| | お宮参りの時に子供には初着(うぶぎ)(産着)、掛け着と呼ばれる男子には熨斗目模様女児には柄模様などの祝い着を掛けます。
ではその下に着る着物って?と言う事から少し調べました。
「抱き着」はその他に、「身着せ」、「一つ身の着物」、近畿・中部地方では「デンチセット」「でんちこセット」などとも呼ばれています。
乳幼児用の着物や袖無羽織として、昔から愛されている産着(うぶぎ)です。
浅草のミドリ屋で聞いたらちゃんちゃんこ付きの一つ身的な呼び方でした。
生地は正絹、化繊、モスリンなどで作られています。
正絹、化繊は綸子の生地を使って作られています。
特徴的なのが袖無羽織の襟の形で和裁の本では綿入れ半纏と同じ襟の形と被布襟の形の物が載っていました。
綸子生地で出回っているものは被布襟、モスリンは半纏の襟でした。
柄も小紋柄から絵羽柄まで多種多様です。
吉祥模様で作られており、女児は手鞠や御所車など男児は松、鷹、兜などの柄が入っています。
お宮参りで着た後は1歳の誕生日や初節句の時に着せるお宅が多いそうです。
お目出度い柄ですので、結婚式に子供と一緒に御呼ばれした時などに着られます。
着られる丈の目安としては1〜2歳までとなっています。
肩揚げと腰揚げは必ずしてそれが出来なくなればもう着られない目安です(これは子供の着物に共通の話ですよね)
写真では一つ身で腰揚げをするタイプを載せていますが、
現在では腰揚げをする手間を省くために2部式のものも出回っています。
下の部分がゴムで一部巻きスカート状になっているものです。
ただこの抱き着ですが、今は着せる人も大変少なくなり出回っている数が極端に少なくなっています。
和裁の本を色々調べた所、20〜30年前の本には作り方が載っていましたが
近年では作り方は載っていませんでした。
抱き着を知っている方も少なくなり売っている所も殆ど無くなってしまっていると言うのが現状のようです。
| | | 【ダキギ】
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2009/9/20更新 2009/9/20 登録 6470クリック/ 3回更新 |
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