| | 沖縄の有名な染織家で、山岡古都さんという方がいらっしゃいます。古都染人。
...といっても私はその方の作に明るい訳ではなく、草木染めが讃えられている面よりも、染色図案復刻の方が有名なのかもしれません。
とにかく、着物生地の世界では実に有名な作家のハズ。10年ほど前のNHK大河ドラマ「琉球の風」で衣装を担当された方でもあるそうです。
その方の染めの技法で、白地に白糸(色糸の場合も)で紋を起こして、その裏面を黒く染め、その染めの深さで表の模様を立体的に浮き立たせるという、とってもとっても凝った技法があります。
調べたところ「頭摺りのような」とあるのですが、それ自体あんまりよく判らなかったり...絞りとも違うし。むむ。
頭摺り:http://www.kyo-yuzen.or.jp/...
とにかく、白地に白糸で後ろから墨で染められると、白糸の輝きが際立って実に銀色の刺繍のように見えるので、銀古都と呼ばれてもいるよう。
本物1:http://homepage1.nifty.com/...
本物2:http://www.rakuten.co.jp/...
先日この同じ技法で作家作品ではない反物を手に入れました。
ようは偽物なのですが、本物はとてもじゃあないが手が出せません。
多分墨の質の違いもあって、見覚えのある本物よりも若干ブルーグレーっぽく見えますが、そんなの仕方ないというか、手に入れた今はもはや愛嬌です(笑)。
はやくこの小紋を仕立てて、これまた一色で刺繍したような帯と合わせたい!というのが目下の楽しみ。多分これがマイ・ファースト着物になるに違いない、と思ってドキドキしています。
#写真の黒い部分が裏。裏も個人的には結構素敵なんじゃないかと思ったり。
#ジャンルはどこにすればいいんだろう...違ってたらご指摘下さい。 http://www.shuri-ryusen.com/
| | | 【ギンコト】
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2002/9/3更新 2002/9/3 登録 7496クリック/ 3回更新 |
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