| | 〈10/21追記〉
行ってきました。「日本のパッチワーク 寄裂」展。決して美的に麗しいものではないけれど、手仕事っていいな、と思わせる展覧会でした。
たとえば、色も模様もてんでばらばらの布を何枚もつないだ子供用の長じゅばん。でも袖口と袂の見える部分には、それでも一番見栄えのいい布が使われていたり。藍色ばかりのつぎはぎ仕事着でも袖口だけは桃色のかわいい布でふちかがりがしてあったり。
限られた布でできるだけ家族が喜ぶようにと思いながら針を動かしていたであろう女性たちの姿が思い起こされ、とてもあたたかな気持ちになれる展覧会でした。
ひとつだけ、和裁を習っているわたしとしては目から鱗な事が!それは、襦袢はどれも針目がもんのすごく大きかったこと。もうザックザクなんです!和裁教室で針目の大きさは約4ミリと習っていますが、今日見てきた襦袢は1センチなんて当たり前。中には3センチくらいの針目もあったり、もちろん表目裏目の大きさなんてぜんっぜん揃ってなんかないんです。見えないところってこんなんでもいいんだ!と少し気楽になりました。
〈以上〉
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「日本のパッチワーク 寄裂」
寄裂(よせぎれ)とは裁ち残りの布などを寄せ集めたものである。仕事着や子供の着物から布団や袈裟まで、小さな布を大切に接ぎ合わせて作られた品々を紹介する。
期間:2006年9月5日(火)〜11月18日(土)
開館:午前10時〜午後5時(土曜日は午後4時30分ま で)
休館:日曜・月曜・祝日・展示替え期間・夏期休暇中およ び年末年始
入館:無料
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来年1月からは「日本の文様VIII 文字」展が開催されますが、これもそそられますね〜。
以前、湯浅八郎記念館があるICUのすぐ裏に住んでいたことがあるのですが、緑が多くて広く景色のきれいなキャンパスですね。春の桜並木は壮観。残念ながら紅葉する木は思ったほど多くないのですが、のんびりお散歩するにはとても気持ちの良い場所です。 http://subsite.icu.ac.jp/...
| | | 【ユアサハチロウキネンカン】
午前10時〜午後5時(土曜日は午後4時30分ま で) 〒181-8585 東京都三鷹市大沢3-10-2
0422-33-3340
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2006/10/21更新 2006/10/18 登録 2446クリック/ 2回更新 |
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