◇ 蔵・・・ゆるゆる雑文/00_12_01 ◇
bs_digital
■ BSデジタル放送開始!
本日、2000年12月1日午前11時、BSデジタルの本放送が始まりました。
二年半程前、衛星デジタル絡みの仕事をした時、ほんとにちゃんとこのタイミングでスタート出来るか半信半疑だったワタクシですが、立派に放送開始されました。世の中には優秀な方々がたくさんいらっしゃるのですね。
さて、こうしてめでたく発射された電波は、なんと我が家のリビングで、バッチリ受信されておりました。いやぁ、こんな展開ちっとも想像してなかったなぁ。

というのも、その後(
いつのその後だ?はコレ)、我が家のホームシアター計画は、50インチのプラズマディスプレイ・5.1サラウンドスピーカーシステム・BSデジタルチューナー...と、この半年でドド〜ンと進化し、リビングは立派なシアターになりました。パチパチパチ。
その出費額たるや、なかなか「えいやっ!」という金額なのですが、本日めでたくBSデジタルハイビジョンも受信できたし、なかなか納得の買い物だったかな...と思うわけです。

その理由のひとつが、時間のクォリティ向上です。つまり、現在、ワタクシの生活の中で、映像を見て消費している時間は、それなりにあるわけです。同じ映画を一本観るのに、きったないレンタルビデオも、DVDやハイビジョンも、使う時間は全く一緒。同じ1時間半を、限られた人生の時間を削って観ているわけです。だったら、監督及び撮影監督の意図するままを観たいと思うのが、人情です。(そうなのか?)ちなみにワタクシ、観たかった映画を飛行機の中で上映されると、機内食のトレイをひっくり返してふて寝します(ちょっと嘘)。連続ドラマを一回見逃すと、そっから先は見る気が失せます。そんなの当たり前ぢゃん!と思っていたら、どうやら万人がそうとも限らないようで、まぁ仕事柄もあるでしょうが、画質や作品に対するこだわりは強いらしいと自覚しました。そんな性分のワタクシですから、今後どれだけの映画や映像をこのリビングのホームシアターで時間消費するかは分かりませんが、先々の事を考えれば、悪くない買い物でしょう。愉快な人生は、ゴキゲンな時間の積み重ねから...って感じです。

さて、シアターからBSデジタル放送の話に戻りますが、ここ数日の試験放送も含め、見ていて感じた事は、放送される画質が高画質になればなるほど、“そのまま”の方がいいように思いました。バラエティや中途半端なドラマより、ドキュメントや環境映像の方が、ダンゼンしっくりくるのです。
また、容量がセコい上、データ取得に15秒以上もかかるデータ放送や、クイズやって何がオモシロイのよ双方向放送は、公共放送ではこの際スッパリ諦めて(笑)、なるべく“そのまま”な映像を、ライブ&高画質で放送してくれれば、もうそれだけでBSデジタル様々なんであります。プラズマディスプレイで見るデジタルハイビジョンのクオリティは、ポスプロのマスモニだって凌駕するほどキレイです。どこか遠い国の空気感をそのまま16:9の枠の中に、すっぽり持ってきてくれる感じです。あぁ、ありがたい。

だから、ワタクシとしては、できれば宇宙のどこかにカメラを一発ブチ上げて、自転する地球をライブでそのまま放送して欲しいです。いいと思うなぁ、青い地球の映像。ぼーっと眺めていてもきっと飽きないと確信します。(企画書、書くか)
そして世界中の政治家も、何気にしばしば放送で、青い地球を目にするうちに、地球的規模で物事を考えられるようになるんじゃないか?...と思うわけです。
映像が平和を築く。ステキでしょ?
ワタクシ的には、そんな21世紀が希望です。
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