| | ■津山郷土博物館「作州かすり物語」展について
【会期・会場】
会 期:平成23年2月5日(土)〜 3月21日(月)
会 場:津山郷土博物館(岡山県津山市山下) 3階展示室
主 催:津山市、津山市教育委員会
企画協力:作州かすり研究会
後 援:津山市観光協会、山陽新聞社、津山朝日新聞社
【展覧会の目的】
津山市を中心とする岡山県北部の特色ある産業として、岡山県などにより振興され、地域の観光にも貢献した「作州絣」。その誕生の経緯と、現在行われている復興への取り組みの様子を、地元の方々に紹介し、再認識してもらうための企画展。
【展示構成】作州絣をめぐる三つの物語として構成する
�T 作州絣誕生秘話
「作州絣」という名称が生まれたのは比較的新しく、昭和20年代。明治中期から倉吉絣などの影響を受け、自家用に織られていたと言われる絣に注目し、岡山県の工業試験場(美作分場)などが中心となって、地域の産業に育てようと、作州絣と名づけ振興した。現在の岡山県工業技術センター研究員にも、ご協力いただき、当時試験場で行われた研究の報告書などを検証、織元に保管されていたデザイン画、実験結果の見本などとともに、初期から発展までの段階に行われた試行錯誤の様子を紹介する。
※参考資料として、倉吉・備後など、影響関係の深い周辺地域の絣についても展示を行う。
�U 作州絣の軌跡〜大一織物 杉原夫妻の物語
作州絣の誕生に深く関わり、やがて大一織物を設立した杉原博氏は、最後の織元となるまで絣を守り続けた。作州絣の発展の様子をたどりながら、原 雄吉氏がエッセイ「形見の金時計」に描いた、杉原夫妻のストーリーを紹介する。
ご遺族から提供された新聞記事や写真、実際に使用した道具類、織る前の段階の染め糸など、貴重な資料とともに、代表的な作品(反物および着物)を展示する。
�V 作州絣の今
杉原氏の没後、残念ながら新たな生産が難しい状況になっている作州絣を復興するため、その経緯を調査・研究し、実際の織物としての制作につなげようとしている、研究会の活動の様子を紹介する。
以上三つの物語により、作州絣の魅力をご紹介します。
本展は、津山市および津山教育委員会の主催により、「作州かすり研究会」が企画協力を行い、開催されます。
「作州かすり研究会」は、作州絣復興への夢を抱く日名川茂・茂美夫妻と、夢二郷土美術館学芸員の古川文子が、作州絣織元・大一織物の故・杉原博氏の長女である藤原佐知子さんの協力を得て、平成19年から活動を始め、現在約10名で作州絣の再生産の可能性を探る研究を行っています。このたびの展覧会に際しては、岡山県工業技術センターの化学系技術部部長 本行節暉氏をはじめ、多くの方にご協力いただき、資料を収集・検証致しました。今後は、地域に根ざした取り組みとして活動されている「作州絣を育てる会」と連携し、“作州絣復興”の夢の実現を目指したいと考えています。
今、作州絣は書物やインターネット等の記事などから、「作州絣は後継者がなく廃れてしまいました。」と記載され始めています。また、削除されているものもあります。
私は今、作州絣をもう一度という思いを共有できる人たちと一緒に、津山に綿畑を作り、糸を紡ぎ、草木染めで染織、そして機織りのできる場所を設けて、どこからともなく機織りの音が聞こえてくるような、そんな癒やしの町づくりに貢献したい、子供や若者たちにも絣に触れる機会を設け、次の世代に作州絣をつなげていきたいという夢を抱いて、活動を続けています。
■関連イベント
関連イベント 絣「機織り実演・綿くり・糸紡ぎ・作州絣で袋作り体験」につて
開催日時: 2月 11日(金)12日(土)13日(日)
開催場所: 津山観光センター 2F ( 津山郷土博物館 西となり )
住 所: 〒708-0022 岡山県津山市山下97-1
電 話: 0868-22-3310
会場アクセス: JR津山線津山駅/徒歩15分、中国自動車道津山IC,
または院庄IC/車15分
主催: 作州絣を育てる会 ・作州かすり研究会
お問合せ先: 作州絣を育てる会 代表 日名川茂美 0868-66-2117
PR HTTP: http://plus.harenet.ne.jp/...
後援: (社)津山市観光協会
【管理人さんより、許可を得て投稿しております。】 http://mytown.asahi.com/...
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岡山県津山市
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2011/2/10更新 2011/2/8 登録 1027クリック/ 2回更新 |
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