| | 雨柳堂夢咄 (眠れぬ夜の奇妙な話コミックス)
波津 彬子 (著)
其ノ一〜其ノ十二
其ノ十三 2011年1月7日発行
朝日新聞出版
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こちらでためし読みできます。第一話もこちらで。
ご存知の方も多いと思います。
波津彬子さんの連作漫画です。
東京某所に骨董店「雨柳堂」があります。
店の前には「守り」である柳があり、店には主の孫の少年・蓮がいて、古い品々や、それらに宿る思い、縁を見つめています。
不思議な、読むたびに浄化されるような作品です。
登場する品々についてのあれこれも楽しい。
将棋盤の足がクチナシをかたどっている→口出し無用、とか。
“金継ぎ”の話とか。
月琴が幕末明治に書生の間で流行したとか。
古渡更紗の話とか。
燕の別名とか。
読んでいて、へー、おおっ、と思うようなことがたくさん。
もちろん、きものにまつわる物語も、きもの姿の人物もたくさん登場します。
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同シリーズの『雨柳堂夢咄画集』(定価:2400円(税込、2007年12月刊)もあります。
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A5版と、文庫(ソノラマコミック文庫)版があります。
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現在、このシリーズはお休み中で、続きがあるのか、どうなるのか不明のようです。
でも、未完なら、著者自身が書いていたように、今もどこかで雨柳堂が営業しているように思えて、それはそれでいいかも。
(2011年1月に其ノ十三が出るそう。やったー)
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金沢の石川近代文学館(石川四高記念文化交流館内)にて、『幻想迷宮』画業三十周年記念 波津彬子原画展開催中。(〜平成23年2月28日)
詳しくはこちら(PDFファイル)
※ ※ ※ http://publications.asahi.com/...
| | | 【ウリュウドウユメバナシ】
A5版 897円〜914円 文庫版 620円 朝日新聞出版
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2011/1/2更新 2008/5/24 登録 2866クリック/ 6回更新 |
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