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フーの空間
小説『むろまち』 本・雑誌 本・雑誌



市亀とよばれる京都の呉服問屋「市原亀之助商店」 http://www.ichikame.co.jp/ の創業者の生涯を描いた小説。市原亀之助の姪にあたる田村喜子さんが著者です。

京都で悉皆屋を営んでいた家に生まれ、関東織物を扱う新興近江商人の問屋に丁稚にはいり、いちから修行。“三流だった”という奉公先の問屋の販路をどんどん広げ、20年近く勤めあげたのちに1920年に独立し市亀を作りあげました。主家との競合を避け創業当初は関東織物は扱わず当時から高級品であった大島紬に的をしぼります。その後太平洋戦争中の企業整備のなか室町の老舗が次々と廃業していく中、なんとか生き残るのです。
「無から有を生み出す」。商いに徹した豪傑の生涯です。

丁稚時代のエピソードはその時代の京都の働き方を教えてくれるし、その後の商いのやり方はなんとも見事。
また、呉服業界の“へそ”というべき京都・室町のよき時代の姿を知ることのできる小説です。

残念ながらすでに絶版となっていますが、図書館などでみつかるかも。おすすめです。


【しょうせつむろまち】

田村喜子
文化出版局
初版1971年(修道社)

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2005/4/9更新
2005/4/9 登録
5134クリック/ 2回更新
感想 ▽最近の8件 [全12件を表示]
05/4/13 フー  『海底の機』も借りてきました。ふふふ。これから読みます!
05/4/14 ぼたん  借りようと検索したらなんと家から10分の区の図書館にありました!借りてきます
05/4/19 ぼたん  読みました!小説に出てくる木屋町、山崎等の場所がなんとなく解る自分<京都通と(笑)
05/4/20 フー  そうそう。知った町並みの明治の時代を想像しつつ読めて楽しいんです。『海底の機』も同じように楽しめます。ぜひっ。
07/7/23 清華  へえ〜市亀さんの小説があるのですね!まったく知らなかった。偶然古本を見つけてしまったので読んでみます。
フー  おお、ぜひとも!
10/10/13 おひで  今日、新しくなった銀座三越に行ったら着物コーナーが出来ていてそこでちょっといいなーと思ったお召しが「市原亀之助商店」の物でした。
帰って、真楽で検索してみたら、、、こんなディープな情報が!
さすが、真楽だわ(笑)
10/10/14 フー  5年前のKW、発掘してくれてありがとう(^^) ゼヒ読んでみてくださーい。
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