| | 三砂ちづるさんの本に「着物は身体に良い。骨の並び(アライメント、alignment)が整う。」とありました。
日本の民族衣装である着物と 身体について、もっと知りたいなら。と薦められたのが矢田部 英正さんの別の本でした。(でも地元図書館に在ったのは、この本でした)
欧米が、肉体の造詣表現である「肉体美」を理想としているなら。
日本は、姿や仕草から表れる「佇まい(たたずまい)の美」を理想としている。のだそうです。
「腰を入れる」という言葉にあるように、上半身は脱力していて下半身に重心を置く(上虚下実)。そんな骨盤操作の技術が、近代以前の日本文化に共有され。日本人の身体技法では要となっていたのだそうです。
和装における一連の様式性は「腰入れ」の技法へと集約されていく、のだそうです。(帯の締め方、肩の力の抜き方、膝から下への力の入れ方、など)
きものを着た時には、着物向きの仕草(身体の姿勢、歩き方、など)があると思っていました。そうすることが着崩れを減らし、身体にも無理がなく 健康に通じるのでは?ということです。
それらについて、この本で論理的に知れました。
| | | 【タタズマイノビガク - ニホンジンノシンタイギホウ】
¥1,575 矢田部 英正 中央公論新社 2004-03
amazonで検索 楽天で検索 Googleで検索
2009/1/6更新 2009/1/6 登録 2251クリック/ 2回更新 |
| |