テレフォンバンキングに怒る
今朝、同居人のテレフォンバンキングが使えるようになったので、資金移動するべく電話した。
音声ガイドに従い、プッシュホンで入力。この調子で全ての取引が完了かと思っていたら、思いがけずオペレーターさんに切り替わった。
「失礼ですが、奥様でいらっしゃいますか?」
面倒くさいので「はい」と答えると、取引するには“奥様の代理人申請”が必要らしい。
さらにうざったいので、目の前で「オレわかんねーよ」としり込みしている本人に無理やり受話器を押し付けた。・・・が、二言三言交わして受話器はまた私のところへ戻ってきた。本人確認が出来たので今回の取引は受け付けてくれるらしい。スチャスチャと手続きして取引自体は完了。
いやぁ、よかった、よかった。今日は25日だから窓口メチャ混みだからね。助かったわ。
と思っていると、その後オペレーターさんは、再び“奥様の代理人申請”の件を蒸し返し、「申請用紙をお送りしますので申請なさってください。」と言う。
なんで代理人は奥様に限るんだ?と思いつつ「え〜っと、正式な婚姻届を出していないんですが、それでもちゃんと申請は受理されますか?」と聞いてみた。困惑の沈黙3秒。「少々お待ちください」と言い残し、別の人に代わった。「姓の一致と誕生日で奥様だという確認を致しますので、お客様のようなケースですと・・・。」「受理されないんですね。」「まことに申し訳ございませんが」
ホントにそりゃあ申し訳ない話だぞ。だから夫婦別姓とか早いところ法制化しろっちゅうんだ。
と、久しぶりにちょっと腹が立ち、受話器を置いた。
私が婚姻届という紙切れを役所に出していないのには、深いわけ・・・は無い。
別に必要なかったし、人生の途中で名前が変わるってのも気持ちが悪かった。
一人の個として生きていくのに“妻”というポジションが私にはどうもしっくりこないと思ったまでだ。だからと言って、いろんな絆をドライに割り切りたいわけではない。
お互いの家族はちゃんと大切にしていきたいし、なにより20年近くかけて構築したこの阿吽の呼吸を、また別の男と一からやり直そうなんてカケラも思わない。
世の中、仮面夫婦がウジャウジャ居るこのご時世だぞ。何が“代理人は奥様に限る”だ。
銀行さんは、セキュリティーを問題にするなら、潔く“取引は本人のみ”に限りなさい。
その後、パンフレットをよく読むと、9時から17時以外はオペレーター無しの音声ガイド受付であることが判明した。ふんっ、今度からは17時以降に電話するもんね。
ちなみに、このタコな銀行は、あさひ銀行だったんですけど、どこの銀行も同じですか? |