| | 本場久米島紬(以下、久米島紬)は日本の紬の源流です。経糸は平絹(生糸)、緯糸には手紬の糸が使用されています。この糸は経緯とも内地の糸やから100%買っています。久米島で養蚕し製糸しているというのは虚偽です。ゆいまーる館で桑を食べる蚕を見せているのはアトラクションです。20年ほど前までは一部に糸を引くおばあちゃんがいらっしゃいましたが、今は皆無です。染料は、島で取れる天然染料が主に使われています。織りはもちろん、投げヒによる手織りです。仕上げにはキネタ打ちが行われます。よく言われる手結の技法は使われていません。久米島紬で使われるのは絵がすりか、締め機です。
現在国の重要無形文化財に指定されていますが、その定義は非常にわかりにくいものとなっています。
指定の要件
1.糸は、紬糸又は引き糸を使用すること
2.天然染料を使用すること
3.絣糸は手くくりであること
4.手織りであること
という事になっています。
久米島紬は建前と現実が違っている代表的な織物です。正直に正しい事を発信することが久米島紬の発展につながると私は信じて疑いません。多くの従事者は、まじめです。しかし、導くべき人たちの考え方が間違っている。久米島紬は大量生産ではなく、品質の向上を目標とすべきです。きっとまだ間に合うはずです。 http://www.kume-tumugi.com/...
| | | 【ホンバクメジマツムギ】
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