| | 葉山の友人、矢谷左知子さん(草の布)と、那須在住の加藤文子さん(盆栽)&小沼寛さん(陶)の三人展が、成城の“gallery ichiyo”で始まりました。
成城の住宅街にある「普通の家」に飾られる作品展は、年に数回だけしか開催されない企画展で、今回が七回目です。生活の空間の中に置かれる手仕事のひとつひとつは、それらが私達の暮らしを豊かに彩る事を教えてくれます。
今回の三人展は、葉山や那須の豊かな自然を作家さん達が各々の感性で編集した自然の濃縮エキスだと思いました。だからでしょうか、それぞれの作品は、自然の中より都市空間の中に置かれた方がキラリと光ってしっかりと存在感を放つ様です。
矢谷さんの草の布。
小沼さんの器に生きる加藤さんの盆栽。
小さな作品の中にも宇宙がありました。
そして今回は、8月に永眠された矢谷美貴子さんの着物と帯地も、急遽追悼の意を表してほんの少しですが展示されています。紙布を織っていた美貴子さんは、左知子さんのお母様で、このギャラリーの二回目の企画展で参加されています。5月末に手術不可能な肺癌と診断され、既に決まっていた娘の秋のこの企画展を心配し「10月までには治すから」と頑張ったそうですが、駆け抜けるように逝ってしまわれたそうです。着物を羽織らせてくださいました。しっかりと強く丈夫な、それでいて繊細な布でした。美貴子さんは伊豆に暮らす人でした。
葉山・那須・伊豆。
それぞれの自然を、世田谷の成城で感じられる一週間です。
“自然を謳う三人展”
加藤文子(盆栽)
小沼寛(陶)
矢谷左知子(草の布)
10月9日(日)〜10月16日(日)
11:00am - 7:00pm (最終日 5:00pmまで。) http://homepage3.nifty.com/...
| | | 【シゼンヲウタウサンニンテン】
世田谷区成城 2-3-6
03-3415-0381
amazonで検索 楽天で検索 Googleで検索
2005/10/9更新 2005/10/9 登録 3159クリック/ 1回更新 |
| |