KIMONO真楽:ちりめん本

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田鶴の空間
ちりめん本	ノンカテゴリ

先日初めて「ちりめん本」という本をインターネットで知りました。ちりめん本は明治時代に誕生した、多色木版刷の和紙に縮緬加工を施した絵本だそうです。明治の終わりから大正にかけて日本に来た外国人観光客のおみやげ用に、長谷川武次郎の経営する弘文社が日本のおとぎ話などを各国語に翻訳・出版したそうです。

ちりめん本「日本昔噺集」は、英語版のほかにフランス語版、スペイン語版、ポルトガル語版及びドイツ語版が多数出版されたそうです。おとぎ話のほかに日本の文化や風俗をテーマにした書籍や「暦」等も出版されたそうです。放送大学付属図書館には、イタリア語やオランダ語の暦が所蔵されているそうです。

ちりめん本は、インターネットで探した限りでは、放送大学付属図書館、富山大学付属図書館、清泉女子大学附属図書館に所蔵されています。放送大学ではちょうど今、ちりめん本の特別展が開催されています（下記）。富山大学では、事前に閲覧願を出せば、閲覧できるようですが、そのほかにも、富山大学の開放事業「夢大学 in TOYAMA」にあわせ毎年一般公開しているそうです。

放送大学附属図書館所蔵コレクション展
ちりめん本〜長谷川武次郎とちりめん本の歴史〜

日時：平成17年2月3日（木曜）〜28日（月曜）
午前9時〜午後9時（28日は午後3時）
場所：六本木アカデミーヒルズ49　エントランス
東京都千港区六本木6-10-1　六本木ヒルズ森タワー49F
主催：放送大学附属図書館
協力：アカデミーヒルズ六本木ライブラリー
※エントランスのみ入場無料（ライブラリーの見学は有料となります。）
http://www.u-air.ac.jp/...

＊参考データ

放送大学付属図書館所蔵ちりめん本
http://opac.u-air.ac.jp/...

富山大学付属図書館所蔵ちりめん本
http://mirror.lib.toyama-u.ac.jp:8081/...

清泉女子大学附属図書館所蔵ちりめん本
http://www4.seisen-u.ac.jp/...

「クレポン　ちりめん絵」（ちりめん本の解説）
http://www.h2.dion.ne.jp/...

一橋企画（ちりめん本解説、ちりめん本14冊分のCD-ROM）
http://www.hit-plan.com/...

株式会社大入（ちりめん本の製作もしているそう）
http://www.ooiri-co.com/...

石沢小枝子『ちりめん本のすべて—明治の欧文挿絵本』三弥井書店、2004年、￥5,775 （税込）
＊そのほかの参考資料は「クレポン　ちりめん絵」のホームページで知ることができます。

【チリメンボン】

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2005/2/22更新
2005/2/13 登録
4104クリック/ 4回更新

05/2/13	モーリー　初めて聞きました。紙も縮緬のように加工できるのですね！夜9時までヒルズで公開とのこと、見に行こうと思います。
05/2/14	田鶴　私も近くにいたら、見に行きたかったです・・・、残念。
	ニコ　以前、浮世絵の勉強をしていた事からちりめんに出会い、その作り方が知りたかったのですが、当時（12〜3年前）はいくら調べてもわからないままでした。それが大入さんのサイトに載ってる…写真いりで…。ネットの普及って素晴しい！田鶴さん、ありがとうございました！
	田鶴　頭が悪いせいか、せっかく写真入の説明があるのに、それでもちりめん紙の作り方がいまいちわかってません・・・目の前で作るところを見てみたいですねー。
	ちどり　三省堂でちょっと前に展示してたのを見損ねてたので、ヒルズには行きたいです〜。へるん文庫がお気に入り。
08/4/5	花兎　雄松堂書店のヴァーチャル展示室でも見られます。