KIMONO真楽
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2012.12.29 [土]
大掃除
今年は大掃除もおせち料理も年賀状(これは昨年もだった...)もぜんぶパスだもんね、と思っていたけど、お掃除はそこそこがんばりました。玄関まわりとお手洗いを中心に。
格子の掃除には棕櫚の小さな箒が超有効なことを知る。雑巾はダメなのだ。ひっかかるし、木が毛羽立つかんじがする。棕櫚はひっかかりがなく、すいすい埃や細かな蜘蛛の糸をとってくれて、ほんの少し油分を補給してくれる感じ。すばらしい。掃除はやっぱり気持ちがよいなあ。
すっきりした玄関に翌朝お正月飾りをして、歳神様のお迎え準備完了。庭師Yくんがすがすがしい青竹の花入とお花も届き、ばっちりだ。
2012.12.22 [土]
いよいよ...
琵琶湖湖畔の佐川美術館で臨月の記念フォト。
いくつか心配な要素はあったものの、それなりに順調にすすみ、無事いつ出てきてもいい時期にはいりました。いよいよです...
2012.9.1 [土]
さてと
着替え完了。着物は完全に夏モード。そろそろ出発です。
--
先日山梨からすももが届いた。これまで特に意識したことのなかったすもも。どちらかというと地味な果物のイメージだったのだけど、これがとってもおいしい。皮はむかずにそのままかじる。桃というより、味はまさに大きなさくらんぼ。バラ科サクラ属というのを知って納得。ジャムすると真っ赤になってこれまた甘酸っぱくておいしい。
2012.8.15 [水]
ついに...
おなかにいのちが宿って数ヶ月。
ちっちゃくて、はかなげで、本当に生きているんだろうかとどきどき不安な毎日だったけど、振り返ってみれば早いもので、もうすぐ6ヶ月に入る。「むにゅ」「ぽこ」、動いているのも感じられるようになり、ああ確かに生きているんだなあと実感する。
それにしてもこれはまことに驚きの事態で、もちろん私は母のお腹から出てきたことを知っていたし、誰もがそうなのだと分かっていたけれど、ほんとうにそうだったんだ...こんなふうに...今さらながら衝撃をうけてます。
キューピーはすこし前に産院でもらったもの。「いまこのくらいですよ」のめやす。
おっきくなあれ。おっきくなあれ。そして元気にでておいで。
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12/8/18
フー
みなさまのコメント、しみじみ。。。ありがとうございまーす。がんばりまーす。
12/8/20
ぬほりん
こりゃこりゃ、おめでとう!予定としては年末頃なのかな?なかなか慌ただしい年末年始になりそうだね。w
12/8/21
フー
年明け早々のよていです。元旦めざします!(うそ)
2012.7.24 [火]
習うより慣れよ
友人宅で灰形の自習会。といってもベテランの先輩が灰をおさえるのをただただビギナーふたりが見学するの図。灰形はとくに習ったわけでもなく、試行錯誤でやってみて、ときにアドバイスをもらったり、ということで学んできたとのこと。
たしかにこれは実践あるのみの世界だなあと実感。自分の性格からすると乳鉢で灰をすりつぶす風炉の灰より、つぶつぶっとした炉の灰のほうが合っている気がするし、好き。やっぱり早く炉の支度をしよう!と改めて思うも、その前に玄関と一階の洗い&左官が優先順位高いよなあ。かくして振り出しに戻る。にん。
2012.7.23 [月]
夏の子ども
友人家族がお泊り。
震災のすぐあとに、臨月のお腹をかかえて東京から京都にやってきたふたり。度重なる余震と緊迫感に耐えきれず、気持ちを切り替えたいと数日の滞在だった。それから一年とすこし。お腹の子はすっかり大きくなっていた。
名前は「たお/TAO」ちゃん。いつもにこにこごきげんさん。お昼寝も満喫。子どもがこの家でどんなふうにふるまうのか(ちょっとした段差をどう切り抜けるかとか、机の角が頭にぴったりで危なかったりとか)、ちょっとわかって、予行練習のよう。有り難い機会なのだった。
2012.7.17 [火]
やっぱり麻が好き
今日はまたまた暑かったです。36℃くらいだったろうか。あまりに暑くて、着物に着替えるときはエアコン入れました。涼しくて天国。すごいねえ文明の利器。
それでもやっぱり絽には白旗をあげ、麻のちぢみ&紗献上。この色柄で茶の湯稽古はどうだろうと思いつつ、めちゃ暑いし祇園祭だしぎりぎりセーフ、ということにしました。
2012.7.15 [日]
朝顔
勝手に梅雨明け宣言!
梅雨の間に朝顔がぐんぐん成長。生長点が麻ひもネットの一番上まで到達したので摘心したのだけど、脇芽の蔓の勢いがまたものすごい。上へ上へとどんどん伸びていくのだ。そのパワー、そろそろお花のほうへかたむけてもいいんじゃないかしら。つぼみ、カモン。
2012.7.14 [土]
宵々々山
蒸し蒸し。
びわさんの日記を読み祇園祭気分が触発される。遅ればせながら祇園祭グッズをいくつか出してみると、がぜんもりあがってきたぞ〜。今日は宵々々山。
梅雨明けはまだだけど、風鈴も出して、水ようかんなど食べて、夏気分です。浴衣着たい。
2012.7.10 [火]
紫
「紫」
というドキュメント映画が製作されていることを昨日教えてもらいました。
予告編
を観て、胸がぐっと熱くなる。「人のやらないこととか難儀なこととか、挑戦するの面白いですやん」(福田さん)「挑戦しているんですよ。昔の人に」(吉岡さん)
次の上映は秋に予定しているという。観たいなあ。
紫根染の風呂敷を箪笥から出してみる。桐箱に大事にしまっていたらもったいないね。秋になったら使いはじめよう。
12/7/14
えりりん
そう言えば「紫」は、4月に試写会で拝見しました。逗子か鎌倉で上映会を6月頃に…というお話だったけれど、どうなったのかな?
12/7/15
フー
そうですかー。6月の上映会は流れてしまったのかもですね。
12/7/21
ふにゃにゃん
紫根染の原料となる紫草が大分県の竹田市というところで栽培をしていて、2年ほど前に吉岡先生もいらしていたようですが、今回の豪雨で畑がどのようになってしまったのか、気がかりです。
http://taketa-murasaki.com/
2012.7.9 [月]
紅
ひさしぶりの快晴。待ってたよー。家にこもった湿気も、仕上がったばかりの左官も、今日ですっかり乾いてくれそう。
さて今日は朝から伏見へ。縁あって紅花摘みのお手伝いにでかけてまいりました。旧
巨椋池
の畑には紅花が2畝栽培されていて、ちょうどよく開いた紅花を端っこから摘んでいく。菊のような香りがたつ(紅花はキク科なのだって)。摘むのは花びらだけ。ゴム手袋をしているから手は大丈夫なんだけど、枝や葉が脚にあたると、服越しなのにちくっと痛い。
4人で小一時間摘んだら、このくらいの量になりました。筵に広げて乾燥させると、みるみる水分が飛んで、色が濃くなっていく。量もだいぶん減っちゃった。今日の収穫は染料的にはほんの僅か。花が終わるまで何度か摘んでも、2畝の紅花では和紙1枚すら染められないという。
染司よしおかでは、紅花染めはおもに冬にしているときいた。
工房で見せてもらった紅の和紙は、深い深い紅色。この花びらからこれほどに濃い紅の色を取り出すことができるのですか?にわかに信じられないくらいの気持ち。染めの行程は
こちらに詳しい
。あらゆる色が氾濫する現代では想像しにくいけど、材料や行程を知ると、紅色の貴重さを思い知る。口紅も上質なものは同じ重量の金と同じくらい高価だったとか。
染められた和紙は東大寺に納められ、椿の造り花に「花拵え」される。今日摘んだ紅花も来年の椿の花の一部になるのかな。お堂に飾られた様子はどんなだろう。観に行けたらいいな。
2012.7.8 [日]
新しいこと
梅雨の合間の曇りの日。奇跡的に涼しい。
このたびお茶の「青年部」に入部し、はじめて「総会」に出席するの巻。どきどき。また新しい世界が広がることを願って、ちょっと踏み込んでみる。
青年部デビューの着物は薄いベージュの絽の江戸小紋(万筋)に朱の染帯でした。ここはやはりスタンダードに。
2012.7.7 [土]
七夕
ようやく雨があがり、ほっと一息。
土の壁は湿気をたっぷり吸い込んでくれるから、家の中は意外にもさらっとしている。でもこう雨が続くとさすがにくるしい。Maxまで吸い込んだ水分は吐き出さないと。すーー。はーー。
今日はバスに乗って高橋徳さんへ。梶の葉をもって。期待どおりに笹飾りがしてあって、「ほんず抹茶」の茶券が色とりどりの短冊という素敵なシステム。梶の葉も短冊として使ってもらいました。
2012.6.28 [木]
月釜
社中が月釜の担当となり、朝から大徳寺。茶会記は
茶の湯ノート
に。写真を撮りたかったのに(とくに床のお花)、とてもそのゆとりがなく残念。
幸運にも気温低く、単衣日和。高橋徳製の色無地に、
ラオスの織物
を初おろし。お気に入りセットになりました。欲をいうともうちょっと濃いピンクで、細めの冠組にしたかったな。
2012.5.5 [土]
種まき
今日はこどもの日スペシャルでいつものケーキ屋さんがぜんぶ2割引。タルトポワール、ホールでおとな買い。笑。
さて連休は畑と庭仕事にいそしむ毎日。苗を植えたのは、トマト、茄子、ピーマン、鷹峯とうがらし(万願寺よりぜったい旨いと苗屋さんいちおし)、きゅうり。かぼちゃ、三度豆、ゴーヤ、オクラは種まき。それからリーフレタス、サンチュ、スイスチャードなど夏の葉っぱものの種もすこしばかり。
庭のほうは京鹿の子、白花華鬘草、花筏など茶花を植えはじめてます。それから鉄線。あこがれの原種系の白。数年後に鉄線のからまる壁に育ったらいいなあ。
そして今日は昨年いただいた“種の宝箱”をとりだして、白花夕顔の種をまきました。わくわく。朝顔ももう少ししたら種まきします。
2012.5.3 [木]
龜甲會選抜京都展
亀の甲羅や牛の肩甲骨に刻み込まれた「甲骨文」、青銅器に鋳込まれた「金文」。古代中国の文字を「書」の作品にするという龜甲會の展覧会へいってきました。
はじめて触れる世界。どーんとした存在感のある文字、踊るような文字。魔術的な文字。その文字がどういったなりたちなのかを知るとさらに面白い。ただ観ているだけでもわくわくしてとても面白いのだが、たぶん書くひとたちもきっとすごく楽しんでいるような気がする。文字のなりたちを考えたり、文字が生まれたころに思いをはせると、夜も眠れなくなりそうだ。
『七緒』などでおなじみのスタイリスト・秋月洋子さんも門人のひとりで、秋月さんの作品は「絶」と「継」でした。絶は機にかけた糸を切断するかたち、継は切断した糸に新たな糸を加えてつなぐことを表しているという。家に帰って白川静先生『字通』もみてみる。なるほどこういう意味をもっていたのか...。
会期は今週末まで。絶賛おすすめです。
龜甲會選抜京都展
京都府立文化芸術会館
2012年5月1日(火)〜6日(日)10:00〜18:00
入場料:無料
http://artscape.jp/...
2012.5.3 [木]
青山
昨晩は「ブンミおじさんの森」を観ながらうっかり寝てしまい、そんなことで今朝はひさしぶりに朝風呂。ふー。さっぱり。
山も草木も雨をたっぷりと吸い込んで、いっそう緑が濃くなったようです。写真は一昨日の朝に撮ったもの。
2012.4.22 [日]
初めてのマクロレンズ
ずっとほしいなあと思っていたマクロレンズ。花や野菜を花粉やほそい葉脈の世界まで知りたくて、ついに導入されました。
Nikon AF-S Micro NIKKOR 60mm f/2.8G ED
まだ上手に使えてないけども、とりあえずルッコラのお花。
地味に
「茶花だより」コーナー
、はじめてみます。今咲いている花(野菜の花をのぞいて)は、宝鐸草、一重の山吹、鈴蘭水仙、伊予水木、花大根(紫花菜)、蔓日々草、花韮、ムスカリ。
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12/4/23
くにえ
超望遠で遠くから撮ればできるかも。
でもブレずに綺麗に撮るのは難しいですね。
フー
うんうん。でもやっぱりふつうのレンズだと(一眼レフでも)だいぶ限界がありますよね。
えりりん
私もマクロ好きです。NEX-5Nもズームとマクロを揃えました。ykkさん、デジカメにもよるけど絞りを開放で撮ればある程度ぼけると思うけど。
2012.4.21 [土]
花入
21日。ひさしぶりに弘法さんへゆく。
東門から入るとまず植木エリアが待ち構えている。これまではあまり見ていなかったけど、ちゃんとまわってみると、果樹に強いところ、洋花に強いところ、山野草専門、野菜の苗専門などバリエーション豊富で、お値段も安め。ほしいものがたくさんで目移りしてしまいました。
着物系は遠巻きに眺めるのみにして、今日は花入を中心に物色。お歯黒を入れていたというその名も「お歯黒壺」にとてもよいものがあった。李朝後期という白磁のすてきなのがひとつ。中くらいの壺にもよいものがいくつか。よいなあー。よいですなー。
でも、まだまだ眼を肥やさないとね。そんなわけでコデマリとアスパラガスの苗×3と白花紫蘭を買ってかえりました。とりあえず、今は倉敷で選んだ小さな備前焼の花入(1500円也)がうれしい。旅の記念です。
2012.4.19 [木]
庭仕事の一日
庭師Yくんと庭仕事の一日。
まずは生垣の剪定から。全体的にコンパクトにしつつ、すかすかになっている下枝がなんとか芽吹いてくれないかと、強めに剪定。ただ手入れを怠って広がってしまった生垣は、そうすぐに戻せるものではなく、数年かけて整えていくもの。ただ刈り込めばよいわけではなく、奥がふかいです。「猫の手」レベルのアシスタントとしては、ほとんど役にたてないかんじ。「明らかに切っていい部分」のみ剪定し、剪定くずを集めるの係。
その次は、桜。枯れ枝をとりはらう。芽はついているものの花の咲かない枝は、切ってみるとほとんどの部分が枯れてしまっていた。むぅ。このあたりも見てるのみ。それから、場所を相談しつつ蝋梅と寒紅梅、月桂樹、本柚子、白侘助を植える。最後は紅葉の剪定。わたしはちょっとくらい乱暴してもぜんぜん問題ない南天などを担当。
お十時は早速倉敷の茶会で学んだ「ぼてぼて茶」(まさにこういうシチュエーションで飲む/食べるべきもの!)を、お三時はおむかいさんちの縁側で作戦会議&お薄をよばれる。
晩には雨が降り出して、新たに植えた木にも、剪定した木にも恵みの雨。甘雨。草木を潤し育てるやわらかな雨。
2012.4.16 [月]
倉敷にて
茶会が終わり京都へ帰るメンバーたちを見送って、その先はささやかな一人旅。
倉敷国際ホテルにチェックインし、昨晩は
「カフェゲバ」
へ。カフェゲバはついひと月ほど前に京都の
「オオヤコーヒ」
がはじめたお店。営業は朝7時から夜23時まで、店の看板にはシンプルに「朝食 昼食 夕食 and coffee」とある。イノダコーヒ三条店をおもわせるキッチンを囲んだ円のカウンターが中央にどかーん。座席はひとつもなく、茶会後の疲れた身体にはしんどいかと思いきや、カウンターの高さが絶妙で結局2時間ほど滞在。
ワインは350円から(それでいておいしい)、フレンチ仕込みのシェフによる料理と、気の利いた小さなお皿もあって(たとえばとってもおいしいドライフルーツ300円)、まるで天国。コンセプトは「安くてうまくて早い店」らしい。このコンセプト、永遠の王道だよね。あるいは「コーヒーの新しいあり方を追究する朝食に力をいれたコーヒーショップ」とも。
そして絵になる。夜おそくに一人でやってきてコーヒーを2杯飲んでゆく町内のおじいちゃん、仕事前にエスプレッソをあおる近所のシェフなど、はやくも町の一部になりつつある様子を垣間みました。こんなお店が近くにあったらほんと幸せ。町を豊かにするよね。倉敷のひとたちがうらやましい。ただ長い営業時間と気の抜けないカウンターキッチンで、スタッフの健康は大丈夫かしら、というのが気がかり。
でもって倉敷の散策のほうは、どこもかしこもお休みで、だいぶ残念。倉敷は月曜日に行ってはいけない町なのだった。でもまあどこも開いていたら行かなかったであろう、倉紡記念館も、町を見下ろす阿知神社も楽しかったし、カフェゲバで二日連続ワインとコーヒーを飲めたので、いいことにしよう。神社へ上がる道すがら日本たんぽぽの群生地も発見しました。
また来よう、倉敷。倉敷国際ホテルもとってもよかった。
▽最近の3件
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12/4/21
フー
朝顔の種まきももうすぐですね!
ykk
やはり浅く埋めた方が良い様ですよ
朝顔も同じで良いと思います
フー
ありがとうございまーす!
2012.4.15 [日]
茶会
煎茶の茶会に参加。ルーツは倉敷ながら、長く関西に暮らしていた草歡先生がはじめて倉敷で開く茶会。会場は
大橋家住宅
という1796〜1799年にかけて建築された立派な屋敷/町屋。大橋家はもとは豊臣に仕えた武士で、大坂落城ののちに倉敷に移り住み、商いを興し成功、名字帯刀をゆるされた家だという。現在は九代目当主が屋敷を改修し、公開している。
お引越しのようなたくさんの荷を運び、ほどき、言われるままにしつらえていくと、すっかり独自の世界ができあがる。たった二日お借りしている場所とは思えない居心地のよさが生まれるのだった。
茶会は、お迎えの香煎、煎茶(すすり茶)席、お客さまにそれぞれ花を活けてもらう花遊び、むしやしない的な「ぼてぼて茶」、大橋家の見学、という流れ。
紫蘭の花をつかった香煎にはじまり、数々の見立てもの、ご自身で育てた多種多様な草花…などなど、心ときめくものがたくさん。準備は完璧で、何も足りないものはなかった。茶室に限らず、さまざまな場所で茶会を催してきた積み重ねの賜物なのだろうなあと思う。
さてわたしはぼてぼて茶の点前が主な担当。
ぼてぼて茶
は松江に伝わる庶民のお茶で、お抹茶のように泡立てた番茶に、ごはんや煮豆などの具材を入れて飲む(食べる)、ユニークなお茶です。
番茶は大きな土瓶に入れ炉にかけて、点前座には大きなお釜の木製の蓋。これをお盆に見立てて、この上でお茶を点てる。点前は表千家ベースのアレンジ。そんなお茶会なので、着物はほっこり鄙びた感じの久米島紬にしました。
茶会は3回、あわせて30人強のお客さまが来てくれました。水屋、少々不手際もありましたけども、楽しんでもらえたかな。
2012.4.13 [金]
その後、北嵯峨へ
「華道祭」なる催しがあり、大覚寺へ。自転車で仁和寺まで30分くらい、大覚寺まではさらに10分くらい。時間的に考えるとたいしたことないけど、そこそこの距離です。ふー。でも北嵯峨の風景が大好きだから、ひさしぶりに行けてとてもうれしい。
大沢の池には平安朝のお舟がうかび、その舟が茶席になっている。なんとまあ雅なことでしょう。舟から眺める桜はちがってみえる。ゆったり、優美。うっとりです。
意気揚々と船頭をつとめる知人のすすめで、お舟のあとは大沢の池を一周。池畔はぴしっとした並木ではなく、桜がランダムに続く。お山が池にうつっている。池辺にはきれいな緑色のスギナがびっしり。たんぽぽはちゃんと日本たんぽぽ。頭上漫々 脚下漫々。こんなにすてきな場所はそうそうないぞ。
さて明日から倉敷へ。昨年同様、お煎茶の茶会があります。今回は岡山の真楽メンバーがおふたり来てくださるのでうれしい。初めての倉敷。倉敷本染手織研究所、少年民藝館、倉敷意匠のお店、カフェゲバ、等々、惹かれる場所がたくさんです。
2012.4.13 [金]
朝散歩
いつもよりすこし早起きして、小一時間の朝散歩。
哲学の道、南禅寺の別荘群界隈、黒谷を通り真如堂、のコース。勤め人時代は大阪への通勤前、よくこのあたりへ自転車で来たものでした。それを思い出しての朝散歩。
どこもかしこも今がまさに満開で、哲学の道で写真を撮っていたら、きれいでしょう、と近くに住んでいる(であろう)おばあちゃん。誇らしげで、うれしそう。ほんとうですね。
しかし桜というのは本当にうつくしいので、そのうつくしさを存分に味わいたいがために、「盛りすぎてしまう」傾向があると思う。うつくしさを愛でたい欲望もゆきすぎると、やっぱり「過ぎたるは及ばざるがごとし」、盛りヘアのように、キャラメルフラペチーノのように「うっ…ぷ」となってしまうこともある。とくに紅枝垂は危険。
そういう意味では清流亭はちょっと盛りすぎな印象があって(とはいえその場に居合わせるとやっぱりみとれてしまうのだけど)、いっぽう野村別邸/碧雲荘(の玄関)は、赤松と桜、それから今は枝だけだけど楓が巧妙に組み合わされていて見事。こんなふうに桜の木を小さく軽やかにキープするのも難いのだろうなあ、などなど思いながら帰宅し、朝食。
2012.4.11 [水]
花入
はげしく雨。
一昨日とどいた「大島桜」は、玄関でつぎつぎと開花していく。大きな枝。大振りな壺に活けたらきっと映えると思うのだけど、残念ながらその用意はなく、母からもらった手桶をつかいました。うん、これもわるくない。ふむふむ、倒れそうなら「重し」を入れてバランスをとると。なるほど勉強になります。
春になりたくさん花が咲くようになりました。菜の花、鈴蘭水仙、花大根、日向水木、ぼちぼち山吹。それゆえ「花入」欲がむくむく。李朝の白磁など憧れです。うふ。壺もぼちぼち探すことにしよう。そのうちよい出会いがありますように。
窓の外の桜も開いてきました。雨の日のお花見、ありがたや。
2012.4.9 [月]
桜の一日
ようやく開いたーと思ったら、昨日今日で桜は一気に満開に近づきました。庭の桜も開花。
お昼、お弁当をつくって真如堂でお花見。
(春・真如堂といえば
「はるぼう」
の記憶がよみがえる。今年入園とか。おめでとうございます!)
今日はじめて気づいたのは「たてかわ桜」。江戸の初期、春日局が父の菩提を弔うために手植えしたものだという。昭和34年の伊勢湾台風で折れたものの、数年後奇跡的に芽吹き、今はまた数メートルの樹になっている。桜の品種は“江戸彼岸桜系”。花は小さめで、花の量も少なく、可憐。当時の流行の品種ではなかったとのことで、春日局ができるだけ長寿の樹を選んだのではないかと記されてました。
夕方には庭師Yくんから桜の枝が届き、夜は岡崎の疎水の桜を眺めつつ、好日居の夜の茶会へ。茶/花/菓子/器、すべてが一体となって、お互いをよりすてきなものにしてました。まさにコラボレーション。宝物みたいなひととき。写真は真如堂の枝垂桜と、お菓子「桜の絨毯」。こういうユーモア、大好きです。
卅春・茶菓花器事:
http://kojitsu-kyo.cocolog-nifty.com/...
メモ:茶粥と最後のお茶は「杉林渓高山茶」、「踏青」ということば。
2012.3.30 [金]
ねっこ
数年前にお向かいさんから分けてもらった「葵」。そこの庭は居心地がよかったみたいで、すこしずつ増えていった。一年前、今の家の庭にも植えようと株分けしてきたのに、浅い植木鉢に植えたままにしていたら、かわいそうなことに枯らせてしまいました。
それでもダメもとで根っこを3箇所にわけて埋めておいたら、この春、なんと復活してくれました。きっちり3箇所から。スゴイ。ちっちゃい葵ちゃんの葉っぱ、うぶ毛がまた愛らしいです。そして葵に続いて、昨年移植した蕗、ホトトギス、秋明菊、フジバカマ、風知草、シマアシなどなど、みんなぞくぞくと出てきました。ねっこってほんとに偉いなあー。
とはいえ勝手なものでドクダミさんが芝生の間から出てくると「きぃ!」とか思ってひっこぬいてしまうのだ。ドクダミさん、強すぎ。これは完全にえこひいきです。
12/4/14
こゆき
今日ホームセンターでハーブコーナー見ていたら、ローズマリーやミントと一緒にドクダミが売られていました。そういえば沖縄ではドクダミ見ないな〜。たぶん、健康になりたい人がお茶用に買う模様です。
12/4/17
フー
そうなんだー。それは新鮮! でもドクダミはお花もかわいいですもんねー。
2012.3.23 [金]
もぐもぐな日々
インドから戻ってしばらくは「もぐもぐ」反芻する日々。
旅はアタマをごちゃまぜにかきまわしてくれる。世界にはいろんな人がいていろんな土地があっていろんな生き方暮らし方があるんだって至極当たり前なことをがつんと実感させられると、すごく自由な心地になる。自分の過ごしている時間の流れだけでなく、遠く離れた土地、そこに住む人(と動物植物)たちの時間の流れをどこかで感じていると、なぜだかとても心強い。そういう感覚をここしばらく忘れていた気がする。でも思い出しました。
ひとりとても印象深い人がいた。彼は竹で籠をつくっていて、ただその人からひとつ籠を買ったというだけの話なのだけども、若いのに寡黙で、なにかさびしさを抱えているようで、すこし親切だった。忘れたくない人なのでここに書いておこう。写真はないから、比較的近くで撮った写真を一枚。がじゅまる系の樹の下でおっちゃんたちがトランプに興ずるの図。手前にはごろごろくつろぐインド犬、右には冷蔵庫を修理している感じのひとが写ってる。平和だ。
2012.3.15 [木]
0:10 pm
おはようございます。昨日は謎の発熱、今朝は回復。
ついったーでぼちぼちツイートしてます。
http://twitter.com/...
写真はおとといのごきげんサイクリング。
2012.3.11 [日]
到着
24時間の道中をへて到着。インドいきなり濃いぃー。とりあえず今日は寝ます。
2012.3.10 [土]
イベントいろいろ
明日で震災から一年。今日は京都で
「バイバイ原発3.10京都」
、今日から明日にかけて
「human ERROR 100万人パレード」
が全国で計画されている。うえとsalon&barのチャリティーイベント
「Parc du Vin/ワイン公園」
といい、どれも参加して態度を表明したいし、気持ちを共有したかった。せめてオリッサで黙祷しようと思います。
錫製品や
銀の根付け
でおなじみの清課堂さんでは、写真展「私たちの311」が開催されます。期間は3/10(土)〜17(土)。復興支援のために清課堂ギャラリーは現在休止中、ギャラリーだけでなく、ある期間店舗を閉めて従業員総出で復興支援活動にでかけるなど、思い切った支援をされていることを少し前にお便りで初めて知り、驚くとともに、あらためて尊敬の気持ち。
震災と直接は関係ないかもしれないけど、間接的に関係あるかもしれない
「住み直す 〜ものと心の整理整頓、この先に向かうために」
出版記念イベントもとても気になる。こちらも期間は3/10(土)〜3/18(日)。
以下は
恵文社一乗寺店の紹介文
です。
「京都、堀川丸太町でモーネ工房を主宰する、グラフィック工芸家の井上由季子さんは自身の引っ越しのことを「住み直し」と呼びます。滋賀の駅前高層マンションでの生活から、仕事場を兼ねた古い一軒家に夫婦と義母とともに移り住むとき、住む空間を変えるということだけではなく、根本的な生き方のスリム化を計らざるを得なかったといいます。手放すものと、ずっと置いておくものを選び、思い出とともに処分せざるを得ないものは紙に記録して残したり、雑誌を収納用具としてリユースしたり。身の回りから発送をスタートする、グラフィック工芸家ならではの住み直しの具体的な知恵が詰まった1冊。震災後、住むということについて再考せざるを得なくなったすべての日本人のための本。」
明日からは
昼間35℃の世界
。ノースリーブのワンピースやら麦わら帽子やら用意したけども、どうもピンとこないです。
2012.3.9 [金]
小畑日記
ここしばらく毎日のように野菜を出荷(?)してる。友人に届けたり、家族や遠くの友人へ送ったり、お寺へ奉納したり。自分たちでも今日はめいっぱい九条葱を食べました。鴨葱でふんだんに!
大根、かぶら、葱、葉ものはそろそろおしまいで、これからはキャベツとブロッコリー、リーフレタス、そして豆。昨日ようやく豆のネットを張ったら、翌朝にはもう指をのばして巻きついて、上へ上へと伸びていこうとしてます。かわいいなあ。
2012.3.7 [水]
小畑日記
この春、いちばんに蕾をつけたのは小松菜でした。金沢から届いたタネで育った小松菜。花の色は白かな。黄色かな。よーくみるとほんのり黄色。やっぱり黄色かな。
冬のおいしい野菜の多くはアブラナ科。菜の花/水菜/小松菜/白菜/キャベツ/青梗菜/ブロッコリー/大根などなど…。葉っぱの状態だとよくわからないけど、花が咲くとみんな仲間だってことがよくわかる。それと生まれたてのとき。みんな貝割れ大根みたいな、ほとんど同じかたちのちっちゃい双葉。
2012.3.6 [火]
もうすぐインドへ
今週末から10日弱、インドにいってきます。
今回は東インド/オリッサ州。
ゆるキャラみたいな神様・ジャガンナート神の土地。古典舞踊・オリッシィの本場。絣の産地。久しぶりの旅。わくわくします!
写真は1999年、カニャークマリのあたりにて、南インドの定食・ミールズをばくばく食べるの図。
▽最近の3件
[全5件を表示]
12/3/7
えりりん
おぉぉぉ、こりゃまた面白そうな場所へ。いってらっさーい。
12/3/8
ぼたん
若〜い!楽しんできてね、行ってらっしゃーい!
12/3/9
フー
インドごはんおいしいですよお。オリッサたのしそうですよねえ。そっか若いですかやっぱり(笑)。いってきます〜。
2012.3.5 [月]
啓蟄
啓蟄。陽気地中にうごき、ちぢまる虫、穴をひらき出ればなり。
庭の畑では3/1から、まさに地中から湧いてくるように虫たちが活動をはじめました。同時に野菜も成長を一気に早め、「さあ!花を咲かせるぞ」モードに切り替わった。節分の頃は葉もの野菜はほんとに半分凍って、冷え込んだ朝は蝋細工のようになっていたのにね。その頃とはあきらかに“目の色が違う”かんじ。野菜はこんなふうに表情がかわるんだなあ。おもしろいです。
2012.2.28 [火]
利休忌
二日続けて利休忌。
堺の南宗寺では武野紹鴎、千利休、山上宗二のお墓にお参りし、京の大徳寺では一休和尚と沢庵和尚の遺した墨蹟と対面。
ぼんやりとしていた茶の湯の創始者たちの輪郭がだいぶはっきりとして、その存在をしっかりと感じる。そして今まさに茶の湯に生きている宗匠のお茶をいただいて、現在に至っている確かさをしみじみと感じました。
茶会の記録は
茶の湯ノート
にて。
2012.2.24 [金]
ブラシを学ぶ
結局のところ風邪が悪化して、浅草は日帰りに。日帰り東京はたぶん初体験。まったくもう体調管理がなっとらんです。
ふろしき公募展
も出せなかったし(涙)
行き先は「かなや刷子」さん。あらゆるブラシの専門店。10数年前、ちょうど京都に引っ越す前にふらりとこちらで
箒
を買って帰ったことがあったのだけど、ちゃんと中に入ったことはなかった。改めて伺うと、店内は面白すぎる。あらゆるブラシ、刷毛、箒、こんな品揃えのところはみたことがない。馬毛の歯ブラシがヒット商品だそうです。意味もなくいろいろ欲しくなってしまう。
いろいろ面白かったけど、なるほどと思ったのは植毛の仕方。長さが8センチほどの豚毛を、束にして、折り曲げて、折り曲げたところに針金を通して台に留めていくのだ。
って文章ではわかりにくいですね。
この動画
をみてみよう。つまり
二段階に植毛しているのではなく
、一本の豚毛なのです!
今日の取材のテーマは着物のブラッシング。こんどの七緒別冊「買いもの七緒」に掲載です。
2012.2.21 [火]
パスポート
梅の蕾もだいぶゆるんできたかしら。写真は今月はじめのもの。
今日は切れていたパスポートの申請にいってきました。写真は着物で!?…と考えたけど時間がなく断念。10年にいちどのチャンスだったのになあ。ちょっと残念。
今週後半はひさしぶりに東京/横浜。浅草で取材の予定。ずっと着物でと思っているのですが
お天気
いまいち。うーんこまった。
こちらにも
うかがいます。
2012.2.19 [日]
日にち薬
一晩で治したる!気合いを入れて一日寝てみたものの、たいして症状変わらず、むしろ寝過ぎで頭が痛い(笑)。
なので今日は読書など。
「點テヨ茶ヲ 様ナキマデニ」
「一フクメセ茶 衣メサデ」
「茶ニテアレ 茶ニテナカレ」
茶事に心を入れる人は、とかく茶事に囚われの身となる。そんな不自由さに茶はないはずである。茶はどこまでも茶でありたいが、それは同時に茶であって、茶に終わらぬもの、茶に滞らぬものがなければならない。これを「茶にてあれ、茶にてなかれ」というのである。
逆説のようであるが、茶であるのみなら、真の茶ではなくなる。単に茶でないなら、それもまた意味がない。茶であって茶でないもの、茶でなくして茶であるものが、示されねばならない。ここが茶に厳しさのあるところである。
有事の茶は二義の茶である。有事にして無事なるものがないと、究竟の茶にはならぬ。
今の茶人の多くには「茶ニテナカレ」の厳しさがない。それゆえ、「茶ニテアレ」ということすら、十分守れないのである。今の茶など、大方は茶と呼ばれる資格をすら持たぬと思われてならぬ。
「心偈」は
この本
に収められているようだ。
2012.2.18 [土]
風邪にて一回休み
別府へ行かんと4時半に起床。そしたら銀世界&風邪の初期症状。外湯めぐりは確実に悪化させるよ、ということで温泉は順延となってしまいました。かなしい。うう(涙)
写真は日が昇る前の大文字山です。うつくしー。
2012.2.17 [金]
うぐいす来たる
最近庭に鶯があそびにくる。畑のまわりを物色してごはんを探してる。鶯は警戒心が強くて、なかなか姿を現さないというけど、ここではよくみかけます。
動きがかわいいんだなあ。ホーホケキョのさえずりが待ち遠しい。
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明日からちょいと別府へ!
濃いぃ温泉にたくさんつかってきます。
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うわ。ふと外をみると雪景色になっている。
2012.2.2 [木]
吉田神社 節分祭 追儺式
追儺式という儀式には、なじみがなかった。マンガ『陰陽師』に宮中行事として「鬼やらい」が出てきた(
こんな感じで描かれてます
)のを読んだことがあったくらい。もとは唐の時代に中国から伝わったもので、でも中国ではすっかり廃れてなくなってしまい、島国ニッポンに今も続いているのを中国の研究者が調べにきたこともあったとか。
とはいえ宮中でも平安時代までで、その後は途絶えていたのを、1928年/昭和3年、吉田神社の氏子のひとびとが復活させたのだという。う〜ん、すごい。やはりそれは京の鬼門として追儺の儀をここで復活させよう!ということか。でも衣装なんかをみると宮中の追儺の儀により忠実なのは平安神宮の
「大儺之儀」
のほうかもと思う(こちらは昭和49年からスタート)。吉田神社は鬼が激しくてだんぜん楽しい。逆にいうと宮中っぽくない。子ども泣かせまくりで、「なまはげ」入ってるもんね。
写真は追儺式終了後の町内のひとびとの記念撮影。大変お疲れさまでした!
2012.2.2 [木]
吉田神社 節分祭 追儺式/装束
装束、興味深し。着付をとくと見学。
素材は麻&綿ながら、想像よりは温かそうで、よかったよかった。
まず足元。裸足に草鞋ではなく、わらぐつ。これがかわいい!
上着は浅葱色の麻の狩衣のようなもの。下は麻そのままの色の袴。狩衣の下は真っ赤の着物で、この浅葱&赤の組み合わせがすてき(そういえばお公家さんの「束帯」も黒&赤だなあ)。武官ということで、羅の冠に、耳の飾り“老懸”もあり。
異様に詳しい風俗博物館のサイトを参考にすると
「褐衣姿」
がいちばん近い。うん、弓と矢も持っているし。
てきぱきと着付をしてくれた方は何者だろうと思いきや、御所の真ん前にある宮内庁御用達/
黒田装束店
の方なのでした。渋い店構えが前々から気になっていたところ。十二単を着させてもらうことができるそうですよ。これはやってみたい!(
KWにしました
)
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体験ものといえば「舞妓体験」。お願いするなら
石原哲男氏の日本髪資料館/紅先笄
だと思ってました。地毛で結ってもらえるし、着物も品がよくすてきな印象。でも今月いっぱいで閉館なのだなあ。とても残念。
2012.2.1 [水]
たとえばこんなポスター/展覧会「京都市長選挙」
ご存知のとおり原発銀座/若狭には15基の原発があって、京都からいちばん近い原発まで59kmの距離。関西の水がめ・琵琶湖からだとたったの28km。リスクが高すぎる。
展覧会「京都市長選挙」では両候補者の政策のまとめに加えて、京都市の財政や雇用の状況などデータもいろいろ掲示してます。たとえばこんなポスター。福島第一原発がもたらした放射能の広がりを若狭の原発/関西に重ね合わせたもの。単純に重ねただけだし、想像できたことなのだけど、あらためてビジュアルでみると背筋がぞっとします。
その他の展示物も下記のページでほとんどすべて公開してます。
http://hanareproject.net/...
明日は
「選挙プランナー」の人のトークイベント
もあるよ。滋賀県知事、そしてつい先日の大津市長選挙でも活躍した敏腕プランナー。市民とはぜんぜん違った視点があるはず。どんな話がきけるのかたのしみです。
2012.2.1 [水]
あこがれのポスター
吉田神社の節分のポスターが大好き。いつも迫力いっぱいの鬼や方相氏が勢いよく描かれている。毎年まちで見かけてはカメラにおさめてました。この絵は三輪晃久さんという画家さんが毎年描きおろしているそうだ。
願いがかなったのか氏子圏内に引越して、それどころか節分祭の“追儺式”(鬼やらいの神事)も近所のひとびとがやっている(奉仕している)という。「いやぼく鬼やってるんですわ」って、えー! てことは去年出会った
赤鬼
さん、もしかして。
明日の夕方はその追儺式がとりおこなわれます。相方がさっそく役をちょうだいし、出演することとあいなりました。天気予報は雪、最低気温-2/最高気温+1度というこの冬いちばん寒い日になりそう。平安時代の装束、足元はきっと裸足に草鞋にちがいない。だいじょうぶかな。
そんなことで、あこがれのポスターをちゃっかりいただいて、格子のところに張り出しました。うふふ。
12/2/1
ぼたん
来年は赤鬼役デビューかな?ハカセ。
12/2/2
フー
となると楽しいのだけど、キャラ的にちょっとちがうよねえ。ヒーロー/方相氏にしても鬼にしても、かなりの迫力が必要。子どもどついたりしないといけないし! なので出世コースとしてはそっちではくて「殿上人」(そんな役もあるのだ)を目指すべきか、などとひそひそ話しております(笑)
ぼたん
失礼致しました殿(笑)お殿様タイプですね。
精進して役を極めてください。
2012.1.31 [火]
地方政治のはなし
とつぜんながら、京都はこんどの日曜日に市長選挙があります。お隣の大阪市のように話題沸騰ではないし、争点がわかりにくいなどと新聞などでは書かれているんだけど、本当はそんなことなくて、原発とか箱ものとか、誰が市長になるかで京都のすすむ方向はまちがいなく大きく変わるはず。
4年に一度の大統領選挙のようなもの(じっさい市長の権限というのはすごく大きい)なのに、地方選挙はどうも情報にとぼしい。投票率もひくいわけだ。「争点がない」なんていう人もあるけれど、そもそも争点は候補者が決めるものでもメディアに与えられるものでもなく、市民ひとりひとりがみつけるもんなんじゃないか。それなら争点を自分たちでさがしてみよう。そしてそれをクールに展示したらどうだろう。てことは展覧会? 展覧会「京都市長選挙」——おもしろいぞ。でもほんとにやるの?たいへん!
・・・とかなんとか言いながらも勢いのまま準備をすすめて、なんとか開催にこぎつけ、告示日から投票日まで、展覧会「京都市長選挙」という催しを開催中です。
この展覧会は特定の候補者を推すのではなく、ニュートラルな立場で、二人の候補者の政策の違いとか、そもそも京都市がどんな問題をかかえているのかなどを調べて、クールに表現しよう、という実験的な試み。
会場の様子はこんなふうです
。
自分たちもこの展覧会をとおしてたくさんのことを知りました。自分たちの町の現状について、これから選ぶリーダーの考えをちゃんと知るための場所になれたらよいなあと祈りながら、あと5日間、がんばります。
* 写真は
1/27付け京都新聞の記事
より拝借しました
▽最近の3件
[全5件を表示]
12/2/2
フー
前回の選挙は投票率4割を下回っていたのだけど、今回はじょじょにワカモノたちに関心がひろがっていっているかんじがします。そうだといいなあ。
えりりん
町長選が終ったばかりの葉山から興味深く京都の選挙を見守っています。「リーダーを選んで後はよろしく」というヒトゴトモードじゃもうダメなんだよね。今回の展覧会は「自分で考えろ!」って皆に投げ掛けていて斬新。頑張ってね。
12/2/3
フー
はい!結果にわくわくしてます。どきどきも。
2012.1.31 [火]
寒中お見舞い申し上げます
ごそごそ。しばらくぶり(約2ヶ月)なのでちょっと日記照れます。季節は秋からすっかり真冬になってるし。えっとみなさま今年もどうぞよろしくお願いいたしまーす!
写真は1月4日。ここしばらく雪がつもったりはないものの、ずっと寒いです。
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