見応えありました。ライサチェクすごかったあ。バンクーバーの女神は彼にキスしたのだ。高橋大輔は数年前と表情がまるで変わりましたね。試練は人をこんなふうに成長させるんだなあ。いやそれは彼が逃げなかったから。滑りきったその姿をみて、本当に感動してしまった。気持ちがつたわってきて。

大阪と京都のあいだ、枚方にはひらパーという遊園地があります。スケートリンクのポスターが最高。すばらしい!
いってみようかなあ。ひらパー。

てなことで、ぼちぼちふりかえり日記。

2010.2.15 [月] 東京散歩

今回の帰省はなかなかアクティブでした。ついたその日は銀座をぶらぶら。入ったことのなかった呉服店をのぞいたり、かりんとうを買ったり、丸の内でごはんを食べたり。翌日は学芸大のあたりをうろうろして、それから駒場へ。

日本民藝館は建物も、置かれているものもすべて重厚で力強い。運良く柳宗悦邸の公開日でもあった。書斎が最高。
いまの特別展は「編み・組みの手技—籠・蓑など—」。蓑は藁でできているものだと思っていたのだけど、そこにあったのは木の皮や黒々とした海草が多く使われていた。葉山へゆく道中一緒だったかずさんは、藁は弱いから海草のものが残っているということなのかもと。なるほどなあ。海草や木の皮のものは耐久性が強そうで、かなり長持ちしそう。だからこそ衿のあたりは美しい文様が編みこめられている。いずれにせよその土地その土地で手に入るものをこうして道具に仕立てていたのだよね。
それとこの竹篭だ。19世紀の京都の筍籠だという。同じような形状のものが今でも錦市場で使われている、この筍籠ほどではないがなかなか悪くない、とのことが解説に書かれていた。先日日記に書いたカゴがまさにそれ。京都周辺の農家が使う竹篭といえば今でもこれがメジャーのようで、もちろんプラスティックのカゴに取って代わられているとは思うけれど、納屋にはかならずといっていいほど置いてある。だけどこの形はほかの地域ではあまり見られない気がする。

日本民藝館を出たあとはPIATTIへ。20ヶ月熟成のサンダニエーレをスライスしてもらいました。ほんのちょっぴりだけど。夜、学芸大のいちぢくパンと一緒にいただきました。死ぬほどうまーい(涙)。オリーブは京都にお持ち帰り。

京都に帰る日は母と横浜でお昼ごはんを食べて、いとしのペリカンへゆき欲深く大量のパンを買い込んで、本郷へ。期せずして東大ツアー。
カフェかんからのすてきなおもてなし、ありがとうございました!

2010.2.14 [日] 葉山にて

今年もまたあでやかな真楽の新年会に参加できて嬉しかった。11時半に会場について(受付だったから)16時までいたはずなのに、なんとまああっという間に時間が過ぎてしまうのだろうか。すてきな友人たちとたっくさん笑って、新年にふさわしい一日。

写真はぬほりん顧問撮影のものを拝借しました。いい風景。

2010.2.11 [木] 旅支度

明日から東京/横浜/葉山。寒そうだなあ。雨コート(きものの)はもっていかなくてもいっかな。靴は歩きやすい革靴。コートは。うーん。

--
朝のうちに畑へ。いろいろ収穫して、きれいに洗って、おすそわけ野菜をわけわけ。午後は雨のなか長靴を履いて取材へ。歩いて仕事にいけるのって、とても愉快。

--
唐津の曳山展示場わたしもいったー。くりくりEYEの赤い鯛がたまらん。唐津くんちはずっと行ってみたいお祭りのひとつ。ひとんちに入って勝手にごはんを食べていいそうですね。

2010.2.9 [火] 春近し

今日はメジロを初観察。窓を開けたらいろんな芽吹きの匂いがした。数日前には塩ラーメンの匂いも。

毎年3月前後に、緑の多い道ばたで時々強烈な塩ラーメンの匂いを感じていました。ずっとその元がわからなかったのだけど、数年前、それは葉の下に咲く小さな花だということがわかった。木の名前は「ヒサカキ」。生垣として植えられていることも多い。
友人に話したら、いやこれはメンマだという人があったけど、私はだんぜん塩ラーメンだと思う。そしたら昨年探偵ナイトスクープで取り上げられているというでないか。ウィキペディアにも書かれているし(笑)。やっぱり!

--
でしょー。サッポロ一番!

2010.2.7 [日] 虎と雪

今朝は昨日よりさらにこんもりと雪化粧。わーい。きれいー。しかし寒いし外に出ることなくゆっくり朝食をとってしまう。さて!と扉を開けるとすでにほとんど融けているのだ。嗚呼。

お誘いをうけて、昼からは高麗美術館。寅年に合わせた虎特集。高麗美術館のコレクションだけでなく、京都国立博物館・鹿苑寺(金閣寺)・相国寺等々から集めたものが並び、見応え十分。伊藤若冲の虎と伊藤若冲が参照した朝鮮絵画が隣り合わせで展示されています。虎は日本にいないのだから、想像で描いていたんだ。
虎といえばタイガースだけども最近ご無沙汰。いやそれとは関係なく虎には近しい感覚をもっていなかった。でもこの展示で表情ゆたかに、ときにコミカルに描かれた虎たちの姿みて一気に虎が好きになってしまいました。単純。

おやつは川端道喜、雪餅。
生風庵/嘯月のつくね芋きんとんではなく、つぶつぶが感じられるもち米(?)の皮。きらきらと光る雪の結晶をまとっていた。まあるくて、ふっくらしていて、目にも美味しく、味はもちろん。餡の甘みが印象深い。さすがだ。

2010.2.6 [土] 降ったり晴れたり

朝起きたらあたりは真っ白。ようやくキタ!雪の朝。
でもすぐに青空になってすぐに融けてしまったと思ったら、またどんより、雪びゅーびゅー、そしてまた青空。今日は一日その繰り返し。

糺の森へ散歩にゆき、河合神社の境内へ。鴨長明(1155-1216/下鴨神社の禰宜の次男だった)の移動式の庵、方丈を見物。そうかここ(復元されたものだけど)で書いたから方丈記だったんだ。それは一丈(約3m)四方のちいさな庵。真ん中に囲炉裏。コンパクトでうつくしい、必要最小限の人のすみか。
それはそうと、元の意味としては、一丈四方=「方丈」なのだ。しかしあらゆる寺の方丈はもっともっと大きいよね。

散歩のついでに今晩の葱を収穫に畑へ。ついでに明日おすそわけする野菜たちも大いに収穫。気づいたら畑用でない洋服にたくさん泥をつけてしまった...。
明日からあったかくなるよ、春だよ、と畑のおじちゃん。豆にネットを張らなくちゃなあ。ふきのとうもみつけた。

--
たんすケータイあつめタイ事務局からギフト券到着。なぜかJTB。意外にどこでも使えるらしい。しかし1000円のギフト券をクロネコヤマトが届けるというのはスマートでないなあ。こういうことこそITで解決できたらいいのに。プリペイドカードにチャージしてくれるとか。アマゾンのギフト券番号がメールで送られてくるとか。とか。エコポイントの交換もえらい複雑なことになってるなあ。

--
遅ればせながらかんからさん、松之助へ!
そうだよね、ぺろりだよね。うんうん。うん。
昔の話になりますがひとつボヤキ(笑)。松之助はオープン当時はどのケーキもおっきかったのです。チーズケーキなどもどーんと大きくて、それがまたアメリカっぽくてよかった。だけど代官山店がオープンしてしばらくした頃にどれも小さく=普通サイズになってしまったのでした(値段も比例して安くなったけど)。なぜかと訊ねると、代官山店のお客さんたちがケーキを残すのだという。だから小さくすることにしたんだって。
それなら代官山だけ小さくしてほしい(涙)。ていうか代官山のやつら残すとは何事だあー。許すまじ!と恨んだものでした。でもビックアップルパイだけは思い入れのあるケーキだからか、その大きさが保持されたようでした。最後の砦です(笑)。

2010.2.5 [金] 上生菓子強化年間

特に理由はないけれど、今年は上生菓子をいろいろ食べてみるのだ、と思い立った。
スタートは初釜の常磐饅頭、自主練のスタートは1/15、とらやの花びら餅。とてもおいしかった(おい、感想はそれだけか)。

のっけから興味ぶかいことに、京都のとらやは求肥で、東京(京都以外)では餅で作っているという。なぜって、京都は餅は餅屋でという言葉のとおり、菓子屋は菓子、餅屋は餅との明確な区別がある。菓子屋であるとらやをはじめ、菓子屋の花びら餅は求肥で作る。東京はそんな区別はないので餅で作っている、との回答を得た。面白いなあ。

日曜は川端道喜の雪餅。わくわく。寒いうちに嘯月と二条駿河屋の雪餅にトライ。

2010.1.31 [日] カゴといえば

先日すてきなカゴをみつけました。京都の南、淀のあたりの小さな種苗会社にて。農家の備品もたくさんあった。そのカゴは竹でざくざくと編まれ、すごくしっかりしてる。長い持ち手がかっこいい。地面につくところは絶妙なカーブがついてちゃんと足になっているから、土の上に置いてもばっちりだ。よくできてるなあ。取材で九条葱の話をききにゆき、なぜかカゴを買ってしまうのでした。

その後九条葱をつくる農家さんを訪ねる。帰りに山ほどの野菜をいただき、カゴはいっぱいに。まるで予知していたかのような用意の良さ。もっとも全くカゴに収まり切らなかったのだけど。

いただいた野菜のひとつ、聖護院蕪で今日はポタージュをつくりました。かぶらはふんわりとした感じになるのがいいな。またつくろう。

--
暮しの手帖最新号はパンケーキの特集。北米のパンケーキのこと、ちょっと分かった気がしました。

--
テレビメモ
菊之井のだしのひきかた…昆布は60℃で1時間、鰹節は80℃で15秒(もっと長くつけといてもいいけど特に効果ない)、昆布も鰹節もうっひゃーな量だった。鰹節は本枯&血合い抜き。
村田吉弘レシピ鴨&九条葱鍋のだし汁…だし1:鴨ガラだし1:酒1、こいくち・うすくち・砂糖(こちらの割合わからず、鴨が硬くなるからみりんは使わない)
村田吉弘レシピ九条葱とおあげの炊いたんのだし汁…だし13:うすくち1:みりん1

2010.1.24 [日] やばい

アップルパイといえば断然松之助
さくさくのパイに、ふんわり炊いた紅玉、つめたいアイスクリーム。ああシアワセ。

その松之助が西陣にパンケーキの店をオープンするという。気合充分で(笑)初日の午前中に行ってしまいました。パンケーキはホットケーキと同じことだと思っていたのだけど、日本の清く正しいホットケーキ(たとえば神田万惣フルーツパーラーのような、京都スマート珈琲店のような)とは別のものでした。

特にきめ細かくない焼き加減のパンケーキに、さまざまなものがのっかっている。私たちが選んだのはブラックベリーのソース+サワークリーム、それに季節のフルーツ+生クリームの2種類。片方はシングル(1枚)に、片方はダブル(2枚)にしました。それにメープルシロップがつく。店主の平野さんは、このメープルシロップを食べてもらいたいの!と力説。すんごくおいしそう。

そして膨らんだ期待を越えておいしかった。サワークリームはとろとろ、甘酸っぱくお酒の効いたブラックベリーと相まって、さらにメープルシロップにはたっぷりの溶かしバターが一緒になっているし。うーまーいー。おいしすぎる。夢中で食べてしまった。

しかし何という悪魔的なおいしさだろう。目でみたところの量はそう大したことないのに、サワークリーム、生クリーム、バター、このひとたちがすごい。朝食のつもりがブランチに。さらに夕飯を少なめにしたくなるほどのパワー。乳脂肪おそるべし。それでも一食の価値あり。リピートの価値もあり(ただし時々)。シングルをおすすめします。

Cafe Rhinebeck
大宮通中立売上ル
8:00〜18:00
月火定休

--
そうなんだ!べつものなんだ!
私は清く正しく美しい日本のホットケーキも愛してます(笑)。

2010.1.23 [土] たんすケータイ

このあいだめずらしくクジに当たりました。むふふ。
初釜のおたしみのくじびきでは2年連続はずれ。2/3は当たるというのに、当てる気まんまんなのがいけないのか、つくづくくじ運悪いなあと小さく落ち込んでいたりして。

当たったのは「たんすケータイあつめタイ」にて。たんすケータイを電気屋さんにもっていくと番号のはいったくじをくれて、オンラインで確認するのです。番号を入れてクリックすると、なにやらタンスの引き出しが開いて・・・金色のケータイがとびだした。当たったー。

携帯電話は入れ歯と同じく(?)貴金属、そしてレアメタルがたくさん含まれているという。これは経済産業省の事業なのだけど、最高5万円当たるとのことでなかなか反響が大きいそうです。新聞に載ってました。ちなみに私が当たったのは1000円。回収している場所はここで調べられます。2月28日まで。

2010.1.22 [金] 歯のかぶせもの

なんとなく捨てられずにいた抜歯後の親知らず。子どもの歯は上は土に埋めて、下は上に投げるんだったっけ。大人の歯にそんなおまじないはないなあ。
やっぱり捨てようと思ったときに、“貴金属のリサイクル”を思い出した。以前クライアントだったある会社は貴金属のリサイクルをひとつの生業としていた。たとえば歯医者さんたちから歯のかぶせものを集めて、再度精製して金塊などにして売っているのだった。けっこうもうけてはった。

私には親知らずが4本あって、どれも他の歯を圧迫することなくまっすぐふつうに生えていたのだけど、よく言われているように虫歯になってしまい(歯ブラシが届きにくいから)、その後治療してもらった。その親知らずたちはまたもや悪くなって、昨年思い立って全部抜いてもらいました(口腔外科の先生は数秒であっけなく抜いてくれて感動)。

そんなことで、かぶせものありの親知らず。調べてみると滋賀県難病連絡協議会というところが入れ歯および詰め物の寄付をつのっており、その団体やユニセフの活動に役立てられるという。郵便で送ることにしました。
よくよく調べてみると京都でも同じ活動がされているし、全国的に活動するNPO法人日本入れ歯リサイクル協会という団体があり、各地に回収ボックスを設置しているという。また歯医者さんのほうは基本換金していると思うのだけど、なかには寄付しているところもあるみたい。この団体は発足してまだ2年くらいなのに、すでに2300万以上ユニセフなどへ寄付しているという。スゴイ!

歯に使われている貴金属。価値でいえば年間50億円以上のものが普通ゴミとして捨てられている、なんていう試算もあるようです。危うくぽいっと捨てるところでした。よかった。もったいないもったいない。

2010.1.15 [金] 初粕汁

はじめて粕汁をつくりました。
ただ粕汁は数えるほどしか食べたことがなく、こういうふうに作りたいというゴールイメージがないものだからよくわからなかった。でもなかなかおいしくできたような。
具は大根・金時人参・九条ねぎ・おあげ。白味噌を少し足してみた。うすくち醤油もすこし。母にきくと鮭のアラでしょうという。得意料理は粕汁というゆー子さんはどんなふうに作るのかなー。

酒粕は立ち寄った酒店がものすごく推していた代物で、神亀酒造のもの。一般的な酒粕の倍以上の厚みがあって、みずみずしい。米の形も残っている。
神亀酒造はどこよりも早く製造するお酒をすべて純米に切り替え、日本酒業界に大きな影響を与えた酒蔵なのですってね。借りてきた本『闘う純米酒 神亀ひこ孫物語』を読みはじめました。

2010.1.14 [木] バケツ凍る

うーーん寒い。今朝は氷点下。それなのに灯油が切れてしまってとても辛い。明日は買いに行けるかなあ...。いやなんとしても行かなくては。廊下はまるで冷凍庫。ベッドも毎晩冷え切っている。湯たんぽがあってよかった。今年は湯たんぽカバーを新調して、シアワセ感も5割増し。新潟・栃尾というところで作られている、エフスタイルスーピマ綿・湯たんぽカバー。すんごく可愛くて温かいのだ。

夕方ぐるぐるに着込んで、晩ご飯を収穫に畑へゆくと、畑に置いているバケツにはしっかり氷がはっていた。こんなに分厚く!
北海道や長野はこんなもんじゃないんだろうな。でもこんな氷をみたのはいつぶりだろう。思い出せないのだが、ものすごく前だと思う。
帰路、蝋梅の香りに出会う。

2010.1.10 [日] 初釜とお能はじめ

早起きして初釜へ。能楽鑑賞と日が重なってしまい、水屋には入らずお客さんモードで参加。
きものは迷ったすえ、新春らしい白系の帯に。昨年の真楽新年会の小物違いバージョン。先生のきものはうすいグレーのたぶん牛首紬一つ紋、きものより少し濃いグレーの袴、そして柔らかに光る金糸の帯がのぞいていた。男性バージョンのお正月らしい着こなしとはこんな感じだろうか。あまり見る機会がないわけだけど、控えめながら晴れ晴れしく、とてもすてきだった。とにかく袴はかっこいいー!

パワフルな面白人物の話をたくさんきいて、急ぎ奈良へ向かう。お能はじめは「采女」後場から。初釜と新たな出会いのあとで、頭が切り替わらなかったのが残念無念。「春日龍神」はものすごく華やか。

舞台が終わると外は真っ暗で、遊中川の新しい茶房には間に合わず...。五重塔を眺めたり少しお散歩してクールダウン。ちょっとてんこもり過ぎました。

2010.1.9 [土] こんな成人祭も

今年二回目の下鴨神社は東京から来た友人と。
お詣りをすませて帰ろうとしたら、装束を着た若い男女がつぎつぎと境内に現れた。なんだろうなんだろうと注目のまと。30人ほどきっちり並んで記念撮影がはじまった。きけば下鴨神社の成人祭というものなのだという。写真の前に神官さん、巫女さんが、烏帽子や装束の着付けを直してあげている姿がほほえましい。でも皆そろって平安装束というのはやっぱり不思議な光景でした。

2010.1.7 [木] 謹賀新年

今年もまた元旦に京都から東京へ移動。二日に横浜へ。戻ってきたらなんとなく風邪。ううむ不覚。でもすぐに治ってほっ。そんなことしているうちに、リモコンが長〜くなっちゃった。

新年あけましておめでとうございます。
2010年もどうぞよろしくお願いします。

メンバーログイン
新規メンバー登録
お店お店
素材素材
着物・帯着物・帯
小物小物
着こなし着こなし
How To & TipsHow To & Tips
メンテナンスメンテナンス
本・雑誌本・雑誌
イベント・場所イベント・場所
ノンカテゴリノンカテゴリ

KIMONO真楽 について | KIMONO真楽の利用規約 | Syndicate this site Powered by 関心空間