KIMONO真楽:ゑり萬の飛び絞り

	KIMONO真楽

フーの空間
ゑり萬の飛び絞り	素材

飛び絞り（輪出し）の帯揚をメインに扱っているお店です。
お茶屋さんの並ぶ、祇園らしい祇園のどまんなかにあります。

「美しいキモノ」に載っていたのをみて、先日はじめて訪れました。昔は一見さんお断りだったと書いてあったし、かなり恐る恐る。

お店といっても、何も置いて（展示されて）いないのです。
店内はお客さん側と店側に半分に分かれていて、店側のほうは畳で一段高くなっている。その奥が桐の作りつけの箪笥になっていて、商品はすべてその中に仕舞われています。
昔の京都の呉服屋さんてこういう雰囲気だったんだろうなあ。室町通の呉服屋さんなんかもこういう雰囲気のところがきっとたくさんあるんだろうなあ。と思う。
秘められた世界。排除というより、祇園に生きる人たちを相手に商いをし、それで成り立っていた、という感じ。

というわけで、ゑり萬が一体何を扱っているのか全体像が未だわからないのですが、先日は帯揚と長襦袢地、それから風呂敷を見せていただきました。

うつくしい品物たちでした。溜息。

そしてゑり萬のキホンである、写真の帯揚をお買い上げ。これが一番何にでも合わせやすいといいます。お値段は一万二千円。
絞りの赤は朱色から濃い紅までたくさんの色が揃っていて、年齢に応じて合うものを選びます。私は二番目（たぶん）に明るい色にしました。この考え方は「ない藤」の前緒（鼻緒の根元部分）の赤と同じ。こういうちょっとした赤がなんとも可憐なんだよなあ。

基本は赤ですが、他の色もあります。それから写真のようなお花以外に、蝶などもあります。地紋はどれも「菊唐草」。

いつか長襦袢を作りたい。本当にきれいです。
色とりどりの縮緬×飛び絞りの風呂敷もすてき。

本屋さんで舞妓写真集をみてみたのですが、普段着のときによくこの帯揚を使っているようです。舞妓は浴衣にもこの帯揚を合わせます。それと芸妓さんがここの着物を着ている写真もみつけました。帯もあるようです。どちらも白地（地紋は菊唐草）×赤の飛び絞り。

そうそう。このゑり萬のご主人、数学者の森毅（モリキ・元京大教授・自称フリーター）によく似てらっしゃいます。そのおかげだいぶん親しみがわきました（笑）。場所柄・雰囲気が緊張を誘いますが、きさくな感じです。
http://foohome.com/...

【えりまんのとびしぼり】

ゑり萬
京都市東山区新橋通大和大路東入

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2003/5/1 登録
44419クリック

03/5/2	あまにょ　とてもとても綺麗ですね。絞りの赤を見た瞬間その可愛さに胸がきゅーっとなりました。ひとめぼれです。
	えりりん　あぁ....。素敵。祇園のゑり萬で帯揚げを買うなんて、うっとりしちゃう。いつの日か、私も....。
	かず　きゃーうらやましいわあ。いつか！と思いつつその資金はいつのまにか他へ（笑)
03/5/3	ミホ　うっへえ、可愛い・・・。でも値段もうっへえ(早く貧乏人から脱したい！）
	フー　ホント、わたしもひとめぼれでした〜。タカラモノ気分です。でも生地が白だし、もって5年と云われました。うーん、せつない・・・帯揚ってけっこう消耗品なのねぇ・・・。
03/5/5	しょう　さらにさらにお金を貯めなきゃ！と強く思いました。京都散歩の為に！！でもなぜか貯まりません（涙）
03/6/16	ぼー　あ〜、この飛び絞りの帯揚げ、すごく憧れています。上品でいいですね。京都へ買いにいきたいですぅ。
03/12/29	フー　このページの地図でわかるかな。http://www.gion-nawate.com/... 四条通りから大和大路（縄手通り）を北に上がって、川を渡ったちょっと先の右側です。私は突然訪ねてしまったけど、雑誌でみたところによると訪問の際にはお電話をしたほうがよいみたいです。番号は075-525-0529ですよー。
04/4/20	あっこ　フーさんマップをたよりに先日行ってきました。帯揚げ、生地がすごい綺麗ですよねえ…買ってしまいました。きものサロンに載ってたような裾よけも見せてもらいました。が、ゑり萬さんが何をどこまで扱ってるのかは小心者なので聞けませんでした（笑）。
04/4/21	フー　裾よけもあるんだあ！どんなのですか？？
04/4/22	あっこ　しぼの大きいどすんとした感じのピンクのちりめんの裾除けでしたよ〜。絞り入りのもありでした。カワイイです。暖かいけど、今くらいは暑いらしいです。あと、プロ（？）の人が使うような東スカートとかも見せてもらいました。
04/11/8	アキコ　念願の帯揚げと風呂敷、購入できました。うれしー。擦り切れるまで使おうと決意です。
04/11/9	しょう　こちらに連れていっていただいて、商品の美しさもさることながら、商いの美しさに感動しました。お祖父様とお父様（だと思われます）の商売の様子を身じろぎもせずに聞き入っていた若い跡継ぎの方がとても印象的でした。京都が少しずつわかってきたような気がします。