| | カンボジアのお蚕さんは黄色の糸を吐きます。紡いだ黄金の糸は様々な草木で染められ、鮮やかな絹織物となります。
クメール伝統織物研究所は元友禅職人の森本喜久男氏が1996年に設立したNPO。内戦が続いた暗黒時代に途絶えてしまった伝統工芸を復活させようと興されたそうです。2011年9月現在、アンコールワットで有名なシュリムアップの郊外に工房兼ショップがあります。
商品はどれも決して安くはありません。5星ホテルに入ってるショップの3倍くらい、カンボジアの物価から考えたらべらぼうな値段です。でもね、桑畑を作り、お蚕さんを育て、糸を紡いて染めて機にかけて織る、すべて手作業。それを考えたらリーズナブルなんじゃないでしょうか。何より、工房で働くカンボジア人の収入になるんだから。
ショップに置かれてる布にはなんとも表現しようのない温か味があります。絹なのに野良着の風合い。訪問時、たまたま森本氏がショップにいらっしゃいました。着物をつくりたいんですと相談したら、洗濯機で洗えますから普段にどんどん着てください、と。昔の結城はこんな感じだったですよ、とも。
さて、購入した布地(反物ではありません)、どう仕立てましょうね。悩むのも楽しいです。 http://iktt.esprit-libre.org/
| | | 【クメールデントウオリモノケンキュウジョ】
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