| | 30年来付き合いさせてもらっている先輩染織家新道弘之氏が数年前に開いたプライベート美術館です。
冬期間;12月1日から3月19日までは休み。
今日から春になり美術館が再開されます。入館料は250円。
京都造形芸術大学の教授をしていた新道さんですが制作に専念したいという強い想いから大学を退職し、始めたのがこの美術館。学生時代から集め続けた藍染めの布、世界各地からのものが時々展示替えをしながら見せています。藍でも日本の蓼藍からインド藍、アフリカの藍そしてヨーロッパなどで染められていたウオードなどで染められたものが美しく展示されている。もちろん新道さんの工房も見学でき運がよければ新道さんの楽しい染織の話しが聞けます。そのノウハウだけでなく信念や哲学的な話しもおもしろいです。そしてなんといっても彼の染める藍の色はとてもとても澄みきっています。その美しい藍を使って絞り染めされたタペストリー、インディゴボール、あらし絞りのような独自の技法をほどこして染められた浴衣などその作品群も見応えがあります。
美山は美しい里山ですがその中でも一番たくさん茅葺きの家が残っているのが北村です。そしてその村の中でも一番大きい茅葺きの家が新道さんの家です。その家の一角に藍瓶8本を埋めて工房とし仕事をしている。美術館はその屋根裏をうまく使って造られています。
京都からは少し遠いですが行く価値は充分ある所です。北村には何軒か民宿もありますので泊まりがけでもいいかも知れません。
| | | 【ちいさなあいびじゅつかん】
京都府南丹市美山町字北4
0771−77−0746 10:00〜17:00 定休日 木,金曜日
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