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りりやっこ参上!の空間
身体感覚を取り戻す 腰・ハラ文化の再生 本・雑誌 本・雑誌



着物の本ではありませんが、「日常に帯を締めていた頃と日本人はどう変わったのか?」の視点を持ちながら読み進めるととても面白いです。
身体感覚をキーワードに「腰が据わっている」や「肚(はら)が出来ている」「地に足がついている」という明治の日本人あたりなら、なかなかバランスを崩しそうにない姿勢だったことを写真など用いながらわかりやすく書かれています。
その写真の中には、和裁士の増田亀吉氏の見事な腰裁きの写真があり「上半身があれこれ作業をしても腰から足の先まではぴたりと決まって動かない、そうした足腰の強さと身体感覚の高さがはっきり形になってあらわれている。」と独自の視点で解説されています。この写真で腰裁きに注目されるとは。
特に、「帯と腰肚の感覚」というところでは、例えば「帯は腹が拡がる力に抵抗する。この帯の抵抗は、力を殺すものではなく、むしろ腹の力を引き出す働きをしている。」なんて文章は着物を着たことのあるヒトならぐぐっっと来るところではないでしょうか。
このするどい観察眼の著者は、「声に出して読みたい日本語」の斉藤孝氏です。
着物着ながら、「頭ばっかりでも、身体ばっかりでも、ダメよね♪」の歌が頭に流れてくる本です。

http://www.amazon.co.jp/...

【シンタイカンカクヲトリモドス コシ・ハラブンカノサイセイ】

970円+税
日本放送出版協会
斉藤孝

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2003/8/5 登録
5536クリック
感想
03/8/5 ちどり  やや。ニクヅキのカナメと書く「腰」の本ですね(笑)。ぐぐっと来ました。きもの着始めると身体が丈夫になる、と某作家さんから言われたことがあります。「丹田に力が入る」とかおっしゃってましたが。
ばすけ  これはいい本ですよ。ボクも登録を考えました!
りりやっこ参上!  丹田も呼吸法という感じで載ってますよ。それが相撲の立会いの呼吸使いまで話しが行くのが、学者らしく面白いです。斉藤氏、まだ40代なので?小難しくは書かれてないで、スラスラ読めます。
りりやっこ参上!  登録されてないのが不思議でしたよ〜>ぱすけさん
のりん  へ〜、気になる!
03/8/6 りりやっこ参上!  和裁士 増田亀吉を撮影したのは木村伊兵衛ですよ。時代を写しまくってますね。>のりんさん
のりん  へ〜、そういうつながりもあるのですねー。
かず  ミホちゃんと、なんば歩きについても話していたところです。帯があると動きも変わってきますよねえ。辛いときも着物だとがんばれたり。でも個人的には帯してると深呼吸しにくくて丹田はビミョウなところ。それは私が胃下垂だから!?
こへ  思わず買っちゃいました(笑)。届くのが楽しみ.....
しょう  へぇ、面白そう。読んでみたいリストがどんどん長くなる(笑)最近の姿勢の悪い日本人にこそ着物!ですよね。
のりん  なんば歩きのことも載っているのですか?なんば歩きもマスターしたら面白そうです。
ミホ  なんば歩きが気になるのです。でも難しい。ただ手足が同時なだけではないのかな?
しょう  昔は確か「なんば歩き」だったので、着物が着崩れなかったんだっけ?違うっけ??
ミホ  そうらしいですねー<しょうさん 腰のひねりが入らないから崩れないらしい
こへ  なんば歩きは、小学校時代の手足交互に行進!を叩き込まれた現代人にはきついので、むしろ両手に荷物かかえたり、男なら腕組みするとかで、手を振らないようにして歩くのが妥協点、といわれたことが....
のりん  なんば歩きだと、背中に背負ったリュックなどがあまり左右に揺れず、なにか荷物を担ぐ人には向いている、と聞きました。だからなのか、佐川急便の飛脚のマークの人はなんばですよ。
りりやっこ参上!  なんば歩きはじめて聞きました。勉強になりまっす。ところで、この本には残念ながらなんば歩きは掲載されていない模様。「六方を踏む」と「すり足」は身体文化カリキュラムとして授業に取り入れているのが載っていますよ。
のりん  聞くにつけ面白そう。買う本のリストに入れよう。
ばすけ  この本を読んで以来、電車に乗るときは吊革につかまらずに過ごすようにしています。膝を軽く曲げ自然体で揺れに備えていれば、かなり大丈夫です。普段着で膝を軽く曲げて立つって、ちょっと変かな?と思っていたんだけど、やってみるとよっぽど腰が据わって見えます。お試しアレ。
しょう  バスケ(バスケさんじゃないよ・笑)に燃えていたときから、つり革にはつかまりませんよ。そうやって日々足腰を鍛えて、○十年!(笑)
03/8/7 かず  だからホープだったんですねえ(笑)>しょうさん<着物で走ると、なんばに近くなります。でも今年の目標は着物で走らないこと(笑)
ばすけ  なんと、しょうちゃんがオレに燃えていたとは!(笑) そうか、しょうちゃんの据わった肝はそんなところで鍛えられていたのかぁ。
みなこ  おお!<しょうちゃんがオレに燃えていたとは!
しょう  違うって(笑)
のりん  おお!<しょうちゃんがオレに燃えていたとは! (くどい?)
関係ないけど、私は小学4年の頃から階段は爪先で登ってます。
はづき  なんば歩き、気が向くと実践してるんですけど・・・肩から先に出てしまうので、どうもおかしいかも。
りりやっこ参上!  ここまで来たら、誰かなんば歩きでKW作って★真楽的なんば歩きへのそれぞれの訓練法とか?(笑)燃えが必要でっすね〜。
03/8/12 ぬほりん  なんば歩きで走るとエイトマンになりますね。(違
しょう  「初恋の来た道」の女の子もなんば歩き走り?(笑)
のりん  もしかしてマラソンの高橋尚子もなんばじゃないですか?
あれで走る方が早いとかきいたことあります。
観てみます、初恋のきた道。チャン・ツイイー
かず  エイトマン・・・ 裃とかつけたらさらに
かず  ちょっと暇時間できたのでがんばってっました。なんば歩きKW化。 めちゃむずかしい〜。
りりやっこ参上!  待望のKW化ありがとう!>かずさん しかし明治のヒトって髪・洋服・食べ物・住宅そして仕草まで全てを変えちゃったのは改めてスゴイなぁと。いったい何がそうこまでという気もしなくはなく。
かず  江戸がそれだけ閉じていたってことですかねえ。漱石が指摘した時から、なんにも変わってないのかもしれないですね。
こへ  本、昨日届いたんですが一気に読んじゃいました。電車でどこにもつかまらなくとも二本歯の下駄でふらつかずに立っていられるようになりたいと真剣に思いました....輪
03/8/13 えりりん  私も最近つくづく日本はペリーがやってきてガラリと変わったンだなーと、認識する様になりました。教育で歩き方まで変えられる....って、ある意味恐いね。それにしても、みんながなんば歩きで歩いてた江戸時代ってタイムスリップしてみたい。
かず  特に東京は、維新と戦争と地震で変わったようですね。貧しい時期だったから今までと同じものを揃えられなかった風に感じました。京都は焼けなかった街だっていうのはわかる気が。
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