「耳までハイソなRavelloの夜」
くふふ。ハイソよ〜、ここは。
Ravelloは、アマルフィの海岸線を見下ろす天空の町だ。海岸から切り立った崖をギョーンと登り詰めた、標高350メートルに位置している。昔の貴族の方々も、高い所が好きだったんかね?ここには、情緒溢れる二つの庭園、Villa Rufoloと、Villa Cimbroneがある。Cimbroneの庭園の突端にある展望テラスからは、真っ逆さまな岩壁、ゾワゾワもんの真俯瞰な視界が広がる。やっぱり高い所が好きだったとしか思えない。
さて、もう一つの庭園であるVilla Rufoloでは、ヴァカンスシーズンの間、そのロケーションを利用して音楽会が開かれる。ハイシーズンの7月には、眼下にアマルフィの海岸線を見下ろす形で、フルオーケストラが楽しめるらしい。んまっ、なんてハイソでゴージャス!
私達がこの町に三泊した間にも、その音楽会に巡り合えた。時期的にシーズン頭の6月だったから、ピアノコンチェルトだったのだが、Villa Rufoloの中庭でステキな一時を過ごすことが出来た。演奏者は端正な顔立ちで繊細な音を紡ぎだす、KRZYSZTOF BROJAという発音に困るような名前の若手だった。
たまにはこんな非日常的な時間と空間もいいかもしれない。ヴァカンスの真髄。ヨーロッパのお金持ちに囲まれて、耳までハイソになった夜だった。
音楽会の詳細は、
www.rcs.amalficoast.it ...まで。
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