| | 大和郡山市は、奈良の他の地域と異なり、戦国時代から
江戸時代、明治にかけて城下町ならではの歴史を刻んできました。
郷土産業のひとつであった「藍染」は、
大和大納言 豊臣秀長が百万石の大守として郡山城に居城した際、城下町の繁栄を守るための政策「十三町箱本制度」によって 守られ発展していきました。
十三町のうちのひとつ「紺屋町」は 社寺の門幕や暖簾、お嫁入りの祝い幕などの 藍染めを職業とする人達が集まった職人町で 今も町の中央には“藍染流し”が行われたという 細い堀割の溝(紺屋川)が流れています。
郷土産業としての藍染は 現在ではすっかり廃れてしまいましたが、江戸時代から続いた藍染商、奥野家の町屋を改修し 藍染の資料館としてオープンしたのが「箱本館 紺屋」です。
藍染の資料の展示ともに、天然藍染の技術の再生と伝承を目的としており 若い藍染作家の方の活動の場でもあり 一般の方の藍染の体験教室も行われています。
こちらの藍染の染料は 阿波の“スクモ”を取り寄せ
天然灰汁発酵建て(てんねんあくはっこうだて)という 昔からの方法で仕込んでいるので、染め上がりの色は鮮やかでありながら、落ち着いた美しい藍色
本格的に染色をしている人も 初めて染をする人も、
この天然灰汁発酵建ての藍染染料で 藍に触れることができるのは大きな魅力です。
【箱本館 紺屋】
・開館時間 9:00〜17:00
・休館日:毎週月曜日(月曜日が祝日の場合は翌日)
・入館料:大人300円/小中学生100円
(体験料別途必要)
藍染以外の手作りイベントも色々あり
9月からは、染めたいものを持ち込んで染めることができる
「持ち込み体験」も始まります。 (9月から3月のみ)
| | | 【はこもとかん こんや】
奈良県大和郡山市紺屋町19-1
0743-58-5531
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