| | 幕末から戦後までの、日本で製作された装飾品の歴史を辿っています。
MIKIMOTOが御木本であったころのティアラが展示の目玉ですが、宝石を使用したジュエリーだけでなく、和洋の意匠と技術が融合されていく過渡期の櫛・簪、帯留めなどが多数展示されていて、着物ファンには垂涎モノの逸品ばかり。
当時の最高の装剣金工技術を駆使した、超絶技巧の数々に圧倒されました。意匠もすばらしいです。
使われている素材も、珊瑚・鼈甲など最高級のものがお金に糸目をつけない感じで、ふんだんに使われていました。
金なども、今とは混ぜるものが異なるのか、ほんとうにとてもいいお色なのです。
これほど高価なものが、これほどよい状態で保存されていることにも驚きました。
誂えたのは、いったいどんな方だったのでしょうか…。溜め息。
鼈甲簪をマットな光で透かせて見せたり、鏡を使って裏側の細工も見えるようにしたり、愛情が感じられる展示方法も好感度が高いです。
旧朝香宮邸であった建物も、和と洋が折衷された雰囲気ある素敵な建物です。
アンティークな着物がとても似合いそう。
散策の場としても、是非。 http://www.teien-art-museum.ne.jp/
| | | 東京都庭園美術館にて 港区白金台5-21-9 2005年2月5日(土)〜4月10日(日) 10:00〜18:00(入館は17:30まで) 休館日 2月9・23日 3月9・23日 一般800円 大学生640円 65歳以上の方、小・中・高校生400円
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