| | 帯締め。冠組は角組の一種。撚房は房の糸が若干太めの束に撚ってあるもの。観世組とどちらにしようと思ったのですが、とりあえず使っている冠組の、なかでも白一色で房の部分が赤いものを登録。京都の井澤屋で購入。
初めて自分で買った帯締めでもあります。着物に関しては信頼している友人が、本当は観世組がいいのだけどまずは冠組でいいでしょう、といいながら色目を決めてくれました。
日常使いにはしないのですが、祝典・結婚式とまではいかなくても会とかパーティとかなんとなくおめでたいという中途半端(?)な席は結構あるもので、そんな時にぱきっとした白と撚房の赤が気持ちを添えてくれる気がして重宝しています。
冠組は四季を問わずに使えるので便利。さらに撚房のものは房がまっすぐしていて好きです。房が色を添える様子も。
もともと薦められた観世組のほうは、傍目にはお相撲さんの注連縄にも見えないこともないですが、糸光りして絹鳴りするそうですし、注連縄風もそれはそれできっぱりとしておもしろそうなのでいつか同じ配色で買ってみようと思っています。
*関心空間に2005/11/16登録したものです。
*****
2006/09/18追記
同じく井澤屋にて同配色の観世組を購入。確かにギシギシいってます。冠より太め、形も「締めてるっ」といった感じで、その分お祝い事には観世組のほうがよい気も。
*****
2011/10/26追記
白いものは汚れる運命。一番最初に井澤屋で買い、キーワード登録の原因となった白の冠組が、後発組と比べあきらかに手垢じみてきました。どの場面に使うにも気がひけるほど。白は消耗品かもしれないけれどその前に、とだめもとで手洗いしました。同じ動物性タンパク質なんだから、とカシミア専用洗剤で(笑)。
カシミア専用洗剤をカシミアの時と同じようにごくごくぬるま湯にとかし、房がつからないように少しつけたあと歯ブラシで容赦なくゴシゴシ。そのあと、これまたカシミアと同じように水をなんどかかえてすすぎあらいをして、よくよくのばして、陰干し。
結果、充分きれいになりました。これなら白として気兼ねなく使えます。洗い後の長さは 160cm。縮んでないのは、洗い直後にぐっぐっとひっぱったからかしら。
なんといっても歯ブラシで洗いながらも毛羽立たないのには、(自分でやっておきながら)驚嘆。いや、よーくよく見れば小さな毛羽立ちがあるのですが、他の帯締めと比べても、長年の使用からか洗いのせいか見極められないくらいです。帯締めは水につけると途端に固くなりますが、反対にそのほうが洗いやすく、乾くとまたやわらかくなりました。手に取るかぎり before と同じに思えますが、強度・締め具合などへの影響はまだ未確認。
ただ唯一、あれだけ気をつけていたのに片方の撚房の赤が根元に少しにじみでてしまいました。端から5センチほどは水につけないようにしていたのに、やはり水が下がったり上ったりしたのでしょう。洗いのみならず、干すときも両端の房が上にくるようにすべきでした。
推奨の洗い方とはとても思えず、今回が単にラッキーだったのかもしれず、どなたにもおすすめはしませんが、以上、体験談でした。
| | | 【アカイヨリフサノシロノユルギクミ】
冠組は13000円程度 (観世組は16000円程度)
amazonで検索 楽天で検索 Googleで検索
2011/10/27更新 2006/12/25 登録 7601クリック/ 4回更新 |
| |