| | 2009年10月31日〜11月1日、銀閣寺前の白沙村荘で、「現代の名工」藤原益夫さんの展覧会「王朝の美:織色展」が開かれていました。
紫根、苅安、茜、紅花……
植物染料で30回以上も染め重ねられた深い色は、いくら見ていても見飽きるということがありません。
平安の色と言えば「襲」(かさね)が有名ですが、経糸と緯糸の色を変える「織色」という技法もあります。
藤原さんが「ほらこうすると」と反物を手にとってたわみを作ると、陰になった部分の色が変わって見えるのです。
黒1色の布が虹色に光るのはとても不思議な光景です。
染料となった植物名が書かれた色見本では、紅花で染められた色ががショッキングピンクでびっくり。
草木染めでこんな澄んだ色が出るとは……。
「色を濁らせないようにするのが大変なんですよ」
この道30年の染織家は、本当に困った、という顔をしていらっしゃいました。
奥の深い道なのですね。
藤原益夫さんの「王朝の色」ホームページはこちらです。
↓
藤原織物研究所
http://www.asahi-net.or.jp/...
紅花染めのショッキングピンクの写真はありませんが、澄んだ色合いや織色の不思議は少し感じていただけるかと思います。 http://www.asahi-net.or.jp/...
| | | 【フジワラマスオ】
amazonで検索 楽天で検索 Googleで検索
2009/11/27更新 2009/11/1 登録 2321クリック/ 2回更新 |
| |