| | 奈良市三条通りにある「奈良団扇 奈良扇子」のお店
「池田含香堂」
正倉院宝物の文様や鹿 五重塔などの奈良の風物を、
和紙に透かし彫りにして仕上げた「奈良団扇」の技法を
継承していらっしゃる奈良で唯一のお店です。
奈良団扇の歴史は、天平年間(8世紀頃)
春日社の神官作ったのが、はじまりと伝えられ
豊臣秀吉の時代に、現在のような“透かし彫り”の団扇が
作りだされ、江戸時代には六月の土用の入りに
幕府に 献上されるならわしになっていたほど、
上品で美しい文様が 喜ばれていたそうです。
その後、廃れてしまった“透かし彫り”の技法を、
明治の初めに こちらの二代目池田栄三郎さんが
道具一式を見出し その技法を復興させ、
以来こちらでは、その技を守り続けていらっしゃいます。
また奈良扇子は、因果経 華厳絵巻の挿絵にみられる
単純で素朴な「奈良絵」を描いたお扇子で、そのかわいらしい絵柄にファンも多く、奈良絵の茶扇子も人気があります。
池田含香堂さんの団扇やお扇子は
奈良のホテルやデパート、観光会館でも買えますが
代々のお仕事として、ひとつひとつ手作りされている
作業場でもあるこちらのお店に伺って、
色々とお話をさせていただきながらお扇子を選ぶのもまた
奈良のよさを知っていただく、よい機会となると思います。
| | | 【イケダガンコウドウ】
奈良市角振町16
0742−22−3690
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