| | このところ着物関係の書籍が気になって読んでいます(Howto本はまだ一冊もないのに)。
この社会学者の鶴見さんの書かれた「きもの自在」は、前半は手持ちの色々な着物の紹介、後半は着物にまつわる対談で構成。
仕事柄なのか世界各地の布を手に入れる機会に恵まれている鶴見さんは、キリムやら南米のマントやらでも帯を仕立てて楽しんでいたのだとか。
それらを用いたコーディネートの多くは、呉服屋さんでは目にすることの出来ない、面白い資料だと思います。
後半の対談も、懇意にされている呉服屋さんと、着付学院創立者の大塚末子さんと、などなど相手のお話が面白いので、経験の超浅な私には興味深いものでした。
ちょっとこの鶴見さんご本人の着物に対するこだわりは暑苦しいので(書き具合の問題でしょうが)、最後の方になると斜読みになったりもしたのですが、なかなか、これから着物を着ていく予定の方には、世界の広がる本だと思います。
これ、前半がカラーなので(多分)内容より若干割高な気がしますし、何度も読み返すものではないと思うので、読みたい方はお会いできる機会があればお貸しします。
いつごろになったら自在に楽しめるかなぁ♪
↓この『Asian Textiles』サイト、登録に際して検索していてみつけたのですがなかなかのボリュームです。 http://homepage1.nifty.com/...
| | | 【キモノジザイ】
きもの自在(晶文社) 鶴見和子/著 藤本和子/聞き手 2,900円(税別) 1993年12月発行 ISBN: 4-7949-6147-2
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