| | 京都市美術館コレクション展 第2期
咲きそめる時
7月28日(土)— 9月1日(土)
一般・高大生400円(300) 小中生200円(150)
咲き初め、咲き誇る花の描写を通して、近代美術における「花」の表現の意味を考えると同時に、染められた糸や布で構成される、染織作品の技法の様々を紹介する。
なんとも素敵なタイトルです。
京都市美術館による染織作品の展示。
8月19(日)14:00-15:00にギャラリートークもあり。
写実の大家、金島桂華は『 紅蜀葵 』。栖鳳に師事しながらも、写実原理主義な作家だといわれているようですが、花の佇まいすべてに味があり、とてもオシャレです。
黒田重太郎の作品は今回目にしたのが初なのですが、
戦後の地方の静寂が洋画に乗って表現されてて素敵でした。
また、着物好きにはいわずと知れた、近代染織作家、山鹿清華の作品も見ることが出来ます。
祇園祭でも有名な見送り、下水引ほかロケット柄などモダンでハイデザインのタペストリーなど山鹿清華の作品は現代においても新鮮な魅力を放っています。
ここでは、昭和モダンな華のデザインを見ることが出来ます。
もちろん現代作家の作品も多く展示されており、
大胆な色彩とキャンバスの大きさに圧倒される楽しみもあり、出口付近では西嶋武司のミクロでマクロな可愛い世界に浸ってしまいました。
ちなみに、美術展のチラシは昭和モダンな染織作家皆川月華の作品のようです。かわいい!時期によってテイストは変わりますが、このもみの付いた訪問着は素晴らしくってため息ものでした。
絵羽とはよくいったものです。
羽田登喜男のドクダミ付くし、上代紬地友禅訪問着『花心』も素晴らしいです。
関東友禅のごってりしない洗練された色使いに一目惚れ。
もちろん共八なのですが、後見ごろとか絶対必要のない部分にまで意匠がこらされていて、この時代の職人贅沢文化が伺い知れます。
400円で入場出来るならとってもお得、です。 http://www.city.kyoto.jp/...
| | | 【さきそめるとき】
〒606-8344 京都市左京区円勝寺町124(岡崎公園内)
075-771-4107 AM 9:00〜PM 5:00(ただし入場はPM 4:30まで) 休館日 月曜日(祝日の場合は開館)及び年末年始(12月28日〜1月2日)
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2007/8/13更新 2007/8/8 登録 1967クリック/ 2回更新 |
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