| | インドネシア特産の「バティック」はろうによる防染を繰り返し、人や花鳥、幾何学紋様などを染めた綿や絹の布。昔から日本にも招来され異国情緒が愛されて来ました。おしゃれな帯に仕立てて楽しむ方も多いですよね。
今回の展覧会は戸津正勝氏(国士舘大教授・東南アジア地域研究家)が現地に30年以上通い続けてコレクションした中から厳選された作品が紹介されているそうです。
戸田氏が京都西陣の友禅染職人の家に生まれたという経歴も興味深い。子供の頃から美術が得意で職人になることを親から期待されたが「当時は着物の将来に希望が持てず、東京に逃げた」のだそうだ。が、東南アジアについて学ぶために訪れたインドネシアで伝統服飾に興味を持ち、「各地域の歴史や文化と密接に結びついて発達してきたバティックにインドネシア人という国民意識」を感じ取った戸田氏は「バティックの全体像を解明したい」と収集を続けておられるのだそうだ。
週末ごとのイベントも充実していて楽しそうな展覧会です。
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この展覧会は昨年6月から巡回していたことがわかりました。この後の会期・会場情報です。
8月1日(金)〜9月15日(月) 細見美術館(京都)
10月18日(土)〜12月21日(日)大倉集古館(東京) http://www.ccma-net.jp/...
| | | 【インドネシアサラサノスベテ】
千葉市美術館 043-221-2311 7月21日まで
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2008/7/20更新 2008/6/29 登録 2458クリック/ 3回更新 |
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