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フーの空間
グンボウ 素材 素材



グンボウとは「混紡」が訛った言葉で、二種類以上の素材を交織した布のこと。
八重山上布が経糸・緯糸ともに苧麻(ちょま)なのに対し、グンボウは経糸には木綿、緯糸には苧麻や芭蕉あるいは絹が用いられます。
木綿は着心地がよく扱いやすいことから、沖縄・八重山で昔から庶民の日常着として自家用に織られてきたそうです。柄は縞や格子が多いようです。

写真のものは石垣島の「絣の郷」という織元直営のお店にて出会った反物です。経糸は木綿、緯糸は手績みの苧麻糸。ピンク色の地は紅露(クール)染。シャリ感はありますが、上布に比べると柔らかな風合いです。グンボウは皺になりにくいし着やすいよと言われました。
お店を訪れた日の日記:
7/10:http://www.foohome.com/...
7/11:http://www.foohome.com/...

現在はグンボウはあまり織られていない、とききました。なぜなら、糸づくり(苧績み)、織る手間はさほど変わらないのに、八重山上布に比べると市場価値が下がってしまうから。

余談ですが、八重山上布も経糸はほとんど紡績糸が使われており、経・緯ともに手績みの苧麻を使うことはほとんどないそうです。両方が手績みの「本上布」は石垣島で年に一反織られるくらいだとか。私が新垣幸子さんの工房を訪ねたときは経・緯手績みのものが機に乗っていましたが、蒸気がずっと当てられていました。ぴんと張った経糸はそうしないと切れてしまうそうです。また織り進める部分のけばだった繊維を織る前に糸切ばさみで丹念に取り除いていました。最近八重山上布の織りを学び始めたというある方は「経糸の分まで手績み糸を手に入れるのも大変だけど、たとえ手に入ったとしても、それを織るのはとんでもなく難しい」とおっしゃってました。


【ぐんぼう】

よりあい織物工房
絣の郷
石垣市美崎町3番地

0980-88-5925
10時〜21時

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2003/7/25更新
2003/7/25 登録
6380クリック/ 5回更新
感想
03/7/25 えお  そうそう。苧麻は乾くと繊維が毛羽立ってしまうんですよね。蒸気を当てたり、糸切りバサミで揃えたりしているというのは初めて知りました。
ちどり  そんな手間隙がかかっているとは…。勉強になりました。ちょっと沖縄の布も調べてみようかな…
えりりん  「絣の郷」は小さなお店で反物の数も少ないけど、ココは穴場だと思います。リンクの八重山上布も「絣の郷」で出会いました。それにしてもやさしくていい色だよね!このグンボウ。
フー  そうなんですよね。<色 ピンクだしハデかな?と一瞬思ったけれど、落ち着いたやさしい色で、身体にあててみたらいっぺんに好きになってしまいました。自然の染料のなせるワザでしょうか。
しょう  今日は八寸の竹富グンボウを締めています。締めやすいし軽いし、夏の間出番の多い帯です。
しょう  帯は沖縄のものを幾つか持っているけれど着物はまだ一枚もご縁がないです。いつか、写真のように素敵な布と出会いたいな。
03/7/26 さっちん  グンボウに惹かれてます。皺になりにくくて着やすい&帯は軽くて締めやすい、なんてますます気になります!「絣の郷」にいつか行きたいなあ・・・
陶子  私もぐぐっときてますー。2年前の石垣旅行のリベンジがしたい!!!(夜泣き息子と行ったので旅行の半分は部屋で寝てました>ばか)
03/7/28 さっちん  一緒に行きませう〜(泣)>陶子さん
陶子  さっちんさんは是非あの航空券を使って!(
笑)>日記読んで知っているのよん‥いいなー。
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